【Hello!とうけい】vol.99 今年の梅雨は長かった?
「今年の梅雨は入るのも遅かったし、明けるのも遅かった」という話を良く聞きますが、実際のところどうだったのでしょうか?
気象庁のホームページhttp://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/kako_baiu08.htmlに掲載されている梅雨に関する統計データ(東海地方)によると、今年の梅雨入りは6月14日ごろ、明けは7月27日ごろとなっています。
平年値(平成12年までの過去30年の平均値)が梅雨入り6月8日ごろ、明け7月20日ごろなので、確かに梅雨入り梅雨明けとも1週間ほど遅れています。
続いて、過去からの推移をグラフにしてみましょう。
ここ40年ほど梅雨入りは梅雨明けよりも年による日にちの変動は大きくないことがわかります。
(梅雨入りは5月末ごろから6月20日ごろまでの間、梅雨明けは6月末ごろから7月末ごろまでの間)
また、平成元年以降の傾向として、徐々に梅雨入りの期日が遅くなってきているのが見て取れます。
グラフの梅雨入りと梅雨明けの間が梅雨の期間になるわけですが、梅雨の期間はどう変化しているのでしょうか。分かりやすくするため、もう一つのグラフで見てみることにしましょう。
梅雨入り日から梅雨明け日までを梅雨期間として表わしたのが上のグラフです。
どうやら今年の梅雨期間はほぼ平年並みの長さだったようですね。
また、こうしてみると昭和40年代から平成4年位までは、上下はあるものの梅雨期間が伸びていく傾向にあったものが、それ以降現在までは、傾向が見出しにくい動きとなっています。
さて、来年の梅雨はどれくらいの長さになるんでしょう。
この統計データは気象庁のホームページに掲載されていますが、実は「みえDataBox」からリンクをたどっていくことができます。 (http://www.pref.mie.jp/DATABOX/26323004149.htm)
気象庁以外にも国や県、様々な機関の統計ページへのリンクが貼られていますので、のぞいてみて下さい。意外な統計データにたどり着くかもしれませんよ。
三重県の統計情報は「みえDataBox」http://www.pref.mie.jp/DATABOX/に満載です。
次回のHello!とうけい♪vol.100は11月14日(水曜日)掲載予定です。お楽しみに!