知事定例会見録
令和6年1月23日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
質疑項目
・発表項目等に関する質疑
・松阪市における軽症者の救急搬送における選定療養費の徴収検討
・大雪対応
・ダイハツ工業の不正への対応
・宿泊税
・災害弔慰金
・北海道知事の来県
・新型コロナウイルス感染症
・県職員有志による義援金
・みえ応援ポケモン「ミジュマル」との連携
発表項目等
(知事)おはようございます。私の方から今日は1件ご報告を申し上げます。「みえの食セレクション」の選定でございます。今年度の「みえの食セレクション」を選定をいたしまして、この制度は11年目になるわけ、平成24年から始めまして。今回でございますけれども、新規の商品で19の商品を選定をさせていただいております。今日、ここに一つ展示をしていますが、さつまいものアーモンドタルト、東員町の商品でございます。それ以外に明和の酒まんじゅう、しらすのもり、そしておわせ雨夏ドレッシングなどなど、トータルで今回19商品を新たに選定をいたしました。これは25年から商品を実際に選定を始めまして、今回、更新とこう書いてありますけれども、今まではずっとたまってきてたわけですけれども、一応、その25年度に選定をした43のうち、更新をして継続を希望しますかと聞きまして、継続を希望するというのが14の商品がございましたので、従いまして30商品ぐらいは今回、食セレクションから除外をしていかれたということでございます。合計今177の商品が残っております。今後、有効期間を5年間にしようかなと思っています。ですから、平成36年に当たりますので、平成25年のものについては残るかどうかの希望も聞きながら、14が残ったわけでございますが、今度は平成26年のものとか27年のものを来年あたりまた更新をかけまして、やがては5年間の有効期間ということにしていきたいと思っております。今回選ばれた商品ですけれども、県産素材をようけ取り入れている商品ということと、あとSDGsに資するということで、本来であれば廃棄をするような部分、十分食べれるおいしいところがございますので、それを使った商品などを選定をしたということでございますが、今月の29日、来週月曜日、選定事業者に対して私から選定書を交付をさせていただきたいということを考えております。この商品につきましては、県内外の百貨店、あるいはスーパー、三重県フェアをやることもありますので、そこでフェアのときに販売をさせていただいたりとか、あるいは県のふるさと納税の商品にできないかというのを検討しているところでございまして、そこもまた決まりましたら、皆さん方にご報告をさせていただいて、多くの方にご活用、召し上がっていただければというふうに思っております。私からは以上でございます。
発表項目等に関する質疑
○令和5年度「みえの食セレクション」の選定について(発表)
(質)更新ってのは初めてなんですか。
(答)はい。更新は今回が初めて。以前から、5年間の有効期限を付けたのはいつからでしたっけ。
(答:雇用経済部)昨年度。
(答)昨年度、5年間の有効期限にしようとしましたが、実際に有効期限が動き出したというのは、今年度からでございまして、43のうち14が更新されて残ったということであります。
(質)更新されなかった商品も一部あるというお話だったと思うんですけれども、何か更新を希望されない理由であったりとか、そのあたりはどういう理由があったんでしょうか。
(答)どうぞ。
(答:雇用経済部)既に販売を終了されている商品でありましたりとか、あと、今回申請のタイミングに間に合わなかったというようなお声もありました。
(答)29日にはもうちょっといろんな商品を並べますので、ぜひ皆さんも召し上がっていただく機会もあるんですかね、マスコミの方も召し上がっていただけますので、ぜひ味わっていただきたいと思います。
(質)今回の19品の感想は全体的にいかがですかね、ちょっと改めて。新規の19品への感想。
(答)いろいろ知恵を使っているなというふうな感じがします。さつまいものアーモンドタルトですと、本当においしいところなんですけど今までやったら捨てているようなところを使って作っているものでありますし、あとさつまいもの甘いところとそれからタルトのざくざく感を一緒に楽しんでいただけるということでございますので、最近こう手軽に食べられるものが割と人気というふうには聞いておりますので、こういったものを皆さんにお買い求めいただけるとありがたいなと思っております。三重県、食材いいものばかりあるんです。それを加工して、ようけの人に楽しんでいただけるものを作っていく、そういう努力をされておられますので、ぜひこれを皆さんに食べていただきたいと思います。
