知事定例会見録
令和7年2月7日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
質疑項目
- 発表項目等に関する質疑
- 関西本線直通列車の申込状況
- JR関西線観光列車の運行
- ホンダと日産の経営統合白紙
- 中国ディープシーク開発の生成AIへの対応
発表項目等
(知事)今日私の方から3点お話をさせていただきたいと思います。雪が降る予報でございます。今日の夜から降るということのようでありまして、津地方気象台の発表ですが、警戒をする期間が今日の夜から、明日1日ということで、とりあえずはこういう形で発表されております。それから、警報も出る可能性があります。これ全県ということではありませんけれども、北部の地域で警報が出る可能性があるというふうに聞いております。それを受けまして、国交省、それからNEXCOで名神・新名神・名阪国道で7日の夜通行止めにしますよというのが発表される可能性があるということで聞いております。こういった地域ですね、三重県も北部に入っております。ここが通行止めになる可能性があると。まもなく発表される可能性があります。ここ通行止めになりますと、同じように、一般道、県管理道路ですが、同時に通行止めにすることを考えております。プレスの皆さんに投げ込みをさせていただく予定です、その場合には。それからホームページで周知をするということを考えております。ということで、外出の自粛、それから特に大型車両が雪で立ち往生、スタックすることがあります。これ重みによってでありますけれども、いくらタイヤを変えてチェーンをつけても脱出できないことがあります。過去もよくありました。なので、大型車両について、これトラック運送に使われることが多いので、運送日調整などをお願いをしたいと思います。やむを得ず外出する場合、大型車両を小さいものに変えるということも出てくるかもしれませんけど、いずれにしても気象情報に注意をしていただいて、立ち往生することがあることを想定して、食料とか水の携行、燃料の補給をお願いします。タイヤの装着、それからタイヤチェーンの携行、これは当然のことであります。スノータイヤ、スタッドレスだけではなかなか通行できないところもあります。その時にはスタッドレスは当然として、またタイヤチェーンの携行もしてください、こういうことになります。ご注意をいただきたいと思っております。ホームページと、それから公式Xで発信をする予定であります。1点目は以上です。
2点目です。2点目につきましては、下水道の関係です。下水道の管路であります。埼玉県八潮市で痛ましい事故が起きました。1日も早い救出ということを願っているところでございますけれども、まず埼玉とそれから流域下水道は都道府県管理なので、三重県には六つの処理区があるんですけれども、埼玉県との違いですが、下水処理場の能力です。これ埼玉で事故が起きました下水処理場ですが、1日の最大処理量約60万立米であります。三重県は最大で16万立米ということでありますので、処理量の違いがあります。流れ込んでくる水の量が違います。下水管、これも大きさが違いまして、当該埼玉の事故が起きたところは4.75メートルの直径(口径)、私どもは2.20メートルの口径であります。口径が一番最大のものということです。それで、国から事故が起きたのが1月28日ですけど、1月29日に国交省から緊急点検が要請をされております。要請の基準ですが、処理場の能力が30万立米を超える下水場、それに2メートル以上ということで、実は三重県は該当はありませんでしたが、チェックをいたしました。通常、下水道法に基づきまして5年に1回の点検を行うということでやっております。2メートル以上の管路について独自に、これは国からの基準には該当していませんでしたけれども点検を行いました。全県に7キロメートルあります。二つに分かれていまして、四日市、川越、ここにつながっている下水道、それから桑名、これ単独です。これが5キロメートル。南の方、四日市、鈴鹿、これはつながっています。それが2キロメートルということで、2メートル以上のところはそれだけあるわけであります。2月4日、5日、マンホールの中から目視の点検をいたしました。結果ですけれども、これも37年ぐらい経っておりまして、経年劣化というのがあるということでありまして、通常の経年劣化、これは多少腐食があるということであります。ただ、その年に応じたぐらいの腐食で異常値ということまでは言えないということでありまして、通常の経年劣化はあります。ただ、今後、通常5年に1回のチェックなんですけれども、経年劣化があるということで、埼玉の事故もありましたので、頻度を上げてチェックをしていくということを今考えているところでございます。今後、国の基準もどうも今見直しをしているようであります。5年に1回ということを、下水の耐用によって変わってくるのかもしれませんが、点検頻度について、それから対象についても国で見直しをしているようですので、それも私ども踏まえながら、今後の対応というのを考えていきたいと思っております。この後、ご希望ありましたら、担当部の方で会見をさせていただきたい、質疑応答をさせていただきたいと思っております。2点目は以上です。
