【Hello!とうけい】vol.47 三重県の黒字産業(業種)は?
vol.43では、各県が公表した「産業連関表」を使って県際収支(その県と他県・外国との取引の収支)の状況を県別に調べてみました。その結果、三重県の県際収支は昭和50年(1975年)の産業連関表の作表開始以来、黒字が続いていることがわかりました。
それでは、その黒字に貢献している産業にはどのような業種があるのか今回、調べてみることにしましょう。
平成12年(2000年)三重県産業連関表の生産者価格評価表(34部門表)を使って、それぞれの業種別に「県外への移出・輸出の合計額」から「県内への移輸入の額」を差し引いた県際収支の状況を、プラスの額とマイナスの額の大きい業種それぞれ5業種を選びグラフにしてみました。
移輸出超過が最も多い産業は電気機械で、製品の多くを県外に出荷していることがわかります。次いで石油・石炭製品、化学製品、輸送用機械、一般機械の順となっています。
一方、移輸入超過額が最も多い業種は商業で、多くを県外に依存していることがわかります。次いで対事業所サービス、鉱業、金融・保険、鉄鋼の順に続いています。
産業連関表は県経済の構造を総体的に把握・分析することができます。
また、各種係数を使用することにより、経済の予測や各種経済効果の測定が可能となります。
詳しくは、こちらをご覧ください。
このほかにも三重県の統計情報は「みえDataBox」http://www.pref.mie.jp/DATABOX/に満載です。
次回のHello!とうけい♪vol.48は、9月14日(水曜日)掲載予定です。お楽しみに!