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平成24年10月31日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成 24年 10 月   30 日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等

○株式会社百五銀行との共同セミナーの開催(発表)

 質疑項目

○木曽岬メガソーラ-の事業者選定
○地方交付税の支払遅延
○外郭団体への再就職
○議員報酬に関する検討
○大阪市長のマスコミ対応
○東京都知事の辞意表明

発表項目等

 ○株式会社百五銀行との共同セミナーの開催(発表)
(知事)百五銀行との共同セミナーの開催について発表させていただきたいと思います。先月、9月28日に株式会社百五銀行様と締結に至りました「産業振興等に関する包括協定」に基づいて、来る12月4日(火)に大阪の帝国ホテル大阪にて、「企業ネットワークセミナー」と題しまして、百五銀行様と共同セミナーを開催いたします。新たな投資をお考えの企業の皆様に、三重県の操業環境等の魅力や立地の優位性のPRを行って、新たな企業の誘致や雇用の創出に繋げるとともに、三重県産の食材を使用した料理の提供や、会場内で観光や物産の紹介を行うなど、三重県を総合的にPRをしていきます。中身は現在調整中ですけども、基調講演に東芝の会長で三重県の産業支援センターの会長をしていただいてます西田さんに喋っていただいて、その後西田さんと、県内で今、操業しております日本キャボット・マイクロエレクトロニクス株式会社のダマシェク由美子社長、それから三重大学の西村先生、それと私で、パネルディスカッションをやらせていただきます。あとは交流会みたいな感じでネットワークを組んで、いろいろ意見交換や名刺交換やいろいろしていただく、というようなことで考えています。産業振興の包括協定は、これからもいろいろやっていくんですけども、その1つ目の取り組みということで、ご紹介をさせていただいたということであります。はい、以上です。

質疑応答

●発表項目に関する質疑

○株式会社百五銀行との共同セミナーの開催
(質)今後、こういう形で百五さんご紹介の企業家であるとか経済人と、こういう形のセミナーになるんですか。
(答)そうですね、あとここまでに三重銀行さんと第三銀行さんとも協定を結ばせていただきましたので、第三銀行さんとか三重銀行さんも、そういうセミナーなり企画を何か考えていただいているみたいですので、そういう形でセミナーをやったり、表面に出ないやつとしては、なんというか海外の情報とか、あるいは企業誘致の時とかに、前もちょっと申し上げたと思うんですけど、最近そういう事業の縮小とか撤退とかが相次いでる部分がありますので、そういう時に、いろんな企業誘致をする時に、業界の状勢とかそういうのを専門的に意見をもらったりとか、そんなことをこの産業振興の包括協定の中では考えていますし、障がい者雇用の関係で何らかちょっと少し取り組みをお願いする可能性がありまして、そういうのも相談させていただきます。なので、こういう企業家とのセミナーのみならず、多方面にわたり協定を活用してやっていきたいと思ってますけどね。

(質)県内、百五さん、第三さん、三重銀行さんの3行ですよね。この県内3行のすみ分けというか特徴的なものはあるんですか。例えば海外に強い百五さんであるとか、何かそういう意図があるんですか。
(答)百五さんは特に中国で今回上海のビジネスサポートデスクもお願いをしているので、そのあたりが特にメインになってくると思うんですけども。あとは三重銀行さんだと北勢、第三銀行さんだと南勢、中南勢ですか、にそれぞれ地域的な強みもありますので、そういう企業をマッチングしていく際などにはそういう強みを生かした部分が出てくると思いますけどね。

(質)チャンネルを拡げるってことは悪くはないんですけど、逆に言ったら屋上屋を重ねる部分もあるじゃないですか。本来なら、3行に限らず信金も含めて、県内金融協会みたいな形の所と結んで、全体でやられる方が本来的には効率的ですよね。そういう話はなかった?
(答)信金さんは、実はちょっと議論はさせていただいてます。団体というか組織みたいなやつとやるのがいいのか、個別にやるのがいいのかというのは、ちょっといろいろ議論を相手方さ・ニもさせていただいた結果、特色の出しやすさとかもあってこんな感じがいいという所に落ち着いたようですので。信金は確かにおっしゃるとおりなので、ネットワーク化されてる部分も信金はありますから、そういうのを生かせるような形のお願いを実は今、してまして。

