知事定例会見録
平 成27年4月14日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
・なし
質疑項目
・三重県知事選挙
・日本創生のための将来世代応援知事同盟
・「ええとこやんか三重移住相談センター」の開設
・選挙後初登庁時の服装
・紀伊半島大水害復旧事業の受注企業の所得税申告漏れ
・知事の給与
・2016年主要国首脳会議(サミット)の誘致
・知事ぶら下がり会見
・三重県議会への対応
・地域おこし協力隊
・移住促進のための住宅改修補助金
・知事の任期
発表項目
質疑
○三重県知事選挙
(質)幹事社の方から何点か質問させていただきます。2期目ということで直近だと昨日もおっしゃってたんですけど、サミットに全精力を挙げてやると、取り組むとおっしゃってたんですが、サミットのほかのこの直近の1、2カ月の間での優先課題というのを教えてもらってもよろしいですか。
(答)まず1つは、サミットのことは当然ですし、6月に補正予算を組まなければいけません。27年度予算が骨格的予算という形になっていますので、それの6月補正の対応の議論ですね。それからあとは今年がこれまでずっと申し上げてるとおり、今の県民力ビジョン行動計画の最終年度ですので、その行動計画の見直しの議論ですね。春の政策協議はやりますので、そういう議論と合わせて人口減少対策の総合戦略と人口ビジョンの取組と、この辺りはもう既にキックオフしてるのもありますけども、もうその中でしっかり取り組まなければならないというふうに思っています。それから、5月に例年どおり春の政策提言活動が行われますので、それの中身の精査をしていかなくてはいけないというふうに思ってます。それからさっきもちょっと職員へのあいさつで申し上げましたとおり、政策集については既にスタートしてもらうということだと思いますが、その辺りですかね。
○日本創生のための将来世代応援知事同盟
(質)昨日、鳥取県の知事とかからも話が出たんですけども、知事連合会の話で、具体的な20日に立ち上げ表明みたいな話も出たらしいんですけども、スケジュール感とか、改めて結成の意義とか、知事のお考えを教えてください。
(答)まずスケジュール感は、もう資料提供されてるんですかね、20日にということですので、そこで表明を行った後、おそらく5月ぐらいだと思いますけれども、例年子育て同盟サミットというのをやってましたが、それに類する、知事が集まっての総会的なのをやるんじゃないかというふうに思います。それからその後は随時国への提言、特に概算要求とか、そういう時期を捉えて国への提言活動をしていくというふうに思いますし、この結成の意義については、やはり人口減少や地方創生というのが重要課題だという認識の下、議論だけしてても仕方がないので、具体的なアクションを起こさないといけないだろうというようなことで、全国知事会一枚岩でやるのもまあいいんですけども、それだけじゃなくてね、もう少し機動的にアクションをするチームというような思いで、そういう意義が、アクションが取れるということで意義があるんじゃないかというふうに思います。それから、あと自治体ですので、いい取組はどんどん真似したらいいと思いますので、そういう、うちはやってないけれども、○○(マルマル)県がやってたやつで、これいいんじゃないかっていう、真似したりもできると思いますし、同時に国で制度できなくても、我々参加県が同時に施策をやることで前に進展していくのもあるだろうし、その辺りの意義を感じてますけどね。
(質)表明する場所っていうのはまだ決まってないんですか。
(答)あれ、資料提供に書いてへんだんやったっけ。都道府県会館。
(質)じゃあ、第一県政記者クラブの方、お願いします。
(質)その知事同盟の件なんですけど、5月の総会、場所はどこになるんでしょうか。
(答)分かんないですけど、もう言っていいのかどうか分かりませんが、多分元々子育て同盟で想定してたのは岡山だったんで、多分岡山じゃないですかね、多分。
(質)今、知事が考えられる人口減少に歯止めをかけるための政策、どのようなものがありますか。
(答)今まで子育て同盟においては、少子化対策という部分においてみんなで議論をしてきました、不妊治療のこととか多子世帯のこととかやってきましたけども、そういうのももちろん引き続きやるんだけども、働く場、若者の何て言うんですかね、働く雇用の場とか、経済的安定みたいなのをどう考えていくかというようなことで、各県で取り組んでいるようなことがあればそういうのを参考にしたいと思うし、僕は今回、政策集でも言ってますけども、中山間地の振興というのを言ってますので、高知県とかは非常に集落支援がうまくいっている取組をやってますから、そういう何ちゅうかな、人口減少に歯止めをかけるということプラス人口減少するんだけれどもそれでも豊かで活力ある地域づくりというような観点からの、これ僕いつも「緩和と適応」って言ってますが、その部分において集落支援とかで高知とかは結構いい取組をしてるので、そういうのとかがひとつ参考になるかなと思いますので、そういう部分ですかね。だから今の子育て同盟にプラス少子化対策にプラスアルファして、今の若者や集落や中山間地の振興、その辺りが私としては期待してるし、参考になる部分があるんじゃないかというふうに思いますけどね。
(質)今の話の関連で、6月補正にもさっそくやろうとしてるようなものってのは何か?
