知事定例会見録
平 成 2 3年 10月 19 日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目
○「みえ産業振興戦略」検討会議の設置について(発表)
○三重県外資系企業セミナーの開催について(発表)
○吉田沙保里選手への「輝くみえのアスリート大賞」の授与について(発表)
○四日市コンビナート事業者と関係行政機関との懇談会の開催について(報告)
質疑項目
○発表等項目に関する質疑
○就任6ヵ月を振り返って
○式年遷宮への対応
○人件費削減
○TPPへの対応
○人事院勧告制度
○人件費削減(再質問)
○ポリオの予防接種
○中日ドラゴンズのセ・リーグ優勝
○県内中小企業の海外進出支援
○知事職としての幸福実感度
発表項目等
○「みえ産業振興戦略」検討会議の設置について(発表)
(知事)まずは「みえ産業振興戦略」検討会議の設置についてであります。みえ産業振興戦略検討会議の設置について発表いたします。この定例会9月会議でもご説明させていただきましたが、今後、三重県が何で稼いで何で雇用していくのかと、そして、そのための強じんで多様な産業構造をどのような方向で構築していくのかということについて検討し、三重県、地域から日本経済を支え、リードしていけるような産業振興戦略を策定してまいりたいと考えております。それを検討していく場として、私を含め職員が、専門的かつ総合的な知見を有する方々と意見交換を行うためにみえ産業振興戦略検討会議を、第1回目の開催となる11月18日付けで設置をいたします。検討会議のメンバーは配付資料にあるとおりでありますが、三重県にゆかりのある方、日本を代表する方、経済や産業などに専門的な知見を有する学識経験者や民間企業の経営者などにお願をいたしました。名簿のとおり14名の方々にお願いをしてご参加いただくことになりました。検討会議については今のところ最低でも3回はやろうと思っていますが、回数についてはご議論の内容などによってもこれから変わってくると思います。場所は三重県内、あるいは東京など県外ということもあり得ます。第1回目は11月18日に東京都(御殿山ガーデン ホテルラフォーレ東京)で 午前7時30分から午前10時30分まで開催する予定です。みえ産業振興戦略自体については検討会議での議論を重ねて、平成24年3月に中間まとめ、平成24年6月に最終の取りまとめを行いたいと思っています。議論を進めていく過程では分科会とか、そういうのも作っていったりしたいと思っておりますし、具体的な成果につながる、そういう戦略にしていきたいというふうに考えております。
○三重県外資系企業セミナーの開催について(発表)
(知事)2つ目は外資系企業セミナーでありますが、10月21日に東京のシェラトン都ホテル東京で三重県外資系企業セミナーを開催させていただきます。今年は市町の協力を得て開催することとなりました。市町の展示ブースも設けるほか、今お聞きしているのは多気町長をはじめ県内市町の関係者の方々にも来ていただいて、一緒になって三重県をPRしていきたいというふうに考えております。ぜひ皆さんにも取材をいただけるとありがたいというふうに思います。
○吉田沙保里選手への「輝くみえのアスリート大賞」の授与について(発表)
(知事)3つ目でありますけれども、輝くみえのアスリート大賞表彰式についてであります。去る9月15日、本県出身の女子レスリング競技の吉田沙保里選手が世界選手権55Kg級において、9連覇という偉業を達成されました。このすばらしい功績をたたえ、新たに創設した輝くみえのアスリート大賞を授与することとしました。表彰式は10月26日13時30分より知事室のプレゼンテーションルームで行います。吉田沙保里選手に対しましては、本県において、平成18年度に国際・国内大会での100連勝達成、平成21年度には世界選手権7連覇ということがありましたので、それぞれ三重県スポーツ特別功労賞を授与させていただきました。さらに平成22年度には世界選手権8連覇、オリンピック2連覇と合わせて世界10連覇を達成したことから、三重県スポーツ特別功労大賞を授与したところであります。今回の賞は、これまでに、先ほど申し上げました三重県スポーツ特別功労賞、三重県スポーツ特別功労大賞、これらを両方受賞されて、さらに功績を重ねられたことに対しまして、そういう方を対象とした輝くみえのアスリート大賞というものを創設しまして、吉田選手が初めてこれを受賞されるということになります。吉田選手につきましては、来年ロンドンで開催されるオリンピックでも是非ご活躍いただきたいと思いますし、県民の皆さんに夢と感動を与えていただきますように、この表彰式においても激励をさせていただきたいというふうに思っております。
○四日市コンビナート事業者と関係行政機関との懇談会の開催について(報告)
(知事)4つ目でありますが、四日市コンビナート事業者と関係行政機関との懇談会であります。既にお知らせさせていただいているところですが、本日16時から三重県四日市庁舎におきまして四日市コンビナート事業者と関係行政機関との懇談会を開催します。東日本大震災では宮城県や千葉県のコンビナートにおいて火災が発生し、津波による被害も報告されています。三重県では、東海、東南海、南海の三連動などの大規模地震の発生が危惧されておりますので、北勢地域に立地する四日市コンビナートにおける地震防災対策について、コンビナート事業者と関係行政機関が取り組むための協議の場としてこの懇談会を開催するものであります。この懇談会には私自身も出席しまして、コンビナート事業者の皆様方と直接意見交換をし、この場で出された意見を三重県石油コンビナート等防災計画の見直しに反映していきたいと考えております。
