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令和06年05月15日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和6年5月13日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・鈴鹿市消防本部でのマイナ保険証の実証事業
・四日市市ふるさと納税返礼品
・地方自治法改正による指示権の拡大
・障害福祉サービス事業所「恵」の指定取消
・三重県こども政策検討会議
 

発表項目等

(知事)おはようございます。前回の会見では、音声機器の不具合によりまして大変ご迷惑をおかけしました。まず冒頭、お詫びを申し上げたいと思います。今日、私の方からは1点ご報告がございます。能登半島地震、被災をされた石川能登の復興を支援するということでございますけれども、県庁食堂で石川の物産、そして三重県の野菜など食材を使用しました特別メニューをご提供いたします。5月22日から6月26日までということで、毎週水曜日に特別メニューを提供をさせていただきたいというふうに思います。これによって被災地の方々を、ぜひ勇気づけたいと考えているところでございます。特別メニューでございますけれども、石川県産のカレイの干物でございますとか、それから七尾で製造を再開したというかまぼこ、それから能登地方に古くから伝わる魚醤があるようでございまして、いしるというようでございますが、このいしるを使いました料理、ドレッシングに使ったりしているようでございます。これと三重県で採れました県の農業大学校で栽培をしている野菜、きゅうりとかトマトとか、これを一緒に合わせまして料理を作りまして提供するというものでございます。初日の5月22日、石川県の県産カレイの干物の定食でありますけども、この時には私も食堂に行きまして、試食をさせていただこうと思っております。金額はここに書いてあるとおりでございますけれども。漁港関係の調査で県の土木職の人が二人行ってくれておりまして、その二人も私と一緒に食堂で試食をするというセッティングになっているところでございますので、一緒に食べて、現地の状況なんかも改めて話を聞いてみたいと思います。こういったフェアを通じまして、引き続き三重県としては、能登半島の復旧・復興を支援していきたいと思っております。私から以上です。

発表項目等に関する質疑

県庁食堂における「石川×三重 能登応援フェア」について(発表)
(質)私から1点まず質問させていただきます。改めてこのフェアについての意図ですとか、あとは県民の皆さんへの石川の支援について何か呼びかけなどがあれば教えてください。
(答)石川、まだ復旧道半ばでありまして、水道も完全に復旧したとは言いがたい状況です。現地の方々は随分苦しんでおられます。三重県では今まで三重テラスで3月の23、24ということで、試食会、石川県の県産品観光PRなどを行いました。それから、ゴールデンウィーク前半ですが、4月の27から29、これも三重テラスで輪島塗の展示販売、石川県の特産品の販売なども行ってきたところでございます。こういったことを通じまして、今回のこのフェアもそうですけれども、被災地を勇気づけていきたいというふうに考えているところでございます。

(質)その他、この発表項目について質問がありましたらお願いいたします。もし、ないようであれば、発表外の項目についての質問に移らせていただきます。
(答)ぜひ取材を当日よろしくお願いします。

(質)売り上げの一部を義援金みたいな形で、石川県の方に提供するみたいなところは考えておりませんでしょうか。
(答)これはどうですか。
(答:農林水産部)売り上げの一部を寄付というのは、今回はそういうのは考えておりません。あくまで石川県から買って、それをみんなで食べるということで支援したいと思っています。
(答)お値打ちに食べられれば。

(質)今回、このフェアというのはどういう経緯で実施するという運びに。石川県から要請があったとか。
(答)これは三重県の方で現地能登を支援をすると。今までいろいろやってきたわけですが、今回のフェアそのものについては、向こうから話ですか、うちから言いました。
(答:農林水産部)こちらの方から、支援をしたいということで、できることはありませんかと言いましたら。
(答)投げかけて。
(答:農林水産部)はい、そうです。
(答)で返ってきたのですね。