(答)6月補正に知事同盟の関係で何か出てくるっていうのは多分ないと思います。
(質)少子化対策というか人口減少対策で。
(答)それは分かんないです。一応もうさっき戦略企画部長には、政策集をスタートして工程とかどういうふうにやるかっていうのを各部を取りまとめてやるようにと指示をさっきも出して、あと財政課長には、6月補正でそれで出す必要があるものがあれば出してくれ、と指示をしてありますので、僕から指示するケースもあるかもしれませんが、あり得べしで今やってます。そういう6月補正も、絶対やるということでもないし、絶対やらんということでもなくて、あるかもしれないという態勢でもう指示はしてあります。
○三重県知事選挙
(質)関連で、先ほどあいさつの中で予算に入ってないけれども政策集に入ってる新しいものが幾つかあると、これとりわけ力を入れて進めていくのは具体的にどれとどれとどれですか。
(答)特に教育・人づくりのところで、幾つかの学ぶ場のオプションを示していると思います。国際バカロレアのこととか中高一貫のこととか、林業大学校のこととか工業高校の専攻科のこととか。そういう辺りについては、教育・人づくりのところに書いてある新規性の高いものというか、これまでの様々なところに書いてないものについては特にしっかり取り組んでいきたいと思いますし、それはちょうど教育ビジョンを作る時だし、この4月から地教行法が変わって首長の権限も増えていますので、まさにそういう時機を得たタイミングだと思っていますから、教育・人づくりのところについてはとりわけ全て高いんですけども、とりわけ優先度を高くやっていく必要があると思ってますし、それをやるためという思いでも戦略企画部に人づくり総括監を置きましたから、その辺りを特に優先してやっていきたいと思います。
○「ええとこやんか三重移住相談センター」の開設
(質)今月22日に東京で移住相談センターが開設になりますけど、改めてその意味合いと期待することをお願いします。
(答)人口減少の理由が自然減と社会減があって、自然減については少子化対策を中心に取り組んできました。社会減は働く場とか暮らす場とか様々な観点からの対応が必要と考えていて、そのうちの1つが移住対策であるというふうに思ってます。移住対策についてはこれまで単発的なフェアの開催、あるいは空き家の紹介、そういうところにとどまっていましたので、今移住したいという方々の意向のうち、なぜ移住をしないのかという理由の中で、情報が少ないというようなことについての回答が非常に多いということから、今回は空き家のみならずどういう仕事があるのか、どういう子育て環境があるのか、どういう暮らしが待っているのか、そういうライフスタイルをしっかり情報発信するような形のセンターにしていきたいということと、三重県単独では、三重県に移住したいという人しか集めることが今のところできないので、今のところ残念ながら移住先として三重県が全国の人たちにそれほど魅力的にまだ映っていないというようなことなので、他県と同様の所にブースを設けることで他県に行ってみようかな、あるいは違う場所、場所を特定せずに移住したいなと思った人たちの層もつかむことで、1人でも多く移住に向けてやっていきたいというふうに思ってます。今回はまさにこの3月31日まで紀北の庁舎にいた元気な若い子を配置をして、彼に南部地域も含めてしっかりPRしてほしいということを言ってありますので、そういう形で積極的な活用をしていきたいと思います。
(質)移住でワッと人が増えるということは考えづらいと思いますけど、少ない人数でもそういう地域に入ることの意義っていうのはどういう?
(答)例えば今、尾鷲の早田地区という所があるんですけれども、その早田っていう所はこの7、8年で高齢化率が普通で行くと80パーセント超えるぐらいになるところを、11人ぐらい若い人たちが移住してきて、それによって60数パーセントでとどまったっていうことと、そろそろまちづくり株式会社もつくって地域の新しい動きを起こしていこうっていう形にもなっているので、集落単位で見れば若い夫婦が来るだけでも全然インパクトが違うので、人口密集地域の団地の所に1人移住の人が来るということよりは、やっぱり今申し上げたような所に、集落に1人でも2人でも来ることで相当大きなインパクトが。尾鷲の三木浦の所の空き家を改修したゲストハウスなんかもまさにあれ東京か名古屋かにお住まいの方がこっちでやっていただいて、そこが交流人口が増えてってことですから、そういう何て言うのかな、インパクトの大きさというふうなことを考えれば、数だけでない影響があるというふうに思ってます。
○三重県知事選挙
(質)少し知事選の話を伺いたいんですけども、4年前と今回、県内をくまなく回られてどんな課題が新たに出てきたか、知事どのようにお受け止めになってますでしょうか。
(答)新たにっていうことよりは、経済などにおいては確認したっていう形になるのかなあ、マクロデータは良くなっているけれども実感値とかはまだまだ伴っていないというようなことについてのお話がやっぱり多かったというふうな印象を受けましたし、それから若者の働く場を確保してほしいというようなことについて、特に1次産業を中心にですけれども、そういう人から若者ご本人もそうですし、リタイヤされた高齢者の方々からもそういう声があったというようなこと、それからインフラ整備的な部分についてのお話は結構多かったです。それから私自身が演説会などで教育の話をしたこともあるのかもしれませんけれども、子供たちの学力や体力についても教育の部分でしっかり頑張ってほしいという声はよく聞きました。加えて、伊勢志摩地域のみならず北勢地域も含めて、サミットについては期待をしていただく声が多かったというふうに思ってます。
(質)特に人口減少に関してお伺いしたいんですけれども、4年前と比べて県南部地域、東紀州地域、知事の目にどのように映ってらっしゃいますでしょうか。
