医療食プロジェクト「低リン米(みえのゆめ)」 |
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開発製品の概要
(1)本製品は、食事によるリン摂取量に制限がある腎臓病患者等の医療食として開発を行ったものです。独自開発の精米製法により、一般的に90~95%程度である精米を約80%(重量比)まで行い、玄米表面近くに多く含まれるリンの含有量を、一般のコメ(白米)に対して4割以上低減しています。
(2)「低リン米(みえのゆめ)」は、化学的な処理を行っていないため、コメ本来の食味を損なうことなく低リン化を実現しました。
(3)同処理によるリン低減効果は、品種ごとに違いがあることを明らかにしたうえで、三重県育成品種の中で、最もリン低減効果が高い‘みえのゆめ’を用いて製品化しました。
開発の経緯
(1)平成25年度より、みえフードイノベーション・プロジェクト「医療食プロジェクト」として、下記事業者によるコンソーシアムを形成し、研究開発に取り組んできました。
<コンソーシアム参加事業者・組織>
食品関連企業:株式会社ミエライス、ユナイト三重株式会社、ヤマモリ株式会社、株式会社サタケ
研究機関 :三重大学、鈴鹿医療科学大学、三重農業研究所
医療機関 :武内病院、くわな共立クリニック
(2)プロジェクトの中で、三重県農業研究所、株式会社ミエライス(津市)、株式会社サタケ(広島県東広島市)が共同で新たな精米製法を開発しました。
お問い合わせ先
三重県農業研究所フード・循環研究課電話 0598-42-6351
ファックス 0598-42-1644
電子メール nougi@pref.mie.lg.jp