【Hello!とうけい】Vol.246 三重県の人口移動状況(社会減)について
三重県では国勢調査の数値をもとに自然動態(出生・死亡)、社会動態(転入・転出)を加減して三重県の人口を推計し毎月公表しています。
平成29年6月~平成30年5月の移動状況をグラフにすると図1のようになります。
図1 (みえDataBox 人口世帯の動き平成29年7月1日現在~平成30年6月1日現在 社会動態より)
このように、直近の一年間のうちで最も人口が減少したのが平成30年3月でした。
減少した人口の年齢の内訳は総務省統計局が公表する住民基本台帳人口移動報告で確認することができます。
平成29年の移動状況を5歳階級別でグラフにすると図2のようになります。
図2 (総務省統計局住民基本台帳移動報告 平成29年より)
進学者や就職者が多い15-19歳と20-24歳では、ほかの年齢に比較して大幅な転出超過となっています。
図1のように、3月に大幅に人口が減少しているのは、図2から若者の進学や就職が大きな要因の一つとなっていると考えられます。
県ではこれまでも社会減対策の取り組みを進めてきましたが、依然として転出超過の改善が進んでいないのが現状です。
このため、若者の県内定着に向けて「三重県まち・ひと・しごと創生総合戦略策定推進本部」の幹事会にワーキング部会として「若者県内定着緊急対策会議」を設置し、若者の県内定着に向けた取り組みを進めることとしています。
次回のHello!とうけい♪vol.247は、平成30年9月26日(水曜日)掲載予定です。
お楽しみに!