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令和07年03月07日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和7年3月5日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

 

質疑項目

  • 発表項目等に関する質疑
  • 知事に関するハラスメント相談に係る報告書
  • 岩手県大船渡市の林野火災
  • 四日市市内のPFAS汚染にかかる要望
  • 奈良県山辺高校山添分校の閉校
  • トランプ政権の関税政策
  • 県と市町の地域づくり連携・協働協議会総会
 

発表項目等

(知事)今日私の方からは2点申し上げたいと思います。一つは万博の関係です。開幕まで40日余りとなりましたけれども、既に三重県のブースでは特別展示についてお話をさせていただいたところであります。今日は自治体が参加をしていただく催事の概要についてお話をさせていただきます。「~三重のおまつり大集合!~」ということで、今年の9月22日にEXPOアリーナで祭りをテーマにした催事をするということであります。出ていただくお祭り、これは私ども募集をさせていただきまして、それでここにございますお祭りが出ていただくと。県内合わせまして10のお祭りに出ていただくということでございます。地元の関係者の皆さんの協力を得まして、ステージとかこのフィールドの中で、祭りの実演をしていただくということでございます。各地の祭りが一堂に会するというのは万博ならではということになりますので、ぜひ三重県の方にも見ていただきたいとは思いますし、各地の方、外国の方も含めて見ていただければ。そしてその上で、三重県に来ていただけるといいなというふうに思っておるところでございます。もう1点、この万博の関係で申し上げますと、アテンダントのユニフォームであります。忍者をコンセプトにした、ちょっとこういう青緑色というんですかね、それと黒の服装で男性と女性の部分があるということでありまして、左胸に美し国みえのロゴマークを付けるということであります。忍者は、日本もそうですけど、外国の方に非常に人気のコンテンツでありますので、海外からおいでになられる方々が三重県のブースを訪れていただいて、忍者の発祥の地というのが三重県でございますので、これがなかなか今まであんまり大きくPRをしてこなかったところであります。藤原千方が忍者の祖というふうに言われていますが、これは青山に籠って朝廷と戦ったということでもありますし、百地三太夫もそうですが、いずれにしても忍者の発祥は三重県だということでございますので、こういったコスチュームにしたいというふうに思っております。今回のコスチュームもそうですけれども、先ほど申し上げたお祭りも三重県に多くの方が来ていただける機会になればというふうに考えております。1点目は以上であります。

2点目でございますが、三重県職員に対するカスハラ、外部からのハラスメントでありますけれども、この実態調査の実施をいたしました。県では、今条例づくりも、県全体のカスタマーハラスメントの対策のための条例づくりをしているわけでございますけれども、令和5年度アンケートの実施をいたしました。回答数としては、1,896件ございまして、回答率は47.9パーセント、部長以下であります。被害を受けたと言っている職員は270名いるということでございまして、この回答者の中の14パーセントということになります。被害件数は330ということであります。職員に対する暴言、それから頻繁な対応を求め、時間的な拘束を行う、過度な要求を行うということなど、さまざまなカスハラが確認をされたわけであります。そのカスハラを受けたことで、半数以上の職員が怒りや不満、不安などを感じた、業務が逼迫して時間外の勤務が生じた、業務のパフォーマンスが低下したということでありますし、被害を受けた職員の中には、眠れなくなったとか、通院や服薬をしたという健康被害も生じているということであります。これを受けまして、大きく二つのカスハラ対策をすることにしています。一つは対応のマニュアルですね。例えば長時間にわたる電話に対して、何分程度であれば、もうこれでお話は伺いましたので、電話を切りますというふうに言うのかというのを、やっぱりマニュアルできちんと示してあげることが大事だと思っております。職員マニュアルを作った上で研修なんかもする必要があると思いますので、正式の施行というのは、令和7年の夏ぐらい、7月、8月ぐらいですが、それまでも試行的にやれるものはやっていきたいというふうに思っておりますが、それぐらいを目指して運用を開始したいというのが1点であります。もう一つは、職場環境の整備でありますけども、既に職員の名札の表記、全部名前を書かないかんということをかつてやってましたけど、もう世の中そんなものではないということでありますので、今名字だけ書いております。それをやっておりますけど、加えて、電話によるハラスメントもありますので、電話の録音機能、これを知事になってからすぐにつけてほしいと言っておったんですけど、今回ようやくそれが整備をできるということで、予算も入れ込んでおりますが、秋頃に録音機能がつくということになります。民間では当たり前なんですけれども、役所も同じ話でありますので、対応してるのは人でありますから、その人を守る必要があるということであります。そういったことをやっていくと。あと職員名簿の見直しもしていくということでございますので、そういった対策を行っていきたいと思っております。私からは以上です。

