平成14年全国物価統計調査について
1 調査の目的
国民の消費生活において重要な支出の対象となる商品価格及びサービスの料金並びにこれらを取り扱う店舗の業態や立地環境など価格決定に関する様々な要素を幅広く調査し、価格の店舗間格差、銘柄間格差、地域間格差など価格差の実態を解明し、物価対策など物価に関する基礎資料を得ることを目的として実施した。
2 今回調査の特色
近年の小売業における価格の下落は、高品質でありつつも低価格を求める消費者への対応が強く求められていること、規制改革の進展や地価の下落等により競争環境が激しいこと、流通面で技術革新が起こっていること、などにより多方面に拡大しています。
このような状況の中で、平成14年調査では、小売店舗の業態や立地環境等による価格水準の差をとらえ、その経年変化の実態を明らかにすることに重点を置いている。
3 調査の期日
平成14年11月21日(木)現在で調査を実施した。
4 調査の対象
(1)調査市町村
三重県内の10市3町(津市、四日市市、伊勢市、松阪市、桑名市、上野市、鈴鹿市、尾鷲市、亀山市、久居市、菰野町、阿児町、紀伊長島町)で調査を実施した。
(2)調査店舗
調査市町村にある小売店舗を、売場面積、産業分類及び店舗の業態により区分し、それぞれの区分の中から調査店舗を抽出し調査した。
調査店舗数 | |||
---|---|---|---|
市町村名 | 大規模店 | 小規模店 | 計 |
津市 | 61 | 214 | 275 |
四日市市 | 91 | 309 | 400 |
伊勢市 | 23 | 219 | 242 |
松阪市 | 49 | 192 | 241 |
桑名市 | 43 | 182 | 225 |
上野市 | 23 | 105 | 128 |
鈴鹿市 | 62 | 212 | 274 |
尾鷲市 | 10 | 70 | 80 |
亀山市 | 8 | 74 | 82 |
久居市 | 10 | 78 | 88 |
菰野町 | 6 | 36 | 42 |
阿児町 | 12 | 74 | 86 |
紀伊長島町 | 5 | 39 | 44 |
合 計 | 403 | 1804 | 2207 |
5 調査事項
(1)店舗の基本的属性に関する事項
ア 店舗の名称
イ 業態
ウ ディスカウント販売
エ 従業者数
オ 競合店の有無
カ 広告の実施状況
キ 主な商品の仕入れ先
ク 立地環境
ケ 店舗集積の形態
コ 消費税の取り扱い
(2)商品・サービスの小売価格又は料金に関する事項
国民の消費生活において重要な商品及びサービスの中から211品目を選定し、調査日(11月21日)の価格等を調査した。うち、18品目については、調査日の価格(通常価格)のほか、特売価格を把握するため、「平成14年11月15日(金)から21日(木)までの日々の価格」及び「過去1か月間(10月22日から11月21日までの期間)のうち最も安い価格」を調査した。