質疑応答
○発表項目に関する質疑
(質)みえ産業振興戦略検討会議について、経営戦略会議とのすみ分けとか位置づけはどのようになっているのでしょうか。
(答)経営戦略会議は経済に限らず、つい最近では例えば危機管理のこととか県の役割みたいなのもご議論をいただきましたので、経営戦略会議はそういう全般的な、特定の分野に限らず県政における課題をテーマとしていろいろ議論していただくと。産業振興戦略は本当にいかに儲けるかと、いかに雇用するかという、産業のことオンリーで、計画とかばかりではなくて、計画とか施策とかばかりではなくて、具体的な事業とかプロジェクトとか、『こういうプロジェクトやったらおもろいんちゃうか』とか、そういうことも含めていろいろ議論していただくような場にしたいと思っています。
(質)何で儲けるかという部分に対して、既に知事の中でこんなのがあるのじゃないかというイメージみたいなものはありますか。
(答)特定のというのはありませんが、今の円高であるということと、デフレであるということを考えると、デフレというのは要は需要が供給に対して大幅に足りない状況であるということなので、需要をどうやって生み出すか、需要を生み出せる産業とは何なのかということをぜひいろいろご議論いただきたいということと、円高という状況にありますから、空洞化が懸念されているので、ここに拠点を置きながらも三重県の企業が海外の取引をどういうふうにしていけるかとか、そういう話をしてもらえたら。それに足る、そういうことができる産業とはどんな産業なのか、この辺がどれで儲けるかということではひとつのポイントかなと思いますけど。
(質)14名の委員の中で筆頭格と言うか、リーダー格みたいな人はいらっしゃるのですか。
(答)たいがいみんな濃い人が多いので、みんなそれぞれの分野においてバックグラウンドを持っておられる方ですから、誰が筆頭格というのはないですけど。
(質)三重県にゆかりのある方というのはどなたですか。
(答)三重県在住の人、出身の人、あとは三重県に事業所を置いているという感じもありますけど、関係の。順番にいくと、新井さんは事業所があります、上田さんは三重県在住です、内田さんも在住、奥田さんは出身です、小林さんは三菱化学が三重県に事業所があります、後藤さんは三重県とのゆかりというのはないかな、今野さんは三重県出身です、佐久間さんは在住です、澤田さんもないかな、田中さんは在住です、ダマシェクさんも在住です、寺島さんはないかな、野村さんはもともとパナソニック電工の副社長をやっていたんで、パナソニック電工は県内にありますので、そして宮﨑さんは在住と、そんな感じですね。
(質)最終的にどういうものを結論というか、三重県が何をやるべきかという感じのものになるのですか。
(答)もちろん県が何をやるのかということも施策としても盛り込むと思いますし、あとは国に対してこういうことをやるべき、それは政府だけではなくて、場合によっては日銀とかもあるかもしれないし、それからあとは民間で、例えば金融機関においてはこういうことをやってほしいとか、あるいは信用保証協会ではこういうのをやってほしいとか、特に金融に関する政策は、何と言うのですかね、今回の台風でも思いましたし、円高のやつとかも見てても、自分も就任してあんまり新しい金融の政策というのは打ててないですけれども、ちょっと何か金融の政策は手詰まり感がありますよね。似たようなやつがずっと続いているという感じがあるので、そういう面とか、あとは先ほどもちょっと言いましたけれど、プロジェクトみたいな、メガソーラーかどうかわからないですけど、あとはスマートライフみたな、『こんなのやったらおもろいんちゃうか』とか、地域の観光を振興するには『こういうのをやったらええんちゃうかな』とか、そういうプロジェクトみたいなのもちょっと提案してもらいたいなと思っています。
(質)委員の人選に関連して、座長に関しては第1回目の会合で決めるという感じですね。
(答)はい、互選していただきます。
(質)誰?
(答)互選してもらいます。
(質)座長を作るんですか。
(答)座長を作ります。何かこっちが諮問して答申をもらうという会議ではないものの、一定の意見集約をするので、しきり役という形で座長をお願いします。
(質)事務局は産業集積室が持つのですか。
(答)そうですね。農水商工部全体、商工担当のほうはみんな何かしら関わると思いますけど。
(質)一県民としての素朴な疑問なのですけど、経産官僚を10年近くやられて、なおかつ産業振興云々というのをあえてこういう有識者というか、そういうところへ聞かなくてはいけないようなものというのは何ですか。マネジメント力を要は聞きたいということで経営トップを集めて聞く場合はそれはそれで意義があると思いますけど、何かその辺素朴な疑問ですけど。
(答)政策についても僕の能力もまだまだ足りないところがたくさんありますので。あとは最新の状況とかも、ビジネスの最新の状況なんかもお聞きしたいと思いますし、そんなもう、まだまだ足りないのでいろいろお聞きをしなければならないということです。
(質)たぶん知事のほうがこの方たちより詳しいのじゃないですかね。
(答)そんなことない。そんなことない。いやもう、そんなことないです。
(質)6・肢ネ降は?
