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平成26年12月26日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成26年12月25日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

・1年を振り返って(報告)

 質疑項目

・報告項目に関する質疑
・観光入込客数
・知事選挙の政党への推薦依頼
・地方創生特区
・年末年始の鳥インフルエンザ対策
・知事2期目の位置付け 

発表項目

(知事)今日は今年最後の会見ですので、少し今年1年を振り返ってということで、申し述べたいと思いますが、去年長かったんで、短めにいきたいと思います。今年トータルとしては県民の皆さんのおかげで、非常にトータルとしては明るい話題が多かった、まさにおかげ年と言えるそういう1年だったんではないかなというふうに思っています。印象に残った出来事を幾つか申し上げたいと思いますけど、まず県内の関係では、3月に天皇皇后両陛下が伊勢神宮にご参拝いただいたこと、7月に皇太子殿下、雅子さま、愛子さまがご参拝いただいたというようなことで、特に雅子さまのご参拝、愛子さまのご参拝においては、今年の12月の雅子さまの51回目の誕生日の時のお言葉の中にもその三重県民の皆さんの激励が、歓迎が非常に感銘を受けたということを言っていただいておりましたので、大変光栄でありました。それから、夏の高校野球においての三重高校が甲子園で準優勝したということをはじめ、スポーツ全般非常に調子が良かったということが印象に残っています。それから3つ目は、熊野古道の世界遺産登録10周年でまだ集計中ですけども、結果として過去最高の40万人を超える方々に熊野古道伊勢路に来ていただいたというようなことで、PRなどした結果が良かったんじゃないかと。それから今年の2月ぐらいだったと思いますけれども、MRJの垂直尾翼、水平尾翼の製造を、組立を三重県内でやっていただくということが決定したということが良かったなあと思います。一方で、そういうこう明るい話題の反対側ではというか、少し印象に残った出来事としては、まずは今年の冒頭は三菱マテリアル四日市工場において5名の方が亡くなられる爆発事故がありました。これについては、国においても体制強化などしていただきましたけれども、非常に残念でありましたし、改めてお悔み申し上げたいと思います。それから、全国学力・学習状況調査において3年連続で全国平均を下回るという大変厳しい結果が出たということについても、重く受け止めておりますし、今後しっかりと取り組んでいかなければならないと思っております。それから、県内の関係では最後になりますけれども、今年の3月に吉田沙保里さんのお父様、吉田栄勝氏がお亡くなりになられたという、突然の訃報がありました。あの時は私もお通夜に参列させていただきましたけれども、その時の吉田沙保里さんの様子、しかしその後の復活劇、そういうのを見て非常に勇気をいただいたというようなことであります。それから国内外の関係でいけば、ノーベル物理学賞の天野さんとか赤崎さん、中村さん。天野さん、名古屋大学にこんな面白い人がいたのかという感じでしたけど。それから錦織圭選手が活躍したということ、それから、やはり様々災害ありましたけれども、広島の土砂災害については非常に特に印象に残りましたし、今後私たちも土砂災害の危険箇所の調査を力入れていく予定でありますので、非常に強烈な思いであったということ。それから明るい話題としてはもう1つは、高円宮典子さまが千家国麿さんとご成婚されたということは大変おめでたいことであったというふうに思っています。最後、今年を振り返ってということになりますけれども、個人的には11月21日に来年の、来春の知事選挙について再選出馬ということの表明をさせていただきましたので、私個人としては大変重大な決断をさせていただいたというふうに思っておりますので、県民の皆さんに今後期待をしていただいて、というようになるように、様々な挑戦を続けていきたいというふうに思うところであります。以上、今年を振り返って、でした。

報告項目に関する質疑
○1年を振り返って(報告)
(質)では幹事社より何点か質問させていただくんですけども、今その個別のテーマでは少しお話ししていただいたんですけども、全体の世相を表す1文字があるとすると、それとあとその理由に関して少しお話しいただければと思うんですが。 
(答)難しいな。もしかしたらそういう質問をするんじゃないかなと思ってちょっと考えてはいたんです。まあ今年はいろんな、ちょっと理由は幾つか説明しますけど、「道」という言葉だというふうに思います。これは「道」は熊野古道の「道」ということもそうですし、あと先程も最後に私が申し上げた個人的な次に向けての決意表明をしたという次なる「道」と言うんですかね、歩んで行きたいという決意表明をさせていただいたということもありますし、あと今回の障がい者雇用、昨日の「Cotti菜」とかもそうですけど様々まだ成果が途中のものもありますけれども、企業誘致のこととかもそうですが一定の道筋を付けるための種をまいてきたというようなことなどもありますので、あとは三重高の準優勝などのようなスポーツにおいて元気が出る「道」が付いていけばいいなと、ここでバチッと切れるんじゃなくて前にそのまま進んでいけばいいなという、そんな思いもあって「道」という言葉です。