発表項目等に関する質疑

大阪・関西万博 会場内での催事の実施および三重県ブースのアテンダントユニフォームの決定について(発表)
(記者)万博についてお伺いします。万博、今回ユニフォームを、今デザインを発表されましたけれども、知事ご自身ご覧になって率直なご感想などあれば教えてください。
(知事)忍者っぽい感じでいいんじゃないですかね。多くの人に忍者を認識してもらいまして、三重県といえば忍者だねと、忍者の里に行ってみましょうというふうにおっしゃっていただいて、多くの方に来ていただけるといいなと思います。

(記者)祭りなんですけど、実演するのが決まっている祭りってもうあるんですか。
(知事)どうですか。
(雇用経済部)こちらにあげている祭りなんですけども、実演もしくは展示ということになっておりまして、多くの祭りが実演をさせていただくんですけども、場合によってはちょっと展示のみということもございます。山車の展示のみと、これは今後ちょっと決めていくことになります。

(記者)まだ正式に決まっていない。
(雇用経済部)はい。すみません。

(記者)祭りの件なんですけど、10時から18時までずっと入れ代わり立ち代わり踊り続けるのかっていうところと、あと知事としてこういう三重の祭りが全部集まってご覧になっていただく狙いというか、目的ってどこにありますか。
(知事)祭りにつきましては、時間帯については後で補足をしてもらいますけれども、これは全国知事会にも三重県の方から、祭りをテーマにして万博会場で各地の祭りをやったらどうですかっていうことを申し上げたわけでありますが、それ三重県としてもそれを実際に実現をするということですので、日本のお祭りっていうのは外国の祭りとはやっぱり異なる長い歴史と伝統に培われたものでありますから、外国の方も結構喜んで見ておられます。海外で観光ブースを出した時に、祭りの映像とかを出しますと興味を持って皆さん見ておられるんで、これ本当に実物ですから、喜んで見ていただけるんじゃないかなと思います。それで三重県らしさを感じていただくのが一番いいと思いますし、それで三重県に来ていただきたいなとは思いますね。で、時間帯。
(雇用経済部)ステージもございまして、時間帯によってお見せする祭りがどんどん変わっていくような形で、一日中そのような祭りのイベントが行われるというような形で考えております。

(記者)桑名の石取祭なんかは本当に日本一うるさい祭りとか言われまして、三重の祭りの特徴とかってのを知事の印象があったら何か。
(知事)三重の祭りの特徴ですか。それぞれに違いがありますよね。亀山には亀山の祭りがありますし、それから南の方ではまた、奇祭と呼ばれている祭りもあったりしますので、それぞれ地域によってバラエティーに富んでいるというのが特色と言えば特色でしょうか。

(記者)改めてですけど、三重県ブースにどれくらい期間中に来てもらう、何人ぐらいというのと、万博は半年で終わるので半年後にどう今後のインバウンド、継続的に来てもらうようにするのか、仕組み、仕掛けづくりに対してのお考えあれば教えてください。
(知事)目標を特に定めているわけではありません。万博は半年で終わりますけれども、万博をまず機会として、日本の方はだいたい三重県をご存じなんですけれども、特に外国の方に三重県というのはどういうものがあるのか。伊勢神宮が三重県にあるというのを知っておられる外国の方も少ないですから、そういったこともしっかりとPRをしていきたいというふうに思っております。それから、ミキモト真珠島もそうですね。加えて日本刀もあります。ということで、しっかりと観光魅力をアピールをしていって、その後のインバウンドの訪問客数の増加につなげていきたいと思います。

