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平成20年10月07日

知事定例記者会見

知事会見

平成17年 7月26日
於 プレゼンテーションルーム

1.発表項目

  • 愛知万博「三重県の日」について
  • みえの文化力指針(仮称)調査検討委員会の設置について
  • アスベスト対策について

(知事)それではまず1点目の愛知万博「三重県の日」について申し上げます。愛知万博「三重の日」の出演団体を5月に公表したところでございますが、その後、出演団体等との調整なども済みまして、「三重県の日」のプログラムが決まりましたので発表いたします。開催日時は、夏休みの終わり間近の8月29日(月)午前11時から午後8時まで。会場は、長久手会場内のエキスポドームを使用して実施をいたします。今年は、宝永2年の大規模なおかげまいりがありましてから、ちょうど300年に当たっているということで、「交流と伝統」をコンセプトに本県の伝統芸能、まつり等を紹介することによりまして、本県が培ってまいりました歴史・文化を来場者に感じ取っていただきたいと考えております。「三重県の日」の催事・スケジュール等については、配布いたしておりますプログラムに、これはまだゲラ刷りの段階でございますが掲載しております。それについて簡単に紹介をいたします。催事は、第1部「時の道」ステージ、第2部「人の道」ステージ、第3部「祈りの道」ステージの3部構成となっております。その概要につきましては、配布しております資料のとおりで、開会セレモニーでは、既設ステージに設けました三重県の観光や伝統芸能・伝統工芸を紹介します「おもてなし横丁」の除幕を、主催者・斎王・こども木遣りの出演者等により行います。また、出演者につきましては、県内各地域から800名を超える県民の方々に参加をいただくことになっております。出演者の情熱と熱気によりまして、「三重県の日」を大いに盛り上げていただけるものと考えております。会場につきましては、既設ステージと、既設ステージに張り出して設けます張り出しステージ、それとアリーナフロアの3つの舞台を使って行います。既設ステージには、観客が登れるようになっておりまして、街道町屋をモチーフにした「かきわり」を吊しました「おもてなし横丁」を設置いたしまして、伊勢形紙・四日市萬古焼・熊野古道などの紹介を行います。張り出しステージやアリーナフロアにおきましては、伝統芸能やまつり等を披露いたしまして、四方八方からご覧いただくことによりまして、まつりの賑わい等を再現いたします。フィナーレのいせえび祭では、踊りに観客も参加をしていただきまして、出演者と観客が交流し、盛り上がった中でフィナーレを迎える舞台構成といたしております。このほか、県内企業の協力によりまして、県産品のプレゼント、それからステージ回りを飾りました切り花のプレゼントを行います。終日、様々な三重県の紹介をいたしますので、よろしくお願いいたします。

 それから2つ目に、みえの文化力指針の調査検討委員会を設置いたすということで、報告をいたします。県民しあわせプランにおきましては、ゆとりや生活の質といった「心の豊かさ」を大切にし、“しあわせ”を実感できる社会を築いていくということを打ち出しております。このため、地域の良さを認識し、人と人との絆を深めていくことができるように、本県への愛着を育んでいける地域づくりを進めることといたしております。この県民しあわせプランの基本理念でございます「“みえけん愛”を育む」社会の形成を目指す取り組みといたしまして、「文化力」を位置付けることについて、昨年度、庁内を中心に、調査検討を進めてきたところです。そこにおきましては、「文化」を伝統文化や芸術文化にとどまらず、生活の質を高めるための人々のさまざまな活動及びその成果として幅広くとらえたうえで、文化の持つ多様な力、すなわち人間の持つ力・地域の持つ力・創造する力といたしまして、それを総合した「文化力」を高めていくということが新たな地域社会を創造する原動力となる、また、「県民しあわせプラン」の基本理念に示されております「みえけん愛」を育むための力になる、との方向を示しています。本年度は、この調査検討結果をたたき台といたしまして、文化力を高めるための考え方と具体的展開のための道筋を「みえの文化力指針」これは仮称でございますが、指針として取りまとめることといたしております。この指針を策定する一環といたしまして、広く県民や有識者の意見を反映するために、「みえの文化力指針調査検討委員会」を設置することといたしました。「みえの文化力指針調査検討委員会」の設置要綱及び委員名簿は、配布資料のとおりでございます。委員名簿にありますように、大学の先生でありますとか、まちづくり・観光・芸術文化等の各分野で活躍されている方々、それに市町村の方にご参加をいただきまして、幅広い観点から自由にご議論をいただきまして、その結果を指針に反映していきたいと考えております。なお、第1回の委員会を7月29日(金)に開催いたします。また、「みえの文化力指針」のホームページを7月29日に新しく開設いたしまして、この委員会の開催結果等についても登載をしていきたいと考えているところでございます。

 次に3点目、アスベスト対策について申し上げます。お手元にお配りをしております資料のとおり、本日7月26日付けで、アスベストの飛散対策を進める庁内会議を設置いたします。アスベスト問題につきましては、全国で多くの方が健康被害を受けて亡くなられていることが明らかになっております。今後の被害拡大のおそれも指摘されておりますことから、県民の安全の確保と不安の解消ということが重要な課題となっております。県の各部局におきましては現在、県有施設や民間建物などのアスベストの使用状況の調査のほか、県民からの健康相談の受付でありますとか、アスベストに関する環境法令の遵守の指導徹底などに取り組んでいるところでございますが、各部局の連携を強化して対策を進めるために、今回、この対策会議を立ち上げることといたしたところです。この対策会議を、本県のアスベスト対策の中心に位置付け、連絡調整でありますとか情報交換を円滑に行うことによりまして、必要な取り組みを適切に実施し、アスベストによります健康被害の未然防止と安全に対します不安の解消に努めてまいりたいと考えております。
 私からは以上3点でございます。


