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令和06年05月22日

三重の統計 - みえDataBox

【Hello!とうけい】Vol.282 あなたのお家は大丈夫?命を守る住宅の耐震化

 令和6年5月22日掲載

 令和6年1月1日、石川県能登地方を震源とする最大震度7、地震の規模を示すマグニチュード7.6の大地震が発生し、能登地方を中心に、広い範囲で大規模な火災や建物倒壊をはじめとする住家被害が確認されました。

 今回の能登半島地震の発生を受け、「住宅の耐震性」に改めて関心が高まっています。

 そこで今回は、住宅・土地統計調査の調査結果から、三重県内の住宅(持ち家)の耐震状況がどのようになっているかを見ていきたいと思います。
 
 地震などが発生したときに、住宅が倒壊しない耐震性(強さ)があるかどうかについては、「耐震診断」を受けることで確認することができます。

 平成30年10月1日現在の三重県内の持ち家総数は518,700戸で、そのうち耐震診断が行われた持ち家は、
42,300戸でした。

 耐震診断が行われた持ち家42,300戸のうち、耐震性が確保されていたものは30,800戸で、耐震診断が行われた持ち家の約7割の住宅で耐震性が確保されていました。(図1)



 耐震性の割合を建築の構造別にみると、非木造(木造住宅以外の住宅)は96.2%の住宅で耐震性が確保されていましたが、木造住宅で耐震性が確保されていたのは67.7%にとどまり、約3分の1の木造住宅で耐震性が確保されていませんでした。(図2、図3)




 耐震性の割合を建築の時期別にみると、1991年以降に建築された住宅は、ほとんどの住宅で耐震性が確保されていましたが、1981年から1990年に建築された住宅の45.9%、1980年以前に建築された住宅の76.6%で耐震性が確保されていませんでした。(図4、図5、図6)





 では、住宅の耐震化は進んでいるのでしょうか?
 2013年調査と2018年調査の結果を比較してみました。


 耐震性が確保されていた割合は、持ち家の「総数」で7.0%、構造別でみると「木造」が7.3%、「非木造」が1.3%増加しています。
 
 一方で、耐震診断の実施状況をみると、2013年調査、2018年調査ともに、持ち家全体の約9割で耐震診断が行われておらず、耐震診断の実施率は持ち家全体の約1割にとどまっています。

 住宅の耐震性を高めることは、自分自身の命を守るだけでなく、出火や火災延焼の危険性を軽減することにもなります。
 また、発災直後の迅速な救命・救助活動や被災地の早期の復旧・復興の妨げとなるがれきの発生が軽減されるため、地域全体の減災にもつながります。



資料出所: 総務省統計局「住宅・土地統計調査」
注1)本調査は、標本調査であるため、数値には標本誤差を含む。
 2)端数処理の関係で、内訳の和が100%にならない場合がある。
 3)総数には「不詳」の数を含むことから、総数と内訳の合計は必ずしも一致しない。
 ※標本調査とは、ある集団の中から一部の調査対象を選び出して調べ
  その情報を基に、元の集団全体の状態を推計するもの。


 三重県の統計情報は「みえDataBox」https://www.pref.mie.lg.jp/DATABOX/でご覧いただけます。

   次回のHello!とうけい♪vol.283は、令和6年 7月24日(水曜日)掲載予定です。
 お楽しみに!

本ページに関する問い合わせ先

三重県 政策企画部 統計課 分析・情報班 〒514-0004 
津市栄町1丁目954(栄町庁舎2階)
電話番号:059-224-3051 
ファクス番号:059-224-2046 
メールアドレス:tokei@pref.mie.lg.jp

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