知事定例会見録
令和6年11月12日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
質疑項目
- 発表項目等に関する質疑
- 伝統的酒造りのユネスコ無形文化遺産登録
- 第2次石破内閣の発足
- 上下水道施設耐震化状況の緊急点検結果
- 公益通報に係る進捗状況
発表項目等
(知事)おはようございます。今日、私の方から1件ご報告を申し上げたいと思います。防災アプリ、前から予算などでもお話をさせていただいてますが、今日から三重県の防災アプリを運用するということでありまして、発表させていただきたいと思います。このQRコードを読み込んでいただきますと、アプリがスマホの中に入ります。ぜひご活用をいただきたいと思っております。例えば、避難する場所などをこのアプリではすぐに分かるということで、非常にメリットの多いアプリでございます。これ、三重県のアプリではあるんですけれども、全国で使えることになります。どこへ行ってもこのアプリを導入すれば各県から情報をもらってますので、避難するべき場所、自分がいる場所ってのは、これもスマホですから分かりますので、そこから一番近い避難場所というのも分かるようになっているということでございます。で、防災アプリの運用ですけれども、東海3県では三重県初ということでございます。多くの方にご利用いただければというふうに思います。アプリの特徴、大きく言うと三つございます。一つは、全国約16万件の避難場所のデータベース、これを入れてありますので全国どこにおってもスマートフォンの位置情報によりまして近くの避難場所とかあるいは道順、これが確認できます。従いまして、観光地に行ってどうやって避難したらええんやろって分からんこと多いと思いますけど、このアプリさえ見て道順をたどっていけば避難場所にたどり着けるというのが大きな特徴の一つです。その三重県内でもそうです。自分の出身地でない町に行っても行けるということ。それから、特にこれは津波避難タワーってのはある程度遠くからみんな分かりやすいんですけど津波避難ビルってありますよね。あれ近づかんと分からんのですよね。近づくとここは津波避難ビルですと郵便局のビルに書いてあったりするんですけど、離れてしまって10メートル先から分かるかって言うとなかなか分からんと。これも分かることになってますので、非常に使いやすいものやと思います。それから、特徴の二。事前に避難計画を作成できます。持ち出し品についてもチェックを入れたりとか、避難先についても自分独自のルートを作ったりということができますので、あらかじめどういうふうに逃げたらいいかというのも分かりやすいということです。特徴の三でありますけれども、8種類の情報ですね。河川の水位情報とか土砂災害危険度などの情報、これを地図で確認ができるということも大きなポイントであります。それから、この機能ですけど日本語でも対応当然してますけど、8言語で対応している。英語とか中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語などの8言語で対応しているということでありますので、インバウンドの方もこのアプリを導入していただければよく分かりますし、それから三重県に住んでおられる外国の方々にも使っていただきやすいものになっております。アプリによりまして、付近の近いところの避難場所への道順案内の流れを動画でちょっとご紹介をさせていただきたいと思います。約50秒の動画です。
(動画再生)
はい、以上であります。多くの方にこのアプリ、三重県の方だけじゃなくて他県の方もアプリをダウンロードしていただきまして、災害に備えていただければと思います。我々このアプリを作りましたので、これからポスターとか、あるいはブローシャーで、チラシですけれども、それでようけの人に分かっていただけるように対応していきたいというふうに思っています。以上です。
発表項目等に関する質疑
○三重県公式防災アプリ「みえ防災ナビ」の運用開始について(発表)
(記者)事業としては、当初予算で計上していましたですかね。
(知事)たしかそうだったと思いますね。
(記者)費用おいくらぐらいかかったかというのはいかがでしょうか。
(防災対策部)開発経費、費用ですけれども、1,562万円になります。1,562万円です。
(記者)ダウンロードの目標であったり、例えば年度内にどれくらいはダウンロードしてもらいたいというのもありますか。
(知事)そこまでは聞いてないですけれども、これからダウンロードした数というのは分かりますので、それを見ながら、必要であれば目標も定めていったらいいと思ってます。
(記者)アプリは防災に特化したアプリということになりますか。県としては初めてで、東海3県でも初めて。
(知事)こういう避難をするようなアプリは東海3県で初ですね。
(記者)これは例えば市町等含めても東海3県では初めてですか。
(知事)市町でアプリを導入しておられるところはありまして、三重県内では10の市町で導入をされています。もう少し三重県よりも、その地域の実態に応じたきめ細かい情報を流しておられるというふうに承知しております。
(記者)まだ使ってはおられませんか。
(知事)使ってないですね。
(記者)例えば、使いやすさという、おそらくそういう高齢の方も含めて、スマートフォン持っていただいている方はしてほしいかなという感じだと思いますけど、使い方とか分かりやすさみたいなのを含めて工夫されたりとか、取り組みがあったのかということは。
(知事)これを作る時にはですね。