2.質疑応答
(質)「みえの文化力指針調査検討委員会」、こちらなんですけれども、こちらの具体的な、というのはこれからということですけども、まず、これを立ち上げることに至った経緯というか何かきっかけというのはあるんですか。
(答)さっき説明の中でも申し上げましたけれど、県民しあわせプランにつきましては、基本理念として「”みえけん愛”を育む」しあわせ創造圏というのを打ち出しているわけですが、その「”みえけん愛”を育む」社会の形成を目指す取り組みの一つとして「文化力」というものを位置付け、それを高めるための具体的な考え方や方策、道筋、こういうものを指針として取りまとめようということで、昨年一年、いろいろ調査検討をやってきた中で、「文化力」にしたということでございます。私自身は知事に就任しましてから、「感性を磨く県政」ということを申しあげてまいりました。施策そのものについては、やはり広く県民にとりまして、三重県の行政が県民のそれぞれの価値観に基づいて、人生をしっかり歩んでいく、その中でやっぱりそれぞれの生活の質を高めていくとか、あるいは満足感を高めていく、そういうことに行政がきちっと見て、成果を出しながらそれに寄与しているかどうかということが、県民にとっては行政に対する評価の大きな一番の部分ではないかなと考えておりまして、それからいきますと県民の生き様そのものを捕らえた文化というものが、やはり政策のベースになければいけないのではないかと考え、文化に基本的に着目をして、何か方策がないだろうかと考えてきたところです。一年間の調査検討の結果、先ほど申し上げたような形で指針を作っていったらどうかというところにいきました。したがいまして、これについて今後、策定にあたりまして広く県民の皆さんとか、あるいは専門的ないろんな方々のご意見をお聞きする場として、今回の調査検討委員会を設置したということでございます。

(質)特にこれというのは、観光と絡めてとかそういうことではなく、また別のものとして考えてらっしゃる?
(答)観光とかそういうことには直接リンクしているんじゃなくて、密接に関係はございます。すべからくどの政策についても、あまりにも経済的な効率性とか合理性だとか、経済産業面からの視点ばかりが強調されすぎるということについては、いささか時代の状況、転換していく状況というのが、少し変わってきたのではないか、スローライフというような言葉に象徴されるような、あるいは心の豊かさであるとか、県民の満足感、こういったものを考えてきますと、これまでの表現の仕方よりも、より文化的な視点というものが非常に大事だと。そういう意味で観光政策だけではなくて、色々な産業政策でありますとか福祉施策でもそうでありましょうし、いろんな観点にこの文化という視点をベースに置きたいと、こういうふうに私自身は考えていきたいと思います。

(質)策定する一環としてというニュアンスがあるんですけれども、他にどんなことをされますか。この委員会以外に。
(答)既に文化政策あるいは広い意味での文化や哲学等に造詣の深い先生方をお招きして、私ども勉強もしてまいりましたし、また、具体的に担当の方でいろいろなご意見を賜ってきているところでございます。多分こういう取り組みというのは、今までなかったのではないかなと思います。そして「文化力」というものを、それぞれ密接に関連あることでありますが、因数分解したような形で人間の持っている力、地域の持っている力、創造する力というふうに分けて、そしてそれを総合する力を「文化力」と位置付け、その総合した「文化力」を高めるためには、それぞれ人間力、地域力、創造力、これを高めていくというようにしていけば、全体の「文化力」も高まっていく、そういうことを一つの政策展開のツールとして適用できないかとか、そういうことを今、考えているところです。かといって、まだそういうものが、政策ツールとして開発されているわけではありませんので、そういう点では、なかなか重い課題ではありますけれども、しかし、非常に私は今後の県政の施策展開の中では最重要な観点ではないかなと、こう思って、成果を出したいと思っているところです。

(質)委員会は最終的には何を出してもらう予定なんですか。指針(案)ですか。指針(案)への提言?
(答)指針(案)というよりも、指針を今後作っていく中で、いろいろご意見をいただいて、ということであります。この検討委員会そのものが指針そのものを出せるというのではなくて、今までの検討調査の考え方をいろいろとご説明して、そういう中でご意見をいただいて指針づくりの中に反映していきたいということであります。

(質)検討委員会の委員名簿の中で、市町村で2つ、伊賀市と明和町が入っておられますね。この選定というのはどういう形で
(答)これはですね、市長会や町村会にご相談を申し上げて、市町村職員でも何人もこういう文化政策等について造詣の深い、実績を持った、あるいは熱心に取り組んでおられる職員の方、たくさんおられると思いますけれど、その中でひとつご推薦をしていただきたい、何人もというわけにはいきませんので、各1名ずつ推薦いただきたいと、こういうことでお願いしたわけです。

(質)ということは伊賀市の松本さんは、要は市長会の推薦で、明和町の樋口さんは町村会の推薦ということでよろしいんですか。
(答)担当の方から。
(答:総合企画局)そのとおりです。

(質)17年度中に指針を策定するんですか。
(答)その予定で今、作業をやっております。

(質)それは議会にも報告になりますか。
(答)当然、そうなると思います。今、議会でも文化力指針、あるいは文化政策等についてのいろいろと議論を始めていただいておりますから、当然、指針を作れば来年度以降、いろんな形で施策の中にも反映したり、あるいはいろんな打ち出しもあるかも知れませんので、当然議会に報告してまいります。

(質)18年の第1回議会に報告して、18年度から使っていくわけですね。
(答)スケジュールについて担当のほうで答えて。
(答:総合企画局)18年の第1回定例会でご議論いただいて、そのご議論を踏まえて年度内に県として指針を策定したいと思っております。反映できるものは18年度の施策
の中からやっていこうというふうに今考えております。

(質)雛形になるようなものは一遍示しているんでしたっけ。指針の素案。
(答:総合企画局)17年度の作業と致しまして、いわゆる総論部分のたたき台という形で議会の方に、常任委員会のほうにお示しをしてご議論いただいております。

