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令和06年12月17日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和6年12月13日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

  • なし
 

質疑項目

  • 今年の漢字
  • 能登半島地震から1年
  • 防災に関する県民意識調査
  • 盲学校と聾学校の入札不調
  • 大阪でのリニア中央新幹線建設促進大会
  • 年収103万円の壁の見直し
  • 前県政への評価
  • 県営水道料金の据え置き
  • 新宮紀宝道路開通 
 

発表項目等

(知事)おはようございます。今日は私の方から特に皆さんにご報告する案件はありませんので、ご質問があればどうぞ。
 
その他項目に関する質疑
 
今年の漢字
(記者)昨日、今年の漢字ということで「金」というふうに発表されましたけれども、知事は例年一番最後の定例会見で発表される。
(知事)らしい。今年は25ですか、ということを昨日聞きましたので、そこで発表いたします。
 
(記者)じゃあ、そこで期待しています。
(知事)期待は別にしていただかなくても、私なりの思いを。
 
能登半島地震から1年
(記者)能登半島地震から間もなく1年ということで、知事としての受け止めと、先週、総合防災訓練が行われたと思うんですけど、課題であったり、来年度県が行いたい対策とかあれば教えていただけますでしょうか。
(知事)まず、今年の1月1日ですけれど、能登半島地震が起きてお亡くなりになられた方もおいでになられます。ご冥福をお祈り申し上げるとともに、まだ被災をされて自宅に戻っておられない方もおられますので、心からお見舞いを申し上げたいと思いますけれども、元旦の地震でしたから、やっぱり驚きましたですよね。その後のことはもう皆さんご案内のとおりで、三重県は中部9県1市の防災担当の幹事県でしたので、延べで1万8,000人の人を県から支援に行っていただいたということなんですけれども、大事なのは、現地の方々に寄り添った支援をするということと、それから現地で得た情報、ノウハウ、これを南海トラフ地震に生かすと、この二つだと思います。で、その対応してきたつもりであります。先日も坂口市長から、三重県は結果的に11月の末で支援をしていた人たちを引き揚げたわけです。だいたい他県と同じか、他県よりちょっと遅れて引き揚げましたけど、御礼の電話がありました。そういう意味では感謝をされた。現地に行った人、これ県庁だけではないです。市や町の職員も行ってくれていますし、警察、消防、それから医療関係、教育関係、行ってくれていますが、その人達が懸命の支援をしてくれたおかげと感謝をしているところであります。南海トラフの関係で申し上げますと、気づきを80の項目、10月にまとめておりまして、それの対応を一つ一つ今やっているところであります。孤立集落の関係、それから空中消火の関係、大きなものとしては、津波の対応、孤立集落、空中消火などなどがあるわけですけれど、それに対する対応も考えているということで、先ほどご指摘をいただいた12月8日に志摩で行われました訓練に関して言うと、津波への対応、あるいは空中消火の訓練、あるいは孤立した集落が出たということで、そこからの吊り上げ救助もそうですし、それから通信機器をドローンで飛ばしたり、それから通信機器に必要な電源をヘリで運んだりと、こういう訓練もできました。私が知事になって訓練何回か出てますけども、今回の訓練はかなり実際の被害想定、能登半島地震を踏まえた実践的な訓練じゃなかったのかなというふうに思っているところです。
 
防災に関する県民意識調査
(記者)ちょっと防災対策に関連してなんですけど、先日、今年度の防災に関する県民の意識調査、速報が発表されましたけれども、8月に出された臨時情報の関係で、およそ75パーセントの人が、具体的な内容、どういう行動するべきか等といった内容を知らないというような結果が出ましたけど、この数字に関する知事の受け止めと、今後、県として認知度向上に向けてどういう取り組みを進めていきたいかというお考えがありましたら。
(知事)今年の8月に巨大地震の注意情報、南海トラフ地震注意情報が出たわけでありますけど、初めて出たということで、やっぱり戸惑われた方も多いと思います。今回は地震が起こらなかったものですから、その注意情報の後に。それは良かったと思いますけれども、多くの方がどうすればいいのか分からなかった、最初はそうだと思います。その反省でどういうふうにしたらいいのか。このアンケートの中にもありますけど、例えば備蓄を進めておられる方も一定おられて、その情報に接しられた県民の方は、じゃあうちも備蓄せなあかんねと、あるいは避難経路をちょっと確認しとかなあかんねというふうになるのではないかなと思いますので、ぜひ今回の情報を受けての対応で、ご自身に足りないというところがあるということを思われた方は、自助の一環ですけど、対応を強化していただけるとありがたいなというふうに思います。県としては、11月の12日に防災アプリを出させていただきました。これ、ぜひ多くの方にダウンロードしていただいて、活用いただけると、どこに逃げたらいいのかというのが、特に町中ですと、どこに避難施設があるのかというのは分かりませんので、あれで一目瞭然に分かりますから、そういったことにも活用いただければというふうに思っております。
 