(記者)三重県のブースの概要等が先月発表されておりますが、私ども松阪市と多気郡がございまして、何か関わる部分とかがあったのかなと思いまして、お尋ねいたしますけれども。
(知事)松阪と多気郡、特別展示との関係ですか。

(記者)も含めてですけども、何かあったかなと思いまして。
(知事)ありますか。
(雇用経済部)全ての市町の方のコンテンツは万博会場の中に取り入れてございます。まず最初に時のトンネルということで、ガラス張りのトンネルのほうを入っていただくんですけども、そちらのほうにも松阪市であったり、多気郡の映像も使わせていただいているところです。さらに入っていただくと美し国体験広場というところがございまして、三重県5地域の魅力を体験できるということになっておりまして、そちらにも松阪市、多気郡をはじめ、三重県各地の情報なり展示がさせてもらっているところです。

(記者)知事何かございましたら。
(知事)ということですね。

三重県職員に対するカスタマーハラスメント対策について(発表)
(記者)次はカスハラ対策についてお伺いします。まず、幹事社から。知事、日頃、職員さんの被害と言いますか、相談みたいなものを報告受けていたと思うんですが、今回この結果を受けて、この肌感覚とのギャップの部分で何か感じていることがありますか。
(知事)日々、カスハラこういうのがありますというのを受けているわけではないですけど、これ全体を聞きまして多いですよねという感じがしましたね。なので対策をしっかりとっていかなきゃいけないという。以前も申し上げたかもしれませんが、前の職場、海上保安庁とかなんかでも、録音とかあるいは対応のマニュアル、それをしっかり作ろうということでやってきましたので、今回ようやく知事になって3年半ですかね、録音機能をつけてほしいとこう言ってたんですけど、ようやくつくようになりますのでこれはメリットがあるんじゃないかなというふうにも思います。それからマニュアルもちゃんと作ってあげないといけないので、これは弁護士にも相談をして、海上保安庁の時は関係する弁護士事務所に話をして、電話での対応についてはその対応の中身にもよりますけれども、例えば15分話を聞けばそれ以上というのは過大な要求になり得るということで対応方策を決めましたので、三重県も同じような感じになっていくんじゃないかなと思いますが、そういうのをやってあげないと、職員は県民全体の奉仕者ではありますけれども、一人の奉仕というのをするためにいるわけではないので、健康や安全を守ってあげないといけないと思っています。

(記者)対策を先行して、名札や座席表の表記を名字のみにしているということですけれども、職員さんの受け止めと言いますか、反響、働きやすくなったとか、そういう声などは届いているんでしょうか。
(知事)安心感あるんじゃないですかね。何か名を名乗らなきゃいけないとかですね。それは別にご無理ご無体な時もあるわけですから。それから、例えばバスとかタクシーの運転手さんも省令を変えまして表示をしなくていいということになっています。世の中全体そう変わってきてるんじゃないですかね。

(記者)カスハラの被害を受けた方が270名、被害件数330件ということですが、部局ごとにこの部局が多かったとか何かありますでしょうか。他に年代とか、性別とか。
(知事)どうですか。
(総務部)部局で特に多いのは県土整備とか、あるいは医療保健とか、あるいは環境生活とか、そういったところが多かったです。

(記者)例えば職員さんの年代とか性別とかっていうのは。
(総務部)年代と性別は特に集計しておりませんので。

(記者)今、部局で特に県土整備、医療保健、環境生活が多いってお話があったと思うんですけれども、知事としてはどうしてこの部局が特に多いと。
(知事)県土の場合はさまざまな関係者が、用地の買収だとか、あるいはその工事に係る例えば騒音の関係とかさまざまな項目があるので、そこが多いんじゃないかなというのは想像はできますね。それから、医療保健の場合は命に関することを扱っておりまして、ご不満がかなり高まる部分があるのかもしれないということですが、他もそれはあり得ると思いますので、特になぜこの三つだけかというのはちょっとよく分からないところがありますね。

(記者)環境生活の部門で多いというのはどういう。
(知事)中身分かりますか、環境生活言われているの。
(総務部)個別の話になりますので、こちらでちょっとどういうことというのを挙げることができないんですけれども、廃棄物行政であるとか生活衛生とか幅広く担当いただいていますので、そういうところでひょっとしてそういう苦情等はあるのかなという感じはいたします。