(質)この制度を始めたのが、先ほどありましたっけ、20。
(答)24年に制度があって、最初に選定された25年度からですね。
(質)やってみて、どういう点で経済的な効果というんですかね、得られておるというふうに感じますか。
(答)いろんな三重県フェアをやるときに、そこで販売していただいたりしていまして、これいいじゃないのという感じはあります。ロットのところでそんなにたくさんというわけではないというのもありますので、経済的にどうかというと、なかなかすぐには難しいとは思いますけれども、三重のものおいしいよねというふうには思っていただけるのではないかなと思いますし、先ほどちょっと言いましたけど、今後検討していきますけれども、ふるさと納税で三重のものを、それも新しみのあるものを買っていただいて食べていただければ、もっと三重県の良さがわかるんじゃないかと思っていますので、そういったところで広がっていくかなという思いはあります。何か補足するところがあれば。
(答:雇用経済部)事業者様の方からも、この制度に選ばれたということに伴いまして、商品のアピールができるので、販売ですとか商談につながったというようなお声もいただいておりますので、そういう事業者の販路拡大に有効に働いている制度かなというふうに考えております。
その他項目に関する質疑
○松阪市における軽症者の救急搬送における選定療養費の徴収検討
(質)発表項目以外で、2点。1点は、ちょっと一部報道でもありましたけれども、松阪市が、救急車を使って入院に至らない場合、7,700円徴収するという制度を6月から始めると。伊勢市ももうやっているということですけれども、知事としては、何か全県的にどう対応されるかいうことがあったりするんでしょうか。
(答)それぞれの自治体の判断にはなると思います。まず、これ誤解をしていただくといけないんですけど、救急車に乗るとお金を取られるということではないんですね。やはり体がどっか悪いと、不調であると心配になったというとき、やっぱり救急車呼んでいただく必要はあると思います。今回の制度は、私も聞きましたら、救急車に乗ったからお金を払わなきゃいけないということですが、選定療養費というお金は医師が判断をして、通常でありますと紹介状がないと、その選定療養費というのを払わなきゃいけないということでありますので、救急の患者さんとか軽症でないような患者さんの場合はこれ払わなくていいということだそうでございます。あくまでも医師の判断で払うか払わないかというのをお決めになる。これ救急車は乗らなくて歩いていっても一緒ですよね。なので、そこを軽症の方で病院に来られた方、これ詳細私も詳しく存じ上げているわけではないですけれども、しばらく前に導入をされて、大病院が混雑するっていうことじゃなくて、かかりつけ医とまでは言いませんけども、近くの診療所でまずかかって治るものはそうしてくださいという合理的な判断に基づいて行われている制度ですので、それを徹底をする。今までは救急車で運ばれると、軽症であっても選定療養費を取らないという除外扱いをしていたというところを、そこを本来の制度に戻して厳密化するということのようですので、そこはおかしい話ではないと思います。ただ、何度も申し上げたいのは、おかしいな、体おかしいなというときに救急車を呼ばないで我慢するとか、そういうことがないようにしていただきたいというふうに思いますね。
○大雪対応
(質)もう1点、また別ですけれども、津地方気象台が予報出してるんですが、明日の朝から明後日の朝にかけて、県の北部と中部で20センチから40センチ雪が降るっていうことですけれども、これ県として何か防災関係で何か考えておられるでしょうか。