盲学校と聾学校の入札不調
(記者)盲学校と聾学校の建築工事が、2回入札が不調になっているという問題ですけれど、どのように捉えられて対応されているか、知事としてなにかこう指示されたことはありますでしょうか。
(知事)具体的には指示はしておりません。担当部の方で今見直しをしてくれて対応するということになっていますが、やっぱり工事の関係の経費がかなり高騰しているという、一つは材料費でしょうし、それから人件費もありますし、従って入札不調というのが出てくる、これは過去にもありました。私も海保の時にもいくつか経験しましたけれども、その時やっぱり提示額あるいは落札額の見直しというようなことをしていかないかんというふうには思っています。そこは専門家がやってくれておりますので、やり方としてはそれで落札、うまく契約できるようにと、いうふうにやっていくことしかないですから、そこは粛々と対応してくれているというふうに思っております。
 
(記者)一方で、金額の問題もさることながら、人手不足という声が建設業者から聞こえるということですと金額だけの問題でもなさそうな気がしますけど、だからと言って今どうすることもできないのかもしれませんが、何かお考えがありましたら。
(知事)人手不足は建設業界だけではなしに、この間も議会で人材確保対策方針の中間案を説明いたしましたけど、これは三重県だけではなく日本全体で起きているものでありまして、それへの対応をどうするのかというのをしっかり考えていかないかんというふうに思います。工事が全くできないわけではないということですが、多くの建設業者さん、それから建設業に限らず、事業者さん、人手不足で悩んでおられるとよく聞きます。1年ぐらい前のアンケートでしたかね、三重県の中で調査をした中では、56パーセントぐらいの企業は人手不足であるというふうにおっしゃっていましたが、同時期に日本全体で行ったアンケートで80パーセントぐらいやっぱり人手不足という。やっぱり実感としてはそちらが近いのかなと思いますけど、そのために働いていただけるシニアの方とか、あるいは女性の方とか、外国人の方、そういった方々に働いてもらえるような環境をつくっていく必要があろうかなと思っております。
 
大阪でのリニア中央新幹線建設促進大会
(記者)来週、大阪でリニアの促進大会が開かれますけども、今年はどういうことを確認するような大会にしたいとか、その辺のお考えというのは。
(知事)今年を通じてですけど、今までリニアに関してさまざまな意見をおっしゃっておられた静岡の知事変わられて、雰囲気変わってきたように正直思います。ですので、工事が、難工事で足踏みをしてるのはあるかもしれませんけれども、全体としてはリニアを進めるというのが、国は前からそうですけど、各県もそういう形になってきたと思います。ご案内のように三重県は、乗り換えなしで東京へ行けへんのですよね。そういう県は三重県と奈良県だけというふうに言われている、あとは飛行機、それから新幹線で直接東京に行けるということですので、我々としても三重県の発展を考える上で、直行で東京へ行けるリニア、1日も早い完成を願っておりますので、そういうような話を大阪の大会でもお話をさせていただくことになるかなとは思ってます。
 
年収103万円の壁の見直し
(記者)年収103万円の壁についてお願いします。178万円を目指していて、自公、国民民主で、三党合意しましたけれども、改めて地方自治体への影響という意味で、緩和ということで、国に望むことあれば教えてください。
(知事)103万円の壁について、以前も申し上げましたけれども、先ほどもお話に出ました、人手不足という意味では、働いておられる方がさらに長い期間働けるという意味で、壁を撤廃するという時合、今のタイミングにはなってきているというふうには思っております。ただ、この103万の金額を変えるということは、ある意味、恒久減税と同じことになりますので、その減税した税収が下がった分をどこで補填するかということですね。それを今の地方に求められると、地方は今、財政相当厳しいのは皆さんご案内のとおりです。県も厳しいですし、それから市町はもっと厳しいところがあるということでありますので、行政サービスをやむを得ず削減しなきゃいけないところが出てくる可能性があるということですから、これは国において、その財源をしっかりと考えていただきたいというふうに前から申し上げてます。その考えに変わりはないところであります。
 