(防災対策部)まずボタンの操作なんですけれども、ボタンのトップ画面のところで、そのボタンの押しやすさとかいうようなところで工夫して、最初の画面のところのボタンの押しやすさというところは、年配の方にもどういうふうにしたら一番押しやすいかっていうようなところでの確認とか、意見を聞きました。もう1点、これからの取り組みとしては、防災講話とか我々の課でいろいろ自治会とか地域の方々からの要望もございますので、そういった場面で、アプリの紹介をして、操作方法のご紹介もしていきたいなっていうふうに思ってます。
(記者)開発に至ったきっかけだったりとか、そういったご説明をいただけると。
(知事)これは知事になった時に、災害が起きた時ですけども、どんな情報があるのかっていうことを調査をしてもらいまして、こういうアプリがあった方が避難しやすいよねっていう話を職員としまして、予算を計上して開発してもらったということです。三重県は南海トラフ地震が来ると、多くの災害が起こるというふうに言われています。その時に一番大事なのは、やっぱり人命を守るということですので、適切に避難をしてもらう必要があります。今頑張って津波避難タワーも造り始めてますし、すでにある、例えば津波避難ビル、どこにあるのかというのもなかなか分からない。それで、そういうことを示せるようなアプリを作ってもらおうとしたというのがきっかけです。加えて、今回いろんな八つの防災情報を一つのアプリの中に入れ込んでもらうということになっておるわけでありますけれども、ハザードマップも普段見ておられる方ばかりではないと思うんです。このアプリを導入された方はハザードマップをご覧になっていただきやすいですから、そういったことで日頃から災害意識を持って防災意識を持っていただくということも大事かなというふうにも思っています。
(記者)今、インバウンドだったり観光客だっていう話があり、ダウンロードしてもらう話があったんですけれども、特にインバウンドの方だったりとか、県外の方にはどういうふうにダウンロードしてもらうように周知するかとかっていうのは。先ほどチラシで配ったりと。
(知事)ホームページで案内したりとかということも考えていきたいと思ってますし、あと観光宣伝する時に、こういうアプリもありますよというのを言ってくのも一つのやり方かなと思ってます。
(記者)これは例えば災害が起きた時に電波が通じないとかっていう時は利用ができない仕様になっているということでしょうか。
(知事)電波が通じないと無理でしょうね。電波が通じてればプッシュ型で情報が入ってくるというものです。
(記者)例えば避難経路とかを事前にダウンロードしておいて、オフライン上でも見れるみたいな、そういう仕様にはなってないんですか。
(防災対策部)スマホのキャッシュ機能という形で、そこにデータを一時的に保存する機能がございますので、そういう時に地図っていうのは一時的にそこに出たりするので、随時それを更新というのはなかなか難しいかと思いますけれども、電波が届かない場合にあっても、そこでスマホに残ってるデータを基に、例えば避難所はどこかというような表示ができる。
(知事)これはあらかじめ事前に避難計画作成できますんで、ですから、どこが自分が避難すべき施設かっていうのは、あらかじめ分かりますんで。例えばそれルート出して写メに撮っといたら電波通じなくても大丈夫です。ただ、これは旅行先では使えませんけどね。旅行先も行くところも分かってて、ホテルも分かってるんならあらかじめ入れとくっていうやり方もできると思いますね。
(記者)そのあたりも一つ備えというところが重要かなと思います。知事として、そのあたりの呼びかけ、旅行先で万が一があった時のために、備える呼びかけっていうのは。
(知事)あり得ますね。そういう使い方もできると思いますので、あらかじめその旅行に行った先で災害が起きた場合に泊まられるところ、あるいは観光されるところの近くにどういう避難場所があるかっていうのは、あらかじめ見といていただいて、それを写メで落としておいていただければ、向こうで電波が通じなくても、それを見ながら避難することができますね。
(記者)今、八つの防災情報が入れ込まれているということでしたけれども、これは今後何かまた増やしていったり、改良していく可能性というのは。
(知事)今、防災気象情報、ハザードマップもそうですけど、防災気象情報も八つ入れてあるんですけれども、今後増えていけば、そういう情報が。入れていくことは、当然アプリですから可能だと思いますね。
(記者)東海3県で初ってことですけれども、全国的に見たら都道府県単位で他にも同種のアプリを作っているという事例があるということかと思いますけど、今どのくらい拡がっているのかっていうことと、先行するアプリケーションと比べて「みえ防災ナビ」の独自性とか特徴があれば教えてください。
(知事)私が聞いている限り、また必要があれば補足してもらいますけど、現段階でアプリを導入してる都府県は15と聞いてます。東海3県では三重県が初ということですね。特徴ですけれども、先ほどちょっとお話も出ましたけれども、多くのハザードマップ、それから防災気象情報、例えばハザードマップで言いますと津波もそうです、洪水、高潮、ため池、土砂災害、そういう八つのハザードマップが入っておりますし、それから防災気象情報で言うと雨量のレーダー、それから河川のカメラ情報とか、あるいは土砂災害危険度情報、そういったものを8種類、これも8種類、両方8種類入ってますので、そういった種類が多いということが一つのポイントで挙げられると。もう一つは8言語対応ということですね。
