【Hello!とうけい】vol.89 平成19年商業統計調査にご協力を!!
平成19年6月1日、全国一斉に平成19年商業統計調査が実施されます。卸売業、小売業を営むすべての事業所を対象とします。調査票へのご記入・ご提出につきご協力をお願い申し上げます。
さて、この調査はどのように活用されているのでしょうか。活用事例の一部について表1のとおり挙げてみましたのでご覧下さい。
<表1>商業統計調査の活用事例
事例1 中心市街地活性化法の基本方針策定等 |
中心市街地の再生のための市町村の取組を国が戦略的に支援していくための施策検討の基礎資料等に活用されています。 |
事例2 国民経済計算(SNA)、産業連関表の推計資料 |
国民経済計算は、国の経済政策の立案や企業需要予測などの基本的なマクロ経済指標、産業連関表は、経済施策の効果の評価や需要の将来予測等の重要な分析ツールとされています。 |
事例3 容器包装利用・製造等実態調査の実施に際しての母集団の提供 |
ごみの減量化及び資源の有効利用を目的として平成12年4月に施行された「容器包装リサイクル法」に基づいて環境省が実施する上記調査に利用されています。 |
行政がおこなう統計、社会施策の立案、計画、将来展望などの基礎資料や学術研究や企業活動、企業経営などのために幅広く活用されています。
次に、この調査ではどのようなことを知ることができるのでしょうか。調査結果として「商業統計表」というものが経済産業省より刊行されますが、これには表2のようなものがあります。
<表2>商業統計表の種類
●産業編 |
産業分類別等にまとめた統計表。総括表、都道府県表、市区町村表があります。 |
●品目編 |
商品(卸売・小売)別の事業所数、年間商品販売額をとりまとめた統計表です。 |
●流通経路別統計編 |
法人組織の卸売事業所について、流通段階別・流通経路別に事業所数、年間商品販売額等をとりまとめた統計表です。 |
●業態別統計編 |
多様化する小売業の実態を把握するために業態区分別に事業所数、年間商品販売額等をとりまとめた統計表です。vol.85でご紹介しましたコンビニエンスストアの他に、百貨店、総合スーパー、衣料品スーパー、食料品スーパー、ホームセンター、ドラッグストアなどの区分があります。 |
●立地環境特性別統計編 |
小売業について、その立地環境別の特性区分(商業集積地区<駅周辺型・市街地型・住宅地背景型・ロードサイド型・その他>、オフィス街地区、住宅地区、工業地区、その他地区)別、産業分類別の事業所数、年間商品販売額等をとりまとめた統計表です。 |
産業編、品目編については平成20年11月、流通経路別統計編、業態別統計編、立地環境特性別統計編については平成21年2月公表予定となっています。 調査実施につき、皆様のご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。
この他の調査結果については、
「みえDataBox」平成16年商業統計調査結果
http://www.pref.mie.jp/DATABOX/library/syougyo//index.htm
及び経済産業省HP 統計発表資料 商業統計調査
http://www.meti.go.jp/statistics/index.html
に掲載しています。
このほかにも三重県の統計情報は「みえDataBox」http://www.pref.mie.jp/DATABOX/に満載です。
次回のHello!とうけい♪vol.90は6月13日(水曜日)掲載予定です。お楽しみに!