【Hello!とうけい】Vol.254 今年の夏、沢山食べたのはかき氷?それともアイスクリーム?~身の回りにあるデータを活用して分析してみよう~
7月、8月と暑い日が続き、9月も中旬まで暑い日が続きました。
やはりそのような日が続くと冷たいものが食べたくなりましたよね。皆さんは、今年の夏、かき氷と
アイスクリームどちらを沢山食べましたか?一説によると、気温が22~23℃を超えるとアイスクリームが、
30℃を超えるとかき氷が良く売れるようになるそうです。
(出典:一般社団法人日本アイスクリーム協会 https://www.icecream.or.jp/iceworld/qa/08.html)
では、その一説より「30℃以上ではかき氷が良く売れ、それ以下ではアイスクリームが良く売れる」と
いう仮説を立て、今年の夏、かき氷とアイスクリームのどちらが沢山売れたのか8月の気温をもとに分析し
ていきたいと思います。
今年の8月の平均気温をみてみると、前半は30℃近い気温で推移していましたが、後半は悪天候が続い
たことなどから、暑さが和らいでいることがわかります。(図1)
以上を踏まえると、今年の夏(8月)は、前半にはかき氷が良く売れ、後半にはアイスクリームが良く
売れたということができます。
図2.【2019年9月9日】最高気温ランキング(時間帯:日中)
ちなみにですが、「2019年9月9日の全国観測値ランキング(日最高気温が高いほうから)」で三重県
が首位を獲得していました。1位:三重県桑名市、2位:岐阜県多治見市、3位:岐阜県美濃市の順となっ
ていました。(図2)
この日は、東海3県の気温が高かったようです。 9月に入っても、日中の最高気温が35℃を超えており、
まだまだエアコンが活躍したことかと思います。
この時は、圧倒的にかき氷が良く売れたいうことができます。
上の図は、三重県津市の1999年から2018年までの各々8月の平均気温及び最高気温の推移を表して
います。(図3)
過去の気温の変動を見てみると、平均気温は2年ぶりの上昇、最高気温は4年連続で上昇している(2
018年8月時点)ことがわかります。また、1999年(28.0℃)と2018年(29.2℃)の平均気温を比べ
てみると、20年間で1.2℃上昇していました。
※2019年8月の平均気温は28.6℃となり、前年から0.6℃減となりました。
月単位でみてみると、平均気温が総じて30℃を下回っていることから毎年アイスクリームの方が沢山
売れているといえます。
今回の記事はテーマとして、「データを活用して分析をする」ということを取り上げました。
基礎データの都合上、検証を行うことができないまま分析したため、今回記事に書いたようになっている
とは言い切れません。
皆さんが実際に分析する際には仮説が正しいのか検証したのち分析してみてください。
ぜひ、身の回りにあるデータを活用し分析してみてください!
※出典
国土交通省 気象庁HP(https://www.jma.go.jp/jma/index.html)
三重県の統計情報は「みえDatabox」 htpp://www.pref.mie.lg.jp/DATABOX/でご覧いただけます。
次回のHelllo!とうけい♪vol.255は、11月27日(水曜日)掲載予定です。お楽しみに!