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令和06年09月24日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和6年9月19日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

 

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・三重県いなば園における障がい者虐待事案
・志摩市における「日本版ライドシェア」の実施状況
・三重ホンダヒートの移転
・リニア中央新幹線工事に伴う静岡県のボーリング調査容認
・県政150周年記念事業
・クアッド首脳会合
 

発表項目等

(知事)おはようございます。私の方から今日は2点お話をさせていただきたいと思います。1点目は、三重テラスin大阪でございます。第二弾ということでございまして、去年もやらせていただきましたけど、最終的には、これは来年開かれます大阪・関西万博の時にもやりまして、万博では三重県ブースで三重県のことを知っていただきまして、大阪の市内では三重テラスin大阪で三重県のことを知ってもらって、実際に三重県に来てほしいということなんですが、去年、今年と検証ですね。どんなふうにやったら多くの方が三重県に来ていただけるのか、三重県のどんなところに興味があるのかということを探るという意味でも、第二弾の三重テラスin大阪を今年度開催をするものです。2カ所やります。1カ所は阪急の梅田駅です。神戸行とか出てるところです。そのラッチ内でやります。10月の9日から15日やらせていただく予定であります。もう一つは、10月の17日から29日でありますが、これ新大阪です。多くの方が行き来をする。これを改札の外なんですけれども、地下鉄から新大阪、新幹線に乗り換える時に通るところでありますけど、お土産物屋さんが2階で、海女さんも実際に来ていただいて、実演もしていただいたりします。三重県の観光情報をここでも発信をしますし、三重県の物産販売をするということでございます。来年4月から始まる万博に向けて、検証を行いまして、来年さらに三重テラスin大阪、大々的にやっていきたいと思っております。これが1点目でございます。

2点目ですけれども、三重県民手帳の発売でございます。10月の11日から今年も2025年版の三重県民手帳を発売をいたします。発売開始日でございますが、10月11日の午前11時から午後2時まで県庁玄関ホールで、発行元でいらっしゃいますが、三重県印刷工業組合さん、販売ブースを設置いたしまして、県民手帳をPRをしていただくということでございます。私もこの時間に県民手帳、購入に行こうと思っておるところでございます。今回の特徴ですけれども、三重弁を特集をしておりまして、皇學館大学の副学長でいらっしゃいます齋藤平さん、三重弁の大家と聞いておりますけど、この方の監修を受けまして、三重弁の「とごる」もそうですね、「机をつる」とか、「こうちく」とか、「おうちゃく」とか「おうちゃく」はどこでも言うかもしれませんけど。「靴下たち」と呼んだりとか、これはうちの川崎地区だけかもしれませんけど、そういう言い方もありますが、いろんな三重県特有の言葉、これを入れ込んでおります。これ以外にも、毎年お役に立っていただいている各種統計データとか、あるいは相談窓口についても記載がありますので、私も小中と愛用しておりまして、今、これは家でアジェンダという形で使っております。ぜひ皆さんも使っていただきたい。三重県民歌も載っておりますので(※正しくは、「『2025年版三重県民手帳』には三重県民歌は掲載していません」)、ぜひ使っていただきたいと思います。県内の取扱書店とか、一部のホームセンターでも販売をするということですので、ぜひお買い求めいただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。ご購入をいただいて、とても面白い三重弁が載っております。皆さんの土地の言葉と同じかどうか、知らん言葉も載っていると思います。私も見て、これどこの言葉というのがありました。ぜひご購入いただきたい。私からは以上です。

発表項目等に関する質疑

期間限定「三重テラスin大阪」の設置について(発表)
(記者)三重テラスin大阪の関係からです。ちなみに前回の三重テラスin大阪の来場者数と効果のようなものというのは、どのような。
(雇用経済部)昨年につきましては、2カ所、道頓堀と梅田で開催しまして、道頓堀の来場者については1,270人、想定の140パーセントというところです。梅田につきましては2,632人、こちらは想定の188パーセントという結果でございます。
(知事)私も梅田の方へ行きましたけども、多くのお客さんに来ていただいてました。また、道頓堀は県議会の議員の方も来ていただいて、ここも非常に多くの方でにぎわっていたということでございます。今回も梅田、場所ちょっと変わります。今度のラッチ内になりますけれども、多くの方を使っているところでございます。多くの人に来ていただけるんじゃないかと思っております。新大阪の方もこれ通行する人、あるいは使う人ものすごく多いですからね。