(質)過去に百五さんとか銀行と共同セミナーってやったことあるんですか。
(答)銀行と初めてです。

(質)一般の企業とは。
(答)一般の企業ともないですな。うちが外資系誘致セミナーということで、去年とか一昨年やった、うちの主催ですし、四日市港セミナーとかは四日市港(管理)組合として四日市の協議会とやってるので、企業と共同セミナーは今回初めてです。

(質)今後なんですけども、例えば東京とか名古屋とかで同じようなセミナーを開かれるおつもりはあるんでしょうか。
(答)それも視野に入れてます。今回は百五さんの希望で大阪と。

(質)どんな希望だったんでしょう?
(答)何かいろんなお客さんとの関係もあるのかも分かりませんが、今回は大阪でやりたいということでしたので。多分いろんな、操業を三重県でしてもらったり、事業所を出してもらったり、お取引をする関係で、関西方面をちょっと力入れたいということなんだと思うんですけどね。

(質)別に3行に弓引くつもりはないんですけど、基本的に今まで県がこういう形で企業さんと結ばれてったのは初めてのケースで、それまでは県自身がいろんな企業とかと結び付きができてて、しかも雇用経済部ってのができたわけで、そこのところの十分なネットワークがあるじゃないですか。それをあえて既存の銀行関係をかますという意味っていうのは、それは知事の発想なんですか。
(答)そうですね、みんなで議論して、って感じですけどね。やっぱりこう、何と言うんですかね、うちの中も相手さんも人事異動とかで人が替わっていったりしても、そのネットワークが切れずに、やっぱり属人的というよりは組織対組織でしっかりと、そういう約束事というか、物事を進めていくようにしたいという思いがあったのは事実です。なので、人事異動、人が替わってしまったら関係が弱まったといって結局何もできないとなるともったいないもので、そういう見える形で組織対組織で、っていうのにちょっとこだわったっていうのはありましたけどね。

(質)ということは結ばれてる協定っていうのは、どちらかがもうやめましょうって言わなければ、ずっと半永久的に続くというものなんですか。
(答)見直し規定とか別にないよね、はい。

(質)参加人数とか企業数はどのくらい?
(答)今、定員120名にしてありますけど。実際、まだ今、今日これで僕が発表させてもらって募集をバーッとかけるみたいなんで。これからです。

(質)一般の人もいいんです?
(答)いいんです?

(質)もう案内出してて、あえて告知する必要がないとかあるとか。
(答)どうですか。
(答:雇用経済部)基本的には企業さんを対象としてます。

(質)じゃあもう、あえて呼びかけて申し込んでくださいとか、そういう必要はないんですね。かえって混乱する?数値目標はない?
(答:雇用経済部)企業さんにということで。
(答)そうなんや。

●その他の項目に関する質疑

○木曽岬メガソーラ-の事業者選定
(質)メガソーラ-はどのような形でしょうか。
(答)木曽岬ですね。本当は今日、発表したかったのですけど。ちょっと中身を、今、精査していましてね、特に見ているのは事業計画自体がしっかりしているのかということもさることながら、今回、産業振興とか地域活性化みたいな提案も一緒に出してもらうようにしてあるので、そこの具体性とか、あと今回200億円近くいく事業費ですし、20年間という話ですので、資金的な安定性があるかどうかとかですね、そういうのをいろいろ精査しているとちょっと10月中と言っていたのがちょっと間に合わないので次回の定例会見では発表できるようにしたいと思います。

(質)候補は幾つくらいに絞られたのでしょうか。
(答)6社きてて、それを3に絞って、2に絞って、1にするとかではなくて、6社の中で点数を付けて1社という感じになるので、絞ったという形ではないので、まだ6社詰めながらやっています。

(質)何か、希望した企業に追加の資料の提出を求めている、という段階なのでしょうか。
(答)そうですね。最初にいただいた提案書だけでは具体性に欠けるところとかがあったので、改めて出してほしいとか、あとは経済効果とかあるいは資金的なこととかで幾つか追加の資料をお願いしているのもあります。

(質)ということは次の定例会見までスクープ合戦しろと。
(答)違う、違う。次の定例会見でちゃんと発表します。本当は今日やりたかったのですけど間に合わなかったですね。