(質)18年2月議会までに、何かまとまった形での報告はされるんですか。
(答:総合企画局)はい、その予定です。

(質)それはいつ頃。
(答:総合企画局)今のところ12月議会で中間的なものをご議論いただけるように、準備をしていきたいと思っております。

(質)指針中間案ですね。
(答:総合企画局)中間案と言えるかどうかはまだ分からないですけれども、中間的な素案的なものは12月議会でご議論いただけるようにしていきたいと。

(質)万博の「三重県の日」なんですけれども、これはステージの上の「おもてなし横丁」というのは、普通の人が上がれるステージですか。いわゆる何か一般ブースとして。
(答:農水商工部)全体でブースのような形にして、幕を垂らすような形で、そこに伊勢型紙の実演とか、伝統工芸品を置いたり、観光PRをしたり、そこに人が行って歩き回れるという状況にさせていただくということです。

(質)もう、どの時間も自由に入れるという感じ。
(答:農水商工部)ただ、開会の挨拶とかセレモニーやってるときには入れないという場合もございます。

(質)これはホールじゃなくてドームでいいんですか。
(答:農水商工部)ドームです。

(質)これは松阪牛の振舞いとか、そういうのはないんですか。食に関して。
(答:農水商工部)ありません。食べるものはなかなか難しいので。

(質)それは食中毒とか、そういうこと?
(答:農水商工部)いろいろと制限がございます。万博協会のほうからの制限もございます。

(質)三重の特産、食べ物を抜いたら、何があるんですか。
(答:農水商工部)プレゼントでは、お米とそれからひじき、お茶等をお配りする予定でございます。

(質)型紙とかプレゼントはないんですか、真珠とか。
(答:農水商工部)今は考えておりません。

(質)プレゼント、来た人は何か先着順とか。
(答:農水商工部)1500名様。抽選を行いますけれども。
(答)一応、プレゼントとしてどんなものを考えているのかということを申し上げますと、県産米、これは3合入った袋を大体500から1000袋くらい用意しようと。これは三重の米ブランド化推進会議というところでご用意いただくということです。それからひじきの小袋、これは1000袋用意しようかということですが、これについては、三重県ひじき協同組合にご協力をいただくということです。それから県産茶小袋、これを500袋くらい用意しようと、これについては三重県茶業会議所に協力をしてもらうということです。それからソーセージ詰め合わせ、これは10セットでモクモク手作りファームでご協力いただく、それからベビースターラーメン、これは1000袋、おやつカンパニーのほうでご協力いただく、それからお菓子ギフトの詰め合わせ20セット、これは井村屋製菓にご協力をいただくということです。その他には、赤塚植物園からステージの周りを飾る切り花をご提供いただきますので、この切り花を来場者の皆さんに配布をしたいと、こういうふうに考えております。今、具体的にはこういうものが考えられるということで、確定はまだしておりません。

(質)県産米という銘柄はいろいろあるんですか。有名なパールライス?
(答)三重の米ブランド化推進会議にお聞きいただきたいと思います。

(質)そうですか。
(答:農水商工部)その点に関しては、まだ米が今できてませんので、とりあえずでき具合によって「みえのえみ」になるかどうかというのは、ちょっと今決まっておりません。

(質)「みえのえみ」を予定している。
(答)はい。

(質)駄目なら。
(答:農水商工部)「コシヒカリ」とか。

(質)「コシヒカリ」ですね。
(答:農水商工部)できれば「みえのえみ」でいきたいと思っております。

(質)動員目標というか、集客人員予定は、このキャパの2000人くらいということでいいんですか。
(答)まず、いろんなこの事業そのものは、皆さんに参加をいただいて800人以上もの人が出演してもらうということですが、入場については自由にしていただけるということです。観客の客席の収容人員数は2000人ということでありますけれど、私どもは一日中ずっとおりますので、延べで1万人以上のご入場、ご来場をいただきたいと、こう考えて準備をしたいということです。

(質)東海の他県という、今までやったとこでどのくらい?
(答:農水商工部)岐阜が、5月の13、14日に開催しておりまして、13日、これは金曜日ですが9,800人、14日の土曜日は1万5千人強の人たちが入っているというふうなデータをいただいております。

(質)舞台回しに有名人は招かないんですか。
(答:農水商工部)そこにスケジュールがございますけれども、有名人、どういう方が有名人かはいろいろあろうかと思いますが、私どもは5組にお願いをして参加をしていただく方を準備はしております。

(質)5組ですか。グリンピースとか。
(答:農水商工部)はい。

(質)司会進行という意味なんですか。
(答:農水商工部)二部の方では司会進行もしていただきますけれども。

(質)アスベストなんですけども、県の方ではこれからいろいろ封じ込めとか除去などの対策を進められると思うんですけども、アスベストが使われている建物とか、そういったものはすべて把握されていらっしゃるんでしょうか。
(答)一応、県有施設につきましては、アスベストが社会的問題となりました昭和62年当時に、県有施設におきますところのアスベストの使用実態調査を実施いたしております。そして除去・封じ込め等の処置を実施したところでございますけれども、今年7月1日に石綿障害予防規則というものが施行されまして、建築物の所有者・管理者の責務が規定されたということに伴いまして、改めて損傷ですとか劣化等がないかというようなことを8月20日を目処に調査いたしたいというふうに考えております。なお、学校の施設におきますアスベストの使用状況につきましては、やはり昭和62年に文部省が全国調査を行いましたが、それに合わせて本県においても調査を実施したところでございます。これにつきましては、校舎・体育館・寄宿舎等におきまして、天井の仕上げに吹き付け石綿が使用されているかどうかということを、設計書と目視により確認をしたところでございます。この結果、県立高校では9校、それから市町村立の小・中学校におきましては19校、これは市町村数では11市町村でございましたが、そこでアスベストの使用が確認されております。高校につきましては、平成3年度までに除去工事が完了をいたしておりますけれども、小・中学校につきましては、その後の対応状況につきまして、これは市町村でございますので、教育委員会から7月13日に関係の市町村教育委員会に確認依頼をいたしているところでございます。実は、文部科学省においては、対象となりますアスベストの種類でありますとか、あるいは昭和62年当時には行われなかった給食室・廊下にも対象を広げまして、7月下旬を目処に各県に調査が依頼されるとのことでございますが、小・中学校につきましては昭和62年の調査結果への対応状況を早急に確認をしますとともに、再調査ということにつきましては、文部科学省の調査に沿いまして、学校の設置者でございます市町村において的確に対応できるように、教育委員会において取り組んでいくというふうに聞いております。なお、県立学校につきましては、文部科学省の調査に先立ちまして、去る7月14日に県単独での調査を各県立学校長あてに依頼をしたというふうに、教育委員会から報告がございました。ちょっと市町村の関係も含めましたけど、県有施設並びに学校施設についてはそういうふうな状況でございます。

