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令和05年06月30日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和5年6月28日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

熱中症予防に関する注意喚起について(発表)

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・新型コロナウイルス関係
・国からの出向人事
・文化振興条例
・熊野灘臨海公園プール開き
・夜間中学
・こども家庭庁障害児支援部会

発表項目等

(知事)おはようございます。私の方から今日1点だけなんですけど、熱中症の予防に関してですが、県民の皆さんにご注意をお願いしたいということであります。去年の状況ですけど、毎年そうですけども、患者さんの半数以上、高齢者の方ということでございます。それから、屋内で発生をしているのが多いということで、換気、あるいは冷房を使っていただくということが重要でございます。今年の状況をちょっと申し上げますと、6月の末まで、今、末ですけど、昨年の方が気温が高かったです。従いまして、熱中症で搬送される方も昨年の方が多かったんです。6月の27日現在でいうと、5月の頭から6月の27日まででいいますと、去年は235人搬送されました。今年は165名ということで、これは気温が去年の方が高かったからなんです。ただ、これから状況が変わってきまして、気象庁の発表によりますと、これから気温が上がってくるというふうに、7月以降ですけど、高くなる確率は50パーセント(正しくは「40パーセント」)といわれています。去年(正しくは「平年」)並みが30パーセント(正しくは「40パーセント」)ですので、50パーセント(正しくは「40パーセント」)ぐらいの確率で気温がこれから高くなってきます。去年は4人の方が残念ながら亡くなっております。そういうことがないようにということでございまして、熱中症予防するためにということで、ここに「外出時」、「屋内」こう書いてます、「日頃から」と書いていますけど、ぜひ、こういった形で、外出をされる時は直射日光を避けるように、そして、屋内では高齢の方はエアコンを使われない傾向にあるんですけど、扇風機とかエアコンを使っていただきたいということです。それから外に行かれた時、5月の8日からマスクは外していただいて結構ですということを申し上げています。屋外では暑くもなりますので、マスクを外していただいた方がいいのではないかなというふうに思っております。周りの方でちょっと気分が悪いというような方おられたら、医者に連絡をされるとか、熱中症かなと疑っていただくということも重要かなということで、救える命を救っていきたいということを、ぜひ県民の皆さんにも認識をしていただけるとありがたいということでございます。私からは以上です。
 
発表項目等に関する質疑
 
熱中症予防に関する注意喚起について(発表)
(質)まず、幹事社の方からお尋ねします。発表資料の方に熱中症による死亡者数、救急搬送人員が増加傾向となっていますというふうに書いてありますけれども、近年どのような状況なのかというのがもしあれば。
(答)ありますか。去年より今年は少ないんですけども、これから暑くなってくるので上がるという。
 
(質)救急搬送が過去何年かの間で増加傾向にあるかとか、死者数とか。
(答)データわかりますか。ここ3年とか5年ぐらいでどのぐらい増えているかっていうのは。わからなければ後で。
 
(質)知事として特に警戒してもらいたいところというのはどの部分、やはり屋外ですか。
(答)屋内ですね。最近、子どもさんもマスク外で外しておられるので、もう大丈夫だとは思うんですけれども、熱こもりますので、そこは気をつけていただきたいということと、それから屋内ですね。屋内でお年寄り高い温度を自覚、なかなか私も年を取ってきたのでしにくくなりますので、エアコンとか扇風機を使っていただくということで、熱中症を避けていただきたいと思います。
 
(質)発表の項目について質問あればお願いします。
 
(質)その屋内というところで、もちろん扇風機、エアコンの活用もそうなんですけれども、コロナも若干感染者が増加傾向にあるというところで、換気の面も重要かと思うんですけれども、その辺も踏まえて呼びかけをお願いします。
(答)これから暑くなってきます。今年の夏は去年の夏よりも暑くなるというふうに言われていますので、熱中症が心配されるわけです。従いまして、屋内では換気も重要ですけれども、冷房、扇風機などを使って温度を下げるということを心がけていただければというふうに思います。それから、最近コロナの患者さんも増加傾向であります。屋外はマスクを外していただいて大丈夫な状況というのは多いんですけれども、屋内ですと感染の疑いがおありの方がおられるときには、マスクをつけていただくという形も含めて、臨機応変の対応していただければというふうに思っているところでございます。
 
(答:医療保健部)令和3年度の県内の救急搬送でございますが、753件でございます。令和4年度が1,245件ということになっております。
(答)救急搬送の件数が増えてきたということですね。
 