(記者)今回それぞれ目標みたいなものはいかがですか。
(知事)数字ですか。どうぞ。
(雇用経済部)現在調整をしているところでございます。

(記者)目標を調整中。
(知事)作るかどうかも含めて、結果が全てということもありますよね。結構来ていただけると思いますけれども。
(雇用経済部)目標は設定しますけれども、人数についての調整をしているところです。

(記者)内容ですけど、前回の反省を踏まえてとか何かこう今回新たにやるにあたって内容を変えたとかありますか。
(知事)梅田の方で餅街道ということで、三重県はお餅が有名ですけれども、赤福さんとか、あるいはなが餅とか置いて販売をしていこうということでございますので、前回と比べると売り場面積を確か大きくして、多くの人に来てもらおうということで、売り場面積が4倍ぐらいになるのかな、去年の。それが一つのポイントですね。それから新大阪は、大阪の人はご存知だと思いますけど、大阪から三重県までのアクセスマップも掲示をして、来たことある人多いと思いますけども、また来てくださいという意味で、そういったこともやっていこうと思っています。それから、大阪の方のここに書いてあります、海女さんにも行っていただくというのもありますけど、伊勢型紙という伝統工芸品も掲示していきたいというふうに思っております。追加があれば。
(雇用経済部)昨年の取組から分かったこととしまして、道頓堀、ミナミの方につきましては、三重県ということで、認知度は非常に高いんですけれども、やはり旅の目的というところでは、大阪の文化を楽しみにしているということもありますので、やっぱりその旅先でのプロモーションの仕方、例えば食べ歩きですとか、そういったところを踏まえまして、今年につきましては、例えばみたらし団子ですとか、豚捨のコロッケとか、そういったところの実演販売をして食べ歩くというところまではいかないかもしれないんですけれども、気軽にテイクアウトしていただけるような、そういうプロモーションをしてみたいというふうに思っています。
(知事)来てもらうということですね。そろそろ三重行こかというのが今回のテーマですので、前も行ったけどもうそろそろ行こかというふうに思ってもらうということですね。

(記者)事業費総額、今回おいくらですか。
(雇用経済部)事業費全体で2,380万円としております。

「2025年版三重県民手帳」の発売について(発表)
(記者)県民手帳。ちょっとまず小中で愛読していたというのは。
(知事)愛読はしてないですが、持ってましたね。

(記者)県民手帳を持っていたんですか。
(知事)県民手帳持っていましたよ。昔はもうちょっとちっちゃいサイズで緑色やったと思いますけどね。ぜひ皆さんも使っていただきたいと思います。

(記者)それはどんな経緯で。
(知事)じいさんからもらったと思うんですね。三重県民歌も載ってましたから。給食の時にかかる三重県民歌を、県民手帳を見ながら、ああこれが吉田山か、とその時は思いませんでしたけど、今ここ吉田山ですけどね。

(記者)三重弁の特集というのは初めてなんですか。
(知事)初めてと聞いてますね。面白いですよ。いろんなものが載ってます。

(記者)これは県の企画で、それか組合さんの方ですか、経緯を。
(政策企画部)こちらは、発行元であります三重県印刷工業組合の提案によるものでございます。

(記者)どういう思いでとか、目的は。
(政策企画部)これは今回三重弁を知ろうというコンセプトで考えていただいたというふうに聞いておりまして、日常何気なく使っていただいてる三重県の言葉を取り上げまして、手帳を通じまして県民の皆さんに楽しんでいただくことを期待して企画したと聞いております。
(知事)ぜひ皆さんもご購入ください。

その他項目に関する質疑

三重県いなば園における障がい者虐待事案
(記者)一部報道でありましたいなば園の関係で、県の特別監査実施後にも虐待があったというふうな話が出ているわけなんですけれども、知事どのように把握されて何か対応されているかというところは。
(知事)いなば園につきましては、私も8月の20日に当該事案については話を聞いたところでありますけれども、特別監査に入る前に3件の虐待事案があったと。特別監査に入ってその後、監査の実施報告書を渡すまでの間に虐待事案が発生したことが判明をしたということです。虐待事案は、それは1件であろうと、あってはいけないことではあります。あればそれを正していくというのが我々の姿勢でありますので、しっかりと改善をしていただく必要があります。今回、4件目の事案が発生をして、報告も我々受けておりますけれども、改善計画をいなば園が出してきたわけでありますけども、この4回目の事案についても踏まえた計画の改訂版にはなっておるとは聞いていますけれども、そこを再度精査をする必要があるだろうと思っています。県としてもそうですし、それから障がい者虐待に関する専門家チームの会議も開催していただきますので、そこでも議論をしていただいて、過去に起きた3回、そしてこの1回、それを全部こういうことが二度と起きないような計画になっているかどうかは、我々としてもしっかり見ていきたいというふうに思っていますし、必要に応じてまた監査に入るということもあり得るというふうには考えているところであります。