(記者)住民のカスハラですけれども、住民と向き合う市町の方がわりと多いんじゃないかと思うんですけれども、市町の状況、カスハラ対策の状況なんかもまとめてらっしゃるのですか。
(知事)聞いています。
(総務部)私ども市町の方は確認をしておりません。
(知事)それぞれ市町で対応することになり、確認していないということでありますので、市町で対応されるというふうに思います。この間、確か鈴鹿市さんがマニュアルを作ったということをおっしゃっておられましたよね。そういうところが増えてくるんじゃないですかね。

(記者)県が市町の先頭に立ってやってくというわけでは。
(知事)市町を指導する立場にあるわけではないので、県としてこういうことをやりますということが、これからやるのが明確化してきたら、市町に対する情報提供はあり得ると思いますね。お互いの自治体としての情報共有ということになりますかね。

(記者)県としてカスハラ条例の検討をしていると思うんですけれども、今回のアンケート結果を踏まえて、条例案づくりにどのように活かすと言いましょうか、活かさないのか分かりませんけど、活用されるのかお考えありますか。
(知事)これは県だけの話でありますので、条例はもう少し県全体の、県職員に対するカスハラでありますので、県全体の話で条例はもう少し大括りに書いておりますので、今回のカスハラの結果があったのでここをこう変えるというところまでは聞いておりません。ただ窓口をはじめとして、行政の場においてもカスハラというのが存在をするということが分かりましたし、パフォーマンスが低下をする、眠れなくなった、通院や服薬をしたという職員も出てますのでこれはかなり深刻な問題だと思います。人を怒鳴ったりとか、長時間話をしたりとか、あるいは電話でもそうなんですけど、そういうことが許されないというのは今回明らかになっているということですからカスハラ条例の理念の部分だとか、あるいは目的の部分に大きく取り組むべきものはあるんだということが再認識されたということですね。

その他項目に関する質疑

知事に関するハラスメント相談に係る報告書
(記者)昨日知事の言動に関するハラスメント調査の報告書が公表されました。その中で、パワーハラスメントには該当しないという結論も出されましたが、一方で、そのレクの絶対量の多さとか、職員とのコミュニケーションに改善の余地があるという付言もございました。まず、知事ご自身、この調査結果の受け止めを教えてください。
(知事)まず、今回、弁護士の方お二人、そして社労士の方お一人ということで調査をやっていただきました。これ、全国からも注目されるだろうなというふうに思っておりましたので、お三方には感謝をしたいというふうに思います。そんな中で調査をしていただきましたことですね。これ、元々7月そういうメールが来たということで、この対応、県庁の一部職員からはもうこのままにしておきましょうという話があったんですが、私の方から、いや、それはだめだと。まず外部の第三者機関できちんと見てもらうべきであるということ。それから、これは内部通報者保護法には該当しないんですが、報告者には該当しませんけれども、それに準じて扱うべきであって、誰が報告をしてきたかというのを明らかにすべきではないということを強く言いました。その上で、11月にこのお三方が選定をされまして、大変なご苦労をおかけして、延べで60人ですかね、ヒアリングをしていただいたということであります。時間と労力を使って、これ職員の方もそうですけれどもよく対応をしてくれました。それから、当然これ経費がかかっているわけでありますけれども、その上でトップが、県庁で言うと、県庁のトップである知事に対する通報についてはしっかりと対応するということが明らかになったんじゃないかと。三重県というのはそういうところだと。誰、職員の中の階層、どこに話があっても、トップであってもきちんとやるということでありますので、そういうことが明らかになったのではないかというふうに思っております。今回、パワハラではないということが明らかになったということは、これは良かったと私自身思っておりますし、ただそこでご指摘もいただきましたけれども、コミュニケーションをしっかりとやっていくと。これ、県庁の職員一人一人とのコミュニケーションはなかなか難しいところはありますけれども、なるべくどういう者か、私がどういう人間なのかも分かってもらう、私の指摘はどういう指摘なのかというのを分かってもらう、そういう努力をこれからも重ねていかなければいけないということがよく分かりました。ランチミーティングなんかを職員ともやっておりまして、私の考え方というのをそういった場も通じて分かってもらえるように努力もしているつもりですが、これからもしっかりやっていく必要がある。それから、レクの時間は短い方がいいのはそれはその通りなんですが、ものによってはやはり、県民の生活あるいは県の発展に大きく関与するものがあったりしまして時間がかかるものはあります。熱心に仕事をするという私の多分仕事の姿勢がレクの時間が長くなっていることにつながっているというふうに思います。それをなるべく短くするために、例えば秘書官に事前に前さばきをしてもらうとか、あるいは時間調整の時間をとって他のレクに食い込まないようにするとかいうようなことをやってきたつもりであります。だいぶ改善はされているんじゃないかという声も聞いてはおりますけれども、これは終わりがない話なので対応していく必要があろうと思っています。ただ、一つ一つ県民のためにゆるがせにできない仕事というのがありますので、それをしっかりとやっていきたいと思っているところであります。

