年齢別人口調査結果（平成１３年）

結果の概要

２　年齢構造

着実に進む高齢化

平成13年の人口を年齢3区分別にみると、年少人口（15歳未満）が280,002人、生産年齢人口（15～64歳）が1,218,933人、老年人口（65歳以上）が362,667人で、総人口に占める割合はそれぞれ15.0％、65.5％、19.5％となっている。

前年と比較すると、年少人口は3,079人（1.1％）の減少、生産年齢人口は3,661人（0.3％）の減少となったが、老年人口は11,708人（3.3％）の増加となった。

また、年齢3区分別人口割合の推移を第1回国勢調査の行われた大正9年からみると、年少人口割合は、昭和20年までは大きな変化がみられなかったが、昭和25年から低下傾向がみられ始め、平成2年には20％を切り、平成13年は15.0％と大正9年以来最低となった。

生産年齢人口割合は、昭和20年までは57％台で推移していたが、昭和25年からは上昇傾向となり、昭和45年にはそれまで最高の67.7％となった。その後、昭和60年までは66％台で推移し、平成2年に昭和45年を上回る68.0％となった後は低下傾向となり、平成13年には65.5％となった。

老年人口割合は、昭和25年まで6％前後で推移していたが、その後一貫して上昇傾向となった。そして平成12年にはその年の年少人口割合を上回る18.9％となり、平成13年はさらに上昇して19.5％となった。
（表２－１、図２）

表８　市町村別年齢３区分人口

表１３　高齢者人口の推移

表2‐1　年齢（3区分）別人口の推移　　 －（大正9年～平成13年）－

図３　人口ピラミッド

大正9年の人口ピラミッドはほぼ三角形に近い形をしているが、昭和35年のものは、第1次ベビーブーム後の出生児数の減少により三角形が崩れ始めている。平成13年のものは、第2次ベビーブーム以降一貫して出生児数が減少していることを反映し、すその方が次第に狭くなっていく形となっている。また、平成32年にはさらに子供が減少し、高齢者が増加するという予測になっている。（図３）

（注）平成32年の人口ピラミッドは、三重県統計情報データベース人口予測（出生率・社会移動率・社会移動数は既定値）による。

◎ 年齢（３区分）別人口 ９地域別結果

年齢（3区分）別人口割合を9地域別にみると、年少人口割合は、鈴鹿・亀山（16.1％）、四日市（15.7％）、桑名（15.6％）の3地域が県平均（15.0％）を上回っており、他の6地域は県平均を下回っているが、特に尾鷲地域は12.8％と2.2ポイント県平均より低くなっている。

生産年齢人口割合は、鈴鹿・亀山（68.1％）、四日市（67.5％）、桑名・員弁（67.4％）、津・久居（65.7％）の4地域が県平均（65.5％）を上回っており、他の5地域は県平均を下回っているが、特に熊野地域は57.3％と8.2ポイント県平均より低くなっている。

老年人口割合は、鈴鹿・亀山（15.7％）、四日市（16.7％）、桑名・員弁（16.9％）の3地域が、県平均（19.5％）を下回っており、他の6地域では県平均を上回っているが、特に尾鷲（28.4％）、熊野（28.7％）の2地域ではそれぞれ8.9ポイント、9.2ポイント県平均より高くなっている。
（表２－２、図４－１、図４－２）

表2‐2　年齢（3区分）別人口　　－9地域別（平成13年）－

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