(記者)手取りが増えるっていう、そういったところに関しては、基本的に手取りが増えるだったりとか、あるいは人手不足緩和という意味では、基本的には賛同できると。
(知事)なぜ賛同するかというと、以前申し上げましたけど、働く制限をすることが緩和されるということですね。やっぱり人手不足ですから、誰でも彼でも手取りが増えることが望ましいかというあたりも、おそらく国でお考えになるんじゃないんでしょうか。
 
(記者)他、いかがでしょうか。第二県政さん、いかがでしょうか。
 
前県政への評価
(記者)CTYさん、いかがですか。いいですか。最近、週刊東洋経済さんで、事業承継で三重県が全国1位になっていますけど、その記事が出ていましたが、その受け止めはいかがですか。
(知事)これは前から、2年ぐらい前からですかね、事業承継、M&Aも含めてですけど、三重県ではかなりの成功率ということでありますので、企業の皆さんのご努力と、それから私どもの担当部の方でも事業承継に関してアドバイスをさせていただいたり、あるいはご相談に乗らせていただいたりということをやっておりますので、その成果が出ておるのかなとは思います。
 
(記者)正確に言うと、7年前に前知事の時に打ち出されて、安倍政権がちょうどそれに目を付けてやり出したから、それを三重県でも他県よりも先んじて受け入れて、そこからの成果だと思うんですけど、この前県政の部分で立ち上げたことに対しての評価はいかがですか。
(知事)先手先手でやっていくというのは大事なことですので、その成果が出ているということであれば、それは一つの評価すべきものだと思いますね。
 
(記者)一見知事の場合は、歴代県政、割とネガティブ的に上書きされてきているじゃないですか。人口減少もやってないとか、割とそういうこともご自身から始められたような形で言うんですが、これについてはある程度評価はあるんですか。
(知事)別に上書きをしているわけでは、ネガティブに言っているわけでもないですので、今までやってこられたことはやってこられたこととして評価していけばいいと思いますけれどね。
 
県営水道料金の据え置き
(記者)あと、水道料金なんですけど、据え置きということで、去年3月議会までで一応企業庁が経営計画を出して、その中には水道料金の細かいことは書いてないけど、一応ベースとして、今後、耐震の関係でいろいろやりくり、施設の刷新とかそういうことも含めて留保金つけてという計画も入っていたと思うんですけど、議会でフィックスしたやつが今回蒸し返されて据え置きの形になってるんですが、この辺はどういうふうに。
(知事)議会でフィックスしたという話は聞いてませんし、それから耐震工事については進める前提で経営状況あるいは収支の状況ってのは弾いているというふうに聞いています。
 
(記者)まあ、いろいろ聞くと、特に市町村、村がないから市町ですかね、そこから要望が出てきていて、その急先鋒が竹上松阪市長だと。そこのところの強い押しで、他のところも上げたくはないから、当然倣う形になっているんですけど、これはある意味お友達県政ではないんですか。
(知事)全然そんなことはないですね。要望が出てきたのは事実でありまして、市長会から要望をいただいていますけれども、その時に発言をされたのが松阪市長ということでありまして、急先鋒という認識も私自身はしておりません。昨日も申し上げましたけれども、今、物価高騰でかなりの県民の皆さん苦しんでおられると。消費者物価指数が令和2年と比較をしまして、令和6年で108パーセントに上がっていると。賃金は企業の皆さんもご努力をしていただいて上げていただいておるんですけれども、まだその効果が出るということは少し時間がかかるだろうということで、今回、私ども県が水道料金を上げますと、市や町の料金もおそらく上がることになるだろうということで、内部留保を使いまして2年間の料金の据え置きをしたということです。
 
(記者)先ほど議会でフィックスしてないっておっしゃいましたけど、経営計画そのものは委員会等でも今年の3月にオッケーされてるので。
(知事)それって料金の値上げを入れ込んだものですか。
 
(記者)料金の値上げは、細かい数字は出してないですけど、ベースであります。
(知事)料金の値上げを前提とした計画ということですか。
 
(記者)もちろん。一応上げる、今のが6年度までですから、当然7年度以降は上げるという形での想定です。
(知事)であれば修正をするということですね。どうぞ。
(企業庁)今の企業庁の経営計画は、令和8年度までの計画になってますので、9年度からはまた新たな計画を作るということで。
(知事)8年度までの計画は水道料金の値上げを入れ込んでるの。
(企業庁)そこまでは入れてないです。
(知事)ないということです。
 