(質)ちょうど約1年前、1月25日でしたけども、新名神の、先頭実は京都の方だったんですけど、新名神としては草津のジャンクション辺りから菰野まで70キロぐらいですかね、にわたって28時間、雪で動けなかった車両があったということでございまして、これについては直後から、我々としては県としての体制を組みながらやっていて、NEXCO中日本さんから情報をもらうということをやってたんですけど、ちょっとNEXCOさんだいぶ混乱して情報が入ってこなかったという時間が続きました。それで、これは繰り返しちゃいけないということで、去年の3月、ちょうど1年ぐらい前ですけれども、名神、その大雪の立往生の後、名神・新名神の道路情報連絡本部というのを、これを国と県とNEXCOでつくっておりまして、会議をやってまいりました。実際に雪が降りそうになったときには、早めに高速道路を閉鎖をする、通行止めにする。我々も雪が降りそうなところは通行止めをして、事前に周知をするということをやる予定にしておりまして、とにかく不要不急の外出は控えていただく、これは当然のこととして、雪による立往生が起こらないようにやっていくと。必要に応じて県の方から、例えば自衛隊に出動をお願いするということもあるかもしれませんけれども、そういう対応をとろうと思っているところであります。雪の状況を見極めながら、どういった体制をとるのか。まあやることはもうだいたい決まっているので、必ずしも体制をつくらなきゃいけないということではないんですけれども、去年のこのようなことのないように対応したいと思っております。
○ダイハツ工業の不正への対応
(質)ダイハツの不正についてちょっとお聞かせください。昨日、県の方で、県内の中小企業に対する、取引があった企業に対する相談窓口を設置しましたので、12月の会見で県内の企業に寄り添って対応するって知事おっしゃっていたと思うんですけれども、改めて今回設置したところで思いだったり、ご所感とかそういったところをお聞かせください。
(答)県内にも今回のダイハツさんの処分に関係して部品を作っておられるところがあります。直ちに大変になるという話はまだ聞いてはいませんが、国においてもそれから地方の商工会議所、商工会においても相談窓口をつくっているという話を聞いておりますので、県においても相談窓口を中小企業・サービス産業振興課という課があるんですけど、ここに設けておりまして、いつでも相談を受け付けますということをやらせていただいています。それ以外に金融機関の方にも相談窓口、つなぎ融資などに関するものと思われますけれども、それを置いておられるということでございます。なお、ダイハツの方は先週の会見でも申し上げましたけれども、3車種については型式認定を取り消されまして、一つ一つ型式をとらなきゃいけないということになって、これ実際にはもうその車両、製造しばらくできないとこういうことですから、ただ、動きを見ていますと今ダイハツは全部止めていますけれども、そろそろ5車種ぐらいに限定しながら製造販売をやっていくというような話も聞いておりますので、大きな影響は出ないかもしれませんけれども、ご心配になられる方、それから今やはり資金面で厳しくなっておられる方もおられると思いますので、県の方でも窓口を設けて対応しているということであります。
○大雪対応
(質)ちょっと雪に戻って恐縮なんですけれども、先ほど県としては通行止めなども検討していくというお話されてましたけれども、これ県に関しては県道の通行止め。
(答)県道、主に峠のところとかですね。雪がかなり降るようなところは、そこを通行されることによって立往生というかスタック、動けやんようになると困りますので、あらかじめ通行止め周知した方がよいかと思っていまして、その今検討に入っているものでございます。
(質)これ例えば、雪の状況が刻々と変わってきた場合には、関係機関の、先ほどの連絡会議の話もされてましたけれども、明日、明後日で臨時の会議を開いて検討対応するとか、そのあたりの対応というのはどうなんでしょうか。
(答)常に連絡をするチャネルは電話とかWebで開けていますので、それで会議を開く必要があるかどうかはまだ確定的ではありませんけれども、常に連絡をしながら状況対応していきたいと思っています。
(質)知事、改めて県民の皆さんに、雪に対しての注意であるとか、先ほど不要不急という話されましたけれども、呼びかけお願いできませんか。
(答)特に三重県の北部はこの時期雪がようけ降ります。20センチから40センチということでありますので、私らちっちゃい時はそんくらい降ってましたけれども、最近ではそこまでなかなか降ってない。去年は菰野でたしか30センチか40センチ、かなり降っていたと思います。それに相当する量の雪が降るというふうに見込まれていますので、まず、明日のたしか夕方以降というふうには今は確認はしていますけれども、外出についてはなるべくお控えをいただきたいということであります。特に峠の道でありますとか、山に近いところの道については利用しない方法を考えていただく必要があろうかと思います。それからNEXCO中日本、西日本と連絡しながらというふうには聞いてますけれども、通行止めになる可能性がありますので、十分その情報も入手をしていただいて、ご自身の行動を考えていただきたいと思います。