(答)元々、相当に危機感が高い方々だったと思います。が、やっぱりまた、ああいう日本創生会議でのあるいは行政全体、政府全体の取組もあって、さらによりリアルにって言うんですかねえ、具体的にアクションを起こしていかなければならないんじゃないかという、そういう思いを持っていただいてる方が特に人口減少率の高い所や高齢化率の伸びが高い所の方々は、元々危機感を持っておられましたけれども、さらにそういうのがリアルになってきたなあという感じはしました。僕が4年前に回らせていただいて、南部地域活性化基金とか南部活性化プログラムを作ろうと思った時にいろいろ聞いたお話よりも、より切実にリアルなアクションが必要だというふうに思っていただいてるような印象を受けました。
(質)長くなって恐縮なんですが、先程の職員向けのあいさつの中で29市町との連携を密にというお話がありました。もう少し具体的に例えばどんなテーマで、どんなふうにやっていくのかご説明お願いいたします。
(答)私が申し上げた話の中で、選挙で回らせていただいてる中で福祉の充実とか教育の充実のお話、まあ医療もそうなんですけどもありました。その辺りについて、例えば介護の話なんかでもやっぱり介護保険制度を主に運用していただくのは市町でありますし、でその健康づくりのこととか要支援の部分については、特に日常生活の移行支援のところで市町がしっかりやっていただかないといけないので、そういう介護のような分野、あるいはそれから子育ての分野、それからずっと今回も言ってます学力・体力などの小中学校、特に義務教育部分においての教育環境、この辺りについては特に県民の皆さんのニーズが高かったけども、それ実は県の仕事じゃないんですけどねみたいなんはその場ではそうは申し上げませんでしたけれども、やっぱりたくさんあるんですよ。そうすると県民の皆さんの思いをかなえようとすると、市町の皆さんと一緒にやっていかないといけないし、で相手候補の方がおっしゃっていたような子ども医療費の窓口負担みたいなのも市町の財源負担が出てくる話ですから、そういう部分においてもそうですが、何と言っても市町としっかり、住民に一番近い自治体の市町の皆さんと連携なくしては県政ないというふうに思っていますので、特に申し上げた分野としてはそういうことです。
(質)知事選で投票率の低下、昨日も少し聞きましたけど、改めて現職としてその低下の責任と言うか、つまり半数以上の有権者が、これはもちろん鈴木さんと藤井さんの話なんですが、県政を自分に身近な課題として感じさせることができなかった、これは事実ですよね。それが投票率の低下ということで表れたと、そのことの現職としての責任をどう感じてるのかを教えてください。
(答)理由はどうあれ投票率が低下をしたということ、それが仮に今回の様に6、7パーセント減ったというのではなくてそれが1パーセントであったとしても投票率が低下をしたということについては、現職としてというよりは政治家としてそれは非常に重く受け止めています。理由はその県政に関心がないということなのか、魅力的な政策を提示することができなかったからなのか理由はよく分かりませんけれども、結果として1パーセントでも投票率が低下をしたということについては、それは政治家として重く受け止めていますし、責任と言うか反省・教訓にしていかなければならないと、そういうふうに思ってます。
(質)藤井さんの10万票という得票、これはどう受け止めてますか。
(答)票数、そうですね、相手候補の方が取られた票数とか率がどうと言うよりは、私自身の名前を書いていただいた方にそうだな、どう受け止めも受け止めてないというか何かあまり、僕は当選させていただいた以上は、元々県民党というのを標榜していましたし、すべての県民の皆さんが幸せになるように仕事をするというのが大前提ですので、あんまり票は気にならないですけどね、相手の方の票をどう受け止めるとかは特段ないです。
(質)ただ批判票、それは鈴木県政の批判票が10万票あったと、そういう受け止め、解釈もできますよね。
(答)まあそうですね。
(質)それについて何も受け止めはないということですか。
(答)批判票があったということについてというのは、県政に対して何らか批判があるということについてはそれは当然受け止めてますが、10万票であったということについてはそれに対する評価はないです。それは今私申し上げたとおり現職になった以上は、すべての県民の皆さんが幸せになっていただくようにと申し上げましたんで、それは僕の名前を書いてない人も含めてそれはそういう方々も視野に入れて当然県政を行っていくべきですから、10万票という絶対数については特段評価はなしです。
○選挙後初登庁時の服装
(質)黄色いネクタイの話ちょっと聞いていいですか。
(答)どうぞ。
(質)本当に何年振りぐらいですか。
(答)これ思い返せば似たようなやつを就職活動の時に着けてたね。
(質)何年前ですか。
(答)俺今40歳やろ、俺浪人してたから22歳の時やから18年ぐらい前ですかね。
(質)それ以来してないんですか。
(答)多分1、2回はしたことあると思うけど人生においてでしょ、18年間においてでしょ、1、2回はあると思います。少なくとも1期目4年間の間は、1回お土産にもらったやつで一瞬着けたことはありますけど多分1回だけだと思います。基本的には4年間で着けたことがない色だと思います。何かカラー診断というのがあるんですよ、その自分に合う色みたいな、それを僕が政治家になってポスターの色とか撮る時に衆議院の時は最初やらずに知事選までの間にやったんですけど。なので衆議院の時は最初黄色がイメージカラーだったんですけど、それでやった結果黄色はあんまりそのカテゴリーの中にはないというかあんまり似合わないですねという感じだったんです。でもちょっといろいろ考え話し合い専門家の意見も聞いて黄色で行こうかなと。
(質)あそこでもおっしゃってましたけど、苦手なものに挑戦していくというメッセージが込められていると?