3点目ですが、森林J-クレジットの認証がなされたということであります。J-クレジットにつきましては、みえ元気プランの中の一つの柱でありますが、ゼロエミッションみえ、環境に優しい三重県ということで、再生エネルギーの導入とか、あるいは自動車のEV化ということを進めています。この六つの柱がありますが、そのうちの一つがJ-クレジットであります。1月の27日に三重県に通知があったんですが、国のJ-クレジット認証委員会というのがございまして、そこで県が管理しております名張市の県行造林、県が管理している森林で899トンの認証がなされたということであります。今後これを販売していくということになるわけでございます。既にJ-クレジットの認証を受けています道県が10あるわけでございますが、三重県もその中に入ったということですね。今まで9あって三重県が選ばれましたので、10になった、こういうことでありました。3月にクレジット、これを購入したいという企業団体とのマッチングのイベントを開催することにしております。10月に作りました、J-クレジットのプラットフォーム、これも活用したいと思っておりまして、呼びかけをしていく。プラットフォームも使いながら呼びかけもしていきたいと思っております。そのマッチングイベントに関しましては、既に各市町でJ-クレジット認証を受けているところがございます。例えば、大台町でございますとか、松阪。そのほか尾鷲ですね、そこと一緒になってこのマッチングイベントを開催したいと思っておりますし、プラットフォームもですね。それから、これはJ-クレジット、森林だけではなくてブルークレジットを、これも既に認証を受けておりますのが三つほどございますと。鳥羽磯部でありますとかNPOでありますとか、外湾漁協が受けておりますので、一緒になってマッチングをやっていきたいと思っております。また、プラットフォームは今まで森林だけでしたけれども、今度の4月から、先ほど申し上げましたブルークレジット、海の方ですね。これも参加をしていただく予定にしているところでございます。私からは以上3点です。
発表項目等に関する質疑
○大雪予報に関する注意喚起について(発表)
(記者)先ほど知事の呼びかけで、主に大型車両に対する呼びかけが主だったと思うんですけれども、広く県民の皆さんに何か呼びかけたいこととか、そういうのがありましたら。
(知事)ちょっと言い方が一部に偏ってたかもしれませんけれども、実は一般の方も当然ですけれども、雪が降ってきて乗用車の中で閉じ込められるということになりますと、健康への被害も考えられますんで、よく言われることですが、不要不急の外出は控えてくださいということです。特に、雪が今日の夜から降り出すと言われております。そして明日1日降り続くんじゃないかと、こう言われております。地域にもよりますけれども、雪が降ると言われて、通行止めが今日の夜から行われる可能性が非常に高いということですから、こういう地域にお住まいの方、あるいはこういう地域に行かれる方、外出をお控えをいただきたいと。必ずしもトラックに限りません。さっきちょっと言い方がトラックに特化したような言い方になってたかもしれませんが、一般ドライバーの方もそうです。乗用車であってもトラックの間に挟まることがありますし、自動車自体がスタックして動かなくなるということもありますので、外出の自粛をお願いしたいと思います。
(記者)逆に県庁として何か具体的な臨時体制をとるというご予定とかは。
(知事)それは雪の状況によって、必ずしも警報が出たからといって、警報出ると通常の体制をとりますけれども、その被害の状況によって、場合によって本部を開催するということが出てくるかもしれません。
(防災対策部)警報が出れば、県としましても災害対策本部の設置等を行いますので、県としても体制をしっかりとって臨みたいと考えております。
○三重県流域下水道管路の緊急点検について(発表)
(記者)次に下水道管路です。まず不勉強なんですけど、北勢の方を対象にしたということですが、南とか中部はないんですか。
(知事)今あるのは、合計2メートルを超えているところはこの地域ということです。
(記者)あと、これよりも小さいものを点検するというようなことは。
(知事)大きなところが廃棄物と言いますか、下水の中に物が溜まりやすいということで、小さなところでそういったことが発生してるというのは聞いておりませんので、今のところこの基準でやらせていただいているところです。国の基準に合わせると三重県は点検しなくていいってことなんですけど、そういうわけにもいかんでしょうということで点検をしたということです。
