知事定例会見録
令和4年9月7日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
・新型コロナウイルスの感染状況等について(発表)
1.現在の感染状況
2.全数把握の見直し(発生届の限定)の実施
・第44回(令和7年)全国豊かな海づくり大会の三重県開催の決定について(発表)
・令和4年夏休み期間中の観光入込客数(23施設)について(発表)
質疑項目
・発表項目等に関する質疑
・安倍元内閣総理大臣の国葬
・近鉄の運賃改定の認可
・静岡県の幼稚園送迎バス園児死亡
・三重県総合図上訓練
・知事公舎のあり方有識者会議
・旧統一教会との関わり
発表項目等
(知事)おはようございます。今日は私の方から大きく言うと3点、細かく言うと4点発表させていただきたいと思います。
一つはコロナの状況です。お手元に資料を配らせていただいておるかと思いますけれども、昨日の発表が1,661人ということでありまして、病床使用率も50パーセントを下回っている47.5パーセントです。今日の午後発表する新規感染者数は概ね2,400人程度ということであります。2,000人を超えますけれども、先週の水曜日が3,359人、その前の水曜日が4,673人、三重県は水曜日が大体多い傾向にあるものですから、それで2,000人台ということですので、下降傾向は続いておるということであります。恐らく病床使用率もそんなには上がらないというふうに思っております。今、BA.5対策強化宣言ですけれども、これは9月11日までということで宣言を出させていただいているところなんですけれども、今の状況、傾向が続いていくと、予定どおりに9月11日で終了できるのではないかというふうに考えています。また、その場合には9月9日に資料提供をさせていただくことを考えておりますけれども、明日の数字もきちんと見ていかんとは思っております。これがコロナの関係の1点目です。
コロナの2点目につきましては、全数把握の見直しであります。前回お話をさせていただきましたけれども、ポイントはこの二つであります。特に2番ですね。医療機関の負担を軽減するということで、9月9日明後日から発生届への限定を実施するということであります。対象者HER-SYSを使い続けるのはこの4つの類型の方々でありまして、この方々はきちんと把握して対応を都度出来るようにしておくということです。もし、いわゆる全数把握、あるいは発生届の限定をするというふうになると、懸念事項としてこの3つ挙げられるということですね。直接やっぱり感染者の方々に関係あるのは3番目ですね。宿泊療養に入れやんようになったらどうするんやとかですね、それから食糧の支援とか来んだらどうするんやという話が大きい話ですし、それから病気が治ってからは通知書、これが出ないないなら保険請求できないよね。こういう話もあるんです。この辺というのは懸念事項としてあります。それから、病院の関係は救急に来られた患者さんがコロナの陽性者かどうかは予め分かっていた方がいいわけでありますので、ここの懸念事項があるということなので、この間も申し上げましたけれども、県独自のクラウドを使うということです。これは月単位の契約になっていまして、氏名と生年月日と簡単な居住地を把握して、この三つの対応が出来るということであります。今申し上げた大体8割ぐらいの人が、県独自システムに移行する感じになります。逆にいうと2割の人が、この1ページ目に書かせていただいた4つの類型に該当する人たちなんですけれども、感染状況が軽いというふうに考えられる人たちも、急に悪化したようの場合、その場合にはここにございます保健所に連絡していただきたいということで、夜間の相談窓口も設けてございますので、24時間対応するということでやらせていただいているところです。急に体調が悪化したらご連絡していただきたいということであります。県民の生命を守っていくのと、それから医療機関の負担を軽減するということをさせていただきたいというふうに思います。国は今月末ですかね、全数把握の見直しを国全体としてやるということですけれども、それに先駆けてという仕組みを作らせていただくということです。以上が発表事項の大きな1点目です。
2点目は、全国豊かな海づくり大会第44回ですが、令和7年に開催される予定でありますが、これが三重県で開催をされるということが決まりましたので、ご報告を申し上げたいと思います。三重県は、昭和59年に第4回の大会が浜島で行われましたので、41年ぶり2回目の開催ということです。主に海の中でも豊穣な海ですね、水産資源これの保護とか管理をしっかりやっていきましょうということ、環境問題もありますし、漁業振興もありますけれども、そういったことをやることを目的として行われるものであります。内容はこれから検討ということになりますけれども、通常の場合は天皇皇后両陛下がお出ましになるということでございまして、おことばも頂戴するというもので両陛下のご臨席があるということになりますと、やはり三重県として光栄なことであるというふうには考えております。詳細はこれから詰めていくということになりますので、お知らせを今日はさせていただきました。