(記者)今回、言及もありましたけれども、付言の中でモチベーション向上とコミュニケーション改善、またレクの絶対量の多さなど指摘がありまして、そのことについて今回報告書を受けて何か知事が事務方に指示をしたこととかありましたら教えてください。
(知事)以前から話をしていますが、一つは、先ほどちょっと申し上げましたけれども、私のところに生煮えの情報で上がってくると、そこをちゃんと自分で整形をして理解をした上で進めなきゃいけない。それは昨日も会見で弁護士の先生もおっしゃっておられましたけれども、そこをなるべく入りやすいと言うんですか、理解しやすいような形にまず部局に作ってもらうというのが大事です。3年半仕事をしてきましたので、私の関心事項、私はどういうふうに話をしていただければ分かるかということも分かってきたと思います。そこは改善していると思います。さらにそれを改善するために今年の4月から、もう少し前からやってますけれども、本格的には今年の4月から秘書官に事前に私のところにレクをしてもらうものをチェックをしてもらって、論理的でないものは論理的に変えてもらうというようなことをしております。なので、それを再度徹底していくということが重要かなというふうに思っております。それから、例えば緊急事態でレクがずれていくというようなことはこれはあることでありまして、緊急事態には対応しないわけにはいきませんので、その時に例えばレク時間を、一定の時間をとっているんですがそれが確保できないと。短時間であればとれるという時には、部長なり副部長、少人数で来てもらって要点だけ説明してもらうということもやってきた。今も実はやり始めてますけれども、やっていきたいと。これからもそれを徹底していくということだと思っております。

岩手県大船渡市の林野火災
(記者)岩手県大船渡市の森林火災についてお願いします。今日時点でも焼失面積が2,900ヘクタールに今広がっているみたいですけど、今も消火活動続いていると思うんですけど、まずこれの森林火災に関する受け止めを伺いたいのと、県として岩手県への支援だったりとか、そういったことはお考えかというのがもしあれば教えてください。
(知事)まず現在も避難をされておられる方がおいでになられますので、心からお見舞いを申し上げたいと思います。今回の火災ですが、昨日から雪が降って、それから今日も雨だそうですので、自然鎮火というのを期待したいところであります。今日1日かな、明日までで50ミリの雨ということですので、ある程度は鎮火されるんじゃないかということを期待をしております。この火災が起きて1日目か2日目ですかね、達増知事にメールを送りまして、多くの知事が送っておられましたけれども、何かあったら言ってくださいと。現に近隣の県では消防の緊急消防援助隊を派遣をされておられますし、各県とも支援を惜しみませんということを言っています。私からもそれを、話をさせていただきました。三重県は今、支援を出しているわけではありませんけれども、今後要請があれば対応していきたいというふうに思っております。あと、三重県でこういうことが起きた場合にということですけれども、来年度予算で空中消火のためのバケットを、要求もさせていただいてますし、そのバケットの自衛隊への委託ということになるんですが、その時に自衛隊さんと空中消火の協定を結ぼうというふうにしております。今回、随分自衛隊さんも活動をしていただいて、空中消火もやっていただいて、ある程度鎮圧とまでは言えませんけれども火を消すということができたようでありますので、三重県でそういうことが起こった時にしっかりとやっていかなきゃいけないというふうに思っております。12月に訓練をやった時に空中消火の訓練もやりました。それから、2月の15日に南伊勢町で森林火災が発生した時、県の消防ヘリ、防災ヘリコプターで空中から9回の消火活動もしたということでありますので、今後こういった訓練を充実、さらに強化をしていきたいというふうに思っているところであります。