(質)石川県の方に相談をしたということでよろしいですね。
(答:農林水産部)はい、そうです。

その他の質問項目

鈴鹿市消防本部でのマイナ保険証の実証事業
(質)今月の8日に鈴鹿市消防本部が総務省消防庁のマイナ保険証を活用した実証事業に参加すると発表しました。この件に関しては、あくまで各市町の消防本部などの独自の事業参入になると思いますが、県としてもこのことに関して普及させていきたいなどのご意向がもしあれば、ぜひ教えてください。
(答)何か資料ありますか。これについては私も詳細を聞いているわけではないので、マイナ保険証については今後拡大をしていくということになっているわけでございまして、直接、例えば救急搬送を行っておりますのは基礎自治体でありますので、鈴鹿市をはじめ各市町の判断であろうかと思っております。私どももマイナンバーカードを活用した行政手続などができるものがありましたら検討していきたいと考えております。

四日市市ふるさと納税返礼品
(質)四日市市がふるさと納税の返礼品として松阪牛を出しているということについて、松阪市とか明和町などの自治体が総務省に対して地場産品基準を再考するよう申し入れをしたということがわかったんですけど、今ちょっと知事としての見解をお伺いしたいのが、今四日市市がふるさと納税の返礼品として松阪牛を提供しているということについて、法律的にとか制度的に問題があるという認識は知事としてはないとお考えですか。
(答)松阪牛の商標登録というのがあるようでありまして、そこは肥育をしている地域が限定をされていて、県の中勢部から南勢部、中部から南の方にかけてということのようでありますが、ふるさと納税の返礼品についての基準は、これは総務省で決めておられるようでありますので、総務省は四日市の返礼品、松阪牛の返礼品については、基準に適合すると判断をされているというふうに聞いているところであります。今回、4月ですかね、松阪市さんをはじめ関係自治体の方が要望書を総務省に出されたということでありますので、総務省の方で適宜検討されるのではないかというふうに考えております。

(質)県としては、例えば返礼品、いろいろ聞いたところによると、県を通じて国に地場産品、これを返礼品としていいかというような申請をするということなんですけど、県として独自で、例えば松阪牛はこのエリアからじゃないと駄目にしようみたいなルールを独自につくろうみたいな、そういう考えはありますか。
(答)県を通じてというのは、私は定かに承知はしておりませんけれど、仮にそうだとすると、おそらく進達機関としての県だというふうに思いますので、直接あれかな、自治体から総務省にもっていくの、県は進達機関にはなっているのかね。
(答:地域連携・交通部)県を経由して総務省に確認しております。
(答)経由してね、いずれにしても進達機関ですね、実質判断を県がやるということではない。
(答:地域連携・交通部)ではないです。もちろん、当然中身で。
(答)形式判断はしますけれども。ということですので、先ほど申し上げたように、総務省の基準の判断ということになろうと思います。

(質)あと、似たようなことで近江牛でもめているというのがあるらしいんですけど、近江牛の場合だと、最初、県が県全体を地場産地としたみたいなところから、また何か紆余曲折あって、近江八幡のあそこらへんが原地だって、県がまたルールを改めたっていうのがあったんですけれども、そういった考えは今のところはないかなといったところですか。
(答)その滋賀県の話を詳細に存じ上げないんですけれども、おそらく県が自治体として近江牛について返礼品にしていたということではないかと思いますので、ですから今回でいうと、四日市と松阪市等のどちらかが県であったということなんだと、三重県の場合はそうではないので、先ほど申し上げたように、総務省の基準で決めていただくということになろうかと思いますね。

地方自治法改正による指示権の拡大
(質)先週、国会で地方自治法の改正案が審議入りしたと思うんですけれども、これの法案をめぐっては、いわゆる国から地方自治体への指示権をめぐって、一部の首長から廃案を求める声も出ていると思うんですけれども、この法案について知事の所感等ありましたら。
(答)改正前の現行のといったらいいんでしょうかね、地方自治法につきましては、例えば国は技術的な助言、勧告をするという規定は現行であるんですが、しかしながらコロナのようなパンデミックとか、あるいは大災害のようなときに、国から地方公共団体に対して指導、指示をするという規定がなかったわけですね。ですので、個別法に規定があるものは別ですけれども、超法規的な措置として指導するということがあり得るんですが、超法規的なものというのをつくっておくのは余り良くないので、今回、地方自治法の方で規定をするということになったというふうに思います。必要性というのは、私もわからんではないなというふうに思っています。ただ、その範囲というのは限定をされるべきであろうと思いますが、今回の手段として閣議を経るということになっておりますので、閣議でその必要性についてチェックをするということになると思います。閣議は、政権が代わっても閣議決定というのは引き継がれるものでありますし、そこでは慎重な議論がされるというふうに思っていますので、知事会の方も意見を提出をしておりますけれども、知事会からの申し入れも反映されているのではないかというふうに思っております。