(質)県立学校は全部で何校ですか。
(答:教育委員会事務局)76校です。

(質)市町村小・中学校は全部で。
(答:教育委員会事務局)488校です。

(質)うち、小・中の19校11市町村というのは、固有名詞は出てるんですね。昭和62年調査の19校はもう確定しているわけでしょ。
(答:教育委員会事務局)はい、ただ当時の断片的な資料でございますので、正確には、調査中・分析中というのも含めまして19校になろうかと思います。

(質)で、どうなっているか確認依頼されるんですね。
(答:教育委員会事務局)確認を今しています。

(質)下旬にまとまると。
(答:教育委員会事務局)はい。

(質)県有施設はおよそ何施設ぐらいありますか。
(答:総務局)公有財産台帳上、約900施設余りです。

(質)それから、本庁舎及び地域総合庁舎は?
(答:総務局)12です。

(質)他に、数字的なことを言える部分はありましたか。2ページ目の部分で、対象はどれくらいあるとか。
(答)「4. その他」のところにも書いてありますように、上に掲げました対策以外につきましても、広範に問題点の抽出・検討を行って、そして必要な対策を追加的に実施をしてまいりたいということを考えております。特に、子供たちの健康にかかわるところについては大事でありますので、例えば学校以外では、保育所等についても調査を実施したいと。実施方法については当会議で検討するように、私の方から指示をしたところでございます。

(質)この間、いくつかの企業が生産施設にかかわったりしたと公表されてるんですけど、そこの関係労働者や周辺住民の健康被害は、それぞれの企業の発表では「ない」ということなんですけども、その辺の調査もされていくわけですね。
(答)健康相談等については、7月22日までに各保健所及び健康づくり室への問い合わせというのが26件程ございました。相談内容については、例えば自宅にアスベストが使われているか調べたいとか、近くの工場でアスベストが使用されているのではないかとか、建物の解体工事で粉が飛散しているかとか、あるいは健康被害との因果関係について知りたいとか、そういう内容でご相談がありまして、関係機関を紹介するなど、それぞれ対応をしたというところでございます。

(質)仮に、企業関係労働者もしくは周辺住民の、因果関係のはっきりした死亡例が出たらどこが対応するんですか。
(答)それは、具体的な事例が発生と言いますか、提示されましたら、その状況に応じて行政として適切な処置をしたいと、こういうふうに思いますけれども、それは事例が発生しないと状況はいろいろあるのかなと、こういうふうに考えられます。今は現にありませんので、仮定に基づいてどうだ、というようなことは申し上げにくいことです。

(質)県の公共事業では現に、使用しないように指導しているわけですね。
(答:県土整備部)県発注事業では、やってないはずですが。
(答)できましたら、担当に直接取材いただいたらありがたいと。

(質)第1回会議は今日の午後行われるんですね、それは何時から、どこで。
(答:環境森林部)14時から、吉田山(会館)で。

(質)公開ですか。
(答:環境森林部)公開というか、庁内の会議ですので、非公開になります。内容等はまた、決まれば追って資料提供させていただきます。
(答)今日は設置要綱だとか、そういうことを含めて、今後のやり方について相談をしていくということです。必要があれば適宜、その状況等についての取材をしていただいたらと思います。

(質)頭撮りはよろしいんですか。
(答)はい。

(質)大矢知(産廃不法投棄問題)なんですけども、今月の13日頃に、改善命令を業者の方へ今月中に出す予定だという話だったんですけども、その後これについてどのような状況ですか。
(答)大矢知の件につきましては現在、改善命令の内容でありますとか、あるいは法的整備につきまして、環境省と協議をいたしているところでございます。処分場の適正化をする際に、まずは処分場の上部にございます自動車解体くず、これを撤去する必要があるということでございますので、できるだけ早急に、早く、この自動車解体くず等に関する行政処分内容を整えまして、そして処分場管理者、それから処分場を占有している事業者等に対しまして、行政処分すなわち改善命令でございますが、これを行う予定でございます。

(質)いつまでですか。
(答)できるだけ早い時期にということで、状況が整い次第、すぐやります。

(質)それは、今月中というのと、できるだけ早いというのは違う言葉なんですか。今月中でしょうか。
(答)準備が整い次第、すぐということでありますので、できるだけ早い時点で命令を出したいということであります。

(質)今度、改善命令を出せば3回目ということになるんですけども、前回のものというのは、はっきり言って事実上無視されたと。で、今回3回目を出して、実効性があるかどうかということは当然疑問も出てくるんですが、その点いかがでしょうか。
(答)改善命令については、同じ内容で複数に出せないというような状況になっておりました。現行法でもそうですね。ただ今回、現在検討している中身の改善命令につきましては、さっき申し上げたように、皆さんも現場をご存知だと思いますが、自動車の解体事業者が解体をやっているという状況がございます。したがいまして、まずはこれを撤去するということが必要でありますし、これについては現に事業者がやっているわけでございますので、その撤去については速やかに行わさせなければならないと考えております。