(答)最終取りまとめは6月です。
(質)それ以降は?もうそれで終わりですか。
(答)今はまだ決めてないです。なので、委員の任期とも関係しますけど、そこで終わりというのは今は別に明確には決めてないです。経済情勢がどうなるかというのも結構大きいですからね。
(質)委員の任期は?
(答)明確には決めてないです。けど、6月の最終取りまとめがひとつの区切りではあると思いますけど。
(質)メンバーの選出は知事がされたのですか。
(答)事務局と言うか、職員の皆さんと一緒に相談して。僕が入れてほしいと言った人もいますし、提案を受けて『この人いいんじゃない』というのもあるし、それはいろいろです。誰がですかとは言えませんが。
(質)四日市コンビナート事業者との懇談会ですが、これは今までなかったものですか。
(答)そうですね。個別に調査みたいなのは防災危機管理部で各企業とやったりしましたけど、一堂に会して、四日市市さんも一緒になって一堂に会してというのは今回が初めてじゃないですかね。コンビナート防災計画のときは計画を策定するメンバーというのはいますけども、今回三十数事業者の方、あとは四日市市、四日市港、四日市の消防とか、そういうのも入れてのやつは今回初だと思います。
(質)定期的に行うのですか。
(答)定期的かどうかですが、少なくとも今回だけで終わらない、終わらせないと思っています。先ほども言いましたように石油コンビナート防災計画の見直しもやりたいし、あと、皆さんにもご報告した、うちがやったコンビナートの調査でいくつかの課題がその事業者の皆さんにもありますので、その課題についてのフォローと言うのですかね、ちゃんとやってくれているかどうかとか、そういうのも見たいと思っているので、今回で終わりということにはしたくないと思っています。その旨今日の会議でも私から述べます。
(質)コンビナートを所管する法律で市町の消防と県とで所管が分かれているところがあって、それは国の法律が分かれていますけど、中には県の特例条例とかで県の部分を、高圧ガスのほうを一部市町の消防に移すというのも全国の中ではあるようですが、コンビナートを抱える三重県としてそういったお考えはございますか。
(答)今具体的には検討してないですけども、そういうのもあり得る方法だとは思いますけどね。実際にバラバラでやりにくいのは事実ですからね。高圧ガス保安法は僕も経済産業省にいたんでよくわかりますけども、結構専門性が必要とされる法律ではあるので、それが実際に四日市市でできるかどうかというのもあると思いますから、安全というのが大前提の上で、行政がやりやすいかどうかということだけじゃなくて、安全な検査とか安全な法執行業務というのができるかどうかという観点で、可能性はゼロではないとは思いますけど、今は具体的には検討していないです。
(質)そういったことをこういった場で話し合うということは?
(答)今日はその議題はないです。今後、もしかしたらあるかもしれませんけど、今のところは想定してないです。
(質)吉田沙保里さんへの輝くみえのアスリート大賞について、要は新しい賞というのは作れないから特別功労賞2度目という話なのですか。
(答)まあそうですね。特別功労賞、特別功労大賞、でアスリート大賞。
(質)特別功労大賞というのはあるのですか。
(答)特別功労大賞はある。2回目は特別功労大賞です。
(質)ロンドンオリンピックで優勝したらどうなるのですか。
(答)それはめちゃめちゃ悩ましいですよ。次に世界選手権も10連覇して、来年、オリンピック3連覇とか、めちゃくちゃ悩ましいですね。賞を作り続けるのかという、めっちゃ悩ましいです。今回、創設の議論のときに一番悩んだのは、この創設のことじゃなくて来年のこと。
(質)県民栄誉賞みたいなのはとってますか。
(答)県民栄誉賞はとっていますな。県民特別栄誉賞もいっています。
(質)スポーツ振興とか考えて、47(都道府県)でスポーツ選手に県年金みたいなのをつけているところは無いんだけれど、なんかそういうふうなことをこれを機に創設するとかいう考え今は無いですね。
(答)それは議論しました、来年に向けて。税金をただにするかとか、いろいろ、年金になるかどうかわかんないけれども。そういう単に賞を積み重ねるというだけじゃなくてですね、あと、ちょっと違う角度のものも考えたほうがいいんじゃないかという話は議論はしています。今回、副賞を付けるので、今まで賞状とトロフィーだけでしたけど。
(質)副賞は何になるのですか。
(答)松阪牛。
(質)三重のブランド?
(答)三重ブランド。
(質)銅像?