(記者)これ三重県の防災アプリということでありながら、全国の情報を収録しているということになった、その経緯を教えてください。
(知事)これは三重県の人が他の県を訪ねることもありますので、そういった時にも使えるアプリ、三重県内だけで使えるっていうと、やっぱり汎用性の部分でやや問題があるかなというふうに思いましたので、そういう形で開発をしてもらったということですね。ちなみに10の市町が導入されてますけど、全国の避難所で対応できるのは今のところ10の中の一つとは聞いてはいるんですけどね。10市町が同じようなアプリを導入されているんですけど、全国対応できるのは10の中の一つですが、県の方は使えますんで、両方使っていただいてもいいと思います。市町のアプリっていうのはかなりきめ細かい情報が分かるようになってますから、それもメリットはあると思うんですよね、そっちで使っていただくメリットもね。だから両方使っていただくのもありかなと思いますね。
(記者)全国の避難場所とかを収録しているということですけども、三重県内と三重県外でベースとしている情報が違って、情報量が違うとかそういうことはあるんですか。
(知事)どうですか。
(防災対策部)県が提供している情報のデータベースについては、同じところにありますので、登録している情報というのは合っていると思います。
(記者)これを含めて防災のDXだったりというところがかなり今後進めていく方針だと思うんですけど、改めて具体的に短期的な防災DXの進め方だったりとか、長期的な見方だったりとか、そういったビジョンとかあれば教えていただければと思います。
(知事)平時からこういった情報に親しんでいただくっていうのが大事ですので、今回のアプリはその一つのきっかけになるかなというふうに思います。先ほどご質問もありましたけど、このアプリを使っていただいてるうちに、こういう機能があった方がいいよねというのが出てくると思いますので、さらにそれを高めていきたいなと思ってます。防災アプリの場合は、機能を付加すればいいというだけでもなくて、やっぱり使いやすい、そのためには一定の機能に限定をするってのも大事ですので、実際に使って問題点があればそれを変えていくということですね。あと、大事なのはプッシュ型で情報を送るということですので、それを十分できるかどうかというのは、これからの検証のポイントかなというふうに思います。まずはこのアプリから防災DXっていうのを進めていこうかなと思っています。それから、防災DXっていうのは、すごい範囲が広いので、例えば避難所へ行った時にどうするかとか、そういったあたりをこのアプリが使えるか、別のアプリになるか分かりませんけども、そういったことも避難所で使えるようないろんな情報というのもこれから考えていく必要があるかなと思っていますね。
(記者)大変便利なものだと思うんですけれども、果たしてこれをお年寄りが使えるかなという思いがあって、例えばこのダウンロード方法とダウンロードの仕方、これ書いてあるわけですけど、私なんかもこういうの弱者なもんですから、こう見ても具体的にどうしていいかさっぱり分からない、どうやっていいか。例えば要望とか質問になるのかですけれども、これ持っていけば、スマホ持っているお年寄りは結構いるとは思うんですけど、それをどこかに持っていけばダウンロードしてくれる、使い方をその場で教えてくれる、そういうようなサービスというか、それまではないんですか。
(知事)それも考えていった方がいいですよね。県の出先、出張所に来ていただいて教えてくれと言われて、これはQRコード読んだら画面にこうタッチすると出てくる。あとはダブルクリックで多分アプリが入るということになると思いますので、我々にとっては簡単ですけど、お年寄りにとっては難しいというのはあるとは思います。
(記者)そうそう。それが分からないと。
(知事)それを質問受けたら対応すると。それは市町に連携をとってやるというやり方もあると思いますし、それから、そのブローシュは、チラシの置き場所ですけど、携帯電話の会社、窓口というか営業店舗を持っておられますから、そこに置くというのもあるかもしれませんね。で、そこで聞かれて教えてもらうというのもあるかもしれません。
(記者)それも可能であると。
(知事)そうですね。そういったことも働きかけていくことを考えたいと思います。
(記者)できる限り避難支援のために、たくさんの県民の方にダウンロードをということだと思いますけども、先ほど高齢者の方がということがありましたが、できる限り、知事から県民の方にメッセージを、ダウンロードして活用してほしいということを改めていただけますでしょうか。
(知事)このたび、三重県では災害の時にあるいは災害の前の備えとしても使える防災アプリを開発をいたしまして、11月12日から運用を開始をしています。このアプリを見ていただくことによって、どうやって避難をしたらいいのかというのはすぐ分かりますので、ぜひこのアプリを導入をしていただいて、一人でも多くの県民の方にご活用いただければというふうに思います。日頃からも使えますので、日頃からどういった備蓄品を用意しておくべきかということもこのアプリに登録することもできます。そういった使い方もしていただいて日頃から災害に備えていただきたいと思います。
その他項目に関する質疑
○伝統的酒造りのユネスコ無形文化遺産登録
(記者)先日、日本の伝統的酒造りがユネスコの無形文化遺産に登録される見通しとなりましたけれども、今後期待されることと、三重県内にも酒蔵さんであったり、酒造りの文化があると思いますが、今後のプレゼンスの向上にどうつなげていくかお考えがあれば教えてください。