○宿泊税
(質)宿泊税に関してお尋ねしたいんですけれども、先日、鳥羽市さんの方が近く将来的に宿泊税の方を導入するような意向を市長が示されましたけれども、知事も昨年の県議会で宿泊税について問われて、答弁されていらっしゃると思うんですが、改めて三重県として宿泊税導入に関する知事の考え方をお聞かせいただけますか。
(答)三重県にとって観光産業というのは非常に重要な産業の一つであるというふうに考えています。その振興のために必要な財源というか予算、あるいは資金というのは出てくるというふうに考えています。それを宿泊税によって調達するというのは一つのやり方とは思っておりますけれども、関係者の方々もたくさんいらっしゃるので、まず私が関係部局に予算の知事査定の時に指示をしたのは、関係者の方々の理解を広く得られるようにしてほしいということを言ったわけでございまして、まずは宿泊税の性質というか、どういうものなのかということを皆さんとよく議論して、その必要性について皆さんの考え方を確認してもらうということにまずなると思います。その上で必要な財源ということになれば、その導入に向けた調整に入っていくということですが、今はその手前かなと思っています。
(質)実際にそういった関係者の方と協議をするような場を、例えば近く設けたりですね。
(答)まだそこまでは考えていませんけども、まずは私がというよりも、事務的にそういうお話し合いをしていくということになるんじゃないかなと思います。
○災害弔慰金
(質)ちょっと話変わって能登半島地震の関係ですけども。災害弔慰金の関係で、支給の条例に関して県内だと度会町しか現状整備がされていないというような話が出ていましたけれども、県の方では一度呼びかけを、条文を盛り込むようにというような協力を呼びかけているみたいで、年度末に一度、各市町の状況を調査するみたいなんですけれども。そのあたり、災害弔慰金の支給のスピード感だったりとかにも関わってくる部分だと思いますので、そのあたりのお考え、どういうふうな体制にして欲しいとかいうようなことがあれば聞かせていただけないでしょうか。
(答)災害弔慰金につきましては各自治体が対応する話でございますけれども、弔慰金をお渡しする場合には条例に記載をすることが望ましいということであろうかと思っています。県内では度会町だけ条例で定めているということですので、規定した方が良いということだと思いますから、各自治体でそれぞれの市議会、あるいは町議会とご議論いただいて記載をしていくということかなとは考えております。
○北海道知事の来県
(質)確か今週のスケジュールだったと思うのですが、スケジュールの内容に関連することなんすけども。北海道の知事が県を訪問されると。確か松浦武四郎記念館にも、知事も来られるということなんですけども。それ自体は何て言うんですかね、ゆかりの場所、要は表敬訪問的な意味合いだと思うんですが、知事同士会われるということで、例えば北海道知事はキオクシアの工場を見に行くと。予定に入っているやに聞いているんですけれども、例えば半導体のサプライチェーンのことについて県で話し合うとか、あるいはこういう時期ですから、防災のことについて何か考え方をすり合わせするといったようなご予定があったりするんでしょうか。
(答)私と鈴木さんとですか。
(質)そうです、はい。
(答)はい。半導体の話は、もともときっかけは松浦武四郎さん、記念館。リニューアルの時に鈴木知事おいでになっていただけなかったので、去年7月の全国知事会議の時に来られませんかという話をしたら、鈴木さんから行きますと、こういう話があって。その時に私から「せっかく来られるのなら半導体の工場見られます?」と言ったら、ぜひ見たいですということで、ご覧になっていただきます。私自身は行けませんが、副知事が同行しますので。そのあとお会いしてお話しする機会がありますので、半導体の話は情報交換しようと思います。これはこれで北海道もそうですし、私どももそうですが、半導体の振興はしていかないかんと思っていますので、これやりますと。あとは、災害の話は石川県の地震の話はちょっとお話をしようと思います。確か北海道も私たちがカウンターパート支援をしています輪島に入っておられますので、どんな状況かというのをお話をお伺いしたいと思っています。我々は大体県職員毎日20人、向こうで活動をしておりますし、それからDMATも今23人かな、活動してくれている。市町の人たち49人。DPATは何人ぐらい。