(答)これは選挙期間を通じて県民の皆さんからもあったんですけども、行政って要はできない理由から入ってしまうことって結構多いんですよね。こうだからできませんって、やりたくないからそう言うというのもあるかもしれないし、本当にできないこともあるんだけども、やっぱりそっから入るんじゃなくて真摯(しんし)にやっぱり謙虚に受け止めて、僕はあの時にも言ったんですけども、県民の皆さんからすれば強大な権力があるわけですよ、例えば児童虐待において僕たちは子どもたちの命を安全にと思って一時保護とかするわけだけれども、親から見れば拉致して行くのかみたいなすごい強い思いがあるわけですよね。それでも僕たちは子どもたちの命に万が一のことがあってはいけないからというのがあるんで、強大な権力を県庁というのは持ってるわけですよ。なので、そういう中でやっぱり真摯(しんし)に向き合ってほしいんですよ県民の皆さんに、ということはいきなりできないから入るというのは真摯(しんし)に向き合ってるとは言えないと僕は思うので、やっぱり結果できないこともあるかもしれないけど、どうやったらできるのかということもちゃんと考えた上で、で、できないっていうふうに言わないといけないと。そういう選挙期間を通じて僕は最初、冒頭申し上げたとおり、僕が1期目やった政策の評価をいただいた部分についても職員が手伝ってくれたからできたというふうに思っているので、それは職員の頑張りも一定評価されたと思うんだけど、一方でやっぱりそういう部分においての職員の皆さんに対する不満と言うかな、そういうのもよく聞いたんでよりバージョンアップしてほしいと、そんな思いで申し上げました。あと僕自身が新たな気持ちでスタートしようと、僕自身もさっきの批判票の受け止めじゃないですけども変えて行かないといけない所はしっかり変えていかなければならない、そんな思いです。
(質)単純に着けてみた感想はいかがでしょう。
(答)それなりに悪くないんじゃないかと自分では思っているんですけど、妻からは少なくとも言及はなかったですけれども。今日ネクタイちゃうね、とかそういうのは言いませんでしたけれども、これを決める時に妻の方からも絶対そんな1つの色が無理とかっていうのは絶対ないはずやからこういうの探してみたらあると思うよと言って、そういうアドバイスはもらいました。
(質)いかがでしょう、その黄色いネクタイはローテーションには入るんでしょうか。
(答)入れざるを得ないですよね、これだけ言うと。こんだけ言ってさ、全然その後4年間全く1回も着けてませんやったらちょっとさすがにね、選挙にあたっては赤のネクタイを何本か増やしたので、ローテーションが増えますので頻度はそんな高くないかもしれませんけども入れますよ。入れざるを得ないって言うとすげえ消極的かなと思いますが、入れますよ。
(質)どういう場面で使いますか。
(答)どうやなどうやろな、分からんけど、普通に僕が持ってる紺色系のスーツの時にローテーションが当たる時は行くんではないですかね。僕はこういうのとグレーとさらにチャコールグレーというのが多分あると思うんで、そのスーツとの相性もありますんで。まあどうだろうな、こんだけ言うて関心持ってもらってるんでいろいろ考えますわ。今の所はどういう時に着けようとかってあんまり考えてなかったんですけど、今日はとにかくそれを言おうというふうに、結構選挙期間中にこのネクタイについて取材をいただいて一部報道で載せてもらったやつが結構いろいろ質問を受けたりしたんです。なぜ黄色を着けないんですかとか、そういう感じです。
(質)4年前の登庁時の色は何色だったか覚えてらっしゃいますか。
(答)ピンク。
(質)さすがです。
(答)僕が今、今のホームページに僕の写真が、県庁のホームページに載ってる秘書課のやつのピンクのネクタイあると思うんですが、あれ。
(質)ストライプがどうやったらできるかというのが理由なんですか。
(答)レジュメンタル?これは違うの。黄色の色合いと水色とか、僕カテゴリーであれね、4シーズンになってて、スプリングとかサマーとかオータムとかウィンターとあって、僕はファーストカラーがサマーでセカンドカラーがスプリングっていうやつなんですけど。そういう水色とか紺色みたいなとかが、ファーストカラー、セカンドカラーに合うやつなのでそれと混ぜていくという、これが水玉とかでもいいのかもしれないけどもレジュメンタルじゃなくて調和がええらしいと専門家が言ってました。
(質)専門家って誰なんですか。
(答)洋服屋さん。僕がこのスーツもそうですけども、以前から仕立てる時はそこでやっているとこの洋服家さんが。
○紀伊半島大水害復旧事業の受注企業の所得税申告漏れ
(質)別件でちょっと厳しい話で、紀伊半島大水害の話でお願いします。今日一部報道で復興工事に携わっている業者に所得隠しがあったのではないかという報道がありました。紀伊半島大水害からの復興は、知事が心血を注がれたテーマだと思います。どのように受け止めてらっしゃいますでしょうか。
(答)国税が対応している内容とはいえ県内の業者の方の中でそういう事案があったことについては大変残念に思います。ですので今後国税において重課税とかいろいろやられるかも分かんないですが、県税の方も国税と情報を収集しながら何か対応が必要であればやりたいと思いますけど。いずれにしても受け止めとしては残念に思ってます。
○知事の給与
(質)1期目、知事給与と退職金について公約されて当選されましたが、2期目は後ろの方に簡単に書いてありますが、どういう方針でしょうか。
(答)あそこに書いてあることは2つ書いてあって、1つは特別報酬審議会の意見ということと議会の意見、この2つが書いてあると思うんですが、1つの特別報酬審議会の意見ということについては昨年末にやった時に、理由があって様々比較をしたり経済情勢なども鑑みてこの額にしているんだからそれはそのとおり受け取りなさい、ということを座長の当時、種橋三重銀行頭取ですかね、から答申を渡される時の口頭意見でそういうふうに言われていますので、それは1つであるというふうに思ってますのと、あとまあ議会の中でこれから、僕が6月補正、前回だと6月議会にすぐ出したんですけども、そういうことを条例の何か僕から何かするとは今は考えてなくて、これから中期財政見通しとかも出そうと思いますので、そういう今後の財政状況とかこれまでの財政健全化への取組とか、そういうのを踏まえて議会の中でのご意見を聞きながら、総合的に判断したいということなので、自分の中でアプリオリにというかこの必ずこうするとかっていうのはまったく決めてなくて、まったく白紙、結果として現状維持かもしれないし、まったく白紙です。
(質)現状維持っていうのは、減らさないということですか。
(答)ううん、今の3割カット、5割カット、退職金ゼロていうのもまあ、1つの現状維持としてのオプションかもしれないですけどね。なので、僕が考える要素としては意見を聞く要素としては2つ、今、特別報酬審議会と、特別報酬審議会は今申し上げたとおり一定意見がいただいているから、今後議会の皆さんのご意見をお伺いしながら考えたいと思いますけどね。
(質)テクニカルな話なんですけど、現状維持の場合は条例とか何も手を付けなくて、元の額に戻す場合は手を付けないといけない?
