【Hello!とうけい】vol.59 都道府県別にみた出生率低下の動向
日本の合計特殊出生率は昭和40年代以降、ほぼ一貫して下がり続けており、このままでは今後の国民生活に深刻な影響を及ぼすことが懸念されています。また、どうしたら少子化の流れが変えられるかが大きな社会問題となっています。
都道府県別の合計特殊出生率を全国地図に区分してみると、次の図になります。
全国平均(1.29)を上回っているのは35県(地図上の「赤」,「橙」,「ピンク」,「黄」の色)、また、全国平均を下回っているのは 12都道府県(地図上の「紺」,「青」,「黄緑」の色)となっています。
全国の中で、最も高いのは沖縄県(1.72)で、次いで九州地方や山陰地方などの県が続いています。
一方、最も低いのは東京都(1.01)となっており、関東地方や近畿地方の都市部の府県や北海道などが次いで低くなっています。
次に、三重県と全国平均、沖縄県、東京都の合計特殊出生率の低下の状況は、次のグラフのとおりとなります。
【備考】 合計特殊出生率とは、女性の年齢別出生率を15~49歳にわたって合計した数値で、代表的な出生力の指標です。その値は、女性がその年齢別出生率にしたがって子どもを生んだ場合、生涯に生む平均の子ども数に相当します。(長期的に人口を維持できる水準は、2.07と言われています。)
少子化の要因の一つに、結婚の仕方が変わってきたこと(晩婚化・未婚化)が挙げられていますが、三重県の状況はどのようになっているのでしょう。
都道府県別のデータを調べたい時は、総務省統計局のホームページ/統計データ/統計でみる都道府県のすがた/からご覧いただけます。http://www.stat.go.jp/data/k-sugata/index.htm
このほかに三重県の統計情報は「みえDataBox」http://www.pref.mie.jp/DATABOX/
に満載です。
次回のHello!とうけい♪vol.60は、3月 8日(水曜日)掲載予定です。お楽しみに!