(質)今回の自動車(解体事業者)に関しては現在進行形のことだから、いわゆる言ってしまえば、警察も動かせると、そういう部分では実効性はあるだろうというふうに踏んでらっしゃるんですか。
(答)実効性があるというよりも、当然しなければならないことを命令として行政処分してまいりたいと、こう思います。なお、処分場にかかわるいろんな行政処分に向けては、環境省とも十分連絡を取りながら、いろんな観点で準備を進めていきたいと、こう思っております。中には今、土質調査でありますとか水質調査、これを引き続きやっておりますから、こういった調査結果等も踏まえた上で、行政として必要な処置を取ってまいりたい、処分に結び付けていきたいと、こういうふうに考えています。

(質)自動車解体くずの撤去を求める改善命令というのは、何法に基づくものですか。
(答:環境森林部)廃棄物処理法です。

(質)何条ですか。
(答)15条あるいは19条です。

(質)管理者と事業者と、両方に対して改善命令を出すということでよろしいですか。
(答:環境森林部)はい。

(質)2社ということになるわけですか。
(答:環境森林部)対象業者が2、3社。

(質)川越(建材興業)は管理者ですか。
(答:環境森林部)はい。

(質)しつこいようで申し訳ないんですけども、今週中ですか。
(答)できるだけ早い時にと、いうふうに考えております。したがいまして、2、3日中にでも出せる状況になれば、それは当然やるということであります。

(質)今回の命令で3回目になりますけれども、今回の命令を、実効があったとして、とりあえず除去します。その後の計画というのはあるんですか。とりあえず除去させました、山が残ってます、さあどうしますか、要はそこですよね。その計画の一連がないと、ただ単に一旦除去しました、あと何もできませんよと。今後の計画はあるんですか。
(答)いや、その点についてさっき申し上げたわけです。今、土質調査であるとか水質調査もやっておりますね。したがって、今後の処分については、環境省と十分協議しながら、そういった調査結果も踏まえ、専門家にもいろいろ相談しなければならないことは相談しながら、対処について考えていかなければならないと、こういうふうに思っております。

(質)お考えはいいんですけど、県が目指すところはどこにありますか。調査が目的じゃないですよね。目的は、あくまでも目指すところがあって調査するわけですよね。その、目指すところがどこになるんですか、という質問です。
(答)目指すところは、処分場の適正化です。

(質)適正化というのは、形は残すけどもそれはあくまでも処分場として残すという意味なのか。
(答)そういうことは言ってません。適正化です。

(質)それは、業として適正であれば、業は認められるということになるんですか。
(答)今後、考えていくことでありますから。

(質)要は、県としてあそこの場所をどういう方向へ持っていこうとされているのか、ということだけ伺いたいのです。
(答)適正化です。

(質)上野の方で何か調停を県の方に対して申し立てましたけれども、これについてどのような状況でしょうか。
(答)上野の件につきましては、地元からの要望、並びに市からの市長名での要請がございました。したがいまして、私どもとしては県としてできるだけそういう意向を踏まえながら対応していきたいと、こういうふうに思っております。調停についてはちょっと具体的な中身について、うろ覚えのところがありますので、担当に確認していただいた方がいいのかなと、こう思いますね。間違ったことを言ってしまうとあれですので。

(質)調停なんですけども、そもそも村田弁護士曰く、県は信用できないと、だから国に調停を願い出たと、そういうことを記者会見でおっしゃったんですけど、その辺に関してはいかがですか。
(答)県は信用できないというなら、国が信用できるものかどうか。私ども県は国で決められた方策に基づいて県としていろいろ今日までやってきております。したがって、その決められたルールの中でやらざるを得ないことにおいては、著しく住民感情と乖離したような状況ともしばしば言われてきたところでございます。私としてはそういう根本的なものについては、いささか国が廃棄物行政について、後追い的にやってきた、そういう結果をもたらしたところも多々あるんではないかなと、こう思ってます。今回の上野の件についても、県としてはいろいろ地元の皆さんのそういったご要請もございますので、できるだけ適正な対応をしたいというふうに考えておりますが、行政でありますので、個別の問題、問題でその裁量権を振り回すということではなくて、私としてはルール化した、しっかりした適正ルールに基づいた対応の仕方というものが大事ではないかということで、そのことを私の方から担当には言っているところでございます。

(質)それは大矢知も伊賀も共通することですね。
(答)大矢知の事例、いろんな事例から行政としても学習し、学び取ったことをやっぱり制度の中、県としてのルールの中に生かしていくべきだと、こういうふうに思ってます。

