伊勢形紙
伊勢形紙は、柄や文様を着物の生地に染めるために用いるもので、千年余りの歴史を有します。柿渋を用いて和紙を貼り合わせた紙に、細かい刃先の彫刻刀で着物の文様等を丹念に彫り抜いたもので、形紙を作るには高度な技術と熟練の技が必要です。
形紙の彫り方には、錐彫り、突彫り、引彫りなどの技法があり、柄の種類によって使い分けます。近年では、伊勢形紙は染色用具としてだけではなく、美術工芸品や建具、インテリアとしても用いられています。
1983年(昭和58年)4月27日から経済産業大臣指定の伝統的工芸品に指定されています。
主な製品名
染用型紙、工芸型紙
主な製造地
鈴鹿市
産地組合名
鈴鹿市伝統産業会館
鈴鹿市寺家3丁目10-1 TEL 059-386-7511
*鈴鹿市伝統産業会館では、伊勢形紙を彫ってしおり等を作る体験を行っています。
詳細は、上記までお問い合せください。