(質)そしてまた少し来年に向けての話を伺いたいんですけど、来年知事選もありますし一つの節目の年になると思います。どんな年にしていきたいか、少しご所見をお願いいたします。
(答)今知事職やらせていただいている中では、来年の4月というのは一つの大きな区切りを迎えるわけでありますので、まずは任期満了まではしっかり、何て言うんですかね、公務優先でこれまで取り組んできたことの成果が表れるように職員と共に全力をあげていきたいということですし、4月以降仮に県民の皆さんから負託をいただいて再度知事職をやらせていただくというチャンスをいただくということになったとすれば、これまでのスタイルのいい部分は踏襲しつつもまた新たなスタイルも取り入れて、いずれにしても私まだ40歳ですしチャレンジャーの気持ちで様々なことにチャレンジをしていく、そういう年にしたいなというふうに思ってます。

(質)知事選のことに関して一つお伺いしたいんですけど、いまだにお相手候補が見えてこない、知事お一人だけが表明なさってますけど、そのことに関して何か受け止めってありますでしょうか。
(答)私の場合は現職でありますので、お相手の方がどういう方が仮に出ようが出まいがですね、これまでの実績とそれを踏まえてこれから何をしたいのかっていうのを県民の皆さんにしっかり伝えるということだと思いますので、自分自身の成果と課題を伝え、これから何をやりたいかを伝えるということで、粛々とではありませんが県民の皆さんと向き合う形でしっかり取り組んでいきたいと思います。

その他の項目に関する質疑
○観光入込客数
(質)これ先程おかげ年の話もされましたですけど、これ県内全体の観光客は近々の数字とかってのは何か入ってきてるんでしょうか。
(答)これ観光入込客数ってね、重複とかを除かないといけないので、最終的には年度越えて春ぐらいでないと出ないんですよ。なので分かんないんですけども、観光庁が発表している宿泊統計は9月までのやつでいくと、670万人ぐらいやったかな、ちょっと正確な数字忘れましたが、去年より50万人ぐらい減っていますが平成24年と比べると60万人ぐらい増えていますので、なのでこれまでのトレンドで行けば平成25年程ではないものの平成25年を除けば過去最高になってるというような状況ですね。なのでこれから数字が出てくると思いますけども多分年度明けないと出ないと思いますね。トータルでは25年と比べれば減ってる部分もあるかもしれませんが、過去と比べれば伸びてるということだと思いますし、特にインバウンドでは最近はトータルの数もさることながら中国の方の戻りが、戻りと言った方が正確だと思いますけど、戻りがかなり増えていますので、県内の主要ホテルの一部などでも対前年と比べると3倍ぐらいになってる月もあったりするようですので、そういうチャンスを生かして国全体もインバウンド増えてますけれども三重県としてもしっかり取り組んでいきたいと思います。

○知事選挙の政党への推薦依頼
(質)知事選の政党への推薦依頼はされたんですか。 
(答)まだです。

(質)年明けですか。 
(答)日程については今調整してますけど。そんな密やかにやりませんので、ちゃんとこういう感じでやりますとお知らせすることになると思いますのでご安心いただければ。