(答)銅像なんか嬉しいかな。
(質)三重ブランド、松阪牛を付けますか。
(答:教育委員会)今担当のところと最終調整をしています。
(質)一頭分年間でとかいうのですか。
(答)食べ放題?
(質)来年以降勝ち続けた場合、非常に悩ましいということなんですが、それでもあえて今年授与しなければならなかったのは何か理由は?
(答)ここまで例えば7連覇とか8連覇で賞をお贈りしていたなかで、9連覇で賞をお贈りしないというのもどうかなというので、今年は今年でちゃんとここまでの実績についてお渡ししようということと、来年、取れないということも可能性はゼロではないじゃないですか、なので今年は今年でこれまでの実績に対して表彰させていただこうと。来年悩ましいです。また皆さんいいアイデアあったら教えてください。
(質)外資系企業セミナーですけど、海外の企業はどれぐらい参加するのですか。
(答)59事業者で大使館が30。
(質)この間、鳥羽でも外国人プレスに対して講演されていましたけれども、どんなことを訴えていきます?
(答)今回はビジネス環境の話ですね。前の時は観光が中心でしたけれども、三重県のビジネス環境であるとかそういうのが中心ですね。あとは実際に今回マグ・イゾベールのリエナールさんと産業振興戦略の委員にもなってもらうダマシェクさんですね、ダマシェクさんところの日本キャボットというは芸濃にあるのですけど、三重県に来て10年くらいの会社ですので、三重県で実際に立地してみてどうかとかも僕も話しますし、後の2人にも話してもらう、そんな感じですね。
(質)県のビジネス環境において、海外投資家に対するアピール力というか、というのはどんなとこになるのですか。
(答)一番大きいのは今三重県でいくと、自動車関係、輸送機械の関係と、あと半導体の関係、それから化学、この大きく3つの集積があって、その集積をそれぞれを支えている多様な優秀な技術を持った中小企業がたくさんあるというのが今の一つの強みですよね。大きい企業が来た場合に信頼できる技術力のある中小企業がそこを支えてくれることができるということがありますよね。そういう多分野のいろんな技術力の高い中小企業があるというのが一つの売りですね。あとはそういう名古屋とか大阪とかとも近接しているとかいうことですね。
(質)これ毎年やっているのですか。
(答)去年やって今回2回目。
(質)産業振興戦略検討会議に戻って恐縮ですけど、これメンバーの中に例えばシャープさんであるとかホンダさんであるとか、この辺のメンバーに入れるとかいう話はなかったですか。
(答)議論はなくはなかったですけど、もちろん半導体系とか、あとは自動車輸送機械の関係はこれからも三重県の中心であるのは変わりはないので、むしろ新しい産業とかより多様に産業を増やしていくにはどうしたらいいかという視点なので入っていただかなかったという感じですかね。
(質)トヨタさん入るとホンダさんわりといじけるところがあって、過去の事例からいくと。
(答)あと自動車は今回の6月補正でつけた自動車産業研究会という自動車は別途軽量化と省エネ化の関係でやってたくさんの企業にも入っていただいていますので、そんな感じです。
○就任6ヵ月を振り返って
(質)就任からもうすぐ6ヵ月を迎えますが、まだ6ヵ月でございますが、その6ヵ月振り返られて、ご所見といいますか感想といいますかお伺いできればと思います。
(答)あっという間だったなというのが一つですね。その分というか一生懸命やらせていただいて、新しい経験ですね、ああいう議会で答弁を自分がするとかですね、あるいは海外の要人の方と、あるいはトップの方と自分が代表としてですねお話をさせていただくとか、あるいは災害の突発事項の最高責任者として対応するとか、そういう人生における初めての経験みたいなものも多かったので、そういう意味では緊張の連続ではありましたね。あとはこういう若い私でありますけれども、たくさんの職員の方はもちろん外の方も含めてたくさんの人に支えていただいた、そういう半年だったんじゃないかなと。更にこれからじっくりと腰を落ち着け頑張っていきたいと思います。
(質)まだ6ヵ月ではありますが、ご自分の中で、この6ヵ月間でできたなと思われること、あるいは下地を作ることができたなということ、あるいは今後まだまだ足りていないなという部分はございますか。
(答)防災の関係は両面あるのですけども、できたなと思うのもあるし道半ばだなというのも両方あって、防災の方は緊急地震対策行動計画あるいは津波浸水予測図、そういう形で全国に先駆けてやらせていただいたので、そういう部分はできたかなと思います。一方で防災の部分については、台風12号でも情報収集のこととかで課題も残りましたので危機管理における体制整備とかいくつか道半ばなものがあるなと。あとは観光のところは今回条例も可決もいただきましたし、力を入れてPRもいろいろやらせてもらっていますので比較的やらせてもらっているかなと思います。これはあと遷宮に向けてしっかりともう少し体制を強化するとかしないといけないと思っています。あとは経済の関係ですかね、こういう産業振興戦略の話もスタートさせることになりましたし、あとは企業誘致でマグイゾベールとかですね、そういう三重県でいうとシャープに次ぐ規模の投資を呼込むことができたとか、そのあたり。まだまだ道半ばだなと思うのは財政再建、教育、行政改革、医療そのあたりですかね。あとは現場に行くということと情報を発信するということ、あとは聞く知るということに力を注いできたというか、こだわってやってきたので、そういうのは引き続きやっていきたいなと思います。
(質)半年間で一番印象に残っている県政上の出来事というのは?