(記者)具体的に、今回特別監査後に、それか提出を受けるまでの間に発生した事案の内容についてはどこまで把握されていますか。
(知事)内容については確認をしているところであります。これは利用者の保護者の方から公表を控えてほしいという話がありましたので、我々としては公表しなかったものであります。今回報道がありましたので、この内容について公表することが可能かどうか、今、保護者の方に問い合わせをしているところであります。さまざまなお考えがあって公表しない、これはあり得る話だと思います。逆にいろんな批判を、あってはいけない話ですけど、入所者の人が受けられるということも過去に事例があったようでありますので、それを心配されて公表したくないというふうにおっしゃっておられたようですが、公表、一部報道に出ておりますので、公表することについて再度ご確認をさせていただいて、保護者の方のご了解が得られたら公表をするということになろうかと思います。

(記者)再発防止に取り組む中で、こういった事案がまた発生したことについての受け止めについて一言お願いします。
(知事)再発防止に取り組んでいたのは、これは当然のことであります。この事案につきましては、特別監査を行った後に発生しているということでありますので、やはり園の対応の甘さが出ている可能性はあるというふうに思います。4番目に出てきた虐待事案も含めて、猛省を園でもしてもらって、こういったことが二度と出ないようにしてもらう必要があろうかと思っていますので、県としてもしっかりどういう対応ができるのかというのを見ていきますし、今回出てきた改善計画で足りるのかどうかというのもしっかり精査を我々もしていきます。加えて、専門家のチームの方にもご議論いただくことにしておりますので、こういったことが二度と起こらないようにしてもらいたいと、こう思っているところであります。

(記者)関連してなんですが、今回公表しないというのは、利用者に対してもこの事案を公表しないってことかと思うんですが、公表しなかったということについて、知事ご自身適切であったかどうかも踏まえて、そのお考えをお聞かせください。
(知事)公表しなかった理由ですが、保護者の方がこういうことがあると、そこに入所している人が、これは本当におかしい話なんですけど、入所している人に問題があったんじゃないかということで、そういった被害に遭うことも恐れられて、公表しないでほしいという話でありましたので、これは守るべきは、園は正していかなきゃいけないんですけど、守るべきはそこに入っておられる方々の権利でありますし、それから、保護者の方のお考えでありますので、私は公表しないというのはあり得ると思っています。ただ、今回出ておりますので、これについては再度保護者の方に、一定程度公表することについていかがでしょうかとお伺いをして、保護者の方が公表してほしい、公表してもいいということであれば公表するという方向に変わっていくということになると思います。

(記者)もう1点なんですが、改善計画を提出する前とはいえ、改善計画を策定している最中に起きているような時系列になるかと思うんですけど、監査後、提出前ということですので、その上で改善計画の実効性みたいなことも揺らぐのではないかというふうに考えるんですが、そこら辺はいかがでしょうか。
(知事)もちろん、それも含めた改善計画にはなっているとは聞いていますけれども、再度厳しい目で見て、こういったことが二度と起こらないようになっているかどうかというのはチェックをしていくつもりであります。

(記者)確認なんですが、改善計画を策定する段階で、もうすでにこの事案を把握していたので、それを踏まえて改善計画を出したというような言い分になっているということでしょうか。
(知事)8月の30日に改善計画は出てきておりますけれども、この事案が発生したのは6月ですので、それも踏まえて改善計画は作っているとは言ってますけれど、それがそういうふうにきちんとできてるかどうかは、これから我々も精査をしますし、それから専門家チームにも見ていただこうと思っています。

