【Hello!とうけい】Vol.252 平成30年三重県内の交通事故について
みなさんは、三重県内で1年間にどれぐらいの交通事故が発生し、その事故の多くはどのような状況で発生しているか知っていますか?
そこで、今回のHello!とうけい♪では様々な交通統計を活用して、平成30年に三重県内で発生した交通事故を簡単に分析していきます。
平成30年、三重県内の交通事故死者数は87人(前年比1人増)全国ワースト(悪い方から数えて)16位でした。(図1)
また、人口10万人当たりの死者数では4.83人となり、全国順位はワースト3位でした。(図2)
次に、三重県内で発生した交通事故の死亡者数を年齢層別にみてみると下記のようになります。(図3)
65歳以上(高齢者)の割合が65.5%と最も高く、次いで50~64歳が16.1%となっており、年齢層が高くなるほど、交通事故死者数割合も高くなる傾向であることがわかります。
最後に、高齢者の交通事故死者数を状態別にみてみると下記のようになります。(図4)
運転事故が52.6%を占めており、次いで歩行中40.4%、同乗中7.0%の順になっています。さらに、自転車運転中15.8%と歩行中40.4%を合算すると50%以上となり、高齢者の多くが、いわゆる交通弱者の状態で交通死亡事故に遭っていることがわかります。
以上のことから、平成30年、一年間で発生した交通事故により100人近くの方が犠牲となり、その半数以上が高齢者(65歳以上)であった事がわかりました。
また、車を運転中、歩行中など様々な交通状況において注意を払う必要があるとも言えます。
皆様も交通事故には十分注意して日々お過ごしください。
※資料出所
・警察庁「道路の交通に関する統計」
・三重県警察本部「三重の交通事故」
・三重県警察本部「高齢者事故の概要」
次回のHello!とうけい♪vol.253は、令和元年7月24日(水曜日)掲載予定です。
お楽しみに!