○地方交付税の支払遅延
(質)特例公債法案の成立の見通しが立っていないということで、地方交付税が11月2日に予定していた交付が当面延期するということになりそうで、今頃おそらく方針が発表されていると思うのですが、こういうことについて三重県としてのコメントと言いますか、思いをお聞かせいただきたいのですけど。
(答)まず困りますね。地方交付税の影響について言うと、県のことでいけば前のやつを月で分割して、百十数億円も11月にも払われる予定であったのと、あと11月にもともと払う予定の350億円くらいがあって、460億円くらいを延期されるという見通しなのですね、今だと。三重県の財政としては、いろんな資金のやり繰りで450億円は賄えますので、金融機関から借り入れる必要などはありません。なので県としては何とかやり繰りをしたいと思っていますが、11月分が延期されることで県内の市町の幾つかには影響が出て、市町で金融機関から借入をせざるを得ないところが出る可能性があります。それは大変由々しき事態であるし、金利負担は国がするにしても、毎回、言っていますが、金利は税金から払われるわけですから、政局でこういうゴタゴタがなくてちゃんと法、通っていれば、その金利のために税金を支出する必要はなくて、他の事業に充ててくれればいいわけで、非常にもったいないし、憤りを隠せないというような状況ですかね。昨日の所信表明で総理もこういう予算と予算関連法案との関係をよく胸襟開いて議論をしたいというふうにおっしゃっておられましたので、地方などに影響のないように、おっしゃっていただいたとおりを実現していただきたいと思います。もともと基本的な認識が国と地方では違うのかもしれませんが、地方交付税というのは地方の財源なんです。国が自由にできる財源じゃないんです。なので国のゴタゴタで地方の財源のやり繰りが支障をきたすようなことがあってはならない、ということをよく肝に、国の方も銘じていただきたい、そう思います。

(質)県の方はやり繰りで何とかできるということですけども、ただ、やり繰りをしなくてはいけないというこういう手続きで、今回もまた煩わされるということについてはどのように思われますか。
(答)本当ですよ。職員かわいそうですよ。考えなくていけないわけですから。いろんな基金からこっちへいって、こっちへいって、動かしてやらなくてはいけないのですから。普通にきてたらそんな必要ないですからね。職員かわいそうですね。それで仕事が増えるわけですから。

(質)市町での影響ということですけど、具体的にはどのような市町で、どのような状況でしょう?
(答)それは今、調査をこれからやるところですけども、今、聞いている段階では幾つか借入せざるを得ないんじゃないか、という状況は聞いています。これからどの市町にとか、いろいろ調査をしっかりしたいと思います。

(質)例えば、借入のスキームですけども、例えば極端な話、県が一番信用力があると思うので、県が借りて配分するということもあり得ると思うし、それはこれから?
(答)これからですね。そういうのがいいのかどうか、そういう債権を、県が借りて借り換えるということですか。

(質)一定市町に貸し付けるということですね。それが認められるかどうか分からないですけど。
(答)ちょっと検討してみないと分かりませんけれどもね。

(質)それか市町にもう委ねる。
(答)基本的にはそれぞれでということだと思いますけどな。

○外郭団体への再就職
(質)今年度退職される職員が外郭団体の職員に就職する場合に、手続きが変わりますけれども、就職活動に競争原理が持ち込まれるわけですけど、その改革についてどのように評価されているか知事のコメントをお願いいたします。
(答)まず1回やってみようと、普通に企業を退職された方は、それぞれのご努力で第二の人生を歩むわけですから、公務員だけが特別であってはならないと僕は思っていますから、これまでも要請があったら、その要請に合う経歴を持つ人はこの人ですよという紹介はしましたけど、あとそれにタッチとかは全部それぞれの団体でやってもらっていましたけど、それを複数、全部バーンと広く紹介して、あとはもう好きにやって下さいというのを透明にやろうということですから、それをまずやってみて、とにかく外郭団体だからといって、あるいは県庁のOBだからといってなんか特別な、あるいは不公平があってはならないので、まずやってみたいと思います。

(質)その一方で、例えば、そもそも論として、外郭団体には外部も含めて公募をするべきではないかというような見方もできると思うのですけども、そこについてはどのようにお考えでしょうか。
(答)外郭団体が自立的にまわるためにどうすればいいかということなので、そこに何らかの公務員は絶対だめですよという制限をかけるのがいいのか、例えば公募しても国の独立行政法人とかも理事を公募して、結局、○○省OBの人しか手を挙げなかったということもあったりしましたので、どういうのがいいのかというのも議論必要ありますけどな。