(答)はい、今、どういうふうになってるかというと、鈴木英敬という人が知事をやっている間はこうしますっていう条例になっているので、その条例を廃止することになるんだと思うんですけどね。元人事課長、それでよかったですかね。
(答:戦略企画部)はい。
(答)はい、です。なので何かを変えるというよりは廃止条例をしないといけないんですよね。廃止か変更、その中身を変えるか。
○2016年主要国首脳会議(サミット)の誘致
(質)ちょっと選挙期間中はサミットのことはあんまり取り上げづらかったので今日改めてやるんですが。
(答)取り上げてくれてもええのに。
(質)何度も聞いてきた質問で申し訳ないんですけども改めてですね、また選挙終わってこれからサミット誘致への意気込みをちょっと聞かせていただきたいと思いまして。
(答)やはり世界最高峰の国際会議、これを三重県で経験することで三重県の総合力や国際認知度を高めると、その後の経済活性化や観光誘客、そういうことに繋げていきたいというふうに思っています。これは僕自身が遷宮を経験したことが非常に大きいです。遷宮という日本中が注目をする、あるいは世界の人たちからも非常に関心を高めるそういう経験をすることで地域の総合力や認知度っていうのが間違いなく上がったと思います。僕自身もそれを経験させてもらいました。なのでそういうのに類するというか匹敵するような世界最高峰の国際会議を経験することで三重県の経験値を高め国際認知度を高めるというふうにしていきたいということであります。加えて三重県はそれをするに相応しい魅力、宿泊施設や場所としての魅力もそうだし、あるいは平和あるいは日本の歴史伝統文化そういうメッセージ性そういう観点から見ても加えて警備という観点から加えてもそれをやるに相応しい場所であるというふうに思っています。
(質)昨日朝取材させていただいた時にもう10数日で決まると思いますと、昨日おっしゃってましたけどゴールデンウイーク前後という認識でしょうか。
(答)前回の洞爺湖が決まった時が4月23日に総理が発表しています。沖縄のやつが決まった時も4月20日台だったと思います。なので、そういう前例から考えれば総理が4月26日に訪米される直前ぐらいか訪米後だというふうに僕は勝手に思っていますので、それは6月7、8日に行われるドイツのエルマウでの首脳会議で次の日本は日本の○○でやりますというのを発表しなければいけないということでその時期と考えてますが、別に必ずエルマウの時に言わなければならないということでもないので、実際に例えば去年一昨年ベルギーのブリュッセルでやった時は元々ソチの予定でしたけどもクリミアの侵攻があったので急にブリュッセルに変えたことがありますから、あとあれいつやったかな、イギリスのロックアーンかアメリカのキャンプデービットかどっちか忘れましたけどその時も前年のサミットで言ってなかったことがあるみたいなんで、まだと思いますけど普通にいけばそれぐらいだと思っていて、僕らとしては働きかける側としては一番短いスケジュールを考えて働きかけないと、まあまだあるわと思ってて呑気にいってもう決まりましたではあかんので、そういう思いです。最短だとそこで決まるんじゃないかとそんな感じです。
(質)そうすると最短だともうあと本当に10日とちょっとということなんですけど、その間どのような働きかけをされるんですか。
(答)表面化するルートと表面化しないルートと様々あると思いますので、それは私自身のみならず様々な県選出国会議員の皆さんとかもそうですけれども、多くの皆さんに意思決定に関係するような人物や組織、そういうものに対する働きかけを様々していきたいと思います。様々なレベルで加えて昨日13日、昨日ですね、昨日付けで誘致促進協議会の皆さんに改めて機運の醸成を図ってほしいと、みんなで盛り上げてほしいと、サミット来てほしいとそういう思いで一緒にやってほしいというメールを担当部署から誘致促進協議会のメンバー全員に送っていますのでそういうことも加えてやっていきたいと思います。
(質)そういうことが表になるようなことですか。
(答)そうですね。
○日本創生のための将来世代応援知事同盟
(質)日本創生のこの知事同盟なんですけども、発起人とか代表者とかっていうのは就くんですか。
(答)ないんじゃないかな。今まだ聞いてないですけどね。子育て同盟の時も代表者って設けずに幹事を最初鳥取県の平井さんがやって、次その子育て同盟サミット開催県が事務局みたいな感じでぐるぐる回ってたんで、多分設けないと思いますけどね、代表みたいなのも。
(質)あとこれ今回のメンバーは子育て同盟の知事がそのまますっぽり同じ人数でこの同盟を作るという理解でいいんですか。
(答)何人か違います。
(質)新しいメンバーが入っている?