(質)3年度までの間も増加傾向にあるんですか、ずっと。
(答)2年度、元年度というのは数字わかります。
(答:医療保健部)2年度でございますが、1,231件、それから元年度が1,178件でございます。
(答)3年度がちょっと落ちたんやね。そやけど4年度はちょっと高いというところか。
 
(質)その他、熱中症予防の質問はよろしいでしょうか。
 
(質)2点教えてください。最近のこの熱中症による搬送される人の傾向、どんな状況にある人が多いのか、改めて教えていただきたいのと、この紙にも書いてありますが、熱中症警戒アラート、昨年よりも高くなる可能性は50パーセントという中で警報を出す、アラート出す可能性というのはどういった感じでしょうか。
(答)最近の搬送される方の傾向、半数以上が高齢者ということですけど、お亡くなりになられる方、昨年は屋外が多いですね。4件全て屋外というふうに伺っています。年齢的には80代、90代ということですので、ご高齢の方は特に気をつけていただきたいと思います。令和3年は、お亡くなりになられた方、3人おいでになるんですけど、屋内の方がやはりおられて、屋内でも屋外でも気をつけていただく、特に屋内は冷房をつけることによって熱中症を防ぐことができますので、そういったことのお願いをしたいと思っております。アラートについては、現時点はその必要性は感じていないというところですけれども、これから気温が上がってくるということになったら、また注意喚起をさせていただきたいと思っています。
(答:医療保健部)熱中症の危険性が極めて高い時にアラートが出るのでございますが、環境省と気象庁から提供している情報でございますので、これを受けて県の方も提供させていただきたいと思います。
 
(質)発表項目以外で質問があればお願いします。
 
その他項目に関する質疑
 
新型コロナウイルス関係
(質)コロナの感染者数が定点調査で6週連続で増えたということになるんですよね。例えばですけど、今のところ県としては今積極的な呼びかけをしているわけではありませんけれども、何かこれから対応するのか。また、どのような場合があれば対応するのか。
(答)コロナ、徐々に増えてきております。近隣の県でも増えておりますので、それぞれの皆さんにご注意をお願いしたいと思ってるんですが、今のところ病床使用率、昨日発表させていただきましたけど、15パーセント強ということでありますので、まだ医療ひっ迫の状況ではないかと思います。重症者用の病床も2.2パーセントということですので、まだご注意をお願いするということではないと思いますが、それぞれ、今、子どもさんの間で、コロナではないんですけど、風邪も夏風邪といわれるようなものですね、RSウイルスみたいなものもはやり始めていますので、屋内におられて、ちょっと疑いのある方と接触するような場合には、マスクを着けていただいたり、それから手洗いを励行していただいたりということでお願いをしたいと思っているところでございます。
 
(質)あとはその感染者のうち、亡くなった方に関する情報なんですけど、これがちょっと毎週の、もう感染状況の発表では出てこない状況となっておりまして、知事の方で例えばそういった5類移行後、三重県内でどのような状況になっているかというのお分かりですか。
(答)それは私ども状況確認できてない。医療保健部の方でわかってますかね。亡くなられた方おられるかどうか。
(答:医療保健部)お亡くなりになられた方は、今まで5類移行前というところになりますけども、こちらにつきましては把握をさせていただいておったんですけれども、現状把握をしておりませんので、国の方で一定1カ月、2カ月でしたですかね、超過死亡、通常の死亡よりも死亡率が高くなっているかどうかと、そういったところで把握をするということになっておりますので、そういったところでご理解をいただきたいというふうに思いますか。
 
(質)これ知事としてどう思いますか。それがちょっともうわからないというか、そういう状況になったときには一定把握できるようなことも。
(答)国全体で今把握するような感じになってないちゅうことですか、なんですね。死亡される方の数が増えてくるということであれば、注意喚起とも関係しますんで、その状況ももし掴めるようなら掴んで、一定のタイミングで話をしていくというのはあるかもしれない。国もどっかのタイミングで発表する可能性はあるってことですか。ここで聞くのも申し訳ないけど。
(答:医療保健部)コロナが原因で亡くなられたかということではなくて、死亡者全体が増えているかどうかと。それを分析した中で、コロナで亡くなられた方が増えていくかどうかというところを分析することになるかと思いますので、なかなか今までのようにデイリーでということではなくて、かなり遅れての分析結果になろうかというふうに思います。
(答)国もまだ方針を、そこははっきり決めてないちゅうことですか、コロナに関してやるかどうかということは。
(答:医療保健部)そうですね、全体の死亡が増えているかどうかといった中で把握をしていくということになりますので。
(答)そういうことなので、まずちょっと国と調整をしてみます。県だけでは独自に出すとか、今、国どう考えてるのかということですよね。コロナの死亡者増えてきたら、やっぱそれはそれで県民にお知らせした方がいいと思いますので、うちだけで突出して何かやるかということも含めてちょっと調整してみます。
 