○議員報酬に関する検討
(質)さっき議会で10時から代表者会議があって、例の議員報酬をそれをどうするかということで、まだ議論の途中でしたが、要は3論併記のまま、並立させたまま知事に投げて、そこで審議会開いてもらって、そこで決断してもらおうというふうな話しがちょっと主流になりかけたんですけど、その辺もし投げてきた時にそのまま開くんですか。
(答)どうですかね。まだ詳細聞いてないのであれですけど。どうだろうか。

(質)当然、通常の在り方として、議員報酬だから議会がまず決めて、それを審議会をかけるのが筋で、そうでない形で、議会内で決まらないまま、知事側に判断を仰ぐというか、知事に丸投げにして、審議会を開くということはいかがなものかという意見もあって、そこの攻防があったわけですけど。
(答)悩ましいですね。併記でくると決まりそうなんですか。

(質)今日決まらなかったです。
(答)また、もう一回?

(質)はい。
(答)我々としては開くにあたっては、議会としてはこういう意見なんだという、議会としてというのでいただく方がありがたいですよね。

(質)希望としては当然一つにまとまっていて?
(答)その方が開く開かないの判断の大義というのでしょうか、県民の皆さんに説明をして開かなくてはならないわけですから、開くにあたって大義が立つのが我々としてはありがたいです。議会諸事情あるでしょうからどういう形になるか来てみて判断になりますけども。開く大義が分かりやすい方が我々としてはありがたいですね。

(質)ワーキングが頼りなさ過ぎたんです。だから大森報告をまた広げて3本並べてあとは丸投げしていくというパターンなんですけど、それについては論評はない?
(答)なし。

○大阪市長のマスコミ対応
(質)橋下市長が週刊朝日の記事で取られたメディアへの対応あるじゃないですか、あれに関して知事はどういうふうに思われましたか。
(答)橋下さんの対応?

(質)対応について。
(答)そもそも事実無根のことを書くというのはよくないよね。橋下さんの対応も1社特定に取材拒否するというのは、どんな理由があれどあまりよくないことだと思いますよ。何か特定のメディアを指定してダメというのは、できればあまりよろしくないことですわな。でもその前段としてやはり事実じゃないことを書くというのはよくないと思うのですね。だからどっちもどっちじゃないですか、と僕は思いますけどね。

(質)知事も1年半、今、経つと思うのですけど、就任されてから、腹の立つ記事とか、あと根拠の無いと思われる批判めいた記事、知事が思われることは多分、今まであったと思うのですけど、知事、特に今までツイッターとかフェイスブックでそういう批判的なことは書いたことが、僕が見た感じでは無いと思うのですけど、ツイッターで批判する知事は他にもいらっしゃるのですが、特定のところを攻撃して、知事はそういう例えば腹が立った時とか、これはおかしいのじゃないかと思った時はどういう対応を取るのが首長としてあるべきだと思いますか。
(答)その内容にもよりますけれども、一つの物事で百パーセントみんなが賛成というようなものは無いので、何かの案件について賛成もあれば反対もあるということは、僕は別にあってもいいことだと思うのだけれども、そこに根拠がゼロというようなものがあるのはあまりよくなくて、それが個人のことをやられてるんだったら一定程度、僕は我慢するべきだと思うのだけども、県民に何か影響が出るような、県民の皆さんに何か悪影響が出るような何か批判だったりするならば、あるいは非常に頑張っていただいている方々がその意欲を無くしてしまって何もできなくなってしまうとか、前向きなことをやろうとしている人たちに何か影響が出るようなことであるとするならば、それは弁明したり反論したりする必要があると思いますけど、基本的にはそういう批判されるのも仕事ではないかと、腹立つことはよくありますよ、別に、普通にありますけど、それを特にネットに書き込むというのは一人歩きするし、曲解される可能性もあるので僕はあまりよくないと思いますね。ネットに書き込むというより、やるなら直接会ってやるなり、ちゃんとした弁明機会をするべきだと思いますけれどね。それはいろんな、ありますよ、全然関係ない個人的な非人道的な批判される時もありますよ、そういうのも、もう本当に我慢しているのも結構ありますけどね。 

(質)それはこのメンバーの中に?
(答)じゃない、大丈夫です。

(質)首長の会見のあり方に関してお伺いしたいのですけども、例えば橋下市長の記者会見の映像はネットでアップされていますけど、かなりの時間、もう1時間単位で定期的に記者会見に時間を割いているようなイメージがあるのですけども、そのことに関してはどのように思いますか。
(答)橋下さんが1時間会見やってるの?