(答)と、あと居なくなる人もいると思います。その資料提供のやつってある?そうですね、抜けてる所もありますね。
(質)その新しく入る所に関しては新しく声を掛けたんですか、それとも。
(答)えっとねえ、ごめんなさい、そういう意味ではこの今加盟県計12のうちは新しい所はないですね今、ちょっと待てよ、あっそうか福島は新しいというふうに考えるのかな。前やってないからな、これはね声を掛けたというか向こうもそうしたいという意向があって宮城の村井知事から推薦があって入ってもらったということですね。佐賀が抜けてますね。
(質)佐賀は子育て同盟自体も抜けているということになるんですか。
(答)なりますね。一応これ基本的には知事の同盟なので知事自身がどう思うかということが中心なんで、福島の場合は知事自身が入るということだったし佐賀の場合はそういうご判断だったんでしょうね。
(質)16日って東京に行くみたいですけど、これはサミットですか。
(答)基本的にはこれ元々あれやな、当選のごあいさつみたいなのもありますし、その他非公開の予定もあります。基本的には公務がおおむね一つの取材を除いて入っていない日でしたので、そのまんまじゃあ当選のあいさつを中心とした日程を組んでほしいということにしてあります。
○2016年主要国首脳会議(サミット)の誘致
(質)サミットの件でよろしいでしょうか。知事の手応え、マスコミは賢島急浮上とか書いてますけども、当事者としてどのように思っていらっしゃいますか。
(答)選挙期間中でしたんでね、特段僕に何か打診はしかるべきところから特段ないですけども、そういう漏れ伝わっているっていうようなことであればいい線いっているんじゃないかなと思いますけどね。一方で分かんないですけど警備の関係の人の捉え方とそういうおもてなしというかの関係、会議運営側の評価とそういうのも総合してどうなのかというのもちょっと分かりませんし、先般様々一部報道があったことのようなことについては警備を中心とした部分のお話だったと思いますので、全体的に僕は元々三重県が一番だと思っているので間違いないっていうか一番いいというふうに思ってますけど、まあそんな感じですかね。手応えっていうと分かんないですけどいい線はいってると期待してますけどね。
(質)昨日NHKさんで50パーセントプラスアルファってあれはどう捉えているんですか。
(答)よく見てますね。だからその50は軽井沢かうちかっていうことになっているんだと報道などで聞いているのでそれの五分五分という50ですね、プラスアルファは僕の三重県が絶対一番いいよっていう自信と期待でプラスアルファとそういうことですね。
(質)プラスアルファは結構大きいんですね、じゃあそうすると。
(答)どうですかね、どうですかね。分かんないですけど、はい。
○知事ぶら下がり会見
(質)あと2期目の情報発信の事に関してお伺いします。少し調整が必要な事項になるかと思いますが、ぶら下がり会見はどのようになさりたいと思ってらっしゃるんですか。
(答)記者クラブの皆さんが、ええよって言っていただくんであれば現状のまま行きたいと思いますけど、皆さんの負担感とか社の張り付けの人間の数とかいろいろあると思いますから基本的には何て言うんですかね、皆さんが取材したい時に取材をできる、あるいはコメントがほしいという時にコメントが出せる、そういう体制や機会を保証するという大前提の下、私自身としてはこの定例記者会見とぶら下がりのスタイルは記者クラブの皆さんにおいて何て言うのかな、大きな異論が総意としてなければ現状を続けさせていただくとありがたいと思います。定例記者会見のような場だけじゃなくて、ああいう職員たちが取り組んでいるようなこととかあるいは事業者の皆さんと一緒に来てもらって発表する場面とかそういうのもありますので、と考えてます。
(質)じゃあ第二県政記者クラブの方も含めてお願いします。
○三重県知事選挙
(質)CTYさんは。知事選ですけど、やりにくさ含めて今回比較的その選対本部長の意見もあって手足縛られたような選挙だったじゃないですか。この辺についてもう少し自由にやりたかったとか、あるいはちょっと思いと違うなというふうなことはあったんですよね。
(答)あったんですよね、あったんですよね、どうですかね、1期目の時は特に県議の方にもたくさん助けていただいたのもあったのでどうでしょうか。今回その体制のやりにくさというよりは県議の皆さんと連動させないということについて、こうなんて言うかな、配慮とか実際支持者の人が重なってたりするケースもあるので、その辺りの日程組みとかそういうのが中々難しかったなあというのとか、あとは県議会告示後幾つかの場所で本当であれば個人演説会をやりたかったなという場所も幾つかありましたけどね、それができなかった所があったりするのは残念でしたけど、でも結局はその中でしっかりやるということでしたし、後援会も急造で作ったところもありましたけども、にもかかわらず頑張ってもらったんでやるしかないかなていう感じでやってましたけどね。
(質)理屈から言って歴代その知事選の時に、候補者は例えば伊勢市とかで演説会開いてないってことは今までなかった話で、そこを街宣で流して終わったというのはあるじゃないですか。逆に言ったらそういう選挙戦術が投票行動の盛り上がりとかそういうのに繋がらない分もあると思うんで、そういうことでの何か反省みたいなのはあるんですか。
(答)そういう意味では個人演説会って基本的には既におおむねご支持をいただいている方が来る場なんですけど、やっぱり僕も3回目、今回選挙を経験して思いますけど選挙ってやっぱりコアになる人が熱ければ熱いほど熱伝導がバーとこう広がっていくので、個人演説会ってそういうコアの皆さんとか既にご支持いただいている皆さんにもう一度燃えてもらうという意味では非常にいい機会だと思うんですよね。だからそういう意味では網羅的に個人演説会とかが個別の場所は別として打てなかった部分については残念な部分はありますけどね。その熱伝導なんですよね、熱い人がやっぱりさらに熱くなってというのがあると思いますし、特に去年の年末に衆議院選挙したばっかりで選挙疲れもあるかもしれない中で来てもらう動員って言うかな、来てもらう部分においては相当誘う側も熱が必要になってくるので、そういうのああこの英敬ちゃんはこうやって今回2期目でこんなん言うてんねんから頼むわみたいなね、の機会が少なかったということは残念だなと思いましたけどね。
(質)都合3回選挙をやられて、で1回目と2回目は厳しい選挙で、で今回3回目は、候補者が新人というのもあってそれに比べると楽な選挙でしたね。で全体に今回の選挙のその教訓的なもの、今後もしずっと政治家を続けられるときに、今回のようなものであるとか、あるいは無投票っていうのもあると思うんですけど、今回の何か教訓みたいなものはありますか。
