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令和07年04月18日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和7年4月16日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

質疑項目

  • 発表項目等に関する質疑
  • 和歌山県知事のご逝去
  • 人口推計
  • 米国関税政策の影響による下請け企業への対応
 

発表項目等

(知事)今日は3件ご報告をしますけれども、冒頭、私の方から、昨日、岸本和歌山県知事、残念ながらお亡くなりになりました。心からお悔やみを申し上げるとともに、ご冥福をお祈りをしたいというふうに思います。今日の会見は、先ほど申し上げましたとおり、3点ご報告します。1点目ですけど、12月から1月にかけて実施をしました県民アンケートでありますが、その結果でございます。1万人お伺いをして回答いただいた有効回答数が4,592。45.9パーセント、46パーセント。かなり高い回答率であるというふうに思います。調査の内容ですけど、生活満足度、これ政府も聞いてますけれども、我々も聞いておりまして、これについて去年とはそんなには大きく変わっていないというところで、国よりはちょっと高い、こういう感じでございます。問題は、ものすごく高いのは自然環境とか健康とか医療サービス、ここはいいんですけど、低いところ一番やっぱりご不満が多かったところが交通手段ですね。これは公共ライドシェアが29市町で9市町しかないというところも大きな影響があると思います。全国の話なんですけど、交通は今、しばらく前から2、3年前からしっかりとやってきてますけれども、効果はこれから出せるように頑張っていきたいと思っています。さまざまな弊害も分かりつつありますので、それをどういうふうに変えていくか、これは日本全体の問題です。前から言ってますけど、運輸行政が県を経由せずに運輸局、それから支局でやってきたというところの弊害で、県も交通のプロがおりませんし、市町に至ってもいないということなので、それをしっかり変えていくということであります。それから、結婚に関することもお伺いしました。これは一喜一憂する必要はないんですけれども、いずれ結婚するつもりと回答した未婚の方の数字が減っております。この辺は、人口減少対策ということもありますし、マッチングを充実させていきたいというふうに思ってます。今年度からはAIを活用したマッチングということも予算で計上しているところであります。南トラ臨時情報ですね。これは去年の夏もお話ありましたけど、やっぱり、具体的な中身が分からないという方が多いので、これは我々情報提供をきちんとしていくのとともに、政府に対してもお願いをしていこうというふうに思っております。ジェンダーギャップ、必要な施策、7年度予算でも入れ込んでいるところはありますけれども、一番やってほしいことということで、公的支援をお願いしますということで、これは市、町も含めて、しっかりとやっていきたいというふうに思っておるところでございます。女性が働きやすい雇用形態、これは民間の方にも働きかけをする必要があると思ってますし、特に短時間正規、これを導入してドイツは成功してます。日本もそういう方向に政府も持っていくというふうに言ってますし、お願いをしていかないかんかなというふうに考えているところであります。公共ライドシェア、これご案内、一応説明はちょっとつけたんですけど、理解がまだ進んでないかなというところがありまして、ちょっと設問のやり方を次に聞く時には考えないかんなというふうに思ってるんですが。利用したいでしょうか、利用したくないでしょうか、利用したくないという方が多いんですけど、これはタクシーと違って、一般の方が運転するっていうんで、ちょっとそこに不安を感じられた方がおられるかもしれないので、この結果かもしれません。もう少し丁寧に説明をしてアンケートをとった方がよかったかなと思いますが、これ地域別に見ますと、利用したいと思うよりも利用したくないと思うの方が、全県的には多いように見えるんですけど、伊賀地方ですと利用したいと思うという方が17.4パーセント、利用したくないが14.6で、伊賀の方は利用したいという人が多い。それから東紀州も同様です。利用したいと思うが26.9、利用したくないが12パーセント。これは南伊勢なんかで結構そういう運送をしておられるということもあったりして、お話を聞いておられるかもしれませんけれども、利用したいと思う人は利用したくないと思う人の倍以上。それから年代別に言うと、70代以上が利用したいと思うというふうにおっしゃった方が22.3パーセント、利用したくないと思うというふうにおっしゃった方が14.3ですから、やっぱり年代によっても違いがあるというのが分かりました。聞き方も含めて、ちょっと考えていかなあかんかなというふうに思っております。1点目は1万人アンケートでした。