(質)確か登庁の時、質問をかなりの時間で受け付けるというような印象があるのですけども、それまでサービスをするべきなのか、記者会見をするべきなのかどうか。
(答)業務に支障が無いというのが前提ですけども、支障があるならダメですね。支障が無い方がいいね。あと僕もぶら下がり(会見)やらせていただいていて、いつまで付き合わされるのかと皆さん思ってるかもしれませんけど、僕はそれが記事になろうがなるまいがその都度のある案件についての自分の考え方を聞いていただくという意味では、僕はそれなりに意義があると思っているので、業務に支障が無いというのが大前提なんじゃないですか。

(質)ちなみに橋下さんはどうも質問が終わるまで全然打ち切らないというふうに聞いておりまして、そこまで徹底してやった方がいいのかということだと思うのですけど。
(答)質問切るというのはなかなか難しいし、あまり感じもよくないのは事実やしね。橋下さんの場合は難しいのは、政治家橋下徹に聞きたい話と、大阪市長橋下徹に聞きたい話があるので、そのあたりで業務との関係で難しいですね。政治家橋下徹というのにいろいろ聞きたいのだけれども、それはやはり業務に支障の無い、特に時間の外のところでやったほうがいいだろうし、記者の方からすればそれは分けれないし、両方聞いてこいと大阪市政の人らは言われているわけですからな、難しいところですね。僕は野田総理がぶら下がりしないという話の時に何か言ったと思うのですけど、何かを説明しようとする姿勢、機会というのは多い方がそれはいいんじゃないですかね、基本的には。

○東京都知事の辞意表明
(質)ぶら下がりで、前、伺ったと思うのですけど、石原さんの都知事を辞められて、新しい党を作られるということに関して改めて何かありますか。
(答)ラストチャンスということで、チャレンジをしようということなんだと思いますが、任期の途中ですので、やはり1年半前に東京都知事として「この4年間こんなことをやりたい」というふうに都民の皆さんに説明したことよりも、「国に行ってこんなことをやりたくて今チャンスなんだ」と、「今しかない」という説明はやっぱりきっちりしないといけないと思いますね。1年半前ですから。そこの任期途中であるということの説明は、「任期途中でもいいじゃねえか」という人もいるようですけども、そこはやはり1年半前にお伝えしたこととの関係は説明される必要があるんじゃないかなと思いますけどね。あとは、第三極と言いますけど第三極って何をするための第三極なのかということは、よく説明した方がいいんじゃないですかね。私は個人的には、そういう国家に対する考え方とかは、石原都知事の考え方は、私は賛同できる部分が多いと思っていますので、そういう部分は期待はしていますけどね。

(質)期待度はあるのですね?
(答)ええ。新党にというか。

(質)石原さんの方に?
(答)そうそう。石原さんが国政に復帰をされて今の国家間とか憲法の問題とかに携わられることに対して期待をすると。新党とか第三極ということについてはちょっと分かんないですね。

(質)さっきのお話だと、首長が任期途中で他の道を取るときは、それなりにやっぱり説明がいると、じゃあ説明をすれば一応それはそれでOKということ?
(答)なるほど、逆から取るとそうなりますね。なるほど。いやでも、どうだろうね、基本はやっぱり、でも任期遂げるべきですよ、やっぱり。どうしてもという場合には、やっぱりそういう説明をということだと思いますけどね。だから、説明すればOKというところまではいかず、基本は任期をやるということだと思いますけどね。

(質)諸般の事情が政治の世界だからあるのでしょうけど、だとすれば逆にですよ、次の選挙というのを、さっきおっしゃったように、1年半前だから石原さんの場合、その時に出なくて国政狙いというのが一番波風立たない方法ですよね。知事はどちら取られますか、仮に。
(答)仮のことなんで、ちょっと申し上げることはできないですね、それは。自分は任期が原則ということです。
                                                          以上 

 
  

 

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