【Hello!とうけい】vol.5 48.5%とは何の数字?
これは、平成14年の女性の労働力人口比率です。
労働力人口比率とは、15歳以上人口に占める就業者と失業者の割合をいいます。
平成14年結果では、女性の約半数が労働力人口という結果でした。
この数字は「労働力調査」で調べています。
女性の労働力人口比率を年齢階層別に見てみると、以下のような結果になっています。
1位 45~49歳(労働力人口比率 72.4%)
2位 25~29歳( 〃 71.8%)
3位 40~44歳( 〃 70.5%)
4位 20~24歳( 〃 70.1%)
5位 50~54歳( 〃 67.7%)
45~49歳の女性の割合が一番高くなっています。子供の年齢がある程度高くなるので働きやすくなることや、大学に進学するなど経済的な負担が多くなるためでしょうか。
では子育て世代はどうでしょうか。
・30~34歳(労働力人口比率 60.3%)
・35~39歳(労働力人口比率 61.8%)
他の世代に比べると低い割合となっています。子育てのために仕事を離れる女性が多いことが分かります。
このようなデータは、保育サービスの整備など、仕事と子育ての両立支援や、男女の均等な機会と待遇の確保などの政策の基礎資料となっています。
(その他の年代については 総務省統計局 労働力調査
http://www.stat.go.jp/data/roudou/longtime/zuhyou/lt03-01.xlsをご覧ください)
今回は女性の労働力人口についてスポットを当てましたが、労働力調査では、他にもたくさんの日本の労働の状態を知ることができます。
労働力調査は毎月行っていますので、もし調査の対象となったときは、ぜひご協力よろしくお願いします。