(知事)こないだフランスに県産品のPRで全国知事会のプロモーションに加わりまして行ってまいりました。そこで三重県の日本酒の宣伝をしまして、私が30年前パリにおりました時の外国の人の日本酒に関して持っている印象とはかなり変わってとても飲みやすい、フルーティーでいい。それから日本食が随分流行ってるってことも、和食が流行ってるっていうこともあって、和食に合うお酒だということで評価が高まっているという感じがしました。今回のユネスコの登録の検討でありますけど、実際にこれが登録されるとさらに弾みがつくと思います。三重県には30を超える多くの酒蔵がありまして、G7サミット、そしてG7交通大臣会合でも三重県のお酒の宣伝ができたと思っています。中には外国ですでに販売をしておられるもの、そして外国の賞を取っておられるものもあります。これからもどんどん三重県のお酒を外国に売り込んでいきたいと。そのきっかけにユネスコの登録というのはなっていくんじゃないかなと思っているので、期待をしているところであります。
○第2次石破内閣の発足
(記者)昨日、石破内閣がまた発足しましたけれども、今後の国会運営で期待されることを教えてください。
(知事)第1次の時にも申し上げましたけど、やっぱり地方創生に非常に理解のある総理でもありますし、我々地方は今かなり人口減少もあって疲弊をしているのは事実であります。東京一極集中に関して言うと、過去10年間、地方創生ということでやってきていただきましたけれど、はかばかしい結果がなかなか出ていないというところもあります。そこを、対応策もご検討いただき、我々知事会としてはもう意見を申し上げてますので、それを叶えていただくのも一つのやり方だと思いますし、他のやり方もあるかもしれません。そういったことをぜひ、内閣全体で取り組んでいただけるとありがたいなと。特に、人口減少を対応する役所というんですかね、部署を作っていただくのがありがたいなと思っているところであります。
○上下水道施設耐震化状況の緊急点検結果
(記者)先日、国土交通省が能登半島地震を受けて、全国の上下水道の緊急点検を行ったと思うんですけれども、この結果は三重県内重要施設のうち、上水道管路が三重県が26パーセントとなっているんですけれども、この全国平均を大きく下回る、それに対する知事の受け止めと、今後の県としての方向性、どのように進めていくべきかというお考えを聞かせていただけますでしょうか。
(知事)これはデータを見てみると、下水の方はある程度基準を満たしている、というのも全国平均と比べてそんなに遜色ない数字だったと思いますが、上水の方がちょっとやっぱり低いんですね。この間の能登半島地震の時も水道がなかなか復旧しないという問題がありました。今、各市町と連携をして、上水、下水もそれはそうなんですけれども、耐震の状況というのを再度チェックをする必要があるだろうと思っています。加えて、下水だけじゃなくて、上水の方も国土交通省所管ということになりましたので、公共事業として改修していく道っていうのができてくると思いますから、国交省に要望を出して、県内の改修が低い部分をこれから頑張ってやっていくということになろうかと思います。そうですね、下水道の管路で言うと、全国平均が51パーセントで、三重県58パーセント、ここは全国上回ってるんですけど、上水道が全国38パーセントで、三重県全体26パーセントで、全国順位として39位ですから、ここを上げていくということが必要かなというふうに思っております。
(記者)改めて、能登半島地震でも多くの断水が発生するような状況でしたけれども、そういった耐震化をする必要性、重要性というのは、知事としてもいかがですか。
(知事)それ、もうその通りですね。やっぱり水というのは、電気とかガスとかさまざまなライフラインがありますけど、その基礎の基礎ですから、水が出ないとなるとやっぱり大変なことになります。ですから、これはしっかりとやっていく必要があろうかなと思っています。すぐにはなかなか難しいと思います。予算の制限もありますんで、その時に水道管の復旧が遅れた場合にどうするかっていうのを併せて考えていかないかんと思ってます。
(記者)今の上下水の耐震化についてなんですけれども、能登半島地震以降、知事の具体的な指示事項として何か対応をとってもらっているのか、また、その次の当初予算に向けての考え方などを教えてください。
(知事)はい、県内の上下水道の確認をしてくださいというのは言ってあります。どこが耐震補強できてて、できてないのか。で、これからどんなふうな形で耐震補強していくかっていうのも聞いていきたいなと思ってますね。
(記者)他よろしいか。第二さんお願いします。
○三重県公式防災アプリ「みえ防災ナビ」の運用開始について(発表)
(記者)防災アプリですけど、これ開発の時に元々、県内で言えば県内29市町のいろんな避難場所とか、そういうデータを県が集約してるわけですよね。それからいったら、元々、三重県防災アプリも市町と一体化したものってのはできないんですか。
(知事)もうすでに市町がアプリを作ってますので、従って、それを一体融合ってのはなかなか難しいと思います。新しいアプリを導入すると、その前のやつを併合するってのはできなくはないと思いますけど、かなり大変ですので、今我々どうしようかと思っていると。っていうのは、先ほど申し上げましたとおり、市町のアプリは市町のアプリできめ細かい情報が実は入ってますね。ですから、両方のアプリを開いてもらうってやり方もあると思いまして、今リンケージを張ろうということで動き始めてるところです。うちのアプリを開いてもらって、そうするとリンクっていうところがありまして、それを押すといろんな市町のアプリが入ってくるようにしようと。逆に市町のアプリもリンクっていうところがおそらくあると思いますので、それを押してもらうと三重県のアプリが開けるようになるというところも考えていこうと思ってます。