(記者)県内の29市町も独自でやっている、点検しているところがあると思うんですが、何か把握されていることはありますか。
(知事)詳細はまた担当部の方に聞いていただきたいと思いますけれども、23の市町が下水道を管理しているようでございますけれども、6市3町、9の市町が実施をされたというふうに聞いております。
(記者)その結果は何か聞かれてますか。
(知事)今のところ異常はないというふうに担当部は聞いている、ということを聞いております。
(記者)市町に対して点検を要請するとか、そういった考えはどうですか。
(知事)今のところないですね。あるとすると、国からの要請が出てくる可能性がありますね。これ、我々も一緒ですけれども、そういう意味では市町と我々同じレベルにおりますので。
(記者)今までに、埼玉のように下水管の老朽化に伴う道路陥没だったりとか、大きな事故というのは何か県の中で過去に起きたというか、把握されてたりとか。
(知事)ありますか。
(県土整備部)特に県の流域下水道ではそういう事例はないというふうに確認しています。
その他項目に関する質疑
○関西本線直通列車の申込状況
(記者)関西本線の件で、2月4日に香川県知事との会談で配付された資料の中で、実証実験で定員200人に対して631人応募があった。3倍超ということなんですけど、知事としてというか、担当部署としてどうですかね。これ想定内というか。
(知事)いや、想定以上にあったと聞いてますけど、担当部もそれでよろしい。はい。当初は、歴史観光プランが少ないんじゃないかという話がありましたが、これも予定数以上に応募がありましたので、かなり来ていただいたという感じですね。
(記者)またやる感じで。
(知事)そこは、またやるかどうかは鉄道事業者さんと相談せんといかんので、これ会社別なんで、なかなか大変やったというふうに聞いてますけどね。
(記者)でも働きかけはやる。
(知事)今回の効果を見ながらということだと思いますけどね。いろんな方のお話を聞くと、今、オーバーツーリズムで京都とか奈良とか大阪に来てる人を三重県に持ってきてもらえないかなっていう声もあるので、そこは今、JR西さんで検討していただいてますんで、そういったことが効果大きいかもしれないなとも思っています。
○JR関西線観光列車の運行
(記者)今朝の一部の報道で、JR西との間で関西線の観光列車、亀山・加茂間で運行するということで、調整しているということで報道が出ていましたけれども、今おっしゃっていた京都・奈良側のオーバーツーリズムの分散でJR西に働きかけているというお話がありましたけど、それのことでしょうか。
(知事)私、その報道は承知しておりませんけれども、オーバーツーリズムでというのはオーバーツーリズムと言われてますがという前置きですので、その対策を別に三重県としてとるというつもりもありませんし、一言で言うと、ようけの外国人の旅行者の方々が関西に来ておられる。それを、その方々を三重県に連れてきていただくようなやりようと言うんですかね、方法をお願いしますということをJR西にお話ししてまして、以前も会見で申し上げましたけど、その時に観光列車を使うというやり方あるよねっていうふうに言われていますので、そこは事務的に調整を続けておると聞いております。
○ホンダと日産の経営統合白紙
(記者)この前、ホンダと日産の経営統合に向けた調整を打ち切るということで、調整に入ったということで、各社で報道が出てたりして、2月中旬に方向性を出すという話が出ておりますけれども、今この状況を知事としてどのように受け止められていますか。
(知事)そうですね。報道ですと、ホンダさんと日産さんの協議は打ち切りということですが、これから自動車の世界もモビリティだけではなくて、コモディティっていうんですかね、要するに、例えば電機産業でありますとか、通信産業の方々が参入をしてくる部分ですよね。自動車産業というのは日本にとって非常に大きな、ただ一つのというふうに言っても間違いないかもしれません、今のところはですね。半導体とか新しい産業と言いますか、日本が依って立つ産業というのを作ろうとしておりますけど、今のところは自動車産業が大きな、日本を支えている柱ですよね。そこの中の大きな企業でありますホンダさんと日産さんが合併をされて、世界第3位の自動車グループを作るということでしたので、期待感もありました。三重県はホンダさんに大変お世話になってます。それから、日産さんの部品を作っておられるところも三重県の中にもおありですので、そういう意味ではより強力になるかなということで期待感はありましたが、報道どおりだとすると残念な感じはありますけれども、またお話も続けられるのかなと思ったりはしておりまして、私どもがどうこう申し上げる話ではありませんけれども、次に向けて、できれば継続的なお話をしていただければありがたいなとは思っております。