(答)台風12号ですね、やはりどうあれ自分が責任者でいる中で命を落とされた方がいるというのは自分にとって一番大きな出来事でしたし、そういうことがこれからないようにいかにやっていくかというのが大きな課題だなと思っていますけどね。
○式年遷宮への対応
(質)遷宮までまだ2年ありますけれども、県としてはいったい何ができるのですか。
(答)県が主体となるのかあるいは一緒にやっていくのかは別として、今も例えば伊勢志摩コンベンションで伊勢志摩キャンペーンずっと張っていますね。今名古屋駅とか行っていただくと近鉄からJRに乗り換える所とか伊勢志摩のポスターがバーって貼ってあると思うのですけど、そういうキャンペーンみたいなものを一緒になってやっていくということと、あとはいくつか環境整備的なところですね、いろんな事業者に鉄道とか航空とかいろいろお願いしなければいけない所に先頭を切って行くとかですね、そういうようなことがあるんじゃないか、一番大きいのはそういうPRを一緒になってやると、その伊勢市内におけるいろんなインフラ的なものの整備みたいなのもご協力できるところはしていかないといけないと思っています。
(質)残り2年間で宿泊場所の整備というのは?
(答)重要なポイントですね。この前の外国人の方々からも指摘をされましたけれども、重要なポイントですね。今それぞれの今ある鳥羽とか二見とかいろんな旅館の方々も趣向を凝らして頑張っていただいておりますけれども、そういうのを応援していくということもあるだろうし、キャパ(キャパシティー(収容能力))がそれだけでは全然足りないという可能性もありますから、そのキャパをどう増やしていくかというのは一つの大きなポイントですね。そういうところ、関係者の皆さんとよく議論しながら進めていかないといけないと思いますけどね。特に外国人の方々からは、和風の旅館もええけども、外国人が馴染みのあるというかそういうホテルがあるとよりいいのになという話も聞いていますから、いろいろ考えたいと思います。
○人件費削減
(質)半年間の振り返りに関連してお伺いしたいのですが、知事選で知事の目立った公約の中に新県立博物館プラス総人件費の2割カットという問題があったと思います。いわゆる管理職の方に対しては実行したわけですけれども、一般職に踏み込むかどうかが一つの争点になりますが、今もその気持ちは変わっていないというような認識でよろしいでしょうか。
(答)4年間で総人件費の2割削減というのを私申し上げさせていただいておりますので、4年後を見てください。
(質)国会のほうでは人事院勧告と国家公務員の給与削減のどちらを優先するかについて今検討されているかと思うのですが、国家公務員の給与が下がるならば地方公務員の方の給与も下がる流れになりやすいと思われますけれども、そのことに関してはどのように受け止めていらっしゃいますか。
(答)今、人事委員会さんも勧告に向けて準備をしていただいていると思いますから、どういう勧告をいただくのかということもあるでしょうし、国の場合はそういう給与削減の法律プラス労使交渉でこれから給与を決定していきましょうということがセットになっての話なので、中央の場合は労使交渉でやっていきますということの部分が制度上無いわけですから、一概に国の今の動きとパラレルにできるかどうかわからないということなので、それはそれぞれ判断していかなないといけないかなと思っていますけれども。
○TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への対応
(質)TPP参加の議論がまた加熱していますが、知事として現段階で参加に賛成なのか反対なのか、その理由と合わせてまた教えていただきたいのですが。
(答)現段階ではずっと申し上げていますように慎重に判断するべき、交渉に参加することも含めてです。慎重に判断してもらいたいということで、それはなぜかというと、私の個人的な持論としては、TPPが唯一絶対の経済活性化の解ではないというふうに僕は思っているので、僕はどちらかというと、今回の米韓のFTA(自由貿易協定)があったように、地域の事情に応じてFTAをどんどん積極的に結んでですね、フリートレードをやればよいというふうな持論なのでそう思っているということと、三重県的には県議会でもありましたけれども、農業への被害額ですね、影響が大きいと、米にいたっては、TPPがもし締結されると90数%の額の損失があるというような試算もありますので、そういうあたりで慎重に判断していただきたい、三重県はそういう製造業もたくさんあるけれども1次産業でもしっかりとした基盤のある大切な三重県にとっての重要産業でありますから、そういうこともあるので慎重に判断してほしいと、そういうことですね。
○人事院勧告制度
(質)持論つながりで、先ほど一つ前に戻るのですが、要するに人事委員会の勧告制度と労使の交渉と知事どっちが望ましいか、これ持論つながりで。