(記者)リンクしてどこかの県内市のどこかを出したと。その時に、そこはもっと細かい情報があると。その中には県としてこれは不要じゃないかとかいうふうな、何か引っかかるものってのはあったんですか。
(知事)いや、そこは特に、そういう情報には接してないですね。
(記者)それが例えば津市をリンクしたら、津市のところの細かい津市独自のものが出ると。それはそれで一応見られるということなんですね。
(知事)いいじゃないですかね。情報はやっぱり多い方がいいと思いますよね、そういう意味ではね。適切な情報はっていうことですね。
○公益通報に係る進捗状況
(記者)7月23日付の職員の方のメールの件があったと思うんですけど、進捗状況はどのようになっているんですか。
(総務部)現在、調査をしていただくメンバーの方をお願いしてるところでございまして、もうしばらくすると全員のご同意がいただけるのかなというような状況でございます。
(記者)前、知事が公益通報に準じて対応するというふうにおっしゃって、ある程度最終的な処分はどうのこうのという話がはっきり分からないんだけど、とりあえず対応の部分は有識者なり何なりという形だったんですが。11月中旬ぐらいまでには、なんとかそのメンバーが決まるという話だったんですけど、そこのところの今そういう進捗状況ということですか。
(総務部)そうです。
(記者)他よろしいでしょうか。ありがとうございました。
(知事)ありがとうございました。
(動画再生)
はい、以上であります。多くの方にこのアプリ、三重県の方だけじゃなくて他県の方もアプリをダウンロードしていただきまして、災害に備えていただければと思います。我々このアプリを作りましたので、これからポスターとか、あるいはブローシャーで、チラシですけれども、それでようけの人に分かっていただけるように対応していきたいというふうに思っています。以上です。
発表項目等に関する質疑
○三重県公式防災アプリ「みえ防災ナビ」の運用開始について(発表)
(記者)事業としては、当初予算で計上していましたですかね。
(知事)たしかそうだったと思いますね。
(記者)費用おいくらぐらいかかったかというのはいかがでしょうか。
(防災対策部)開発経費、費用ですけれども、1,562万円になります。1,562万円です。
(記者)ダウンロードの目標であったり、例えば年度内にどれくらいはダウンロードしてもらいたいというのもありますか。
(知事)そこまでは聞いてないですけれども、これからダウンロードした数というのは分かりますので、それを見ながら、必要であれば目標も定めていったらいいと思ってます。
(記者)アプリは防災に特化したアプリということになりますか。県としては初めてで、東海3県でも初めて。
(知事)こういう避難をするようなアプリは東海3県で初ですね。
(記者)これは例えば市町等含めても東海3県では初めてですか。
(知事)市町でアプリを導入しておられるところはありまして、三重県内では10の市町で導入をされています。もう少し三重県よりも、その地域の実態に応じたきめ細かい情報を流しておられるというふうに承知しております。
(記者)まだ使ってはおられませんか。
(知事)使ってないですね。
(記者)例えば、使いやすさという、おそらくそういう高齢の方も含めて、スマートフォン持っていただいている方はしてほしいかなという感じだと思いますけど、使い方とか分かりやすさみたいなのを含めて工夫されたりとか、取り組みがあったのかということは。
(知事)これを作る時にはですね。
(防災対策部)まずボタンの操作なんですけれども、ボタンのトップ画面のところで、そのボタンの押しやすさとかいうようなところで工夫して、最初の画面のところのボタンの押しやすさというところは、年配の方にもどういうふうにしたら一番押しやすいかっていうようなところでの確認とか、意見を聞きました。もう1点、これからの取り組みとしては、防災講話とか我々の課でいろいろ自治会とか地域の方々からの要望もございますので、そういった場面で、アプリの紹介をして、操作方法のご紹介もしていきたいなっていうふうに思ってます。
(記者)開発に至ったきっかけだったりとか、そういったご説明をいただけると。
(知事)これは知事になった時に、災害が起きた時ですけども、どんな情報があるのかっていうことを調査をしてもらいまして、こういうアプリがあった方が避難しやすいよねっていう話を職員としまして、予算を計上して開発してもらったということです。三重県は南海トラフ地震が来ると、多くの災害が起こるというふうに言われています。その時に一番大事なのは、やっぱり人命を守るということですので、適切に避難をしてもらう必要があります。今頑張って津波避難タワーも造り始めてますし、すでにある、例えば津波避難ビル、どこにあるのかというのもなかなか分からない。それで、そういうことを示せるようなアプリを作ってもらおうとしたというのがきっかけです。加えて、今回いろんな八つの防災情報を一つのアプリの中に入れ込んでもらうということになっておるわけでありますけれども、ハザードマップも普段見ておられる方ばかりではないと思うんです。このアプリを導入された方はハザードマップをご覧になっていただきやすいですから、そういったことで日頃から災害意識を持って防災意識を持っていただくということも大事かなというふうにも思っています。