○中国ディープシーク開発の生成AIへの対応
(記者)中国のディープシークについてちょっと伺いたいなと思っているんですけれども、生成AIの話なんですけど、安全保障上の懸念がいろいろ言われている中で、台湾だったりオーストラリアだったりとか、あるいは日本だったら鳥取県とか行政機関で利用を禁止する動きが見られてますけど、三重県としてディープシークの利用についてはどのように考えていますか。
(知事)はい、これは三重県でももう遮断をしておりまして、県庁内の公的なパソコンからはもうアクセスできないようになっておりますので、情報漏洩が指摘をされてますけど、県庁のサーバーとの関係では問題がなくなっているのかなというふうに思っております。通常、パソコンでデファクトであらかじめ設定されてますのは、チャットGPTですので、そこは問題ないかなというふうに思っておるところであります。
(記者)アクセスできないように遮断したのはいつですか。
(知事)2月の。
(デジタル推進局)昨日からになります。
(知事)昨日ですね、2月の6日からですね。
(記者)他よいでしょうか。第二さんもいないようなので。ありがとうございました。
(知事)ありがとうございました。
了
2点目です。2点目につきましては、下水道の関係です。下水道の管路であります。埼玉県八潮市で痛ましい事故が起きました。1日も早い救出ということを願っているところでございますけれども、まず埼玉とそれから流域下水道は都道府県管理なので、三重県には六つの処理区があるんですけれども、埼玉県との違いですが、下水処理場の能力です。これ埼玉で事故が起きました下水処理場ですが、1日の最大処理量約60万立米であります。三重県は最大で16万立米ということでありますので、処理量の違いがあります。流れ込んでくる水の量が違います。下水管、これも大きさが違いまして、当該埼玉の事故が起きたところは4.75メートルの直径(口径)、私どもは2.20メートルの口径であります。口径が一番最大のものということです。それで、国から事故が起きたのが1月28日ですけど、1月29日に国交省から緊急点検が要請をされております。要請の基準ですが、処理場の能力が30万立米を超える下水場、それに2メートル以上ということで、実は三重県は該当はありませんでしたが、チェックをいたしました。通常、下水道法に基づきまして5年に1回の点検を行うということでやっております。2メートル以上の管路について独自に、これは国からの基準には該当していませんでしたけれども点検を行いました。全県に7キロメートルあります。二つに分かれていまして、四日市、川越、ここにつながっている下水道、それから桑名、これ単独です。これが5キロメートル。南の方、四日市、鈴鹿、これはつながっています。それが2キロメートルということで、2メートル以上のところはそれだけあるわけであります。2月4日、5日、マンホールの中から目視の点検をいたしました。結果ですけれども、これも37年ぐらい経っておりまして、経年劣化というのがあるということでありまして、通常の経年劣化、これは多少腐食があるということであります。ただ、その年に応じたぐらいの腐食で異常値ということまでは言えないということでありまして、通常の経年劣化はあります。ただ、今後、通常5年に1回のチェックなんですけれども、経年劣化があるということで、埼玉の事故もありましたので、頻度を上げてチェックをしていくということを今考えているところでございます。今後、国の基準もどうも今見直しをしているようであります。5年に1回ということを、下水の耐用によって変わってくるのかもしれませんが、点検頻度について、それから対象についても国で見直しをしているようですので、それも私ども踏まえながら、今後の対応というのを考えていきたいと思っております。この後、ご希望ありましたら、担当部の方で会見をさせていただきたい、質疑応答をさせていただきたいと思っております。2点目は以上です。
3点目ですが、森林J-クレジットの認証がなされたということであります。J-クレジットにつきましては、みえ元気プランの中の一つの柱でありますが、ゼロエミッションみえ、環境に優しい三重県ということで、再生エネルギーの導入とか、あるいは自動車のEV化ということを進めています。この六つの柱がありますが、そのうちの一つがJ-クレジットであります。1月の27日に三重県に通知があったんですが、国のJ-クレジット認証委員会というのがございまして、そこで県が管理しております名張市の県行造林、県が管理している森林で899トンの認証がなされたということであります。今後これを販売していくということになるわけでございます。既にJ-クレジットの認証を受けています道県が10あるわけでございますが、三重県もその中に入ったということですね。今まで9あって三重県が選ばれましたので、10になった、こういうことでありました。