(答)これ難しい質問ですね。僕は人事院の勧告というのは民間企業の給与の平均をとってそれと基準を合わせて公務員の給与決めましょう、勧告しましょうという制度で、そこは一定の理があるものの、しかし、そこに、個人的な見解ですよ、決定的に欠けていると思う要素は、ここの財政状況というか経営状況というのが反映されていないわけですよね。要は他の会社の給与がこうだからうちもこうしましょうと、うちの会社の経営状態はどうなのだということについて全く考慮要素になってないというのは普通の企業ではあり得ない話ですよね。普通の企業で給与を決定するときにはあり得ないことだと思うので、その点が欠けているから制度としては完全とは言えないと思いますけれど、それは僕の個人的な持論ですね。一方で三重県知事としてはこれまで勧告も尊重してきてやっていますから、そのあたりはこれまでの流れもちゃんと踏まえなければならないと、そういうことです。
(質)全く逆の立場からなんですけれども、逆に地方の経済支えているのは、消費を牽引しているのは地方公務員の方の出費ではないかという議論もあるわけですけれども、そのためにはある程度の水準を維持しなくてはいけないのではないかとの視点もありますが、そのことに関しては。
(答)そういう面もあると思いますよ。みんなよく飲んでくれるし、そういう面もあると思うけど、それを理由に給与を決定するというのは無いんじゃないかな。そういう面もあると思うけど。例えば、ある会社の人が本社の近所でよく飲むので給料そのままにしようというのはないやろ、ある会社のかたも社員の人とか記者とかめっちゃ多いけどそれはないでしょ。
○人件費削減(再質問)
(質)具体的にこの前県職労の大会で知事もあいさつされて、かたや県職労の幹部は一応、給料カットには絶対反対だと、ある意味のろしを上げたわけですが、知事はそれに対しては金持ちけんかせずというのもあるでしょうけれども、その場ではやらなかった。水面下交渉はされてるのかどうか分からないけれども労使協議でもなんら給与についてはお互い腫れ物に触るように踏み込んでない、いつやるのですか。
(答)やるというか、やるかどうかも含めて財政状況とか、一概にパラレルにはいけないと言いましたけれども、国の動向なんかを見て判断はしないといけないと思っていますけれども、
来年度は非常に厳しい財政状況が予想されますので、来年、再来年もずっと厳しいことが予想されますから、そのあたりを考えて、一方でモチベーションを下げないような人事制度とかあるいは組織内の組織のあり方とかそういうのも考えないといけないと思うので、せっかく来年組織の見直しとか、あとは私にとっては初というか人事がきますので、そういうところもいろいろ総合的に見ながらやるかやらないかも含めて検討したいと思います。
(質)県職労幹部によると知事の側から給与をこのぐらいカットしたいと、一般職員の、その話が無いにもかかわらず、こちらから動き出すわけにはいかんというふうな話なんで、しかも先ほどおっしゃった、4年後の成果を見て欲しいとおっしゃった部分からいくと、そんなに時間は無いと思うのですよね。金の話だから交渉にそれだけ時間かかるだろうし、だとすればある程度、年度替わりあたりで来年度予算の編成もあるわけだから、そろそろという感じがするのですけど、見込みとしてはどんなのですか。
(答)まだこれからですね。おっしゃるとおり時間も限られているということもあるし、あとは給与本体でいくのがいいのか、いろんな手当てあるいは定数、いろんな方法もあると思うのですね。やはり今回管理職のやつを東日本大震災あるいは県内防災とはいえ、やった時に、やはりあらゆる手段を尽くしてこういうところ給与本体にくるならくるべきという、そういうご議論もあったものですから、その時の経験なども踏まえて判断しないといけないと思っています。
(質)それは教職員の場合も同じような感じなのですか。
(答)今後のことですか。
(室)はい、教職員の管理職的なものもある程度やってますけれども、県庁、知事部局の一般職員に踏み込めば当然教職員もあるじゃないですか。
(答)そうですね。必ず同じように連動させるかどうか、今回は東日本大震災とか県内防災ということがあったので、必ずしも連動するかどうか分かりませんけれど、それも含めて要はどれぐらい金が足らないのかとか、どういう規模であるべきなのかというのを考えないといけないので、必ずしも知事部局やったから教職員もということではないと思います。そういういろんなやり方も含めて、これからやるかやらないかも含めて検討中ということです。なかなか具体的な時期を言わないですけれども。
(質)市町教育委員会の、最近、講演に奥さんを呼ばれていることが多くて、逆に言うと、教職員の給与の飴玉的に奥さんを呼んで講師に据えているのではないかと、私なんかは根が歪んでいるのでそう見えるのですけれど。