四日市市内のPFAS汚染にかかる要望
(記者)PFASの関係でお尋ねしたいんですけれども、先月、四日市の市民団体が矢合川の中で暫定目標値を超えるPFASが検出されて、県の方においでになられて要望書を出されましたけれども、県としても何か改めて、既にやってると思うんですけど、もう一回改めて県としてもその付近の水道を調査するとか、そういうことの対応の予定とかはあるんでしょうか。
(知事)基本的には基礎自治体で対応される話でありますので、私も今後の対応については担当部局からまだ聞いておりませんので、今後どんな対応があり得るかというのを聞いていきたいと思っております。

奈良県山辺高校山添分校の閉校
(記者)昨日、奈良県の山添村の野村村長が山辺高校山添分校が2029年3月で閉校するという方針を示したんですが、この分校は生徒32人の約8割を三重県の出身者が占めていまして、三重県の子どもがたくさん通う学校ではあるんですけれども、この閉校方針について、知事どのようにお考えですか。
(知事)そうですね。これはそれぞれの自治体で子どもが今、数が少なくなってきているので、運営ができないということで、やむなく閉校するっていうのもこれは残念ではありますけれども、それについてどうこうということはなかなか言えないなというふうに思います。山添村の山添分校には32人の生徒さんがおられるんですかね、そのうちの27人が三重県の人だというふうに聞いております。この子たちが通っている期間はこの学校は残りますので、閉校が29年3月というふうに聞いておりますが、それ以降、名張とかそれから伊賀とか、この学校に近い人が通えなくなってしまうというのはこれは残念なことなんですが、ここは例えば農業とか家庭を勉強する学校だというふうに聞いておりますけれども農業で言うと伊賀の白鳳高校、それから総合学科の家庭ですとあけぼの学園と名張高校にありますので、そちらに通っていただくということになるかと思います。選択肢がなくなるというのは残念ですけれども、人口減少の日本においてはそういう形で対応していただくということになるのかなと思っております。

(記者)村長は民間の学校法人化も模索しているわけですけれども、今回、三重県の生徒や保護者が受ける影響を踏まえて、何か三重県として対策ができるのか、そのようなお考えがあるのか教えてください。
(知事)まずは村で運営をされておられるので、どんなことをお考えになるのかということが前提としてあって、県立ということで県が運営に関与されてるということですけど、奈良県として、どんなふうにお考えになるのかというのがその次にあると思います。その上で、三重県にこういうところを手伝ってほしいというような話があれば我々としても対応をさせていただきたいというふうに思っていますが、まずはどういう形で今後の対応をしていくのかというのをふんでいただくというのが大事かなと思います。

トランプ政権の関税政策
(記者)トランプ大統領なんですけど、カナダ、メキシコからの輸入品に25パーセントの関税を課し始めたりとか、中国に対しても10パーセントの追加関税を課したりとか始めましたけれども、知事、以前の会見で、製造業が強い三重県にもかなりの影響が及ぶことが心配されるみたいなことをおっしゃっていたと思うんですけれども、それがかなり現実的な感じになりそうですけれども、改めて受け止めとしてはいかがですか。
(知事)カナダ、メキシコに対して輸入品への関税をかけるということですが、これはアメリカの国民にとっても大きな影響が出てくるんだろうというふうに思っております。長期的には関税をかけていくとアメリカのドルが高くなるように誘導されていくというふうに思いますので、おそらくアメリカ国内でどんな評価が出てくるのかというのを、これ中期的に見ていくと大きな混乱が出てくる可能性はあるなというふうに思っています。その上で、三重県は自動車を中心に部品もそうなんですが、製造業を大きな優位性を持っている県でありますが、そこへの影響、車についての関税もやがてかけるということをおっしゃっておられますので、そうなると影響は大きいんじゃないかなというふうに思います。その辺はちょっと様子を見極めながらということになるんですけれども、これは基本的にはやっぱり国と国でやっていただく話ですので、アメリカに対して日本がどのように対応するかということを、各国とも切れるカードっていうのはあんまり持っていないのでなかなか大変ではあります。先ほど申し上げたようなアメリカ国内での混乱の可能性がありますので、それがどのような形で作用してくるのかというのも見極めないといけないかなと思いますね。