(答)今回特に現職として臨んだので、何て言うんですかね、多分知事の1回目の時は、変えるのか変えないのかいうようなこととか、思いとか理念とか自分の人物とか、そういうのを前面に出して戦うことが多かったですけど、今回は現職ということもあって、政策を中心にしゃべったりしたことが多かったので、そういう演説においての結局最後そうですね、四日市とか鈴鹿じゃねえな四日市の最後の街頭演説とか、名張、志摩あたりとかで少しずつ変えていきましたので、そういうそっちの方が結構感動したって言われるのが、これまで僕の演説を何回も聞いている支持者の方でも後援会のおばちゃんとかでも言いはったんで、そういうなんていうか選挙の思い返せば前回もそうでしたけど、バイオリズムとかそういうのが大事だなという中でのまあ自分の発言内容とかそういうのは教訓になりましたし、あとは後援会組織はできている部分とか10人ぐらいありましたけども、そこの組織力のあり方とか、どういう人物にどういう役割を頼んだらいいのかとか、そういう部分の組織構成とか組織組成みたいな部分について、幾つか思うところがあったというか教訓になったことがありましたけどね。例えば、どこと言うとその人たちがかわいそうなんであまり言いませんけど、北勢地域のある後援会とかでですよ、例えば企業の方とか経営者の人を中心に組んでいるようなところの後援会とかもありましたけど、やっぱりそういうのだと、地域の例えば自治会とか一所懸命やってくれている方とかへの波及とかがあんまりないので、そういう方々をどうこう縦横でこう巻き込んでいったらいいのかとか、そういう組織構成のあり方とかそういうものについては、も教訓ありましたね。
(質)地域政党と称するだけでそういう政党はないんですけど、単なる政治団体ですが、あそこの推薦もらったじゃないですか。逆にその推薦した側は、知事と要は一体化っていうのを持ち出して、特に厳しいと言われた候補者の場合は、まあ、ほとんどその鈴木県政の政策集に載ってたその政策っていうのは私もやってるんだというようなことをアピールして、どっちかというと知事に乗っかって選挙をやってたじゃないですか。で昨日、政党の選挙を振り返って、自民の幹事長の水谷さんはそこのところをうまくその向こうが一枚上手だったという風に言われたんですよ。その辺というのは逆に推薦を受けたことによって、ある意味その自民党が知事の場合は県議をその自民党県議候補者と一緒にはしなかった、ちょっと戦術的になんか齟齬(そご)はなかったかですか。
(答)どうだろうか。僕の様々な判断が県議選にどう影響したかっちゅうのはその自分自身もまだ検証していないんでね、分かんないですけど、なるほどな、僕自身は何て言うか、楽な選挙だとは思ってなかったんでもう必死でやりましたし、まあ非常に難しい中でやらせてもらったなあという思いもあるので、ですので自分のどう体制をどう組むかみたいなこととか、自分がどういう訴えをしていけばいいのかが中心だったので、県議の皆さんとかへの影響という部分については、そういう意味ではもしかしたら配慮が足らない部分があったのかもしれないし、検証はまだでききれていないですけどね。
○三重県議会への対応
(質)で結果、今後のその県議会運営ですけど、運営というか県議会に対してですけど、実際問題その新政みえさんがある程度復権されて、この4年間というのは、ほとんど新政みえ主導の県議会になるじゃないですか。それへの心構えとか対応はダメもとでお聞きしますけど、多分差し障りのないことをおっしゃると思いますが、どうされますか。
(答)あの1期目4年間の間もそうでしたけども、政策をベースに是々非々で議論していただくというんですので、我々としては自分としてはベストと思う議案を出させていただいて、でそれに対するご意見をいただくというような形で、会派がどうというよりは、自分たちがベストと思う議案を出して、それを各会派でベストと思う議論をしていただくと、政策ベースでやるということだと思いますけどね。まあ、1期目の4年間においても、何と言うかいずれの会派の方々も、何か反対のための反対とか何かバックグランドでどうこうで反対とか対立とかっていうのは、分かんないですけど一部の意見書とか請願の採択ではあったかもしれませんが、こっちが出す議案の中でそういうのがあったとは思えないので、政策をしっかり議案をベストなものを出して議論させてもらうと、あとはあの当然議場だけじゃなくてね、様々な意見交換や根回しと言うとあまり良くないかもしれないですけど、丁寧にそういうこう仮に決定的な勢力がなくて対立構図が強まるとするならば、僕たちは県民の皆さんのために議案をしっかり通して政策を実現していくということが主眼なので、まあ丁寧なコミュニケーションと言いますかね、というのを心掛けていくというのは大事だと思ってましたし、今朝僕が登庁してから当選証書をもらうまでの間、両副知事と危機管理統括監とかと打ち合わせをしている中でも、そういう確認はみんなでしましたけどね。
(質)ただし、この前の前期の4年というのは共産党さんがいらっしゃらなくて、しかも今回知事選で対立候補として出られたわけですけど、だとすればその過去4年間のような形ですんなりいくとは思えないわけですよね。別に共産党さんが反対のための反対をするとは言わないですけど、そういうことの難しさとかいうのはどうお考えですか。
(答)そういうふうにおいては、共産党さんの場合は、基本的に共産党に限らず今申し上げたような政策ベースでやるという大前提の下、仮に反対のための反対とか実現全く不可能な絵空事ばっかりおっしゃるようなことがあれば、それは毅然と対応をさせていただきたいというふうに思いますし、きっちりと反論もさせていただきたいと思いますけどね。基本的に県政のことをちゃんと考えておっしゃっていただくのであれば、やっぱり政策ベースで議論しますけどね。
(質)毎年共産党さんは県議席をお持ちじゃなかったけど、要望に来られて30分なり1時間話されて、ほとんどそこって物別れに終わってたじゃないですか。立ち位置が基本的に違うわけじゃないですか。そこの難しさはあるでしょ。
(答)まあそうですね、なので私自身もそうですけど県庁全体としてそういう部分はあるんじゃないですかね。多分物の見方とか、今回の知事選挙を通じてもそうでしたけども、ご自身たちの主張に都合のいい部分だけ切り取っておっしゃるケースもありますからね、そういう部分については毅然と対応させていただかざるを得ないと思いますね。そういう部分で、これまでとは違うプロセスがあるというのは当然ですし、そういう意味では、そういう点の難しさというのはプラスアルファされる4年間だと思います。
○「ええとこやんか三重移住相談センター」の開設
(質)あと県内移住への売り込みなんですけど。
(答)県内?