(記者)今、インバウンドだったり観光客だっていう話があり、ダウンロードしてもらう話があったんですけれども、特にインバウンドの方だったりとか、県外の方にはどういうふうにダウンロードしてもらうように周知するかとかっていうのは。先ほどチラシで配ったりと。
(知事)ホームページで案内したりとかということも考えていきたいと思ってますし、あと観光宣伝する時に、こういうアプリもありますよというのを言ってくのも一つのやり方かなと思ってます。
(記者)これは例えば災害が起きた時に電波が通じないとかっていう時は利用ができない仕様になっているということでしょうか。
(知事)電波が通じないと無理でしょうね。電波が通じてればプッシュ型で情報が入ってくるというものです。
(記者)例えば避難経路とかを事前にダウンロードしておいて、オフライン上でも見れるみたいな、そういう仕様にはなってないんですか。
(防災対策部)スマホのキャッシュ機能という形で、そこにデータを一時的に保存する機能がございますので、そういう時に地図っていうのは一時的にそこに出たりするので、随時それを更新というのはなかなか難しいかと思いますけれども、電波が届かない場合にあっても、そこでスマホに残ってるデータを基に、例えば避難所はどこかというような表示ができる。
(知事)これはあらかじめ事前に避難計画作成できますんで、ですから、どこが自分が避難すべき施設かっていうのは、あらかじめ分かりますんで。例えばそれルート出して写メに撮っといたら電波通じなくても大丈夫です。ただ、これは旅行先では使えませんけどね。旅行先も行くところも分かってて、ホテルも分かってるんならあらかじめ入れとくっていうやり方もできると思いますね。
(記者)そのあたりも一つ備えというところが重要かなと思います。知事として、そのあたりの呼びかけ、旅行先で万が一があった時のために、備える呼びかけっていうのは。
(知事)あり得ますね。そういう使い方もできると思いますので、あらかじめその旅行に行った先で災害が起きた場合に泊まられるところ、あるいは観光されるところの近くにどういう避難場所があるかっていうのは、あらかじめ見といていただいて、それを写メで落としておいていただければ、向こうで電波が通じなくても、それを見ながら避難することができますね。
(記者)今、八つの防災情報が入れ込まれているということでしたけれども、これは今後何かまた増やしていったり、改良していく可能性というのは。
(知事)今、防災気象情報、ハザードマップもそうですけど、防災気象情報も八つ入れてあるんですけれども、今後増えていけば、そういう情報が。入れていくことは、当然アプリですから可能だと思いますね。
(記者)東海3県で初ってことですけれども、全国的に見たら都道府県単位で他にも同種のアプリを作っているという事例があるということかと思いますけど、今どのくらい拡がっているのかっていうことと、先行するアプリケーションと比べて「みえ防災ナビ」の独自性とか特徴があれば教えてください。
(知事)私が聞いている限り、また必要があれば補足してもらいますけど、現段階でアプリを導入してる都府県は15と聞いてます。東海3県では三重県が初ということですね。特徴ですけれども、先ほどちょっとお話も出ましたけれども、多くのハザードマップ、それから防災気象情報、例えばハザードマップで言いますと津波もそうです、洪水、高潮、ため池、土砂災害、そういう八つのハザードマップが入っておりますし、それから防災気象情報で言うと雨量のレーダー、それから河川のカメラ情報とか、あるいは土砂災害危険度情報、そういったものを8種類、これも8種類、両方8種類入ってますので、そういった種類が多いということが一つのポイントで挙げられると。もう一つは8言語対応ということですね。
(記者)これ三重県の防災アプリということでありながら、全国の情報を収録しているということになった、その経緯を教えてください。
(知事)これは三重県の人が他の県を訪ねることもありますので、そういった時にも使えるアプリ、三重県内だけで使えるっていうと、やっぱり汎用性の部分でやや問題があるかなというふうに思いましたので、そういう形で開発をしてもらったということですね。ちなみに10の市町が導入されてますけど、全国の避難所で対応できるのは今のところ10の中の一つとは聞いてはいるんですけどね。10市町が同じようなアプリを導入されているんですけど、全国対応できるのは10の中の一つですが、県の方は使えますんで、両方使っていただいてもいいと思います。市町のアプリっていうのはかなりきめ細かい情報が分かるようになってますから、それもメリットはあると思うんですよね、そっちで使っていただくメリットもね。だから両方使っていただくのもありかなと思いますね。
(記者)全国の避難場所とかを収録しているということですけども、三重県内と三重県外でベースとしている情報が違って、情報量が違うとかそういうことはあるんですか。
(知事)どうですか。
(防災対策部)県が提供している情報のデータベースについては、同じところにありますので、登録している情報というのは合っていると思います。
(記者)これを含めて防災のDXだったりというところがかなり今後進めていく方針だと思うんですけど、改めて具体的に短期的な防災DXの進め方だったりとか、長期的な見方だったりとか、そういったビジョンとかあれば教えていただければと思います。
