【Hello！とうけい】Vol.274 最近旅行に行きましたか？
令和５年１月25日掲載
２０２０年１月に新型コロナウイルスの国内感染が初めて確認されてから、丸３年が経過しました。
感染の拡大に伴い、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置、外国人の入国が全面停止となるなど様々な対策が行われてきました。それによって、旅行を我慢していた方も多いのではないでしょうか？
一方で、感染状況を見ながら、Go Toトラベルキャンペーンや県民割、全国旅行支援といった久しぶりに旅行に行きたいな～、と思うような施策、事業等も実施されてきました。
三重県は観光で訪れる方も多くあります。
では、コロナ禍の前と後で宿泊者数等にどのくらい影響があったでしょうか。
宿泊者数等は、観光庁宿泊旅行統計調査に都道府県別データがありますので、そこから見て行きましょう。
まず、三重県内宿泊施設の延べ宿泊者数を見てみましょう。
棒グラフ（青色）で表しているのは、三重県内宿泊施設の延べ宿泊者数、折れ線グラフ（黄色）で表しているのは、コロナ禍前の２０１９年の各月を１００％とした同月比です。
２０２０年、２０２１年は棒グラフが短い月が多く、延べ宿泊者数がかなり少なくなっていたことがわかります。また、いずれの年も２０１９年の同月を下回っている（１００％以下）結果となっています。
参考（２０１７～２０１８年）
主なニュース
・2020.4 緊急事態宣言全国に拡大
・2020.7 Go Toトラベルキャンペーン始まる
・2020.12 Go Toトラベルキャンペーン全国一時停止
・2021.10 緊急事態宣言、まん延防止等重点措置すべて解除
・2022.3 まん延防止等重点措置すべて解除
・2022.4 県民割対象地域拡大
・2022.10 全国旅行支援始まる
コロナ禍前の三重県内宿泊施設の延べ宿泊者数は、２０１７年～２０１９年は、年間８００万人泊を超えていましたが、２０２０年、２０２１年は５００万人泊程に激減しました。
次に、三重県内宿泊施設の客室稼働率を見てみましょう。
棒グラフ（青色）で表しているのは、三重県内宿泊施設の客室稼働率、折れ線グラフ（黄色）で表しているのは、コロナ禍前の２０１９年の各月を１００％とした同月比です。
参考（２０１７～２０１８年）
コロナ禍前の三重県内宿泊施設の客室稼働率は、２０１７年～２０１９年は年平均で５０％を超えていましたが、２０２０年、２０２１年は３６％程とこちらも激減しました。
まだ１０月までのデータしかわかりませんが、２０２２年１～１０月宿泊者計はあと２か月を残して三重県内宿泊施設の延べ宿泊者数は、2０２０年、２０２１年年間宿泊者計を上回っていますし、三重県内宿泊施設の客室稼働率も２０２２年１～１０月平均稼働率で４７．５％となっており、少し回復の兆しが見えてきたのではないでしょうか。
１１月、１２月のデータが気になる方は、観光庁のホームページから宿泊旅行統計調査の調査結果（第２次速報）を見てくださいね。（１１月分は２０２３年１月３１日、１２月分は２０２３年２月２８日に公表される予定です。）
https://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/shukuhakutoukei.html
全国旅行支援も再開されています。
旅行を計画されている方は、引き続き、基本的な感染対策をしっかりと行ったうえで、お出かけいただきたいと思います。
三重県の統計情報は「みえDataBox」 https://www.pref.mie.lg.jp/DATABOX/でご覧いただけます。
次回のHello!とうけい♪vol.275は、令和5年3月22日（水曜日）掲載予定です。お楽しみに！
