1.パンフレットの内容と利用方法について
このパンフレットは、医療介護従事者が「ACPのプロセスを正しく理解すること」「将来のこころづもりが必要な患者や利用者のかたに意思決定支援のための適切な情報を提供できること」「そのうえで相談にのること」を支援する内容になります。
医療・介護・福祉従事者が担当する患者・利用者に提示しながら活用することを想定しています。担当している患者・利用者の支援の際に是非ご利用ください。
また、施設での意思決定支援・ACP理解のための学習ツールとしても利用いただけます。
2.構成
前半は、一人の高齢女性の生涯を通して、医療・介護・ケアの内容を知り人生の過ごし方を考える物語になります。後半は医療・介護者のサポートを受けながら、前半の内容を受けて本人が思いを書き込むノートになっております。
ノートは「基本情報」と「わたしの今の希望‐情報共有シート」の2部構成になっており、情報共有シートの裏面には「もう少し考えたいひとへ(もしもの時の医療について)」として心肺蘇生や経管栄養に触れています。シートを埋めることが目標ではありません。話し合っていくプロセスが重要ですので、患者・利用者の想いに沿ってどこまで進めてよいのかを検討・判断するようお願いします。