続きまして、令和8年度の国への提言・提案です。これは毎年春と秋にやっておりますけれども、今年も4月の24、25で提言をする予定であります。大きなポイントとしましては、防災の関係、避難所の生活環境改善支援という話もお話をさせていただきたいと思いますし、それから森林資源の利用の推進、こういったあたりを、今回の目玉に掲げていきたい。当然、防災・減災、国土強靱化、それも重要でありますので、こういったことをお話をさせていただきたいというふうに思っております。2点目は以上です。

3点目、最後に報告ですけど、大阪・関西万博ですが、開幕をいたしました。私も開会式に参加をいたしましたけど、三重県ブース、多くの方に来ていただいているようです。朝方はまだ空きがあるようでありますけど、午後になるともう多くの人がおいでになっていただいているということでございまして、初日目、2日目、関西ブースにおいて関西パビリオンにおいでになられた方の7割近くが三重県ブースを訪れていただいているということになっております。「時のトンネルがきれいだった」とか、これ引き出しの展示をしてるんですけど、「引き出しの展示が楽しかった」ということ、それから、外国の方も含めてですけど、香りを嗅いでいただくものがあります。それは他にないもので、とても良かったという声を聞いております。他の国のパビリオンも含めて、映像が結構多い中で、いろんなことをこう体験できる、それこそ没入感ですけれども、五感で楽しめるというところが三重県の良さということを、おいでになっていただいた方も認識をしていただいているようですので、ぜひ多くの方においでをいただきたいというふうに思います。私から以上です。

発表項目等に関する質疑

みえ県民1万人アンケート(第3回)の集計結果の公表について(発表)
(記者)まず一つ目の県民アンケートの方からまずお伺いするんですけど、まず総論的に、各論じゃなくて、総論的に今回のアンケート結果を知事としてどう受け止めているのか、これをどう県政に落とし込んでいきたいのか。
(知事)先ほどもちょっと説明の時に言いましたけど、私どもからお伺いしたい件、絞りましてお伺いしました。そういう意味では、ライドシェアの関係とか、ジェンダーギャップの関係、それから結婚観、それと防災。特に南トラの臨時情報。これについての県民の皆さんのお考えよく分かりました。これを踏まえて既に動き出しているところもあります。令和7年度予算で動いているところで、その方向で良かったなというふうに思ってるのもありますけれども、今後、さらに行政の施策を改善するところがあれば、それを組み込んで施策展開をしていきたいというふうに思っております。

(記者)具体的にライドシェアの関係なんですけど、今県内でリアルタイムでしているところはないんですか。
(知事)ライドシェアですか、公共ライドシェアですか。9市町でやってます。紀北町なんか、わりと特徴的ですけれども、よく頑張っておられるところがあります。ところが、29市町ある中で、20やってないんですけど、本当にやらなくていいかって言うと、やらんでええとこは本当に一握りだと思うんです。大きな市であっても山間部を持っておられるとこもあって、そういうところはやっぱり移動に困っておられる高齢者がおると思いますんで、これは実は三重県だけの問題ではなくて、日本全体の問題なんですけれども、これをしっかりやっていく必要があるとは思います。

(記者)この結果だけ見ると利用したくないと思う方、そっちの方が数字的に多いということに関しては、知事、予想外というか、率直なお気持ちは。
(知事)これはやっぱり聞き方というか、公共ライドシェアって何なんですかというのをきちんとお話をしておかなあかんのかなという反省もあります。先ほど申し上げました地域によって、年齢によっては、やはり利用したいという人が多いということですので、ある程度認知をしていただいている方はおられるんですけど、これ設問、お手元にいってるかどうかあれなんですけど、公共ライドシェアはどう聞いたかって言うと、お住まいの市町が、タクシー運転手でない一般のドライバーが、有料で目的地まで送迎してくれるサービスと、こう書いてあるんです。これではちょっと分かりにくかったかなっていうのが反省でありまして、そこのところを、例えば地域のボランティアの方が、市町が用意した車を使って、料金については比較的使いやすい、例えばワンコインとか、これ場所によって違うんですけど、とかで輸送していただけるサービスみたいなことを書くと、それならやってみたいという人が増えてきたような。これは後知恵ですけど、反省があって、ちょっともう少し説明文をちゃんと入れたらよかったなというふうには思います。そうするとおそらくこれ、変わってくるんじゃないかな。これ分からないという人が多い、多くのあれかなという気は本音のところかなとは思います。