(質)中部圏知事会議がありましたけれども、座長役を務められたことの感想と、意見交換、たしか首長さん、知事たちとおやりになってますね。その中でつまびらかにしていいものがあればお願いします。
(答)まず中部圏知事会の座長を、これは開催県ということで務めさせていただきました。この知事会そのものについては、近隣の府県が広域的に、より連携をしながら、共通する課題等について認識を共有し、そしてまた連携してできることについてはやっていこうではないかということで、そういう意味で意義あるものだというふうに思っております。特に今回につきましては、いくつか話題提供をし、議論をしたところでありますけれども、三重県にとりましては、ごみゼロ社会実現プランについてご紹介申し上げると同時に、こういった取り組みについてぜひ一つ広域的にやっていきましょうということで、取り組みについての合意、そして具体的に今後いろんな相談をしていこうということになったこと、これも意義あることであります。それからもう一つ三重県側からの提案で自然災害以外の危機管理につきまして、鳥インフルエンザでありますとか、SARSでありますとか、今非常に大きな課題が言われているわけでございます。したがいまして、これも近県での連携協力、これは非常に大事なことでありますので、こういったことについての連絡会議を持とうということについてもご提案申し上げ、そしてやろうというようなことになりました。私としては、まずはこういった近隣府県であるが故に連携できること、これをしっかりやっていくということはとても大事なことであり、そういう意味でも意義あることだと、こういうふうに思っております。座長としてそういう意味では今回の会議も成果があったことだと、こういうふうに思っております。それから懇談会、意見交換の場についてでありますけれども、意見交換の場におきましては、私といたしましては、ちょうど食事をしながら、その食事にはできるだけの三重県産品を使っていただいて、料理を出していただきました。したがいまして、それぞれにつきまして、三重の自慢ではありませんけれども、いろいろ紹介をいたしました。特に例えばカキを焼いて、上からクリームを乗せてあるようなものが一つ出ておりましたが、そのカキを食べる時には例のHACCP(食品に関する危害分析管理方式)の手法を用いて、三重のカキが日本で一番安全安心のカキだということで、その取り組み、システムを完成させてまいりました。これはもうすでに一昨年の秋でありますが、それで東京の築地市場辺りでも一躍、さらに注目を集めたというような、そういった経緯、取り組み方についてもお話を申し上げたところであります。いろんな様々な意見交換の場でありましたので、いちいちについて、そんなにはっきり覚えておりませんけれども、私としては三重県にかかるPRはちょっと強調して申し上げたというところでございます。

(質)食べ物関係で長野県の田中知事とは話されましたか。
(答)長野県の食べ物関係のことについては。

(質)田中知事と何か話されましたか。「三重県のものはおいしいですね」とか、何か向こうがおっしゃってたとか、そんなことはないですか。
(答)田中知事は当日、あの会場に来る前にモクモクを訪問されまして、見てきたということでございました。それで確か行った際にソーセージとか、ハムとか、あそこでいろいろ作っているものを随分食べて来たということでありました。そんなことについては田中さんからいろいろ話が出ておりましたね。非常にいい取り組みで参考になったと、こういうふうに彼は言ってましたね。

(質)その辺を見たかったとおっしゃったんですかね。モクモクの取り組みを見たかったから。
(答)前日に名古屋に泊まられて、そしてモクモクを訪れられたということでした。

(質)この前、土曜日に関東で大きな地震がありまして、その際に東京都で震度の速報が30分以上経っても出なかったというトラブルがあったんですが、他の自治体のことではありますけれども、そのトラブルについて知事はどう考えられるかを。それと三重県において、そういうことが起こり得る可能性としては防止することができるのかとか。
(答)地震の震度測定について発表が遅れたということ、それは伝達システム、あるいはコンピュータの容量オーバーか、ちょっと詳しく分かりませんけれども、いろいろ原因があったようでございますね。地震等この災害、あるいは危機管理すべからくそうでありますが、迅速な情報を提供し、そして迅速な対応をやっていくということ、これは何よりも大事なことでございます。したがいまして、そういう事態が起こるということはあってはならない、ないようにしっかりシステム組んでいくべきだと、こう思っております。三重県においてもそれぞれ担当において務めているはずでありますが、今後もより一層そういったことについては、しっかり点検をしていくようにさせていきたいと、こういうふうに思っております。

(質)危機管理上30分の遅れは、初動の遅れにもつながるわけですね、マニュアル化されている場合には。人のこととはいえ、大丈夫なのかこんなのでという、もっと率直な感想をいただけますか。
(答)ちょっと私、詳しく今回の件よく分からないんです。今日の新聞では、30分とおっしゃったけど20分と書いてあったのかな。何か足立区の事例のことですね。それがまず何故遅れたのかということがあるかと思います。遅れたことが地震対策の中でどういうふうに結果として影響したかということについての検証の問題も聞いておりませんので、三重県としては今回の事例についてもよく学んでいきたいと思いますが、具体的に対策としてどういう実害が出たのかということについて、ちょっと承知してないのでコメントできないです。

(質)昨日から中国人への訪日観光ビザが全土に拡大されたわけですけども、知事は中国にも行かれて、三重県、そして中部圏のPRをされてますが、この件で3点ほど。1点目が三重県の観光にも影響あると思うんですけれども、このことに関してどのようなお考えをお持ちか、また2点目はどんなことが今後課題となってくるか、3点目は解禁されたことでこれを生かすためには三重県はどんなことをしていくのか、その3点をお答えいただければと思うんですが。
(答)まず、発給対象地域というのが7月25日から中国全土に拡大をされるということでございます。三重県としては外客誘致ということにつきましては、旧来からその取り組みを強化しなければと考え、昨年から特にそういった強化について対応を考えてまいりました。それでこの17年度、今年度は今後訪日観光客の増加が期待できます中国に対しまして、観光展への出展PRでありますとか、商品造成の働きかけ、こういうことを実施をしようという予定で現在事業を進めているところであります。それでPRについては、6月に私も上海へまいりました。広域連携による取り組みを含めて各種観光展への参加でありますとか、いろんな情報発信を行ってまいりたいと、こう思います。具体的な誘客策といたしましては、東京-大阪のゴールデンルートと言われるものについて、コースを少し変型しまして、三重県に宿泊するような商品を造成をしまして、中国の旅行会社を通じて販売を行って、三重県の誘客を図るということにしていきたいと考えております。それからビザの発給地域が拡大しましたので、今後は中国全土についてもそのPRと誘客活動を行っていくということがあると思いますが、その実施方法については、その誘客につながる、より可能性のある地域を選定しながら単独でやるのか、あるいは他府県との連携事業でやるのか、いずれかの具体的なやり方を選定いたしまして、取り組みをやってまいりたいと、こういうふうに考えております。なお、さっき三重県としていろんな外客誘致の取り組みを今年考えているところだと申し上げましたが、県の単独事業として8月26日から28日の日程で中国大連の市内で開催されます博覧会がございます。これは「中国遼寧・東アジア国際旅行博覧会」というものでございますが、これにブース出展をやりまして、観光PRを行うとともに、現地の旅行エージェント訪問等を実施する予定でございます。それから観光客向けに三重県に宿泊いたします旅行商品、これを造成いたしまして、中国国内で販売、誘客を行おうと考えております。これは旅行商品造成事業と、こういうふうに言っております。それからもう一つ情報発信事業としましては、16年度に外国語版のホームページを作りましたので、引き続き情報発信していこうというところでございます。それから他府県との連携事業がいくつかございます。まだ予定というものもあるわけですが、一つは観光展の出展でありますとか、海外ミッション事業して、今後あるもので少しだけ例示をしますと、関西観光戦略セミナーというのが北京でこの秋、9月24日から26日まで開かれます。それから同じく今年の年末12月3日から4日まで杭州ジャパンフェスタというのが行われます。それから広州は来年、18年3月に広州国際旅遊展覧会というのがございます。いろいろとありますので、これらにつきまして連携事業でやっておりますので、そういう中で参加をしていこうと、その中で今度は三重のことについてもPRをしていきたいと、こういうふうに思っております。それから逆にKC(関西国際連携協議会)事業なんかでは、中国の旅行エージェントを招へいして商品造成につなげていこうというような計画もしておりますが、こういったことについてまだ時期が未定でございます。当然こっちに来たときには三重の方にも来られますから、三重のPR、商品造成にも務めていきたいと、こう考えております。そういうふうなことでさっき3点、いろんな話をまとめて言ってしまいましたが、そのように対応していきたいと思います。