(知事)平時からこういった情報に親しんでいただくっていうのが大事ですので、今回のアプリはその一つのきっかけになるかなというふうに思います。先ほどご質問もありましたけど、このアプリを使っていただいてるうちに、こういう機能があった方がいいよねというのが出てくると思いますので、さらにそれを高めていきたいなと思ってます。防災アプリの場合は、機能を付加すればいいというだけでもなくて、やっぱり使いやすい、そのためには一定の機能に限定をするってのも大事ですので、実際に使って問題点があればそれを変えていくということですね。あと、大事なのはプッシュ型で情報を送るということですので、それを十分できるかどうかというのは、これからの検証のポイントかなというふうに思います。まずはこのアプリから防災DXっていうのを進めていこうかなと思っています。それから、防災DXっていうのは、すごい範囲が広いので、例えば避難所へ行った時にどうするかとか、そういったあたりをこのアプリが使えるか、別のアプリになるか分かりませんけども、そういったことも避難所で使えるようないろんな情報というのもこれから考えていく必要があるかなと思っていますね。
(記者)大変便利なものだと思うんですけれども、果たしてこれをお年寄りが使えるかなという思いがあって、例えばこのダウンロード方法とダウンロードの仕方、これ書いてあるわけですけど、私なんかもこういうの弱者なもんですから、こう見ても具体的にどうしていいかさっぱり分からない、どうやっていいか。例えば要望とか質問になるのかですけれども、これ持っていけば、スマホ持っているお年寄りは結構いるとは思うんですけど、それをどこかに持っていけばダウンロードしてくれる、使い方をその場で教えてくれる、そういうようなサービスというか、それまではないんですか。
(知事)それも考えていった方がいいですよね。県の出先、出張所に来ていただいて教えてくれと言われて、これはQRコード読んだら画面にこうタッチすると出てくる。あとはダブルクリックで多分アプリが入るということになると思いますので、我々にとっては簡単ですけど、お年寄りにとっては難しいというのはあるとは思います。
(記者)そうそう。それが分からないと。
(知事)それを質問受けたら対応すると。それは市町に連携をとってやるというやり方もあると思いますし、それから、そのブローシュは、チラシの置き場所ですけど、携帯電話の会社、窓口というか営業店舗を持っておられますから、そこに置くというのもあるかもしれませんね。で、そこで聞かれて教えてもらうというのもあるかもしれません。
(記者)それも可能であると。
(知事)そうですね。そういったことも働きかけていくことを考えたいと思います。
(記者)できる限り避難支援のために、たくさんの県民の方にダウンロードをということだと思いますけども、先ほど高齢者の方がということがありましたが、できる限り、知事から県民の方にメッセージを、ダウンロードして活用してほしいということを改めていただけますでしょうか。
(知事)このたび、三重県では災害の時にあるいは災害の前の備えとしても使える防災アプリを開発をいたしまして、11月12日から運用を開始をしています。このアプリを見ていただくことによって、どうやって避難をしたらいいのかというのはすぐ分かりますので、ぜひこのアプリを導入をしていただいて、一人でも多くの県民の方にご活用いただければというふうに思います。日頃からも使えますので、日頃からどういった備蓄品を用意しておくべきかということもこのアプリに登録することもできます。そういった使い方もしていただいて日頃から災害に備えていただきたいと思います。
その他項目に関する質疑
○伝統的酒造りのユネスコ無形文化遺産登録
(記者)先日、日本の伝統的酒造りがユネスコの無形文化遺産に登録される見通しとなりましたけれども、今後期待されることと、三重県内にも酒蔵さんであったり、酒造りの文化があると思いますが、今後のプレゼンスの向上にどうつなげていくかお考えがあれば教えてください。
(知事)こないだフランスに県産品のPRで全国知事会のプロモーションに加わりまして行ってまいりました。そこで三重県の日本酒の宣伝をしまして、私が30年前パリにおりました時の外国の人の日本酒に関して持っている印象とはかなり変わってとても飲みやすい、フルーティーでいい。それから日本食が随分流行ってるってことも、和食が流行ってるっていうこともあって、和食に合うお酒だということで評価が高まっているという感じがしました。今回のユネスコの登録の検討でありますけど、実際にこれが登録されるとさらに弾みがつくと思います。三重県には30を超える多くの酒蔵がありまして、G7サミット、そしてG7交通大臣会合でも三重県のお酒の宣伝ができたと思っています。中には外国ですでに販売をしておられるもの、そして外国の賞を取っておられるものもあります。これからもどんどん三重県のお酒を外国に売り込んでいきたいと。そのきっかけにユネスコの登録というのはなっていくんじゃないかなと思っているので、期待をしているところであります。
○第2次石破内閣の発足
(記者)昨日、石破内閣がまた発足しましたけれども、今後の国会運営で期待されることを教えてください。
(知事)第1次の時にも申し上げましたけど、やっぱり地方創生に非常に理解のある総理でもありますし、我々地方は今かなり人口減少もあって疲弊をしているのは事実であります。東京一極集中に関して言うと、過去10年間、地方創生ということでやってきていただきましたけれど、はかばかしい結果がなかなか出ていないというところもあります。そこを、対応策もご検討いただき、我々知事会としてはもう意見を申し上げてますので、それを叶えていただくのも一つのやり方だと思いますし、他のやり方もあるかもしれません。そういったことをぜひ、内閣全体で取り組んでいただけるとありがたいなと。特に、人口減少を対応する役所というんですかね、部署を作っていただくのがありがたいなと思っているところであります。