県庁食堂における「石川×三重 能登応援フェア」について(発表)
(質)発表項目にちょっと戻ってしまうんですけれども、北陸のメニューにあわせて三重県産の農作物を入れた意図みたいなのがあれば教えていただけますか。
(答)石川県の野菜というのもあり得たと思いますけれども、野菜は三重県のものを使った方が産地に近いということもありまして、農業大学校から能登地域の復興にぜひ協力したいという申し入れもあったものでございますから、学生が栽培をしております旬の野菜を提供させていただくということで、ちょうど石川のものと三重県のものをコラボができて、三重県が支援しているという形がより強く出るのではないかと、そういう意図もありまして、三重県の野菜を使わせていただくということにしてございます。

鈴鹿市消防本部でのマイナ保険証の実証事業
(質)さっきのマイナ保険証のところに戻ってしまうんですけれども、マイナ保険証で何か活用するとかという、さっき知事の方からお話があったと思うんですけども、何かそういう施策で現状考えられていることとかありますか。
(答)いや、現在のところ、これというのは私の方では聞いておりません。

(質)例えば知事の方でこういうふうに活用できたらいいのではないかみたいなこととか、何かそういうアイデア的な。
(答)具体的にはないですね。申請で、マイナンバーカードがカードリーダーで読み取れて、自宅にいながら、さまざまな行政手続の申請ができるようになればというふうなことは思いますけれども、今、必要に応じてそういったこともデジタル局で検討してくれているのだと思っています。

障害福祉サービス事業所「恵」の指定取消
(質)すでに報道に出ている話ではあるんですけれども、障がい者のグループホームを運営している恵というところがですね、食材費を過大徴収するなどしていた問題が報道されていると思うんですけれども、先般、愛知県、名古屋市が事業所としての指定を取り消す方針を固めたという報道が出ていましたけれども。以前ちょっと一度確認させていただきましたけれども、三重県内には恵が運営しているようなグループホームというのは現状確認されていますでしょうか。
(答)私どもが確認している限り、おそらくそれで正しいと思いますけど、三重県内にはないというふうに聞いているところでございます。

(質)現状ではそうすると、三重県内に及ぼすであろう影響というのは、特段今のところは考えられないだろうということでしょうか。
(答)そうですね。それはそのように考えております。

(質)ありがとうございます。他に質問のある社の方いらっしゃいますか。はい、なさそうなので、ではなければ第二さんお願いします。

県庁食堂における「石川×三重 能登応援フェア」について(発表)
(質)能登応援フェアですけど、これは、真水というか、現ナマそのものは石川へ寄付いかないわけで、要は石川産の物を買った時に、石川県も漁協さんなり農協さんなりがある程度生産の方が利益を得てっていう、そういう間接的なやつですか。
(答)そうですね。

(質)直で、例えばこの売り上げたものの、例えば50パーセントか何パーセントかわからないけど、そういうものを寄付として扱うとかいう、そういう考えが政策決定の中ではなかったんですか。
(答)なかったですね。あり得るとは思いますけれども、今回はそういう方法をとっていないということですね。

(質)若干その初日のカレイの焼き物で1,220円でしたか。
(答)1,250円。

(質)1,250円、若干高い感じはするんですけど、そういう感じはないですか。
(答)物がいいものを使っているっていうことじゃないでしょうか。と、力強くうなずいているので、そうだと思いますけどね。

三重県こども政策検討会議
(質)いいんですね。はい、わかりました。あと、先週7日の日のこども政策検討会議で知事が挨拶されてですね、子どもの権利云々で権利には義務ないし責任が伴うみたいなことをお話しされて。
(答)という意見もある。