(記者)もしもすでに言及されていたら申し訳ないんですが、この事案を県として把握したのはいつ頃になるんでしょうか。
(知事)私自身は8月20日に話を聞きました。

(記者)県としてはいつ頃ですか。
(知事)事務方ですか。事務方、いつ話を聞きました。
(子ども・福祉部)6月の28日に報告を受けております。

(記者)その間、知事への報告が遅れたという。
(知事)まあそうですね、そこは精査をしていたということだと思いますね。

(記者)専門家チームに議論していただくという話がありましたが、これは通常の作業のフローなのか、それとも今回こういった事案があったから特別にやるものなのか、どういったものか、具体的に教えていただけますでしょうか。
(子ども・福祉部)通常、設置している会議になるんですけど、今回いなば園のことがあったということで、特別に開催したものでございます。

(記者)特別にやるものという認識で良いですか。
(子ども・福祉部)随時開催する、特別にする場合もありますし、定期的に年1回、県内の虐待の状況についていろいろ助言をいただくという形もありますし、随時開催するという形にしております。

志摩市における「日本版ライドシェア」の実施状況
(記者)一昨日、鈴鹿市長との円卓対話で、志摩市のライドシェアの実証実験について、まあまあの成績と。数字みたいなのが出ているのかどうかということと、その後のご発言で北の方でやるような話もありましたけど、どの辺とか、どこまで話が進んでいるのか。
(知事)まあまあっていうのはちょっとあれですけど、結構立ち上がり早く、早い利用客が出ていましたよねと言って、全国ハイヤー・タクシー連合会の会長の川鍋さんもわざわざ出発式の時に来ていただいたわけですけども、彼からもメールが来まして、志摩の方はかなり好評って言うんですかね、多くの方に使っていただいてるようで、他県でやっている観光型のライドシェアに比べると利用も多かったようですということでメールをいただいたところでありますけど、利用は、約2か月でありましたけれども、163件ということであります。今、精査しているところなんですけれども、利用した状況としましては、利用しやすかったという声も寄せられてるようでありますので、また取りまとめられましたらご報告しますけれども、今回は志摩市さん、それからタクシー協会さん、それから市の観光協会さん、それと我々県、チームを組んでやっております。また、全国からタクシーGOの方も、集中的に志摩に入っていただいて、協力をしていただいたという意欲的な案件ではあったんですけれども、結果としては良かったんじゃないかなというふうに思います。分析や検証をこれから進めていきたいと思います。それから次ですけれども、日本版ライドシェアにつきましては、伊勢市で、鈴木市長もやりたいという声を上げていただいていまして、地元のタクシー協会さんの調整もできたようでありますので、年度内に実施をするというものでありまして、これも全タク連の会長からは伊勢市、次頑張りましょうということを言っていただいているので、全面的な協力をしていただけるようであります。他にも、この間、鈴鹿市でも円卓対話で市長さんからお話もありましたので、これも今後調整をしていって、うまくいけば日本版ライドシェアが鈴鹿でもできる日が来る可能性はあるなというふうに思っております。

三重ホンダヒートの移転
(記者)一部報道で、三重ホンダヒートが2年後に栃木県へ移転するという話がありますが、三重ホンダヒートは三重県で言うと各競技の一番トップのリーグにいる唯一のチームだったわけですし、知事も定例会見、県民の日の呼びかけなどをして、県としても積極的に応援をしてきたわけですが、2年後に移転するということについてどのようなお考えか教えてください。
(知事)ホンダヒートはディビジョン1で活躍をいただいておりますし、私も何度か見に行かせていただきました。元々、鈴鹿に生まれたチームであります。これにつきましては今日のお昼ぐらいですかね、ホンダさんが発表されるということですので、それまでの間は私どもの方から公式的なコメントというのを差し控えをさせていただきたいというふうに思いますけれども、移転をしてほしくないなという気持ちは当然あるんですけれども、最終的には企業のご判断ということにはなろうかと思います。ただ、鈴鹿に生まれて、我々がご協力もさせていただいて、あるいは私どもというよりはどっちかと言うと県民の皆さんが愛してきたチームであります。今後も、どうなるかってのは今日、ホンダさん発表されますけれども、我々としても愛着を持って見ていきたいと思いますし、おそらくホンダさんもそういった気持ちを持っていただけるのではないかというふうには思っているところです。

