伊賀焼
約1200年前の天平年間、良質の陶土に恵まれた丸柱の農民が窯場をつくり、日用雑器を焼き始めたのが発祥といわれています。茶道が興隆した室町・桃山時代に、茶の道具として注目されるようになりました。江戸時代中期以後には、耐火性の高い伊賀陶土の特質を生かした日用食器類が作られるようになり、現在に至っています。
手触りや口当たりの良さ、料理をより美味しく見せるための心遣いなどにこだわって作られており、作風は素朴で、繊細な萬古焼に比べると無骨で力強い作品が多く、歪みや焦げ、炎が描く千変万化の表情を生かしています。
1982年(昭和57年)11月1日から経済産業大臣指定の伝統的工芸品に指定されています。
主な製品名
茶器、花器、食器
主な製造地
伊賀市、他
産地組合名
伊賀焼振興協同組合(伊賀焼伝統産業会館内)
伊賀市丸柱169-2 TEL 0595-44-1701
*伊賀焼伝統産業会館では、陶芸体験を行っています。詳細は、上記までお問い合わせください。
関連情報
伊賀焼は、三重ブランドにも認定されています。