(答:総務部)確認します。
(答)はい。ということで活動してくれていますので、そういう情報交換も北海道知事としたいと思っております。それからあとはこの間、年末に行きました波切の漁港で魚が入ってきて、県のポンプも使いまして対応したんですけど、あれもう1件、函館やったかな、入ってきているんですよね。北海道さんはあまりあれについてどうするかというのは、どういう対応されるかまだちょっとよくわからないので、そこの話もしてみようかなと思います。たぶん、三重県だけの話じゃないんですよ、これから。海水温の温暖化によって、今まで来んだような魚がどっと日本に来ますので、おそらく太平洋側だけかもしれませんけど。どこの港も入ってくる可能性があるので、どこかのタイミングで全国知事会で議論せなあかんなと思っていまして、鈴木さんに「どう思います?」と聞いてみようかなとは思います。
○新型コロナウイルス感染症
(質)新型コロナの感染状況について教えてください。先週の知事定例会見の方では、在院者数211人ということで、もうじきフェーズ1に移行する可能性があるということでしたけれども。
(答)ありますね。
(質)現在の感染状況と、あと改めて県として県民に呼びかけたいことがあれば教えてください。
(答)昨日の状況ですけれども、入院、在院数、入院しておられる人の数が243ということになっております。今日もうちょっと、今日は午後また発表させていただきます、もうちょっと増えるんじゃないかなと思っていまして、フェーズ1に移行するのが245人というのが基準でございますので、これを超えてくる可能性があります。実際に病院で病床数を増やしてもらうかどうかというのは、これ国が定めた全国共通の標準がありまして、水曜日の入院患者数で判断するということですから、明日の数で判断をするということになります。フェーズ0からフェーズ1になると、移行するということになりますと、私の方から改めて県民の皆さんに呼びかけをさせていただきたいということは考えておりますけれども、前回も申し上げたとおり、コロナの経験はもう皆さん4年近く対応しておられるので、お分かりになっておられると思いますけど、冬ですから閉め切ることも多いんですけど、換気対策をしていただくということと、そして手洗い、高齢者、基礎疾患のある方にはマスクを着けてやっていただくということが必要かなというふうに思っておりますが、今日の数字、それと明日の数字を見ながら対応を考えてまいります。
(質)他ありますでしょうか。ないみたいなので、第二県政さんよろしくお願いします。
○令和5年度「みえの食セレクション」の選定について(発表)
(質)みえの食セレクションですけど、これ食品業者さんからいったときのメリットというのは何、セレクトに選ばれたときの。
(答)それは一つは皆さん方がこういう食セレクションの項目がありますよということを、県民の皆さんに広く報道していただくことによって、知名度が上がってお買い求めいただくということが一つ大きいと思いますし、その後、三重県フェアをデパート、あるいはスーパーでやらせていただき、大型量販店でもやらせていただきますので、そういうところでも他県の皆さんにも買っていただくことができると、そういう販売チャンネルも使えるというところがあると思います。
(質)基本的には、県のホームページで紹介もされて、ある意味、広告宣伝的な一端を県が担うということですか。そこのメリットをさらに踏み込んで、例えばこれは斬新だなとか結構売れそうだなとかいうやつに知事賞を与えるとか、何か賞金的なものを出すとか、何かそういうふうなより踏み込んだ政策というのはないんですか。
(答)今、知事賞はないんですね。今は特にないですね。
(質)それは今後も検討はない。
(答)どうですかね、必要であればということですけれども、今のところ、みえ食セレクションに選ばれたというだけでメリットは大きいということは聞いてますけどね。
