三重県鉱工業生産及び生産者製品在庫の動き
1 概況
1. 生産の動き
平成11年の県内鉱工業生産指数(以下「生産指数」という。)の年平均は、110.3(平成7年=100)で、対前年比3.5%の上昇となった。(年平均指数は原指数による。以下同じ。)
四半期ごとの推移についてみると、1期107.3(対前期比3.2%減)、2期107.5(同0.2%増)、3期110.6(同2.9%増)、4期115.3(同4.2%増)となった。(四半期別指数については、季節調整済指数による。また、四半期の1期とは1~3月期、2期とは4~6月期、3期とは7~9月期、4期とは10~12月期を指す。以下同じ。)
これを業種別に対前年比でみると、電気機械工業20.7%、非鉄金属工業20.2%、金属製品工業19.9%等、8業種が上昇し、一般機械工業△14.8%、鉱業△12.9%、繊維工業△12.1%等、7業種が低下した。
また、財別に対前年比でみると、鉱工業用生産財9.0%、その他用生産財4.2%等、4つの財が上昇し、資本財△6.0%、耐久消費財△1.7%と低下した。
2. 生産者製品在庫の動き
平成11年の県内鉱工業生産者製品在庫指数(以下「在庫指数」という。)の年平均は、97.3(平成7年=100)で、対前年比6.0%の減少となった。
四半期ごとの推移についてみると、1期101.9(対前期比5.7%増)、2期95.9(同5.9%減)、3期94.6(同1.4%減)、4期96.6(同2.1%増)となった。
これを業種別に対前年比でみると、鉱業50.6%、石油・石炭製品工業17.0%等、5業種が上昇し、電気機械工業△25.8%、その他工業△16.7%、輸送機械工業△16.6%、プラスチック製品工業△10.7%等、10業種が低下した。
また、財別に対前年比でみると、その他用生産財9.7%、非耐久消費財6.5%、建設財5.7%と3つの財が上昇する一方、鉱工業用生産財△9.1%、資本財△8.3%等、3つの財が低下した。