3月にクレジット、これを購入したいという企業団体とのマッチングのイベントを開催することにしております。10月に作りました、J-クレジットのプラットフォーム、これも活用したいと思っておりまして、呼びかけをしていく。プラットフォームも使いながら呼びかけもしていきたいと思っております。そのマッチングイベントに関しましては、既に各市町でJ-クレジット認証を受けているところがございます。例えば、大台町でございますとか、松阪。そのほか尾鷲ですね、そこと一緒になってこのマッチングイベントを開催したいと思っておりますし、プラットフォームもですね。それから、これはJ-クレジット、森林だけではなくてブルークレジットを、これも既に認証を受けておりますのが三つほどございますと。鳥羽磯部でありますとかNPOでありますとか、外湾漁協が受けておりますので、一緒になってマッチングをやっていきたいと思っております。また、プラットフォームは今まで森林だけでしたけれども、今度の4月から、先ほど申し上げましたブルークレジット、海の方ですね。これも参加をしていただく予定にしているところでございます。私からは以上3点です。
発表項目等に関する質疑
○大雪予報に関する注意喚起について(発表)
(記者)先ほど知事の呼びかけで、主に大型車両に対する呼びかけが主だったと思うんですけれども、広く県民の皆さんに何か呼びかけたいこととか、そういうのがありましたら。
(知事)ちょっと言い方が一部に偏ってたかもしれませんけれども、実は一般の方も当然ですけれども、雪が降ってきて乗用車の中で閉じ込められるということになりますと、健康への被害も考えられますんで、よく言われることですが、不要不急の外出は控えてくださいということです。特に、雪が今日の夜から降り出すと言われております。そして明日1日降り続くんじゃないかと、こう言われております。地域にもよりますけれども、雪が降ると言われて、通行止めが今日の夜から行われる可能性が非常に高いということですから、こういう地域にお住まいの方、あるいはこういう地域に行かれる方、外出をお控えをいただきたいと。必ずしもトラックに限りません。さっきちょっと言い方がトラックに特化したような言い方になってたかもしれませんが、一般ドライバーの方もそうです。乗用車であってもトラックの間に挟まることがありますし、自動車自体がスタックして動かなくなるということもありますので、外出の自粛をお願いしたいと思います。
(記者)逆に県庁として何か具体的な臨時体制をとるというご予定とかは。
(知事)それは雪の状況によって、必ずしも警報が出たからといって、警報出ると通常の体制をとりますけれども、その被害の状況によって、場合によって本部を開催するということが出てくるかもしれません。
(防災対策部)警報が出れば、県としましても災害対策本部の設置等を行いますので、県としても体制をしっかりとって臨みたいと考えております。
○三重県流域下水道管路の緊急点検について(発表)
(記者)次に下水道管路です。まず不勉強なんですけど、北勢の方を対象にしたということですが、南とか中部はないんですか。
(知事)今あるのは、合計2メートルを超えているところはこの地域ということです。
(記者)あと、これよりも小さいものを点検するというようなことは。
(知事)大きなところが廃棄物と言いますか、下水の中に物が溜まりやすいということで、小さなところでそういったことが発生してるというのは聞いておりませんので、今のところこの基準でやらせていただいているところです。国の基準に合わせると三重県は点検しなくていいってことなんですけど、そういうわけにもいかんでしょうということで点検をしたということです。
(記者)県内の29市町も独自でやっている、点検しているところがあると思うんですが、何か把握されていることはありますか。
(知事)詳細はまた担当部の方に聞いていただきたいと思いますけれども、23の市町が下水道を管理しているようでございますけれども、6市3町、9の市町が実施をされたというふうに聞いております。
(記者)その結果は何か聞かれてますか。
(知事)今のところ異常はないというふうに担当部は聞いている、ということを聞いております。
(記者)市町に対して点検を要請するとか、そういった考えはどうですか。
(知事)今のところないですね。あるとすると、国からの要請が出てくる可能性がありますね。これ、我々も一緒ですけれども、そういう意味では市町と我々同じレベルにおりますので。
(記者)今までに、埼玉のように下水管の老朽化に伴う道路陥没だったりとか、大きな事故というのは何か県の中で過去に起きたというか、把握されてたりとか。
(知事)ありますか。
(県土整備部)特に県の流域下水道ではそういう事例はないというふうに確認しています。
その他項目に関する質疑
○関西本線直通列車の申込状況