(質)中には30品目ぐらいは、中にはそういう商品作ってないとか、そういうことを含めてなくなるわけですけど、逆にそんなにメリットがないからいいわというのもそういう考えもあるんですか。
(答)あるんですかね。どうですか。
(答:雇用経済部)そういうメリットがないというふうに感じてもらうことのないように、販売のチャンネルというのか、そういう機会を増やすように努めているところです。
(答)今はそういう声はあまり聞いていない。
(答:雇用経済部)はい。
(答)メリットないっていうのはね。そこは聞いていないんですけど、感じておられる方もおられるかもしれないので、今後、だいたい1年で2年分かな、くらいの更新をかけていくので、そういうときに丁寧にみえ食セレクションのメリット、デメリットみたいなのも聞いていきたいと思っています。
(質)話で聞いて、やっぱりここはちょっとフォローした方がいいなとかいうのが出てくるかもしれない。
(答)かもしれませんね。
(質)それはそういう機会は、設けるかもしれないということですか。
(答)まあまあそうですね。どういう対応していくかちゅうことですよね。
(質)知事がよく三重県産食材は、ええものばかりですとおっしゃるんですけど、これは知事になられてそう認識されるのか、それとも国に勤められておった時もそれはそうだと思って、例えば三重県帰られたときにお裾分けでそういうもの買ってって、職場で配られたりとか、何かそういうふうな思い入れはあるんですか。
(答)大部屋で仕事してた時は、三重県のものをお土産に買ってきますよね、配っていただけるようなものをね。評判いいですよ。なので、そういう意味では三重県のものはおいしいと思いますね。自分の地元のものもそうですし、それから南の方の魚なんかもすごくおいしいですよね。いいもの多いと思いますけどね。ですから、知事になってからっちゅうか、知事なってからまだ2年ちょっとですけど、もうずっと生まれてから三重のもの食べてますので、良さはわかっているつもりですし、東京へ行っていろんなところのもの食べますけど、食べ比べてもやっぱり三重県のものおいしいと思いますね。
(質)ただ、都道府県のアンテナショップ的なものの中で、やっぱ北海道が一番売り上げ高いじゃないですか。そういうのから比べると、北海道のものなんかに比べて東京だったらそれ食べる機会もあったと思うんですけど、三重県のものっていうのは足らずの部分というのはどのあたりですか。
(答)足らない部分。宣伝ですかね。三重県フェア、イオンさんにご協力いただいて、三重県フェア私も何度も行っていますけど、そこでだいたいお話を伺うと、まずやっぱり北海道のものがよくフェアで売れますということはお伺いしてます。北海道の食材豊富ですね。量も多いですし、広いですからね。次が鹿児島あたりという。これフェアのタイミングによって違うみたいですけど、その次に三重県と愛媛県あたりとかおっしゃっておられたかな。そんな感じで並んでいるので、三重と愛媛はだいたい同率ですかねみたいな感じです。だから第3位で、2位ともかなり近接しているという感じですので、三重県のものはやっぱりいいんですよね。そういう認識は日本中にあると思います。
(質)ミカンなんか、御浜町で聞いていると、結局いいミカンなんだけど、量が足りないので、それが市場では扱われないと。それは生産者側が、農家が減ってるから、逆に御浜町なんかは生産者増やそうとして、移住も含めて政策とられてるんですけど、その辺の、要は第一次産業への振興とかいうところの力の入れ方なんですが、そこは量足らないと言われるとどうしようもない部分もあるので、そこはある程度注力される。
(答)今週日曜日も松阪のお茶農家を訪ねてお話をお伺いをしていますけれども、三重県は確かにものはいいんですけど、全体のロットという意味では少ないところはありますので、そこをどうしていくかですね。そうすると高級路線にいくとか、あるいは販売先を考えていくとか、いろいろなこと考えていかないけませんので、特に農産品、それから水産品については、そういったこと考えていきたいとは思っております。
○松阪市における軽症者の救急搬送における選定療養費の徴収検討
(質)発表項目以外で、さっきの救急車の件なんですけど、これ大きく患者の立場に立つか、あるいは医療のSDGsを考えるかという形になると思うんですけど、ただそれぞれは、それ首長の判断になると思うんですが、救急持ってるところですね。それからいくと、知事は政策判断としてどちらの側に立たれる。
