消費者物価指数は平成23年7月分公表数値より平成17年基準指数から平成22年基準指数に改定されました
基準改定の概要
改定の趣旨
三重県消費者物価指数は、消費構造を基準年のものに固定し、これに要する費用が基準年に比べてどれだけ変化したかによって物価の変動を表していますが、消費構造は新たな財・サービスの出現や嗜好の変化によって変化するため、基準年を長い期間固定すると次第に実態と合わなくなってしまいます。
そのため、基準年を一定の周期で新しくする「基準改定」が行われ、指数に採用する品目とそのウエイトなどが定期的に見直され、5年に1度、西暦年の末尾が0および5の年に行われています。
主な改定の内容
指数の基準時
指数の基準時は、平成22年の1カ年に改めました。
品目の追加および整理統合
指数計算に採用する品目は、家計消費支出上で重要度が高まった品目など28品目が追加され、重要度が低くなった品目など15品目が整理統合、19品目が廃止され平成22年基準指数に用いられている品目数は、583品目となりました。
指数算式
基準時加重相対法算式(ラスパイレス型)で指数を計算しています。
ウエイトの改定
平成22年基準の消費者物価指数に用いられているウエイトは、家計調査の平成22年平均1ヶ月1世帯あたりの品目別消費支出金額により作成されています。ただし、生鮮食品(生鮮魚介、生鮮野菜、生鮮果物)については、月別に品目別ウエイトが作成されています。
指数の構成
総合指数と、10大費目指数及びこれを細分化した中分類指数を作成しています。また、作成範囲は、平成22年1月から三重県5市(津・松阪・桑名・伊賀・尾鷲)の平均となっています。なお、津市・桑名市・伊賀市については、国告示(平成16年10月15日告示)に基づき、市町村合併前の旧市地域を作成範囲としています。年平均についても5市平均で算出しています。
指数の計算
指数の計算は、まず市別に行います。品目別価格指数(Pt/P0)を品目別ウエイトにより指数算式にて加重平均して上位類の指数を算出、以下同様に中分類、10大費目、総合の順に積み上げます。なお、三重県平均指数は、市別指数を市別に設定した都市間ウエイトに加重平均して算出します。
※今回の改定に関する詳細につきましては、
総務省統計局のホームページ http://www.stat.go.jp/
統計データ 「消費者物価指数(CPI)」をご覧ください。