【Hello!とうけい】vol.13 今回はここで一息!「心の豊かさ」
今回はブレイクタイム!
三重県総合計画「県民しあわせプラン」が策定され、そのなかで、「スローライフ」という生き方が示されています。「物の豊かさ」のみならず、多様な生き方を認め合うような「心の豊かさ」を大切にし、“しあわせ"を実感できる社会を築いていくことが、これからの三重県のあるべき方向であると記述されています。「心の豊かさ」即ち豊かな心を築いていくための一つのヒントになればと思い、以前から自分なりに大切にしている言葉を少し紹介します。
まず、「休養」ですが、「休養」とは、単に身体を休めるだけでなく、大切な心を休めましょうということです。
今世界中で一番忙しいのは日本人、仕事に追われて年中忙しいのが日本人と言われています。「せまい日本、そんなに急いで何処へ行く」とはかつてのCMにありましたが、この都会の忙しい人々は一体何処へ行くのでしょうか。
私たちは、たまにはこの忙しいという漢字をよく吟味する必要がありそうです。忙しいという字は、立心偏に亡であり、心が亡くなるとも読めますし、また亡の下に心をもってくれば忘ということになります。忙しい忙しいと走り回る毎日の連続では、いつの間にか人間らしい心が亡くなり、人間にとって一番大切なものを忘れてしまうことになりかねません。たまには心の休養をとりましょう。
次に「栄養」です。これは決して、いわゆる栄養素の高いもの、美味しいものを沢山食べようということではなく、私たちは毎日この肉体を養うために栄養と称して、どれだけ多くの尊い生命を犠牲にしているか、大いに反省する必要があるとの意味です。しかしながら、この尊い生命を個々人の糧としなければ、私たちは生きていけないことも事実です。
だからせめて「尊い生命をいただいてありがとう」という感謝の気持ちがなければなりません。自分というものの存在が、自分以外のたくさんの人やものによって支えられて成り立っているものであることに気づき、感謝の気持ちを忘れないでいたいものです。
次に「孝養」です。親を大切にしない人が立派であろう筈はありません。孝という字は、子供が老人を背負っている形ですから、両親は勿論のこと老人や諸先輩等を敬い、大切にする心を養っていきたいものです。
“山静かならんと欲すれども風やまず、親に孝つくさんとすれども親すでにいまさず"
と悲嘆の涙を流すのが常です。
いかがでしたでしょうか
「心の豊かさ」への一つのヒントにでもなれば幸いです。今回はブレイクタイムでした。
統計はこれからの社会を築く施策を立案するための基本データです。そして統計データは多くの方々のご協力により支えられています。今後ともよろしくお願いします。
“論より数字 勘より統計"
統計情報は 「みえDataBox」 http://www.pref.mie.jp/DATABOX/ でご覧いただけます。
次回のHello! とうけい♪ vol.14 は、4月14日(水曜日)掲載予定です。 どうぞ、お楽しみに!