【Hello!とうけい】vol.222「経済センサス-基礎調査からみる産業別の状況」
【Hello!とうけい】vol.222「経済センサス-基礎調査からみる産業別の状況」
経済センサス-基礎調査は、事業所及び企業の基本的な活動の状態を調査し、全ての産業分野における経済の構造を明らかにする調査です。
そこで今回は、総務省統計局が平成27年度に公表した「平成26年経済センサス-基礎調査」の結果から、三重県の産業別の状況を取り上げてみましょう。
三重県の総事業所数(事業内容が詳しくわからない事業所を含む)は85,244事業所(全国22位)ですが、このうち事業内容が詳しくわからない事業所を除いた事業所数は83,092事業所、従業者数は876,974人となっています。
まず、三重県で事業所数が最も多い業種は何かみてみましょう。
経済センサス-基礎調査では、産業を大きく19の種類に分類しています。これを「産業大分類」といいます。
三重県の産業大分類別の事業所数の割合は、次のとおりとなります。
次に、三重県で従業者数が最も多い業種は何かみてみましょう。
三重県の産業大分類別の従業者数の割合は、次のとおりとなります。
産業大分類別従業者数の割合をみると、「製造業」が24.1%と最も高く、次いで「卸売業、小売業」が17.1%となっています。
自動車部品・附属品などの輸送用機械器具製造業、液晶パネル・半導体などの電子部品・デバイス製造業の従業者が多いことから、「製造業」の構成比率が高くなっています。
また、「製造業」は、事業所数では4番目に多いのに対して従業者数は1番目に多いことから、比較的規模が大きい事業所が多いことが読み取れます。
それでは、三重県の産業大分類別の民営事業所の売上金額が全国と比べてどうなっているかみてみましょう。
全国と三重県の産業大分類別の民営事業所の売上金額を多い順番に並べたものは、次のとおりとなります。
全国の結果では「卸売業、小売業」が1位であるのに対して、三重県の結果では「製造業」が1位となっています。また、三重県における「製造業」の売上金額合計に占める割合は過半数を超えており、三重県の経済にとって「製造業」の与える影響が強いことがわかります。
経済センサス-基礎調査の詳しい内容は、こちらをご覧ください。
総務省統計局ホームページ http://www.stat.go.jp/data/e-census/2014/kekka.htm
問い合わせ先 統計課人口統計班 電話:059-224-2044
次回のHello!とうけい♪vol.223は、6月22日(水曜日)掲載予定です。お楽しみに!