○上下水道施設耐震化状況の緊急点検結果
(記者)先日、国土交通省が能登半島地震を受けて、全国の上下水道の緊急点検を行ったと思うんですけれども、この結果は三重県内重要施設のうち、上水道管路が三重県が26パーセントとなっているんですけれども、この全国平均を大きく下回る、それに対する知事の受け止めと、今後の県としての方向性、どのように進めていくべきかというお考えを聞かせていただけますでしょうか。
(知事)これはデータを見てみると、下水の方はある程度基準を満たしている、というのも全国平均と比べてそんなに遜色ない数字だったと思いますが、上水の方がちょっとやっぱり低いんですね。この間の能登半島地震の時も水道がなかなか復旧しないという問題がありました。今、各市町と連携をして、上水、下水もそれはそうなんですけれども、耐震の状況というのを再度チェックをする必要があるだろうと思っています。加えて、下水だけじゃなくて、上水の方も国土交通省所管ということになりましたので、公共事業として改修していく道っていうのができてくると思いますから、国交省に要望を出して、県内の改修が低い部分をこれから頑張ってやっていくということになろうかと思います。そうですね、下水道の管路で言うと、全国平均が51パーセントで、三重県58パーセント、ここは全国上回ってるんですけど、上水道が全国38パーセントで、三重県全体26パーセントで、全国順位として39位ですから、ここを上げていくということが必要かなというふうに思っております。
(記者)改めて、能登半島地震でも多くの断水が発生するような状況でしたけれども、そういった耐震化をする必要性、重要性というのは、知事としてもいかがですか。
(知事)それ、もうその通りですね。やっぱり水というのは、電気とかガスとかさまざまなライフラインがありますけど、その基礎の基礎ですから、水が出ないとなるとやっぱり大変なことになります。ですから、これはしっかりとやっていく必要があろうかなと思っています。すぐにはなかなか難しいと思います。予算の制限もありますんで、その時に水道管の復旧が遅れた場合にどうするかっていうのを併せて考えていかないかんと思ってます。
(記者)今の上下水の耐震化についてなんですけれども、能登半島地震以降、知事の具体的な指示事項として何か対応をとってもらっているのか、また、その次の当初予算に向けての考え方などを教えてください。
(知事)はい、県内の上下水道の確認をしてくださいというのは言ってあります。どこが耐震補強できてて、できてないのか。で、これからどんなふうな形で耐震補強していくかっていうのも聞いていきたいなと思ってますね。
(記者)他よろしいか。第二さんお願いします。
○三重県公式防災アプリ「みえ防災ナビ」の運用開始について(発表)
(記者)防災アプリですけど、これ開発の時に元々、県内で言えば県内29市町のいろんな避難場所とか、そういうデータを県が集約してるわけですよね。それからいったら、元々、三重県防災アプリも市町と一体化したものってのはできないんですか。
(知事)もうすでに市町がアプリを作ってますので、従って、それを一体融合ってのはなかなか難しいと思います。新しいアプリを導入すると、その前のやつを併合するってのはできなくはないと思いますけど、かなり大変ですので、今我々どうしようかと思っていると。っていうのは、先ほど申し上げましたとおり、市町のアプリは市町のアプリできめ細かい情報が実は入ってますね。ですから、両方のアプリを開いてもらうってやり方もあると思いまして、今リンケージを張ろうということで動き始めてるところです。うちのアプリを開いてもらって、そうするとリンクっていうところがありまして、それを押すといろんな市町のアプリが入ってくるようにしようと。逆に市町のアプリもリンクっていうところがおそらくあると思いますので、それを押してもらうと三重県のアプリが開けるようになるというところも考えていこうと思ってます。
(記者)リンクしてどこかの県内市のどこかを出したと。その時に、そこはもっと細かい情報があると。その中には県としてこれは不要じゃないかとかいうふうな、何か引っかかるものってのはあったんですか。
(知事)いや、そこは特に、そういう情報には接してないですね。
(記者)それが例えば津市をリンクしたら、津市のところの細かい津市独自のものが出ると。それはそれで一応見られるということなんですね。
(知事)いいじゃないですかね。情報はやっぱり多い方がいいと思いますよね、そういう意味ではね。適切な情報はっていうことですね。
○公益通報に係る進捗状況
(記者)7月23日付の職員の方のメールの件があったと思うんですけど、進捗状況はどのようになっているんですか。
(総務部)現在、調査をしていただくメンバーの方をお願いしてるところでございまして、もうしばらくすると全員のご同意がいただけるのかなというような状況でございます。
(記者)前、知事が公益通報に準じて対応するというふうにおっしゃって、ある程度最終的な処分はどうのこうのという話がはっきり分からないんだけど、とりあえず対応の部分は有識者なり何なりという形だったんですが。11月中旬ぐらいまでには、なんとかそのメンバーが決まるという話だったんですけど、そこのところの今そういう進捗状況ということですか。
(総務部)そうです。
(記者)他よろしいでしょうか。ありがとうございました。
(知事)ありがとうございました。
了