(記者)関西本線の件で、2月4日に香川県知事との会談で配付された資料の中で、実証実験で定員200人に対して631人応募があった。3倍超ということなんですけど、知事としてというか、担当部署としてどうですかね。これ想定内というか。
(知事)いや、想定以上にあったと聞いてますけど、担当部もそれでよろしい。はい。当初は、歴史観光プランが少ないんじゃないかという話がありましたが、これも予定数以上に応募がありましたので、かなり来ていただいたという感じですね。
(記者)またやる感じで。
(知事)そこは、またやるかどうかは鉄道事業者さんと相談せんといかんので、これ会社別なんで、なかなか大変やったというふうに聞いてますけどね。
(記者)でも働きかけはやる。
(知事)今回の効果を見ながらということだと思いますけどね。いろんな方のお話を聞くと、今、オーバーツーリズムで京都とか奈良とか大阪に来てる人を三重県に持ってきてもらえないかなっていう声もあるので、そこは今、JR西さんで検討していただいてますんで、そういったことが効果大きいかもしれないなとも思っています。
○JR関西線観光列車の運行
(記者)今朝の一部の報道で、JR西との間で関西線の観光列車、亀山・加茂間で運行するということで、調整しているということで報道が出ていましたけれども、今おっしゃっていた京都・奈良側のオーバーツーリズムの分散でJR西に働きかけているというお話がありましたけど、それのことでしょうか。
(知事)私、その報道は承知しておりませんけれども、オーバーツーリズムでというのはオーバーツーリズムと言われてますがという前置きですので、その対策を別に三重県としてとるというつもりもありませんし、一言で言うと、ようけの外国人の旅行者の方々が関西に来ておられる。それを、その方々を三重県に連れてきていただくようなやりようと言うんですかね、方法をお願いしますということをJR西にお話ししてまして、以前も会見で申し上げましたけど、その時に観光列車を使うというやり方あるよねっていうふうに言われていますので、そこは事務的に調整を続けておると聞いております。
○ホンダと日産の経営統合白紙
(記者)この前、ホンダと日産の経営統合に向けた調整を打ち切るということで、調整に入ったということで、各社で報道が出てたりして、2月中旬に方向性を出すという話が出ておりますけれども、今この状況を知事としてどのように受け止められていますか。
(知事)そうですね。報道ですと、ホンダさんと日産さんの協議は打ち切りということですが、これから自動車の世界もモビリティだけではなくて、コモディティっていうんですかね、要するに、例えば電機産業でありますとか、通信産業の方々が参入をしてくる部分ですよね。自動車産業というのは日本にとって非常に大きな、ただ一つのというふうに言っても間違いないかもしれません、今のところはですね。半導体とか新しい産業と言いますか、日本が依って立つ産業というのを作ろうとしておりますけど、今のところは自動車産業が大きな、日本を支えている柱ですよね。そこの中の大きな企業でありますホンダさんと日産さんが合併をされて、世界第3位の自動車グループを作るということでしたので、期待感もありました。三重県はホンダさんに大変お世話になってます。それから、日産さんの部品を作っておられるところも三重県の中にもおありですので、そういう意味ではより強力になるかなということで期待感はありましたが、報道どおりだとすると残念な感じはありますけれども、またお話も続けられるのかなと思ったりはしておりまして、私どもがどうこう申し上げる話ではありませんけれども、次に向けて、できれば継続的なお話をしていただければありがたいなとは思っております。
○中国ディープシーク開発の生成AIへの対応
(記者)中国のディープシークについてちょっと伺いたいなと思っているんですけれども、生成AIの話なんですけど、安全保障上の懸念がいろいろ言われている中で、台湾だったりオーストラリアだったりとか、あるいは日本だったら鳥取県とか行政機関で利用を禁止する動きが見られてますけど、三重県としてディープシークの利用についてはどのように考えていますか。
(知事)はい、これは三重県でももう遮断をしておりまして、県庁内の公的なパソコンからはもうアクセスできないようになっておりますので、情報漏洩が指摘をされてますけど、県庁のサーバーとの関係では問題がなくなっているのかなというふうに思っております。通常、パソコンでデファクトであらかじめ設定されてますのは、チャットGPTですので、そこは問題ないかなというふうに思っておるところであります。
(記者)アクセスできないように遮断したのはいつですか。
(知事)2月の。
(デジタル推進局)昨日からになります。
(知事)昨日ですね、2月の6日からですね。
(記者)他よいでしょうか。第二さんもいないようなので。ありがとうございました。
(知事)ありがとうございました。
了