(答)それは関係ないです。ご要請をいただいて、うちの妻の。
(質)でも多いですよね。
(答)多いですね、ありがたいことですけど、うちの妻の所属事務所のほうにご要請をいただいて行ってますので、それは飴玉とか関係ないです。
○ポリオの予防接種
(質)話はまったく変わるのですが、子育て支援策に関して、支援関連でお伺いしたいのですけれども、昨日神奈川県の黒岩知事がポリオのワクチンのことに関しまして、生ワクチンではなくて、不活化ワクチンを県独自で輸入をして使用することを決められたそうなのですけれども、これでもし県が独自でできるとすると三重県ではどうなんだというような意見もあると思いますが、まずは現状のご説明をお願いできますでしょうか。
(答)今ポリオの予防接種ということでは、生ワクチンというのと不活性化ワクチンというのがあって、生ワクチンというのはそれを予防接種したことによってまひとかが起こってしまう可能性があって、今予防接種を控えたいという人たちが結構いて、接種比率とかも下がってきているのですけども、三重県においては全国ほどには下がってないのですけども、多少予防接種を受ける人の数というのは減っているというのは事実です。でも県独自で海外メーカーから輸入してきてということが、本当に安全性が担保できるのかどうかということと、そういう今の生ワクチンの予防接種の比率が下がっているので、国として不活性化ワクチンのほうも認めていこうという検討会を、平成24年度かな、に作る予定というか検討していると聞いていますので、今三重県としては国の動向を、やはり安全性が担保されなければあきませんので、今のところ三重県は神奈川県のように独自でやるということは考えていません。国の動向を見るということです。
(質)その中で神奈川県は独自で実施をするというような決断をして、断固たる決意なんてことをおっしゃってましたけれども、黒岩さんが、そのことに関して、小宮山厚労相が少し懸念を示されたようですが、その事態全体に関して何か感想があれば。
(答)大臣と知事がですか。
(質)そもそも県が独自に輸入することが越権行為なのか、越権行為というと語弊がありますけれども、問題があるのか、それとも県が責任を背負う気ならばやっても構わないというような認識なのかお願いいたします。
(答)じゃないですか。全然問題ないというか、黒岩知事のご判断なので、それは議会の方や県民の皆さんの理解を得てということだと思いますから、その予防接種も任意だと思いますから、強制的に全員に海外メーカーから輸入してきたやつを予防接種させるわけではないと思いますので、僕、別に国の越権行為とも思わないですけどね。僕は三重県においては今、安全性を担保できる確証がないので、そういうところには私は踏み込まないということです。地域でそういうふうに考えて判断して、先進的にやっていくというのは、私はいいことだと思います。黒岩さん高校の先輩ですしね。僕が生徒会長やっているときに講演に呼んだんですけどね。当時フジテレビのアナウンサーで、それはどうでもいいんですけど。
○中日ドラゴンズのセ・リーグ優勝
(質)話が変わるのですけど、隣の名古屋本拠地の中日ドラゴンズがセ・リーグ優勝しました。隣県の知事としての、経済効果とかだったり、あとはヤクルトを追い上げて優勝したということの感想と、あと落合監督、これで退任なのですけれども、監督のリーダーシップ像みたいなところで、こういったところ評価されるようなところがあるのかどうか。
(答)東海地域への影響というのは非常に大きいと思いますね。特に連覇ということですから盛り上がるし非常に私もうれしいことだと思います。それから、落合さんは現役でやられているときは僕らもテレビとかで見ていて、すごい人やなと思ってましたけど、例えば「アライバ」荒木とか井端とか、あとは岩瀬とか使い続けてやっぱり本物にしたというやり方は、すごいなと思います。そういう人の起用の仕方というのかな、そもそも「アライバ」、今はもう要は日本を代表する二遊間になっているわけですよね。岩瀬も日本を代表するストッパーになっているわけで、そういう能力を全然無名の時に見抜いてそれを起用して使い続けて本物にしたというやり方というのか、人の起用というのはリーダーとしてすごいなと思うので、自分もそういうのを学びたいなというふうに思いますけどね。あとはキャンプの時に、1軍も2軍も関係なくみんな一緒にキャンプやったじゃないですか。普通キャンプて1軍と2軍と分けると思うのですけど、そういうやり方でみんなにチャンスを与えるというのですかね、そういうやり方もすばらしいやり方じゃないかなというふうに思います。そんな感じです。
(質)縦縞のチームを応援されてたと思うのですけれども。
(答)記憶無いな。
(質)率直に今回のセ・リーグの結果については?