(記者)公共ライドシェアなんですけども、本年度はどんなことをさらにやっていかれるのか。
(知事)昨年度からやってますけれども、3市町を対象にして、鈴鹿市さん、それから志摩市さん、それから南伊勢町さんで、公共ライドシェアも含めた交通のあり方の検証っていうのをやらせていただいてます。3市町さんともに非常に協力的でありまして、公共ライドシェアやるにあたって一番の問題点がだんだん分かってきまして、既存の交通事業者さんがご心配されてると。公共ライドシェアが入ってくると、自分のところの仕事を奪われてしまうんじゃないか。生業、これ一番大事ですので。確かにそういうご心配があって反対をされるというのは分かるんです。だから、それを解きほぐしていく必要がある。もっと言うと、その生業をやっておられる方が損害を被らないように、むしろウィンウィンでやれるやり方がないか。これ、私が自動車局長の時に、事業者協力型の公共ライドシェア、当時は公共ライドシェアっていう名前なかったんですけど、自家用有償旅客運送という法令上の言葉でありましたけど、それを制度として作らせていただきました。これが実際にはなかなかワークしないってのは分かりましたので、ですから事業者の方も、ウィンウィンでやれるようなやり方を提示をしていきたいというふうに思っています。今申し上げた市町の中で、そろそろそういうことをやってみたいということをおっしゃっておられる方もおられるので、そこの首長さんとタッグを組んで、三重県で成功したらそれを全国に広げてもらうようなやり方を考えていきたいと思います。

令和8年度国への提言・提案について(発表)
(記者)提言のこの特に重点項目の中に防災とかはあったんですけど、見たところですけども、私が見落としてなければですが、先日の市町長さんとの会議の中で、周産期医療のことが出ていて、知事もそれは国がやるべきことですねというふうにおっしゃっていたと思うのですが、そのあたりの提言というのをもちろんどこかには載ってると思うんですが、強調するっていう重点には載せなかったんですか。
(知事)そこは入ってると思います。それで、これは実はまず県内で議論してみようと、ちゃんとせないかんねっていう話を担当部と話をしてまして、どういう問題があって、何を市町にお願いをして、何を県がやって、何を国にお願いしていくのか、実はこれを整理をしましょうということで考えておりまして、その整理が終われば、場合によるとレベルを上げて大臣のところにお願いに行くということも考えたいというふうに思っておりますので、今回は大きく取り上げてはおりませんが、担当部から話に行くと思います。前からもやってますんでですね。

(記者)産業支援のことについて考え方を伺いたいんですけれども、産業振興。
(知事)産業振興、はい。

(記者)今回この提言書見ると、半導体産業の振興に向けた支援というかなり限定的な産業かなというふうに思うんですけれども、その意図じゃないですけれども、その狙いを、半導体に今回絞っている理由じゃないですけど。
(知事)産業に関しては半導体だけに絞っているつもりはありません。それ以外もありまして、例えば自動車もそうですし、今回のアメリカの関税の話を受けて、これも話に行くことになると思いますし、それから、それ以外に、発電、洋上風力もありますし、産業関係、非常に雇用との関係も大事ですので、例示として挙げてるのは半導体あると思いますけど、それ以外もしっかりやっていきたいと思います。

(記者)今回のアメリカの関税措置のことも踏まえた内容という理解でいいですか。
(知事)そうですね。それも入ってくると思いますけど、今どこに行くかっていうのはこれから最終調整に入りますので、そういったものもまだ修正可能ですし、必要に応じて入れていくということになると思います。

(記者)これちょっと日にちが今日16なのでまだ1週間くらいあると思うんですけど、その間に内容をフィックスされるとか、そういったこととかっていうのは。
(知事)そうですね。これからまだ、ちょっとまだ何て言うか、ふわふわな部分もありますんで、固めていくことになると思います。