(記者)関連して、三重県はサッカーでいうとJなし県と言われたりとか、なかなかプロの各競技で、プロのチームがない数少ない県だと思いますが、改めてそういうチームが少ない現状についてどのようにお考えですか。
(知事)やはり企業が、サッカーにしてもそう、私もサッカーをやってますからあれですけど、やっぱり大きな企業があって、そしてプロスポーツに対して支援をするということであれば、そういったものもできると思いますし、スタジアムも三重県だけではなかなか造りにくいところもありますし、自治体が造るというところもできるかどうかというのもありますんで、やっぱり企業の皆さんのご支援をいただいて、スポーツというのは大きくなっていくという感じはしますね。ですから、本当は大きいのがあるといいんですけど、この間もサッカーを私も見に行きましたけれども、そこからJリーグ、J1に上がっていくかどうかは別にして、ヴィアティンも頑張っておられますし、それからアトレチコ鈴鹿も頑張っておられるんで、頑張っていただきたいなと思いますね。

(記者)それに関連してなんですけど、スタジアムのところで、なかなか難しいということが長年にわたって三重県で言われてますけれども、いろんなスポーツでそれぞれのスタジアムを造るっていうのはかなり厳しいとは思うんですけども、サッカーであったりとか、ラグビーであったりとか、陸上であったりとか、いろんな競技を複合的に開催できるようなスタジアムを県が主体となって企業を巻き込んでやっていくという、そういうことについては知事は何か考えとかありますか。
(知事)できればいいですよね、予算。この間、広島どんとでかいの造りましたけど、やっぱり広島の人口と、そして財政力ということでうらやましいなとは思いますけれども、三重県やらなきゃいけないことが、まず県民の命を守るというところから始めていかなきゃいけないし、子どもの育ちというのも大事ですし、選択と集中でやっていくんだと思いますね。その上で、企業の皆さんにご助力をいただいて、そういったスタジアムとかできていくといいとは思いますけどね。

リニア中央新幹線工事に伴う静岡県のボーリング調査容認
(記者)一昨日なんですけれども、リニアの関係で静岡県がボーリング調査を容認するという発表があったと思うんですけれども、それについて受け止めをお願いします。
(知事)静岡はもう知事が代わられて今までやってこられたやり方とは変わっていくのかなというのが報道でも私は感じ取ったところであります。日本、この間の台風で3日間、新幹線止まりました。リニアであればトンネル部分が多いので、ああいったことには必ずしもならんやろなとも思いますんで、リダンダンシーという意味でも重要ですし、それから日本経済への影響という意味でも非常に大きな影響がありました。従って、リニアを前に進めていくべきだと前から我々思ってますし、加えて三重県の発展という意味でも、三重県は新幹線の駅はございません。従って、東京に乗り換えなしで行けない県は三重県と奈良県だけだと言われておりますので、リニアが来ると直行で行けるということもあります。東京が全てというわけではありませんけど、日本の行政、そして政治の中心地でもあります。経済の中心地でもありますので、そういったところに直行で行けるものがあれば、非常に便利になるだろうということで、1日も早く進めていただきたいと思います。静岡は三つの課題については引き続き議論していくというふうにおっしゃっておられますが、1日も早くその課題を乗り越えていただいて、リニアの本格着工に進めていただきたいと思っています。

(記者)その他いかがでしょうか。では、第二さんお願いします。

期間限定「三重テラスin大阪」の設置について(発表)
(記者)じゃあ振り出しに戻って、三重テラスin大阪なんですけど、この取材申込書というのは、梅田の方と新大阪それぞれ初日向けにやるのか、それとも期間中は毎回出さなきゃいけないのか、その辺はどうなんですか。
(知事)事務的なことなので、担当の方から。
(雇用経済部)記載のとおり、阪急大阪梅田駅の方につきましては、10月の11日金曜日の10時から11時の間というところで、県職員の方でご説明をさせていただくお時間を設けさせていただいております。この日にあたりましては、10月3日までにお申し込みをいただくというところでお願いをしておりまして、新大阪駅会場の方につきましては、こちら初日の17日、10時半から11時半の1時間の間でご説明をさせていただきまして、お申し込みにつきましては10月8日までにお願いをさせていただいているところでございます。

(記者)端的に言ったら、11日と17日それぞれで内覧的なものをやると。それの申し込みが要るってことですか。それを外してのやつなら別に申込書は要らない。
(雇用経済部)はい、大丈夫です。