(質)発表以外どうでしょうか。第二さんお願いします。
 
熱中症予防に関する注意喚起について(発表)
(質)熱中症は、知事はどんな対策をされてるんですか。
(答)私ですか。私自身は意識的に水分を取るということと、それから暑いときは冷房をつけるってそんな感じですかね。
 
(質)外出のときには、帽子は被られない。
(答)帽子は被るときもあります。
 
(質)あんまりお見かけしない。訓練とかには何かそういう関係の被られますけど、日ごろ歩いておられるときに。
(答)そうか、日傘差しますね。
 
(質)日傘派なんですか。
(答)日傘を差しますし、ウォーキングするときは帽子ですけどね。
 
(質)日傘派なんですか。
(答)派というわけじゃないですけど、紫外線を遮るために日傘を使うことはあります。
 
新型コロナウイルス関係
(質)さっきのコロナの関係ですけど、基本的に国、厚労省とか色々あるにしても、必ずしもその地方自治体がその指揮に全部従うことは無くて。国を超えて発表される都道府県もあるし、その中でいくとやっぱり三重県の姿勢として内枠に国はこうでもここまでは出しますよという姿勢が本来あるじゃないですか。知事自身もコロナ対策が第一だと県民の命を守ることが第一だとおっしゃってて、2類から5類に移ったからといって、なんかそこは国に倣って別に何人亡くなろうが把握事務方がしないみたいな感じというのは、逆に知事から指示されるのが筋だと思うんですけど。
(答)いろんな考え方あると思います。国がなぜ把握しないのかというのは、私も確認をしてみたいと思ってます。何らかの理由があるのであれば、それを確認した上で県どうするかっていうのは判断すればいいのかなとは思いますけどね。
 
国からの出向人事
(質)昨日付けで国からの出向人事が発表されたんですけど、経産省からとか財政課長が変わられると。前に私、歴代知事でお伺いした時は一応知事自身が国から来る人には面談されて、ある程度のことを人物想定みたいなものをされたみたいなんですけど、一見知事の場合はこの今回来られる国からの方々と面談とかみたいなのはされてないんですか。
(答)しようと思ってます。
 
(質)それは決まってからですか。
(答)着任してからってことですか。
 
(質)着任前に前の知事はやられてたみたいなんですけど。
(答)首実検みたいなことですか。
 
(質)首実検というかなんというか。
(答)着任してからでいいと思いますけど。それなりの人を選んでくれてるはずなので、その人たちに動機付けというか、三重県で働いてもらうってことについて話をしようと思いますね。
 
(質)だから着任してからだから、逆に言ったら駄目だよねと言ってじゃあ帰ってくれとは言えないわけで。
(答)そんなことはない。駄目なら帰ってもらったらいい話なので。
 
(質)そうなの。
(答)それはそうです。人事はそんなもんですね。
 
(質)そういうこともやろうと思えばできるわけ。
(答)できます。人事はそんなものです。出す方もそうです。私は国にいたら出す方でしたけど、帰ってくれという話があったらそれは返すしかないです。人事はそんなものですよ。
 
(質)着任されて面談されて、期待感とか、あるいはその三重県は今こんな現状だから、財政に関してはこうしてくれとか、そういうことを話し合われるってこと。
(答)そうですね。着任前に会って拒否するというのは多分難しいと思うんですけど、人事をやっていた身からすると。
 
(質)人変えてくれとか言うこともできないんですか。
(答)いや、通常そんなことやらないと思いますね。そんな失礼なとこに出さないと多分私たちがよりによって出した人なんでということを多分言ってくると思います。出向元はですね。
 
(質)国が決められたら、それについて、いや、この人じゃなくて、この人にしてくれとかいうのはできない。
(答)通常はこの人にしてくれとは言わないですね。受ける方はこの人は良くないです、引き取れというのは言いますけどね。
 