(記者)分かりました。じゃあ、例えばトランプさんが明日また別の施策を打ってきたら、それに合わせてとか。
(知事)というのもありますけど、アメリカの関税もそうですけど、ちょっと影響を見極めながらやっていかんと、心配ですからお願いしますというのもそれは国も困ると思いますので、その辺も様子を見ながらということになると思います。

大阪・関西万博の開幕について(報告)
(記者)開幕時の来場者数、出していただいてますが、14、15とあったので、それももし最新のデータが分かれば教えてください。
(知事)そうですね。分かりました。じゃあそれは担当の方とまた。

(記者)あとオオサンショウウオ、香り体験はなんとなく分かるんですけど、オオサンショウウオが好評だったっていうのが具体的にはどういうところが好評だったんでしょうか。
(知事)どうぞ。
(雇用経済部)まず、入場者数なんですけども、ここにも書かせていただいたように、初日が2,425人で、月曜日の2日目が2,368人、そして昨日が2,818人となっております。合計7,611人ということになっております。あとさらにオオサンショウウオ、どういうところが人気なのかということなんですけども、実は、1.5メートルぐらいあるんですよ、オオサンショウウオ。見て、引き出しも大きくて、わっと、本当に見た感触で驚かれるというのがあります。生きてるんですかってよく言われるぐらい精巧なものになっています。
(知事)ぜひ見に行ってください。

(記者)開幕からだいたい2,000人台を維持しているということだと思うんですけれども、入場者数ですけど、これ当初の想定とかそういった目標とかあるんですか。
(知事)それはなかなか、毎年やってれば想定置けるんですけど、それはなかなか難しいところなので、今後多くの方に来ていただきたいと。多分、万博全体の入場者数もまたこれから増えてくると思うんですよね。なので、多くの方来ていただけるといいなと思ってます。

(記者)初日は2,400人で2日目、3日目も2,800人ということなんですけど、この数字には、半分ぐらいに減った日もあったと思うんですけども開幕から、万博全体の入場者数が。その上でこの数字というのは伸びしろがあるものなのか、ある程度飽和に達しているような感じなのか。
(知事)ちょっと私、一旦お答えしますが、また補足してもらいますけど、聞いております話で言いますと、午後は結構混雑してるらしいんですけど午前中はまだ空きがありそうだということですので、これからその部分が埋まってくると、そういう意味では伸びしろというのはあると思います。それから、三重県の人もまだこれからという人が多いんちゃうかなというふうに思います。昨日もある方と話したら、9月22日は絶対行くわなと、こうおっしゃっておられるんですけど、ひょっとしたらご家族から言われて、もっとその前に行かれる可能性もありますんで、9月22日って、三重県のフェスティバルの日なんですけど。ということをおっしゃっておられる人もおられるんで、三重県の人行かれたら必ず三重ブースは行かれると思うんで、そういう意味ではどうもまだ伸びてくるんじゃないかとは思っています。何か。
(雇用経済部)朝と夜の8時台なんかは少しまだ入場者数が少ないですので伸びしろはあるかと。
(知事)嬉しい悲鳴ですよね、はい。悲鳴じゃない、嬉しいですね。感想ですね。

その他項目に関する質疑

和歌山県知事のご逝去
(記者)冒頭も知事ご発言ありましたけれども、和歌山県知事のご逝去の関係で、隣県で熊野古道の件も含めて、三県知事会議もあったりして一緒にご公務されることも多かったと思うんですね。知事の印象と改めてその第一報をお聞きになった時の気持ちってのを。
(知事)まず第一報の時から申し上げると、驚きましたね。ショックでしたね。お元気でいらっしゃったんで。私の大学の先輩でもありますし、それから役所、霞が関の先輩でもあります。非常に穏やかで品があって、知性に溢れた発言をされる方であったと思います。一緒に仕事を何度かさせていただきました。紀伊半島知事会議でも和歌山へ行かせていただいて、一緒に筏下りもしましたし、それから、去年ですけれども熊野古道、世界遺産登録20周年のイベントで何度もご一緒しました。和歌山県の熊野古道の魅力を三つのSということで、サステナビリティ、セレニティ、スピリチュアリティというふうに言い表されておられました。そこにも知性を感じましたし、非常に残念な気持ちで、これから一緒に紀伊半島を盛り上げていけるかなというふうに思っておりましたが、残念な結果になりました。それから、能登半島の災害を見られてやっぱり半島防災っていうのは大事だと。半島防災って言葉おっしゃったのは、今いろんな方おっしゃってますけど、岸本知事が最初だったと思います。さすが大蔵官僚という感じがしましたけど、ポイントをつかれて、半島振興法の改正にそれを入れていくんだというふうにおっしゃっておられました。実現すると思います。残念な方を亡くしたというふうに思います。残念な方っていうのは、非常に貴重な方ですね。これから紀伊半島にとっても和歌山県にとっても、隣県の三重県にとっても大事な方だったような気がしておりますので、残念です。