(記者)今ちょっと通貨のお話、ドル高になるっていう話があったので加えてお聞きしますけれども、トランプ大統領は中国と一緒に日本を、通貨切り下げ誘導をしているというふうに批判していましたけれども、実態を見るとそうではないのではということであると思うんですけども、県としては製造業なのでその原料を輸入する時にかなり影響を受けると思うんですけれども、そのあたり、誘導策だと批判したことについていかがお考えですか。
(知事)そこはそれぞれのご発言なので。ですが、そこは加藤財務大臣が発言をされておられますので国として対応していただければ、1県の知事が言う話ではないとは思いますけどね。日本国としてちゃんと対応されてると思います。

(記者)他、大丈夫ですかね。県政クラブは以上です。第二さんお願いします。

大阪・関西万博 会場内での催事の実施および三重県ブースのアテンダントユニフォームの決定について(発表)
(記者)大阪・関西万博なんですけど、今県内で前売りチケットとかどのくらい出てるかとか、そういう把握されてるのはあるんですか。
(知事)やってます。
(雇用経済部)すみません、把握しておりません。

(記者)平成5年の三重県のまつり博もそうでしたけど、動員数がちょっと見込みが薄いっていう時に小・中・高校に働きかけて、教育旅行や社会研修、そういう形でまつり博来させたことがあるんですけど。
(知事)県内ですか。

(記者)はい。大阪とかで教育委員会を動かしてて、府内のはあるらしいんですけど、他県への働きかけはまだないですか。
(知事)ないですね。

(記者)今後あった時には、それはそれで考えると。
(知事)働きかけみたいなことはする必要ないんじゃないかと思いますけどね。

知事に関するハラスメント相談に係る報告書
(記者)昨日の調査報告書ですけど、令和6年7月23日付職員の知事に対するメールの報告書なんですけど、これは12月6日に第1回やられて、都合、結局何回開かれてるんですか。
(知事)それは外部調査委員会ですか。

(記者)それが12月6日が第1回で、その後何回、都合開かれてるか。
(知事)答えられる部分あれば答えて。
(総務部)1回目が12月6日で、その後、関係の職員の方のヒアリングをやってるんですけれど、それがだいたい10日間ぐらいですね、12月から1月にかけて10日間ぐらいしています。

(記者)委員の方が集まるかWebか何か分からないけど、そういう会議をやられてるじゃないですか。直接ヒアリングした後とかも。それは全部で何回ぐらいやられたんですか。
(総務部)そこは細かく把握しておりません。

(記者)知事の調査報告書についてのコメントを出していただいているのが、今後も職員とのコミュニケーションを丁寧に図りながらとなるんですが、これは他社のベテラン記者も指摘してましたけど、私的な話の中でしてましたけど、これ今後もじゃなくて、今後はの間違いじゃないですか。
(知事)いや、先ほど申し上げましたけど、例えば職員とランチミーティングをやったりもしてますので、間違いではありません。

(記者)今後もということは、今までもやられていたということですか。
(知事)そういうことです。

(記者)やられてたらこういう元々メールって出ないじゃないですか。
(知事)そうではなくて、論理的な話をすれば、やっていても、やはりコミュニケーションがまだ不足しているということはあると思いますので、今後もというふうに日本語として書いているということです。