(質)三重県にとっても明るい話題というか、知事にとっても。
(答)先般、上海へ私も直接行きましたので、中国のある旅行社にPR訪問に行きましたが、そこの社長さんが中国からは今、最も海外旅行に行くのは東南アジアであるけれども、しかし旅行手続きの難しい日本やヨーロッパ、アメリカ等について、特に日本については、価格は高いんだけども、実際に旅行客は行ってみるとクレームが最も少ないと、こういうふうに言っておりました。そういう点では中国の皆さんは少し東南アジア等よりも価格は高いけれども、日本に対する憧れの気持ち、あるいは行ってみたいという、そういう気持ちを十分に持ち、そして実際に来た人はそれに報いられるといいますか、満足をしてみえる点が多いんだなということを思っておりますので、我が国としては自信を持って中国の皆さんにお出でをいただくようにやっていくべきだと思います。特に三重県としてもこの点には力を入れていかなければいけないと思います。

(質)現地の博覧会の出展というのは、今まではどれぐらいやられてたんですか。特に今年から強化してやるという意味でしょうか。
(答)・桝R外客誘致等、今まで広域的な取り組みとしては、すでに関西の広域、例えばKC事業等で取り組みがあったと思うんです。しかし今、三重県としては新しい観光振興プランができまして、それに基づいて、よりメリハリのある施策を展開していこうということであります。そういう中でこういう商品造成とか、あるはPR、こういったことは非常に大事なことだと思って、特に力を入れていこうというところでございます。

(質)それは増えたということでいいんですか、今年から増えた?
(答:農水商工部)今年も増えてます。

(質)去年から力を入れて?
(答:農水商工部)ビザの拡大に伴って、やっぱりプロモーション活動というのは拡大していきますので、そういう意味では増えつつあると。

(質)起点はどっち、去年、今年。
(答:農水商工部)今データ持っておりません。去年は確か5回ぐらいですか、去年よりは今年は増えてます。

(質)特に力を入れようと、今までやった中で受けの良かったものは何がありますか。食べ物、松阪肉でもいいんですけども、熊野古道でもいいんですけども、そういったプロモーションの中でいくつか商品として挙げたと思うんですよ。その中で受けの良かったのを、特に。
(答)そうですね、私自身も東京、それから大阪で実施をしました観光連盟主催の三重県のPR活動につきましては参加をしておりますが、その中で食ということは非常に三重県にとっては大きな要素であります。したがいまして、いろんなものをご協力いただいて、その際に松阪肉や、海産物を含めて出してますね。いずれも来ていただいた方には大変な好評でありますね。そういう点はもっともっと考えていかなければいけないと思います。ただ、これまでと昨年以降いろんな取り組みを変えつつ、プランも新しいものに変えつつありますけれども、一つは東京へ向けての情報発信を強めていこうということが、これまでと大きく変化しているところです。これまではどちらかというと大阪、近畿等へのPRに限定されておりました。東京についてはあんまり効果ないんではないかというような過去のいきさつが生きている部分がありましたが、やはり東京というものをもっと重視しようということがあります。それから中部国際空港ができましたので、中部国際空港から飛んでいる国内の主要路線の町であります札幌、仙台、福岡、こういった所を中心に中空を利用した商品を提供し、三重へ来ていただこうと、こういうふうなことも新たな一つの展開ということになっているようです。今回この中国の外客誘致についても中空ができたということでありますから、特に今後力を入れていきたいと、こう思っております。

(質)本来の趣旨とはちょっと違うかもしれませんけれども、姉妹提携先というのはいろいろあるかと思うんですが、県内各地の中で。四日市市は天津市ですよね。そういうところの活用というのは特に今のところどうですかね。姉妹提携先、本来の目的とはちょっとずれちゃいますけども、お考えを。天津市内ですとかなり大きな展示等できると思いますけれども。
(答)県という意味ではなくて市町村の姉妹提携先ということでありますならば、それぞれが市町村の実質的な判断のもので、いろいろやられていると思いますが、県にご相談なり、いろいろあることについては、ぜひ連携していくべきだと思ってます。特に市町村に限らず、民間団体も一所懸命取り組みをやったりしてますね。例えば鳥羽市においては、地元の商工会議所や観光協会が中心となって中国蘇州なり、上海なり、特に蘇州との関係を重視しておりますが、そういう展開をやられてますね。そういうことについて県としても十分関心を持ちながら協力できること、連携できること、そういうことについては当然今までもやらせていただいてます。今後においてもそうであります。天津については2度ばかり去年の秋から来られてますけれども、例えば牛を飼育する方法を勉強しに、松阪にあります食肉公社等に来られたりしております。向こうはそういう機会に県にも寄られたりしますので、三重県としては当然こちらからぜひ日本へたくさんの人を来ていただいて、三重県にも来ていただいて、もっと三重のことを知ってくださいと、こういうPRを私自身も直接会ったときには申し上げたりしていこうと思います。