(記者)実質的にはこれ2年ってなってるけど、5年間は上げられないんじゃないですか。
(企業庁)5年間で更新はしてきてますけれども、場合によっては2年なり3年なり、その場その場で見直しをして更新をしていくという形でさせていただきますということで。
(知事)ありえるということでしょ。法令で止められてるわけじゃないってことでしょ。
(企業庁)はい。
(知事)そういうことです。
 
(記者)今回、一応2年目途にっていう話だけど、これ5年間、あと3年プラスでずっと見直さないのか、あるいはまた2年で当然変える可能性があるのか。
(知事)これから1年後にまた数字が出ますし、さらに2年後に出てきますので、それを見て考えるということですが、他県の内部留保額なども見ますと、2年後の留保額というのはかなりぎりぎりのところなので、見直しをすることもそれはあり得るということですね。
 
(記者)かつて企業庁がピカソの絵を買ったりとか、余剰金で。そういうこともありましたけど、今ははっきり言えば、そういうのを留保金と言っても、そこまでの余裕はないので、逆にそういうことも全部加味されて、今回据え置きということを最終的な判断として知事がお決めになったんですか。
(知事)決めたというか、私からは8月の段階で企業庁に料金の据え置きも検討できないかという要請をして、企業庁でその判断をして、私もその判断を了としたということですね。
 
(記者)この前、吉田紋華県議が子ども医療費窓口無料を一般質問されて、知事はそれは選挙目当てみたいな、そういう策だみたいなことで、知事はこの会見でお聞きしたら、それは一般論で申し上げたというのをおっしゃったんですけど、ただ、そこに多分ある程度首長としての見識をお持ちだと思うので。
(知事)見識。見識というのはどういう意味ですか。
 
(記者)だから、本来ならば県民がある程度反対しても、将来を見越した場合に、これは絶対やるべきだというのは、首長判断でやってきたものがあるんです。例えば津市内の四車線化なんかも、戦後あれした時に、こんな広い道路、名古屋じゃないんだから作ってどうするんだと言ったけど、今じゃあれ、四車線化にしてよかったよねという当時の市長が評価されたりとか、割と首長というのはそういう判断が必要な場合があるじゃないですか。そこからいくと、この前知事のおっしゃったのは、そういう判断かなと思ったんですけど。
(知事)そうではなくて、前提としてこれは国でやるべきだというふうに申し上げました。ただ、選挙の時に横がやっていると自分とこがやらなきゃいけなくなるということは一般論としてありますねと言っただけの話ですよ。
 
(記者)だから、それは見識として、ある程度、私もなるほどとは思ったんですけど、でも、この水道料金据え置きというのは、ある意味そういう意味で大衆迎合的なポピュリズム的にも見えるんですけど、選挙が来年9月知事選、お出になるかどうかわからないですけど、最近、自民党の中でひょっとしたら参議院にも出られるんじゃないかとかいう話もあるような、そういう中での選挙向けのポピュリズムではないんですか。
(知事)ではありません。
 
新宮紀宝道路開通
(記者)あと、新宮紀宝道路がこの前完成して、記念式典があったじゃないですか。二階さんがお話しになる前に知事がマイク直されたんですけど、あれは何かお気づきになったことが。
(知事)ちょっと顔にあたりそうだったからですかね。
 
(記者)二階さんのマイクが。
(知事)はい。
 
(記者)あと実際道路できて、私も走りましたけど、地元の方で北越製紙にチップを運んでいる運行会社があそこの道路を通らないので、なんでというふうに聞いてみたら、結局高さ18メートルあって、風がきついんで走りにくいと。今、下道を走っていると。上を通る方が増えたんで逆に下はすいてるみたいなことをおっしゃってたんですけど、その辺、利用者としてはあそこへ風よけを付けてもらうとか、そういう話もあるみたいなんですけど、知事はそういうことは何か、あの時お感じにならなかったですか。
(知事)そこはあの道路を管理している国の方で考える話かもしれないなと思います。ただ、一つの道路の効果ではありますよね。今までの熊野大橋がすいたのでそっちが通りやすくなりましたってのは良いことではないでしょうか。
 
(記者)あれって、三重県紀宝町内のやつも近畿整備局が全部お考えになって、中部地方整備局が手を出せなかったと。そういう形で進んだ時に、結局、近畿さんの考えが主導してそういうふうになったんじゃないかって話もあるけど、そういうことをお聞きになってるんですか。
(知事)いや、聞いてないし、その整備局同士の話ですから、同じ国土交通省の地方機関の話ですから、よく相談すればいいと思いますし、相談できなくはないと思いますけれども。
 
(記者)他よろしかったですかね。以上で。ありがとうございました。
(知事)どうもありがとうございました。
 
                                                 了

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