(質)着任してからね。
(答)そうですね。
 
文化振興条例
(質)文化振興条例の関係で、一応ちょっと今委員会で継続審査の状態で30日に、本会議で採決できるかどうかはちょっと今わからないんですけど、多分今回文化振興条例を作るというのは、国自身が文化観光振興法というのをつくってて、公共施設を観光施設として計画出してやれば補助金が付くと、そこのところを入れ込んだのが多分一番大きいと思うんですね。多分ここの段階でこの条例案を出されたということは、今後の国との補助金絡みの日程が当然条例ができてから計画作成して、それを国に出して認められれば、モデル的にはその補助金が付くという形になると思うので、それからいくと、その後の計画自身の狂いとかいうのは今のところ検討されていないんですか。
(答)条例がね、条例が成立しない。この間その話をしました。国からの補助金がどうこうというのはまだ確認はできてませんけど、県も補助制度を作っていくってことを考えると、なるべく早く成立させていただきたいのは事実なんですけれども、今回成立しないから補助金の関係で間に合わないという県の中の話ですけど、ということはないというふうには聞いてますので、いずれにしてもなるべく早く成立を、中身については文化振興条例そのものについては特段のご意見があったとは伺ってないものですから、なるべく早く成立させていただきたいとは思います。
 
(質)今回通っていれば、9月ぐらいまでに計画作成ができて、国は申請できるけど、次の議会に延びると、9月で実際作って12月で下手したら来年度にずれ込むじゃないですか。
(答)そこはなるべく早くやるってことなんでしょうね。国との関係、私聞いていないので、いつのタイミングで申請するかというのはちょっと確認が必要ですね。
 
(質)例えば、高田の専修寺はこの前宝物殿つくられたじゃないですか。確かあの時、知事が公務でいらっしゃらなくて、服部副知事が来られて挨拶された。あの宝物殿にしても、独自でこれに乗っかって、運営費の一部補助の申請を出していて、今のところ全国で3つしか出てないらしいですが、そのお金がおりるらしいんですね。そういう意味では民間というか、行政以外のところが早く進んだ。それはそれで喜ばしいということですか。
(答)条例がなくてもできるものはどんどんやっていくということですね。条例いずれにしても早く成立させていただきたいのは、私達気持ち変わりません。
 
熊野灘臨海公園プール開き
(質)16日に今度リニューアルオープンすると前に発表されました熊野灘臨海公園のプール開きですけど、あの時も申し上げたんですけど、三セクの業者の中で持ち株比率が民間の方がかなりお持ちになって、そこに三重テラスみたいに売り上げの上納金もなければ、県への上納金もなくて、全部それは民間が手にされると、それについて公費で全部施設をやり変えるというのは、本来PFIの時代でもあるし、今後見直しとか含めて、知事のお考えはどうなんでしょうか。
(答)この間も申し上げたかもしれませんけど、指定管理者制度をこのまま続けていいかどうかというのは、これは検討してくれるように担当部に話してまして、場合によると、コンセッションというのもあるかもしれないので、官側が税金を節約するようなやり方は当然考えないといけないので、今担当部において検討中というふうに考えております。
 
夜間中学
(質)夜間中学の話が委員会の方でまとまったようです。柳山の夢学園のところにつくるということですが、知事として、場所等々を含めてどういう感想でしょうか。
(答)三重県は南北、東西もそうですけど、広いんで、夜間中学の場所って悩ましいんですけど、教育委員会の方で基準を決めまして決定をさせていただいたところが一番いいということになったということで、私も話を聞きまして、そういうことだろうなとは思いました。ただ、これからやってみて、不都合があるとか、サテライト教室も設けるようなことも検討していかないといけないんですけど、そういったかたちで学び直しをしたいあるいは学びたいという方のニーズにきちんと応えていけるようにやっていきたいと思っています。
 
(質)ちょっと遠くないですか。主要な駅から。津なり津新町から。
(答)交通をちょっと考えないといけないということかもしれませんね。
 
こども家庭庁障害児支援部会
(質)今日の午後、東京でこども家庭審議会やられますが、これ全国知事会からの割り当てだと思うんですけど、その経緯と今日どういうことを知事は発言されるのですか。
(答)三重県今年度、今までもそうですけど、子どもが伸び伸びと育てるようにという、そういう県を目指してということを考えているところでありまして、今年度は特に子どもまるごと支援パッケージということで、予算でも伸び率一番高いものにしたわけであります。今回、知事会の方から審議会の部会でありますけれども、そこにメンバーとして知事会を代表する感じになりますかね、出てくれという話でありましたので、今回、その初回ということで出ることになっております。今回の審議会部会では、三重県の取り組みですね。どういうことをやっているのかという、子ども心身など、かなり他の県よりも早く対応してきたというのもありますし、それから今年度の予算で難聴児のデータベースを作っていくというのもありますので、そういったこと、三重県の取り組みをお話していきたいと思っております。
 
(質)こども家庭庁主催ですか。
(答)そうですね。こども家庭庁主催です。
 
(質)他よろしいですか。では、終わります。
 
(答)ありがとうございました。

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