3点目最後でありますけど、夏休み期間中の観光入込客数です。以前の会見で速報ということで4施設についてですね、お盆期間中の入込客数について申し上げたところでございますけれども、例年ベースの数字が出てまいりました。県内の23の主要な観光施設の入込客数ですね。過去のデータとの比較ができる場所でありますけれども491万人、今年ははお出かけいただいたということですね。去年と比べますと大体1.4倍の入込客数であります。コロナ前の元年との比較でいうと、8割まで戻っていますけれども、まだ戻りきってはいないということであります。ただ、各施設に聞いてみますと、全般的に来訪者が大きく伸びているということでございまして、そういう意味では経済は回っているかなということですね。ただ、今回の第7波の拡大が8月の頭ぐらいですね、三重県もBA.5対策強化宣言を出したのは8月5日でありましたので、そういう意味では7月はまあまあという感じはあったんですけれども、夏休み期間とBA.5対策強化宣言の期間が重なっているということで8割ということであります。調査期間は47日間ということであります。トラベルクーポンの方はですね、使っていただいておりまして、第4弾で9月5日の速報値で一昨日の速報値で約23万5千人の方、第1段から第3段まで約30万人でしたから、第4弾は8月の末までということになりますけれども、これで約53万5千人の方が使ってくれるということになります。第5段はですね、9月の頭から9月いっぱいということですが、一昨日の予約ベースでいくと約6万2千人の方が申し込んでおられるということでありますので、約60万の方がですね第1弾から使っていただくことになるということであります。今回の第7波は、経済活動を回しながら高齢者の方々を守り、それから医療崩壊を防ぐ、そういう形でやらせていただいています。急に症状が悪化した人も当然守らなきゃいけないんですけど、大きく言いますと経済活動を回す、ここはある程度できてきているんじゃないかなというふうに思います。それから高齢者を守る、これは検査の頻度を上げています。それから医療崩壊を防ぐという意味では、先ほど申し上げた全数把握の見直しということもやらせていただいているところであります。私から以上です。
発表項目等に関する質疑
○新型コロナウイルスの感染状況等について(発表)
(質)全数把握の件でちょっとお尋ねさせていただきたいんですが、9日から始まるシステムでは先に始めた4県、例えば宮城県とかは新たに陽性者のサポートセンターみたいなものを作っている県もあるようなんですが、三重の場合は保健所のフォローアップセンターとこれまでも呼んでいるのかもしれませんが、そこに電話をしてほしいということでよろしいですか。
(答)今まで保健所の電話番号を周知もしておりますので、保健所にかけていただくのがかけやすいだろうということもありますし、それから保健所の負担を軽減するために本庁でもサポートします。もともと全数把握の見直しをすると、保健所の業務というのは軽減も出来ますので、そういう意味では三重県では保健所で先ず受けて、それから本庁が一体となって保健所をサポートしてということですので、新たなセンターを設けるということは考えていません。ただ、今後必要が出てきたら、そういったことも検討はしていきますけれども、現段階では保健所にご連絡いただければ対応できるようになっているということです。
(質)全数把握に絡んでなんですけれども、岸田首相が昨日の記者のぶら下がりに対して、26日から結局一律でこの4類型の人に絞るという対応を取るということにあわせて、システムを整えて届出対象外の人も含めて感染者の総数把握は引き続きやると。システムを整えてという言い方をされたらしいのですが、これは三重県も含む各県が本当はそうしてほしいとお願いしているHER-SYSの中で、例えば低リスクの方も項目を少なくして登録するとか、そういうことをおっしゃっているものですか。
(答)そこはまだよく分からないところです。我々は先週、先々週あたりに厚労省と担当部局で調整してもらった時には、HER-SYSの大きな見直しはしないと。岐阜とか愛知はこの前、東海三県二市知事市町会議がありましたけど、あの時は届け出項目は削減するということでそれは出来るようではありますが、三重県でいうと15項目が今までHER-SYSで入力してたんですね。これから重症の方はその項目は出し続けますけど、それを8類型まで8つまで減らせるということですが、我々は3つでいいですよということを言ってますので、最終的に国がどういうやり方を取るのかというのは先行している四つの県もありますし、それから三重と長崎が9日から始まりますので、その2県を合わせて6県の様子を見ながら決められるということもあるのかなとは思ってます。ちなみに、三重がHER-SYSの数を削減ではなくて、新しいシステムを入れるってことを決めた理由は大きく二つあって、一つはHER-SYSの場合は個票のままなので全体集計は出来ないんですけど、新しいシステムを入れると一覧表にすぐに出来ますので、それは効果があり非常に効率的ということと、それから8項目に限定する場合には診断類型っていうのがあって、この方はこういう類型に当たるんだということで医者が判断をしなきゃいけないという部分がまだ残ります。それを取り除いて氏名などでいいじゃないかというので、我々は簡単にするということを考えてますので、医療機関の負担はより我々のやり方の方が簡単ではないかなと、医療負担を除けるのではないかというふうに考えています。この2点ですね。