(質)海上アクセスのことなんですけども、需要予測の補足(調査)が早ければ今月末ぐらいにもということでしたけれども、目処とか、あるいは途中経過といいますか、その辺はどうなってますか。
(答)前回3者協議をやりまして、できるだけ早い中で調査結果が分析できるんではないかと、こういうことを申し上げましたが、実はこのデータを補完するための追加のアンケート調査については、前に監査法人で採算性調査をやっておりますので、その監査法人トーマツの出資会社で、トーマツの調査部門を担当していて、それから平成14年度の採算性等の調査の内容とか、調査手法も熟知をしているという、そういったこともありましたのでトーマツコンサルティング株式会社にお願いをするということにいたしました。そういたしました結果、当初予定していた期間ではなかなかその結果が出ないということでございますので、今その調査結果を待っているというところでございます。今の見込みでは8月中旬頃を目処に次回の協議ができればと、こういうふうに考えているところでございます。

(質)ということは、県内の学識経験者や地域経済のという、その方とは別にトーマツコンサルティングというわけですか。一緒にという?
(答)当然その調査結果等については、調査の結果が出てまいります中で、前に申し上げました学識経験者にその調査の妥当性だとか、そういったことについてもご相談を申し上げるということにしております。

(質)ということは、トーマツコンサルティングの結果が出て、それを基に、前と違ってそこをかませて要は学識者の方に検討していただくと。で、そのでき上がりの目処で次の協議会が8月中旬頃目処ということでよろしいんですね。
(答)そうですね。最初は調査手法については、だいたい把握をしておりましたので、それに基づいた方法をやりながら学識経験者の方にしっかり見ていただいた後でということを考えましたが、やはりもともとの監査法人トーマツではなかなか難しいということでありますので、そういったいろんなことも考えましたけれども、その後出資会社であります実際の調査の実務をやったところであればそれができるのではないかということでありましたので、そういうふうに調査をやってもらう所を変更したといいますか、そちらにお願いするということで決定をいたしました。そういう結果、若干作業に予定より時間がかかると、こういうことです。それに伴いまして、日程的に少しずれてきているということです。

(質)もうすでに調査依頼は出されているんですよね。
(答)もちろんです。

(質)津と松阪にはこの旨はいつ頃伝えられたんですか。
(答:地域振興部)事務連絡で少なくとも先週の水曜日に会議を開いた時には伝えています。

(質)中山間地域お生まれで、地域の方を大事にされる市長経験もおありの方で、郵政法案というのはどうお考えですか。それから国会は、国会議員経験者としてこれからどうなりますか、予測を。
(答)まずは郵政法案につきましては、国におきまして大変な議論をされているところであります。県の行政のトップとして、この法案の中身についてどこまで言ったらいいのか、少し国にかかる法律でありますので慎重に申し上げたいというふうに思いますが、私といたしましては、やはり過疎でありますとか、離島でありますとか、そういった地域を持っている三重県の状況の中で、今日まで郵政事業が地域の経済面や、あるいは情報網の点でありますが、地域の活性化の点でいろんな役割を果たしてきている面がありますので、そういったことについて十分に今後も配慮をされたものであってほしいと、こう考えております。そういうことを十分議論の中にお含みをいただいて決められるのがいいと、こう思っております。今の国会状況ではこの問題が全てに優先する最大の課題のように言われておりますけれども、そういう観点のことで言うなら、私はそもそもこの国の将来の姿はどうなるのだというようなことについて関連いたしますいろんな大事な観点、問題があります。そういう意味では三位一体等についても、このことの議論のためにそれが影響されて後退していくというようなことがあってはいけません。さらにもっと言えば、一体この国を、今後どういう国にしていこうと考えているのか、はっきりとしたイメージが見えていません。そもそも論でいけば、そういう議論が全くありませんし、小泉さんの言われる中身は、そういうものがイメージできません。そういう意味でもう少し私の方から見れば、もっともっと大事な問題ですし、それから生活に関わる近い問題としては、年金の問題でありますとか、それから社会保障制度全般の問題、そのサービス、あるいは負担の問題、いろいろありますね。こういったことに国民はもっともっと関心を持ち、そういったことにしっかり国として対応してほしいという、そういう期待をたくさん持っていると思います。そういう国民の行政への思いにもっともっと応えていただくということは大事ではないかなと、こういうふうに思っております。

(質)解散はありやなしやの、もしくは希望でも結構ですけど。
(答)参議院で法案がどうなるかということを言われているんだと思いますけれど、それについては、私も参議院の詳しい状況、個々の、国の方々の動きだとか、そういうことは分かりませんので、申し上げようがございません。

(質)先ほど、いろんな議論をしてほしい、国民の願いは多々あるということは、このまま継続して議論してほしいと。
(答)もしも、この法案が否決ということになりましたら、小泉内閣としては解散するか、総辞職を考えるかに匹敵する大きな事柄であろうかなと、これはそういう意味で思います。

(質)結論は。
(答)ですから、否決されれば解散するか、総辞職をするかに匹敵する小泉さんの大きな責任問題だと思ってます。

  

                                          

( 以 上 )

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