(記者)私が不思議なのは、青木、田川、北川、野呂、鈴木の歴代県政の中で、知事に対してこういうメールが出たというのは初めてだし、公益通報がない時代でもあったので、そこは何とも言えないにしてもですよ。はっきり言えば、かなり三重県政では異例なことなんですね。そういうものが、あなたがやられているマネジメントの中で出てきたということについてはどう思われますか。
(知事)今回は兵庫県の知事のパワハラ疑惑ということに端を発しているんじゃないかなというふうに、時代が変わってきたというのもありますし、こういうの私は出た方がいいと思いますね。強権で抑え付けたりするのは良くないと思うので、出てきた時にきちんと対応していく。これは他の自治体もこれからそうされると思いますけれども、第三者委員会、外部委員会の意見をきちんと聞いて、パワハラかどうかの認定をしていく。それが良い三重県をつくっていく、良い日本をつくっていく大きなポイントじゃないかなと思いますので、私は今回の通報を受けて、職員の皆さんにはお手間をおかけしましたけれども、きちんとパワハラではないということ、それからコミュニケーションをこれからとるべきだという指摘をいただいたこと、これは良いことだと思いますね。

(記者)何か今のお話聞いてると、歴代県政があえて力で抑え込んだようなふうに捉えられてるみたいなんですけど。
(知事)そんなことはないです。歴代県政について申し上げてるわけではありません。

(記者)あくまでも三重県政の話ですよ。
(知事)いやいや、歴代県政じゃなくて一般論として申し上げてるわけです。今までの県政について、私は論評する立場にはないということです。

(記者)そこがいつも論評されてるんで、何でこれ論評しないのかなと思いますけど。
(知事)論評する立場にはないということです。

(記者)とにかく、今までもある程度職員とのコミュニケーションはやられていると。
(知事)そうですね。

(記者)それは、知事としては十分やられてきたと。
(知事)十分かどうかというのは時間的な問題もありますしね。難しいのかもしれないですね。今後もしっかりやっていくということですね。それに尽きます。

県と市町の地域づくり連携・協働協議会総会
(記者)それに絡めてというか、ちょっと関連するんですけど、県の年度当初予算が2月12日に公表されて議会にも出されたと。例年ですと、だいたい2月20日前後に県内市町に県が説明しているじゃないですか、会合を持って。2月20日前後に。
(知事)そうでしたっけ。

(記者)去年、だから、廣田副知事と伊藤徳宇桑名市長が、会議の場でちょっとジェンダーギャップについて言い合いになった、あの会議です。
(知事)市町との意見交換ですね。

(記者)それが今年は3月27日と、結構ずれてるじゃないですか。市長会、町村会に聞くと、全部それ知事の都合だというふうに言われてるんですけど、それが事実か事実でないかも言っていただいたらいいと思うんですが、そこまでずれていること自身が、本来から言ったら、3月21日に県議会で議決するのにその後に意見交換してもほとんど意味ないと思うんですね。
(知事)そうですね。

(記者)そういうところにずれている責任というのは誰にあるんですか。
(知事)いや、私は実はその日程については明確に聞いてないので、従って調整したんだと思いますけども、そういう日程になっていると。市長、町長からはもっと前にやってくれと、秋口にやってくれという話があるので、秋口にやった方がいいんじゃないかなというふうには思っております。

(記者)秋口というのは、今で言うと令和6年の秋ということですか。
(知事)そうですね。そのぐらいにやってもらいたいという声がありましたね。この間、市長の方から。

(記者)それは予算編成時期に向けてのやつであって、あくまでも県が今までやられているのは編成時期じゃなくて、そこで意見をある程度聞くにしても、具体的な形になったやつで県議会に示すのと同じぐらいフィックスしたやつを出すという形なんですが、そこが今回1か月以上ずれてるわけですよ。
(知事)そこはなぜずれたのか分からないですよ、私は。私の日程、2月にとれなくはないと思いますので、それとれたらそこでやった方がいいと思いますね。

(記者)じゃあ知事から指示して。
(知事)してません。

(記者)いろんなご都合で、3月14日に後援会の政治資金パーティーをやられるような日程入れてるから、3月27日までずれたということではないですね。
(知事)おっしゃるご指摘はよく分かりませんけれども、私は指示をしていませんということですね。

(記者)ということは、事務方はあくまでもその日程でということですね。
(知事)そういうことです。

(記者)ありがとうございました。
(知事)ありがとうございました。

                                                 了

本ページに関する問い合わせ先

三重県 総務部 広聴広報課 報道班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2028 
ファクス番号:059-224-2032 
メールアドレス:koho@pref.mie.lg.jp

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