人口推計
(記者)総務省が14日に人口推計を発表しまして、東海3県では三重が一番人口減少率が0.94と高かったです。提言の中にも人口減少対策に向けた視点で項目に入れられていますが、このデータ、現時点での受け止めと人口減少に対する対策についてお聞かせください。
(知事)やはり、これ東京と埼玉以外、埼玉、特に外国人が伸びてて、日本人はそんなに増えてないということなので、日本の構造的な問題を示しているんじゃないかなというふうに思います。三重県はまだ東京と大阪の間にありまして有利な位置にあるんですけど、それでも人口減少が大きいということで、東海3県で比べる意味があるかどうかっていうのはあるんですけど、それぞれに、例えば岐阜とは似通った位置関係にはありますが、岐阜の方が交通は便利ですし、それから、名古屋からの距離も近いっていうのはひょっとしたらあるのかもしれない。ただ、三重県の場合、桑名は非常に近い、四日市も近いところにあるんですけどね。というところで、これから分析をしていかないかんと思いますが、一つ言えるのは、東京の一極集中が大きな日本全体にとってのデメリットじゃないかなというふうに思います。これは以前から、三重県から全国知事会に提言をして、人口減少のための国の司令塔をつくってほしいというふうに言っています。大臣はおいでになるんですけど、霞が関の文化というかやり方として、大臣一人おいでになられても、役所がないと動きません。今、防災庁をつくろうということで、まずはそっちが焦眉の急だということでやられますけど、同じくらい大事なのはやっぱり人口減少なので、霞が関の役人を集めれば仕事はきちんとやると思います。なので、やっぱり司令塔、それから役所をつくる、これはとっても大事で、三重県から全国知事会に提言して、全国知事会から政府に提言をしてますので、これを一刻も早く実現をしていただくこと、これが大事ではないかなと。東京一極集中の是正という意味ですね。その上で、そうは言ってもG7の国は人口減少していきます。出生率もそんなには増えません。その自然減という意味では自然減なんですね。それをどうやって国の発展に影響を与えないようにするか、これも非常に重要なことでありますので、我々としては47都道府県で初ではありましたけれども、令和5年の8月に人口減少対策方針、五つの柱を立てたものを作っておりますので、それを着実に進めていくということが大事かなと思います。ちなみに令和7年度は移住の促進と、それからジェンダーギャップの解消、ここに力を入れるということで予算も組んでおるところであります。

和歌山県知事のご逝去
(記者)和歌山県知事のお話に戻るんですけど、知事がいつ倒れられたのかは分からないんですが、朝の10時という時間に見つかったということで、一つ危機管理の課題というのももしかしたらあったのかなと思うんですが、その点は三重県はどう住まわれていらっしゃるのかとか、ご見解を伺えますか。
(知事)これは一人でいる時に倒れることは当然ありますので、そういう時の対応、昨日、実は和歌山県知事のこのお話を聞いて、私も秘書課の方に指示をしてあります。私が、ちょっと詳細はセキュリティーの関係であまり申し上げられませんけれども、倒れた時、連絡が基本は携帯電話、私近くに常に置いてますので、それで連絡をするということになりますが、その時の住居への入り方について指示をしております。詳細について、今、担当部と秘書課で確認をしているところだと思いますけど、大事に至らないというのが一番いいんですけどね。そういうことで、何かあった時の対応というのも考えてもらっているところであります。