(質)その時に自由権を持ち出されたじゃないですか。で、これ今の平成22年に野呂さんの時代に作った子ども条例も別にそこに子どもそのものの義務とか責任とかは書いてなくて、周辺の関係者のはありますけど、そこで今回あえて知事がその権利と自由権、責任ですか、そういうふうのを持ち出された背景というのは何ですか。
(答)過去にですね、これは私も聞いた話ですけれども、権利を、子どもの権利を規定する場合には子どもの責務というのも規定しなきゃいけないじゃないかという議論があったやに聞いておりますけれども、権利には自由権と請求権があって、請求権には何らかの形で責務が伴う場合もあるとは思いますけれども、自由権の場合はもともと人間として持っている権利なので、責務が必ず伴わなきゃいけないということではないのではないでしょうかということを挨拶の中で申し上げたということです。

(質)平たく言えば、今回、子ども権利の条例やりかえが出ても、そこには、これは自由権だから、逆にその責任とか義務とか、そういうものはつける必要はないというお考えでおっしゃっていたんですか。
(答)そこはよく議論をしていただきたいと思っていまして、今回の検討委員会(正しくは、「検討会議」)の中で、権利の関係の議論もしてほしいということは担当部に伝えていますし、そういった法令的な検討ができるような委員の方を場合によって追加でお願いをするということも挨拶の中で申し上げたということであります。

(質)ということは、知事自身が今ある程度お決めになっていることじゃなくて、あくまでも検討会議の中で、今後もんでそういう方向が出たら、それはそれでいいと。問題提起なんですね。
(答)そうです。それはやっぱりその道のプロに議論してもらう必要があります。そのための検討会ですので、私が森羅万象全てに正しい判断ができるとは思っておりませんから、そういう議論をしていただいたうえで、執行部としてどういう条例改正案にするのかというのを決めていくということになると思います。

(質)ちなみに、初回、知事は挨拶で、あとは退席されたんですけど、その初回の検討された報告というのはたぶん聞かれていると思いますが。
(答)聞きました。

(質)どんな印象をお持ちでしたか。
(答)そうですね、子どもが守られるべき、あるいは自分たちも権利があるんだということを、まず我々としてそういう認識を持ちましょうという話も出たようでございますので、時代背景に応じたというんでしょうか、今の時代に合った、時宜に合った議論がされているというふうに思います。それから、教育啓発で子ども自身が権利をしっかりと知ることが必要だということもご議論をなされて、これについても多くの方がそういう考えに賛同されているということのようでありますから、これも良かったと思います。それから、子どものインターネット、今問題になっていますけど、それについて、まさに学生さんから、トラブルに巻き込まれるというお話があって、それに対してどうしていくのかというのを今後議論をするということですから、その議論の端緒ができたんではないかなというふうに思っています。また、子どもの居場所ですとか不登校の話だとか、今まさに子どもを取り巻くさまざまな課題が、課題として提示をされたということでありますし、また、児童養護施設で暮らす子どもたちに関しての議論もなされたということですので、今、初回ではありましたけれども、いろいろな議論が出て、それへの今後の対応ということでの課題を摘出する材料はある程度そろったんじゃないかなという気がします。

(質)素案の段階でも、実際、県立津西高校の生徒さんお二人と三重短大の学生さんが出られたんですけど、当事者が出るというのは最近こういう会議では結構あるみたいなんですけど、事前の段階で受けた時に、知事自身もこれについては数増やせとか、あるいはこれはいいんじゃないかみたいな。
(答)説明を受けた時にですね。私は前の組織で働いていたときに、バリアフリー法の改正を3回ぐらい、バリアフリー法に関係する改正ですから、身体あるいは知的、精神障がい者の方々のバリアを取り除くという法律、法律だけじゃないですけど、法律2回、そして実際の運用について1回携わったことがありますけれども、そこでやっぱり重要なのは、当事者の方々の意見を聞くということであります。したがって、今回、高校生お二人とそれから短大生お一人のご意見を聞く、これはいいことだというふうに説明を受けた段階でそう思いました。

(質)津西高校の生徒さんは、実はそういう、今、子どものいろいろな状況を取り巻く勉強チームというか研究会みたいなのを立ち上げているとおっしゃったんですけれども、あのお二人が選ばれたのもそういう経緯なんですか。
(答)ではないかと思います。どういった経緯で選ばれたか、詳細は私は存じてませんが、そういうことで来ていただきましたということを言っていたような気がしますね。

(質)以上でよろしいでしょうか。では、以上で終わりになります。ありがとうございました。
(答)ありがとうございました。

                                                 了
 

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