(質)県内への移住。
(答)移住、はいはい。
(質)センターができるということで、これ三重県の場合に何が一番の売りになると思いますか。
(答)これはちょっと僕があの市町の方ともうちょっと意見交換しないといけないと思ってて、例えば大台町でPRすることと、名張でPRすることと、大紀町の錦でPRすることと多分違うと思うんですよね。だからそこをだから三重県色というよりは、きめ細かな情報提供をほしいというのが移住者の方々のニーズだったので、そこの市町の皆さんのその住む場の魅力というのを、丁寧に出すことが大事だと思うので、ちょっと市町の皆さんとよく連携しなければいけないことだなと思っていますけど。
○地域おこし協力隊
(質)それと、総務省が先にやっている地域おこし協力隊があるじゃないですか。これの関係がまあその半島振興法か、過疎法か、過疎指定を受けている地域とかそういう所以外に使えないんですね。で県北部でも実はそこの指定外の所も地域おこし協力隊を使いたいんだという市町がありますよね。この辺というのは、知事会なり通してとか何かそういうもう少し広げてとかいうお考えはないですか。
(答)そうなんですよね、地域おこし協力隊は、結構全国でもうまくいっているケースとうまくいっていないケースとありますけども、うまくいくかどうかはやってみなきゃ分かんないのにやってみるチャンスがない地域もありますから、これ僕もそういう声も実は聞いたので、この春の政策提言に間に合えば春にでも行きたいですし、それが間に合わなければ様々なブロック知事会議とか全国知事会の要望とかに入れていくかどうかも含めて僕は検討したいと思いますね。実際、例えばそういう過疎法とか半島振興法の対象になっていなくても、合併によって大きい市に見えている部分とかでもその周辺部に行けば集落として厳しい所もありますし、過疎法とかは、例えば津やったら美杉とかあっちのほうは入ってますけどね、それでも外れている所は北勢地域の中でも合併したことによって周辺になっててという地域もありますからね、それは僕も地域おこし協力隊でうまくいっているケースも聞いていますから、それはぜひ提言していきたいと思いますね。特に石破大臣とか高市大臣が地域おこし協力隊を全面押ししていますから、全面押しするのはええけど使われへんかったら意味ないやねえかということは、ちゃんと申し上げたいと思いますね。
○移住促進のための住宅改修補助金
(質)県の当初予算をみると、例えば民家改修、移住された方々が古民家とか使ったりその改修費っていう3000万で約18軒分という形でしか予算とってないですけど、これで移住センターを設けて実際呼び込もうという時には、この3000万というのはちょっと少ない気がするんですけど、補正等で何かもう少し増やすとかそういうお考えはありますか。
(答)状況を見ながら考えたいと思いますけどね、まずは、その額を積んでいるということなので、実際改修とかは必要ないケースもあるかもしれないですんで、今後その状況を見ながらということで、絶対18軒しかもう受け付けませんぜっていうシャッターガラガラみたいな感じには思ってないです。
(質)広げると?
(答)状況によってですね。それが12月とか3月とかになるかもしれませんけど、はい。
○2016年主要国首脳会議(サミット)の誘致
(質)それと志摩の知事選の時の個人演説会で、軽井沢と三重県で並んでて、唯一軽井沢に負けてるのが地域の盛り上がりだというのをおっしゃいましたよね。さっきの指示に繋がるんでしょうけど、その他に地域の盛り上がりっていうのを時間もないですけど他に何か手立てはないんですか。
(答)唯一負けているって言うか、先行されているのは、彼ら平成20年から誘致活動をやってますので、給食のことであるとか様々なことに取り組んでおられますんで、すぐには追いつけないとは思うんですけど、幾つかの伊勢とかもやってもらいましたけど、議会とかで決議をしていただくとか、あるいは経済界の皆さんで何か発信をしていただくとか、すべての県民の皆さん全部に浸透していくのはちょっと難しいと思うので、一定のまとまりの中で盛り上げをできる工夫を考えてほしいとは思ってますけどね。そういう意味では市町や議会や経済団体、そういう部分が中心になってこようと思いますけどね。結構関心高いですね、今日も午前中ごあいさつ行ったある団体の所では、僕がその話をしなかったんですけど、サミットの話をしてほしいと会長から言われてその場でサミットの話もさせていただきましたし。万歳する時も言う準備してたんですけど忘れてしまったんで、で後ろから三ツ矢さんにおまえサミット言わんかと言われて、あ忘れてましたね、そういうのがありましたけど。
○知事の任期
(質)再選されましたけども知事は何期ぐらい務めるのが妥当だと思いますか。
(答)それ一般論ですか。
(質)一般論でもご自身の予定でもいいですけど。
(答)私は今この再選させていただいたんで、まずこの4年間しっかり頑張ろうということですね。その知事がその知事が妥当かどうかっていうのは、その知事の有権者の方が選ぶことなので、私から申し上げることではないと思います。
(質)4年間ですね。
(答)4年間。
(質)まああんだけ各地で4年間って言ってれば、それは4年間だと思いますけど。
(答)何かね、いろいろ言う方もいらっしゃるかもしれないですけど、4年間と私は申し上げております。
(質)ありがとうございました。
(答)はい、じゃああの第一、第二ともに記者クラブの皆さん、これからまた4年間よろしくお願いします。ありがとうございました。
了