【Hello!とうけい】Vol.235 働く人の明日をつくる。平成29年就業構造基本調査
「就業構造基本調査」をご存じですか?みなさんの就業・不就業の状態を調べるために、5年ごとに行われている統計調査で、平成29年10月1日現在で実施されます。
よく似た統計調査として「労働力調査」がありますが、「労働力調査」は「月末1週間」の状態を調べるのに対して、「就業構造基本調査」は「ふだん」の状態を調べます。
では、就業構造基本調査でどんなことがわかるのでしょうか?
こちらのグラフは、平成24年までの調査結果から作成した、15歳以上人口(有業者・無業者)の推移になります。
15歳以上人口は平成19年の1,613千人まで一貫して増加し、平成24年は1,591千人と減少に転じました。それに伴い有業者の数は、男性は△5.7%、女性は△1.9%と、男女とも減少しています
次に、年齢別の有業率(15歳以上人口のうち有業者の割合)を見てみましょう。男性と女性でグラフの形が違い、男性は台形を描いているのに対し、女性は「30~34歳」「35~39歳」で一旦低下するM字カーブを描いています。これは女性が結婚・出産期に当たる年代に一旦職を離れ、育児が落ち着いた時期に再び職に就くことが多いためと言われています。平成19年に比べて平成24年は、M字の谷がやや緩やかになっています。
このような調査結果は、政府の労働に関する施策のための基礎資料などに使われます。調査をお願いする世帯には統計調査員が9月頃に訪問します。皆様のより良い労働環境のために、調査対象となりましたら皆様もぜひご協力をお願いします。
なお、今回からすべての調査地域でインターネット回答が利用できるようになりましたので、そちらもぜひご利用ください。
三重県の統計情報は「みえDataBox」でご覧いただけます。
http://www.pref.mie.lg.jp/DATABOX/index.htm
次回のHello!とうけいvol.236は、平成29年7月26日(水)掲載予定です。お楽しみに!