(答)ヤクルトが独走していたのを追い上げて、最後まであきらめずに追い上げて中日が勝ちきったというのはやはりすごい執念だろうなと思いますし、過去に縦縞のチームもそういう今のヤクルトみたいなことがあって追い抜かれた経験もありますけども、ヤクルトとしては非常に悔しい思いだろうなということと、あと縦縞のチームですね、真弓監督がおやめになられるようですので、次どういう監督の方がこられるのか、それによって大きく変わってくると思いますので、そこを見守りたいと思います。そんなんでいいですか。
(質)追い上げというと、半年前の知事選挙も追い上げて僅差で、そのあたりを思い起こすなんてことはなかったですか。
(答)中日の今回の優勝で思い起こすということは無いですが、そう言われるとそうですな、最後まであきらめないということが、この前、小林可夢偉さんも言っていましたけれども、最後まであきらめないということが大切なんじゃないですかね。
○県内中小企業の海外進出支援
(質)県内の中小企業の海外進出支援に関してお伺いしたいのですけれども、山形県の例になるのですが、山形県が初の中国で事務所を開設するというような報道がありました。山形として初になります。県でも中国、インドネシアなどに力を入れていると思うのですけれども、来年度事務所を構えるというような方針というのはあるのでしょうか。
(答)可能性というのはゼロではないですけれども、事務所を構えると固定費がめちゃくちゃかかるのですよね。中にはジェトロの一角を借りて机を置いてやってる県とかも、愛知県もそうじゃないかな、やってるところもありますけども、要は海外進出支援に繋がればいいので、僕は事務所を置くという方法だけしかないということじゃないと思いますから、キーとなるその地元で、その国でネットワークを持っている人材をいかに捕まえるかということだと思いますから、やはりこっちから素人の人が行って事務所構えて、そこから人脈ゼロから作るというよりは、向こうで既にビジネス展開して人脈を思いきり持っている人に、じゃあ、あなた三重県職員ですわと言って三重県職員として海外展開やってくださいよというほうが効率的だし、コストも安く済むと思うのです。そういうふうな方法とかも含めて、確かカナダだったかな、どっかがそういうようなやり方をしているのですよね。なのでゼロではないですけれども、固定費が結構かかるからあんまり得策だとは思ってません。でも海外展開支援のための方策、さっきのキーマンとなるような人材の捕まえ方、そういうものには何かしら策を講じたいと思います。
(質)そもそも論としてなのですけれども、海外進出支援に関しては商売なのでたぶん金融機関、地銀もメガバンクも一生懸命になっているわけですけれども、そこにあえて行政が携わる意味に関してはどのようにお考えでしょうか。
(答)そうですね、特に中国の場合なんか顕著ですけれども、やはり政府における信用というのですかね、一民間企業として来るというよりは、国の政府あるいは、地方政府もコミットしているということによって相手方に対して信用を与えるというところがありますので、これは中国において特に顕著ですね。一企業で行くよりは政府とかのお墨付きが付いているほうが向こうでのその後の展開がやりやすいというのがありますので、そういうのを助けるということ、サポートするということです。
(質)最後になのですけれども、ではこれからその力を入れていく国としていくつか候補と理由を少し簡単に教えていただければと思います。
(答)それは中小企業の海外展開支援ということでですか。
(質)そうですね。
(答)それは中国であるとかインドネシアであるとか、あとはタイとかじゃないですか。あとはどうするかちょっといろいろ考えるところがあると思いますけど、少なくともそこあたりは非常に伸びてきたり、あるいは日本全体としての素地も、日本が認められているというのもありますしね。
(質)インドは入らないですか。
(答)インドはちょっと悩ましいところなのですね。入れたいと、僕は個人的にはいいと思っているのですけど、結構ビジネス環境が一時期「ガー」といったのですけれども、ちょっと今停滞してるという話を聞くので、近々にインド入れるかどうかちょっと様子を見極めなければいけないなというのは、ちょっと僕の最新の今のいろいろ聞いている状況だと、そんな感じですね。インドでビジネスやっている方とかに聞くと。でもいずれ世界一の人口になるので巨大マーケットになるのは間違いありませんから、インドも有力候補でありますけれども、ちょっと今は僕の得ている一次情報によるとそういう微妙なラインみたいなんで。
○知事職としての幸福実感度
(質)6ヵ月に関連して、ひとつ確認したいのですけれど、知事職という権力の座に座られて得られるものはそんな多くなかった思うのですけれども、知事としての満足度、幸福満足度と言っていいのか、その実感度というのは何%ですか。
(答)僕がこの職についていることの満足度ですか。
(質)知事になられましたよね。そこで知事職としての幸福実感度というか。
(答)それは仕事の評価の満足度ではなくてということですね。それは100点と言っていいんじゃないですかね。それは特に落選してましたからね、落選中というのはいくら強がりを言っても不安な訳ですね。特に僕は前の選挙が衆議院選挙だったわけで、いつ選挙があるか分からないし、非常に国全体とか風とかに左右されるところですし、家族もいますし、非常に不安な中でありましたけども、今知事というお立場いただいて何かしらお役に立たせてもらっているという立場があるということに対しては、非常に満足もしていますし、そういう個人的なあれですけど不安みたいなね、そういうのが取り除かれているので、少なくともこの4年間はしっかりやるということでありますから、そういう意味では満足度は非常に高い、現状で100点と言ってもいいと思いますね。特に落選の時との落差というか差があります。
(質)ということは今、職としての幸福実感度は100%と。
(答)はい、ちょっと太ってきたのをどうするかというのを、太ってきたのも知事の職が合ってるからじゃないかという、そういうことを指摘された方もおりましたけど。
(質)衆議院議員になってても太ってると思いますけど。
以上