【Hello!とうけい】vol.10 鉱工業指数シリーズ☆1
?指数って?
指数は、比較の基となるある1年を基準として、その年の数値を100と決め、同じ種類の統計数値の大きさを、比率にして表した指標です。
?なぜ指数?
例えば、2つの工場があり、ともに前年に比べて100トン生産が伸びたとしましょう。
同じ100トンの伸びでも前年の生産量が一方の工場生産は50トン、もう一方の工場は1000トンだったら・・・伸びは2倍と1割になりますよね。
この場合のように、工場の大きさや生産量が違ったり、また単価や単位が違ったりするものを比較できるのが指数です。
?鉱工業って?
大きく分けて製造工業と鉱業に分かれます。日本標準産業分類を基にしています。
(参考)製造工業 http://www.stat.go.jp/index/seido/sangyo/3-1.htm#f
(日本標準産業分類では製造業)
鉱業 http://www.stat.go.jp/index/seido/sangyo/3-1.htm#d
上記分類を見ていただくとわかるように、種類も多いし幅も広いですよね。
このような鉱工業の毎月の動きを知りたいとき、とても便利な指標となるのが鉱工業指数なのです。
ちなみに、三重県の鉱工業主要業種は、輸送機械工業、化学工業、一般機械工業、電子部品・デバイス工業、電気機械工業、窯業・土石製品工業の5業種です。
さて、平成15年度は三重県鉱工業生産指数及び生産者製品在庫指数(以下鉱工業指数といいます)について基準改定を行いました。
これまで平成7年基準として公表していた指数を平成12年基準に更新したのです。
?基準改定って?
例えば、平成7年に多く生産されていたものが、平成12年になると生産されなくなったり、平成7年には全く生産がなかったものが平成12年にはあったり。
生産活動によって作られる品目は需要・時代背景などにより大きく変化します。
鉱工業指数で見ることのできる鉱工業の動向を実際の情勢に反映させるには、指数を計算するときの基となる品目や分類も変更・更新する必要があります。
これが基準改定です。
経済産業省では暦年の末尾で0と5の付く年を基準として改定を行うこととしています。
三重県の鉱工業指数は毎月公表されています。
最新情報のページはこちら
http://www.pref.mie.jp/DATABOX/16520003396.htm
三重県鉱工業指数の基準改定結果はこちら
http://www.pref.mie.jp/DATABOX/27037003405.htm
経済産業省の統計関連ページはこちら(鉱工業指数のところをクリックしてください)
http://www.meti.go.jp/statistics/index.html
次回のHello!とうけい♪vol.11は、2月25日(水曜日)掲載予定です。お楽しみに!