【Hello!とうけい】Vol.243 三重県民はあまりお酒を飲まない!?
日ごとに暖かさが感じられる季節になりました。
新たな門出を迎えるにあたって、成人のみなさんは、送別会や歓迎会、お花見などでお酒を楽しむ機会が増えることと思います。
今回は、家計調査の結果から、お酒にかける家計の支出状況をご紹介します。
家計調査は、家計の収支の実態を明らかにし、さまざまな政策に活用される統計調査です。三重県では、津市、松阪市において無作為に抽出した世帯の方々にご協力をいただいて、毎月実施しています。
次の図1は、1世帯当たり1年間に「飲酒代(外食)」にどれだけ支出したかを示しています。
ご覧のとおり、津市は青森市に次いで二番目に少なく、外食であまりお酒にお金をかけないことが分かります。
もしかしたら、外食でお酒にかける金額は少ないけれど、お家でお酒を楽しんでいる人が多いのかも?
この疑問を解決するために、お家で飲むためのお酒への支出状況を見てみましょう。
次の図2は、1世帯当たり1年間に「酒類」にどれだけ支出したかを示しています。
ご覧のとおり、津市は那覇市に次いで二番目に少なく、お家でもあまりお酒にお金をかけないことが分かりました。
ここで、それぞれのランキングで全国最下位だった、青森市と那覇市を見てみましょう。
青森市は、外食での飲酒代は全国最下位ですが、お家で消費するための酒類支出金額は全国3位。
一方で那覇市は、お家で消費するための酒類支出金額は全国最下位ですが、外食での飲酒代は全国27位。
津市はどちらのランキングでも全国で下から2位。
外食とお家でのお酒代を合算すると、津市は何位になるのでしょうか?
ご覧のとおり、津市が全国最下位であることが分かりました。
また、津市と同じ東海地方の名古屋市や岐阜市も下位におり、東海地方にお住まいの方は他の地域の方よりもお酒にかける金額が少ないことが分かります。
これらの結果から、「三重県民はお酒が弱い」と一概には言えませんが、東海地方の方は他の地域の方よりもお酒を飲まない地域であることが推測されます。
お酒はコミュニケーションを円滑にしたり、ストレスを発散したりするのに効果的と言われていますが、ご自身の体調や体質と相談しながら、適量を楽しむように心がけましょう。
家計調査の詳しい内容は総務省統計局のホームページ http://www.stat.go.jp/data/kakei/でご覧いただけます。また、三重県の統計情報は「みえDataBox」 http://www.pref.mie.lg.jp/DATABOX/ でご覧いただけます。
次回のHello!とうけい♪vol.244は、4月25日(水曜日)掲載予定です。お楽しみに!