県政150周年記念事業
(記者)あと、その他事項で、県政150周年の事業を令和8年にやられるということなんですけど、この前ここで部局長の会議もやられましたが、あの中で、将来を担うから子どもを中心のテーマというふうに言われていて、今年の3月か2月の当初予算の時に、度会郡選出の中瀬県議が、子ども中心のそういうパッケージを含めて、そういう予算のつけ方とか政策はいいけれども、じゃあ今のこの時代を築いたある程度の年齢の方々へのものについてはどうかというふうにお聞きになって、知事がNHKの男たちの旅路のドラマを例に出されて、生きているだけでそれだけでも尊敬に値すると、そういうふうなセリフが中にあって、それが心に残ってるとおっしゃいましたけど、それからいくと、この高齢者というか県政功労者的な、そういう人たちのテーマというのは、今回の事業の中で今のところまだ入ってないんですけど、その辺はどうされるんですか。
(知事)これから具体的に何をやるかっていうのを決めていくということですね。

(記者)それはそういうのが出てくるという可能性。
(知事)可能性はあると思いますけどね。

(記者)でもテーマは、メインは子どもたち。
(知事)まあ子どもたちでしょうね。やっぱり子どもたちが三重県の未来を担っていただきますので。

(記者)だとすれば全協での知事のご発言とちょっと、なんか違和感を覚えるんですが。
(知事)それも入ってくる可能性あるという意味では一緒で、子どもたちが大事だということもあの時申し上げたとおりであります。

(記者)そこを高齢者を外した県民功労者的な、そういう今この県政、築いた人たちに対して、全然リスペクトもしないとか、そこを外すとか、そういう意味ではないと。
(知事)別に県民功労者が県政をつくってきたわけではありません。一人一人の三重県民がつくってきたわけでありますので、我々自分自身の先祖にも感謝をするということであると思いますけどね。

(記者)まあ今後ってことですね。

クアッド首脳会合
(記者)ちょっと海保の次長をやられてたからお聞きしたいんですけど、クアッドで、日米豪印、オーストラリア、インドという形で、これ海上保安庁中心にやられるじゃないですか。今のところ、日米豪印の共同連携。
(知事)クアッドは海保だけじゃないですよ。政府全体でやりますよ。

(記者)海保中心の部分もあって。
(知事)中心じゃないです。それはちゃんと勉強していただいた方がいいです。

(記者)だから。
(知事)政府がやります。

(記者)政府がやるにしても海保も入ってますよね。
(知事)もちろん入ってます。

(記者)荒井さんが長官の時に、中国の海保系の組織も入れた国際会議みたいなのやられてるじゃないですか。あのような形でそのクアッドというのは機能できないんですか。
(知事)できませんね。ハッカムの話をおっしゃっておられるんだと思いますけど、クアッドとハッカムは機能が違うから。ただ、これ三重県政にあんまり関係がないので、ここでこうお答えして以上にさせていただきたいと思います。必要であれば、また後ほど。

(記者)後ほど、どこで聞けばいいんですか。
(知事)どこでもいいですよ。

(記者)だから、この場しかないじゃないですか。
(知事)いやいや、そんなことないですよ、後ほど。この場は県民の皆さんに三重県の状況をお話しする場ですので、後ほどまたお話ししますよ。

(記者)いや、日米豪印というのは台湾有事にも関係するから聞いてるんです。その台湾有事をあなたは勝手に喋られてるじゃないですか、今までも。
(知事)勝手にじゃない、県知事として申し上げているわけなんで。

(記者)台湾有事については知事自身がご発言されてるので。
(知事)台湾有事は非常に重要な話であります。

(記者)だからその絡みで聞いてるんです。
(知事)ですが、直接関係ないと思います。クアッドの話とハッカムの話はここで申し上げるような話じゃないと申し上げてるんです。後ほどお話しする場は作りますから、いつでも来てください。

(記者)作りますって今までもずっと作ってないでしょう。
(知事)いやいや、おっしゃっていただければ。

(記者)いやいや、第二の記者クラブのことも話をしましょうと、それは。他の方はみんな引き上げてもらっていいですって言ったやつでも、全然その後の話はないじゃないですか。
(知事)今日でもいいですよ。この後でも話しましょうか。

(記者)それは広聴広報課に話せって話ですよね。
(知事)いいですよ、この後話しましょうか。終わった後、話したらいいですよね。はい、次は。

(記者)そういうことであるなら、とりあえずここは引き下げておきます。以上です。

(記者)それでは、終わります。
(知事)ありがとうございました。
                                                 了

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