米国関税政策の影響による下請け企業への対応
(記者)米国の相互関税政策についてお伺いします。関税政策の影響で、大手の製造メーカーが製造コストの削減のために下請け企業に単価の引き下げなどを求める、いわゆる下請けいじめのようなことが懸念されています。県として、これまで単価の引き下げに関して心配の声も含めて相談が寄せられたりとか、また県としてそういう状況を把握していますでしょうか。
(知事)県に寄せられた相談は、今のところ農林・雇用を通じて雇用関係が1件ということで、アメリカの関税の詳細について教えてほしいという話がありましたので、それはお答えをするとともに、さらなる詳細についてはジェトロの方に聞いていただくようにということで、ジェトロの窓口はご案内したところというふうに聞いています。いわゆる下請けいじめですが、こういった実態があるということは、まだ私どもはそういった情報には接していないということで、ただ、ご指摘もよく分かりますので、我々としてはそういった点も含めて、注意深く対応していきたいと思っています。県で、取引適正化に関するサポート窓口というのを設けておりますので、今年度、中小企業対策としてそれが一つと、もう一つはコーディネーターという人を配置します。ここでも、適正価格の販路拡大につなげる取組、これを実施をするということにしておりますので、そういった下請けいじめという下請企業に対する適切でない対応というのがありましたら、状況を把握して是正をしていきたいというふうに思います。

(記者)県内では自動車部品産業なども盛んですけれども、経産省が自動車メーカーなどにそういう呼びかけもしていますが、知事ご自身としてもそういう懸念が今生じているということについて、率直な見解などありますか。
(知事)まずは、どういう状況が起きているかというのをしっかり把握した上で、まず国の方動いてくれてますので、県としては実際にそういったことがあれば、それを基にしてお願いをしていくということになると思います。まず情報収集、それからそういったことが起こらないような環境整備ということが重要かなと思います。

大阪・関西万博の開幕について(報告)
(記者)万博のところでちょっと聞きそびれてしまいまして、まだ3日間、今日4日目ですが、これまでにもし課題とか改善点などがもし見えてきたのであれば、何かあればというところで。
(知事)何かあります。
(雇用経済部)はい、毎日2,000人以上の方が訪れられて、からくり仕掛けをちょっと触っていただくので、一部細かい修繕とかも発生しておりますので、適切に対応しながらこれからも進めていきたいと思っております。

(記者)各社ないですか。では、第二さんも含めてお願いします。

和歌山県知事のご逝去
(記者)和歌山県岸本知事のコメントなんですけど、昨日一見知事が出されたのが約60字で隣県同じながら大阪府の吉村知事は約200字で、ちょっと違いがあったんですけど、岸本さんの知事になられたのは一見知事より1年後だったと思うんですが、県政そのもの、和歌山の岸本県政みたいなのをどういうふうにご覧になって、向こうが知事の後輩ではあるけども、学ぶべきものとか何かそういうものはなかったですか。
(知事)非常にアグレッシブに活動しておられたと思います。そういう意味では、学ぶべきことは多かったなと思いますね。

(記者)具体的な施策では何か引っかかったものはありますか。具体的施策で、例えばワーケーションとか。具体的政策とか。
(知事)政策で。

(記者)岸本さんがやられた政策でワーケーションとかあるじゃないですか。
(知事)そこは私はあんまり承知はしていないですけれどね。

(記者)そういう具体的なもので、これはなかなか使えるなとかいうものもなかったですか。
(知事)いや、非常にアグレッシブにやっておられたので、そこはやっぱり学ぶべきことは多いと思いました。

(記者)あと、仮に通夜とか葬儀とか、そういうものがあった時に、一見知事ご自身がご出席されるのか、誰か代理を立てるのか、その辺はどういうふうに。
(知事)行ければ行きたいとは思ってますけれど、まだそこは確定してないです。

(記者)ご連絡もまだないんですね。
(知事)連絡あると思います。ちょっと確認してみます。

(記者)今はないんですね。
(知事)そこは確認をしてみます。

(記者)ありがとうございました。
(知事)ありがとうございました。

                                                 了

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