○地方創生特区
(質)先週の金曜日の国家戦略諮問会議ですけれども、ここで地方創生特区の話が出てきて、日経新聞さんとか一部の新聞さんには三重県も候補に挙がっているなんて書き方されてましたが、で、そもそも新しいものを提案するものなのか、これまでの戦略特区のものを踏襲していくものなのか、少しちょっとよく分からない部分もあるんですけど、ここについてのアプローチというのはどのようにお考えですか。
(答)今回の地方創生特区は我々が理解しているところでは、既に国家戦略特区の規制改革の項目として認められている、例えば農家レストランとか農業委員会の市町との役割分担とか、そういうメニューの中であんまり使われていないやつを使うパターンの特区か、また新たに大胆な規制緩和を提案をするような特区か、そういうのが認められるというふうに聞いています、で、僕たちとしては一度提案しているものもありますので、かなり情報収集はさせていただいていますので、実現するかどうか分かりませんけど、僕らも三重って書いてあるんでちょっとびっくりしたのもありましたけど、積極的に地方創生特区という、あんまり制度の枠組みよく分かりませんが、積極的に取り組んでいきたいというようなことで、庁内的にもそういう検討には入っています。まあ何て言うんですかね、仮にそういうのに認められなくてもですよ、例えば私たちでいくと、東芝の四日市工場で国の規制緩和やりましたが、県が持っている高圧ガス保安法とかの関係の規制を合理化したり、あるいは四日市市が持っている消防関係の規制を合理化することで、東芝の四日市工場のコストダウンを数十億円単位でできたというのもありますから、仮に何て言うんですかね、そういう国の枠組みにはまるはまらない関係なく、規制を合理化することで、企業の投資拡大とか地方創生に繋がるようなことは、引き続き積極的にやっていきたいと思っていますので、今、様々な分野で検討進めて国の国家戦略特区の担当の皆さんたちからも情報収集をさせていただいてます。まだだから全然分からないです。全然分からないです。

(質)何かしらは提案したいと。
(答)ですね。どういう提案のフェーズがあるのか分かりませんけれども、何かしら積極的に取り組んでいく意向ではあります。はい。

○年末年始の鳥インフルエンザ対策
(質)2つありますけど、まず1つは年末年始の鳥インフルエンザ対策ってのはどうされるんですか。
(答)鳥インフルエンザ対策については、先般、いつやったかな、11月やったかな、に既に鈴鹿管内を中心に訓練をやりまして、併せてそこで少し動員計画ですね、いざ発災した時の動員計画の見直しとかもやっていますので、年末年始においても遺漏のないようにということは既に関係課、それから名簿登載されている職員、それから関係機関に周知徹底しているところであります。特に県内ではこれまで発生したのは南伊勢町だったり紀宝町でありましたけれども、最も養鶏の数が多いのは鈴鹿管内ですので、特に鈴鹿管内を中心に警戒を強めていただくようにというのはやってます。

○知事2期目の位置付け
(質)知事選のことですけど、先ほどお話のあったように今年に関しては、まあ今年というか1期目というかですね、一定の道筋を付けるための種をまいてきた、とするならば、2期目の位置付けっていうのは、ご自分ではどう。2期目以降でもいいんですけど、2期目だけでもいいですけど。
(答)まだ何て言うんですかね、そういうこの今現在、政策の整理であるとか、どういうビジョンとか構想とかっていうのを練っているところでありますので、なかなか具体的にはお答えしにくい部分があるものの、基本的には大きく路線が変わるということはないと思いますので、これまで種をまいてきたことの成果が出ているものはさらに伸ばす、あるいは少し何て言うかな、民間の皆さんに自立的にやってもらう方向に少し行政が仮に手を放すものもあるかもしれないし、一方で成果が出てないようなものに、よく注力をしていくというようなことだと思いますし、知事なんで当然ですね、全般的に総花的にもちろん目は光らせて見るものの、仕上げなければならないものの、あるいは成果を上げなければならないものの選択集中度合っていうのかな、それは選択集中度合って言うのか、深さっていうのかな、関与の深さっていうのかな、そういうのは強めていくようなスタイルになるんじゃないかと、ちょっと分かりにくいですかね。なるんじゃないかなというふうに僕なりには想像してますけど、いずれにしても、またしかるべきタイミングでどういう構想でかっていうのは申し上げさせていただきたいと思いますけど。

(質)何となくメリハリを付けるのが、さっきおっしゃった新たなスタイルを取り入れるということですか。
(答)よくまとめていただきました。が大事じゃないかな、やっぱり継続した、1つは県民力ビジョンとか行動計画とか作っていって職員のメンバーも僕が再選させてもらったら、こういうやり方の人なんだなと一定理解してくれてると思うんで、職員がうまく回してもらう部分を重視しながら課題が上がってないところとかにメリハリを付けて対応していくという、そういうスタイルになっていくんではないかなあとは思いますけどね。また考えます。
(質)ありがとうございます。

(質)ではすいません。20分なんですけど、知事ありがとうございました。
(答)皆さんよいお年を。

                                                       了




                                                            

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三重県 総務部 広聴広報課 報道班 〒514-8570 
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