(答)これは歩いていってもお金は払わなきゃいけない。選定療養費払わなきゃいけないところは払わなきゃいけない。救急車で行ってもそれは一緒ということなので、どちらの立場って、結局、医療機関が混乱して困るのは患者なので、それは患者の立場に立つということでしょうね。
(質)ただ、入院云々とかいう判断は患者さんではできないじゃないですか、結局。
(答)そこは判断するのは医者ですね。
(質)お医者さんがやられるわけですよね。
(答)それは医者が判断したらいいと思いますよ。
(質)だとすれば、何かこう体悪くなったときに、そういうこと関係なしに、とりあえず何か診てもらいたいとかいうことで救急車呼ぶことはあるじゃないですか。
(答)心配になっているというか、特に何かこう痛みが激しいときとか、普通は自分で病院行って診てもらいますけれど。
(質)結果でこれは入院しなくていいよっていったときには、結局払うわけになるわけですよね。
(答)入院しなくても、一定のもの、医者が選定療養費払わなくてもいいというふうに判断すれば、それは払わなくていい場合はあるようでありますが。ですから、医者の判断でいいんじゃないですか。それは歩いて行っても一緒だし、救急車で行っても一緒とこういうことです。別に救急車代払うということではないので、そこは誤解がないように。救急車必要に応じて呼んでもらったらいいと思いますよ。
(質)首長さんのそれぞれのいろんな考えで、絶対、県民なり市民を守るんだって、だから救急車でたくさん呼んだりとかで混乱するかもしれんけど、それはそれでいいという考えもあると思うんですけど。
(答)あると思いますね。
(質)そこには知事はくみしないですね。
(答)そこはそれぞれの自治体で救急車何台あるかとか、病院がいくつあるかとかいうことで、それぞれの地域の基礎自治体の長のご判断というのがあると思いますので、あんまりそこに容喙していくというのはどうかなとは、今は思ってますけれどもね。
○北海道知事の来県
(質)あと北海道知事なんですけれども、前の高橋知事の時に来られて、ちょうど松浦武四郎生誕100年か150年か何かあの時に、この場所で会見もされたりしてるんですけど、今の鈴木知事は、前の三重県の鈴木知事によると、知事選出馬の時に相談があって、それで出た方がいいよって言ったらしいと。会見でも三重県の鈴木知事が言ってたんですけど、そういう関係からいくとある程度つながりはあるんですが、今後、例えば定期的に、要は旧三雲町で武四郎の祭りみたいのやられて、アイヌの方も来られたりとかして、交流しているんですけど、そういう時に、北海道さんは割と三重県との交流を望んでおられたんだけど、前の時も三重県側があまり継続的に北海道とつながりというふうな関心事にならなかったんです。そこはある程度、何か今後ももっと北海道と連携していくとかいうのがあるんですか。
(答)何か機会があればやっていきたいなと思いますけどね。
○県職員有志による義援金
(質)石川、能登半島地震の関係なんですけど、これ県の職員の場合は、今、募金募ってますが、県幹部で話合って、一人、例えば部長級以上で、三重県議会の議員のように、何か決めた額を寄付するとかそういう考えは今のところない。
(答)ないですね。募金というのは、自分の自発的な考え方でやるので、そういう考えはないですね。
(質)過去やってなかったでしたっけ、東日本とか。
(答)それはよく分からないですね。やっぱり募金というのは強制されて出すもんとちゃうと思いますのでね。
(質)過去、仮に出してても、別に、今回はそれについては検討しない。
(答)ボランタリーでいいんじゃないですかね。強制的に出させるというのは、ちょっと募金とは違うような気がしますけどね。
○みえ応援ポケモン「ミジュマル」との連携
(質)昨日のミジュマルトレインの出発式で、知事があいさつされて、三重県をミジュマル県と言ってもいいというふうにおっしゃったんですけど。これは徳島県の「うどん県」のような、何かそういう観光の売り出しを。
(答)香川県ですかね。
(質)香川県です。考えておられるんですか。
(答)まだ具体的にそこまで考えているわけじゃないですけど、何かそういうのを考えるといいかなとは思いますよね。
(質)場合によってはそういうこともあり得る。
(答)あり得るかもしれないですね。
(質)どうも。
(質)他ありますでしょうか。ないようですので、ありがとうございました。
(答)ありがとうございました。
了