(質)岸田首相がシステムを整えというのが、どういうことを内容でおっしゃったのか、ちょっとやはりよく分からないんですけども、それが分かってくるまで、とにかくこのやり方でいかれるのですか。
(答)はい。やらせていただいて不都合があれば修正もしますし、当初だから先々週ぐらいかな、厚労省と話をしている中では各県でシステムを整えてくださいということになるだろうというニュアンスで我々受け取っているんで、であればもう早目に設定して、医療機関の負担を早目に減らしていった方がいいということで考えております。
(質)分かりました。コロナに関して皆さん何かありましたらお願いします。
(質)今の関連なんですけれども、医療機関などに置くチラシの見本なども置いていただいていますが、ホームページとチラシの準備状況とチラシの配布枚数などもし数字があれば教えていただけないでしょうか。
(答)分かりますか。
(答:医療保健部)ホームページの方は9日から見ていただけるように、県のトップページからもリンクを張るような形で準備をしております。チラシにつきましては、最新のものはホームページに掲示をして、そこからダウンロードをしていただくという方向で今検討をしております。若干まだ制度的に非常に変わるというような状況、また10日間から7日間というような情報もございますので、印刷してしまいますと間違った情報が出てしまう恐れがありますので、当面の間はホームページに最新のチラシを掲示をいたしまして、そこから随時ダウンロードしてご利用いただく形を検討しております。
(質)もう一つ、クラウドシステムの方なんですけれども、クラウドシステムの準備の状況と医療機関への周知、あと使い方のもし不慣れな方がいた場合の問い合わせなどはどうされているのか、この辺教えていただけますか。
(答)医療機関には、周知を先週からやってるところでありますので、分かりますかね。
(答:医療保健部)現在、システムとしては試行という形でシステムが出来上がっておりまして、昨日も医療機関の方向けにWEBで説明会も開催させていただきまして、細かい事務のご質問等もいただいて、ご回答させていただいておりまして、9日から稼働できるよう準備を整えているところでございます。
(答)私も画面のテスト、これ印刷したものですけど見させていただきました。非常に簡単に出来るなっていう感じで、クリックしていけば打ち込みも簡単にできるなというふうな印象は受けました。
(質)独自システムの集計対象となる患者さんが、症状が悪化したときに保健所に電話をするようにということなんですけれども、この電話の回線の本数はどれくらい確保されてるんでしょうか。仮に集中してしまった場合に、問い合わせに応じられないとかということがないかどうか教えてください。
(答)分かりますか。
(答:医療保健部)すいません、回線的に何回線かって今資料ありませんので、ごめんなさい分かりません、すいません。
(答)もし集中してつながりにくいってことになれば、そのときに修正をするということになりますが、今でももうだいぶあれですよね、保健所に連絡してこられてる人がいると思いますので、そこで不都合があればもう修正してるとは思うんで、注意深く見ていきたいと思っております。
(質)二つお聞きします。一つが先ほどから話が上がって、昨日から試行されているという独自システムですけど、例えばHER-SYSのような何というか愛称というか名前があれば教えてください。
(答)今その名前は聞いてないですけど、事務方の方でもう付けてる名前がありますか。
(答:医療保健部)まだ愛称は特になくて、患者情報報告システムっていう形で呼んでいるような状況です。
(質)次の入込客の話とも若干重なってくるんですけども、政府の水際対策、コロナに関係するのが緩和されますねってことで、添乗員なしのパッケージツアーが可能になるとか、いろいろあると思うんですけど、あと入国制限の数も変わってきます。それに対して知事としてはどういうふうな、自治体なり、あるいは考え方をお持ちでしょうか。
(答)経済を回すということとの関連が確かにあると思います。第7波は、そろそろ国内においては収束の方向に向かってる、三重県もそうですけど、都会ですね、都会、大都市もそういう感じですので、経済を引き続き回していかないといけないという意味では入国制限も緩和をしてもらって、インバウンドもやがてコロナ前のように戻していくということが望ましいと思っております。
(質)あわせてなんですけど、昨日、政府の方が療養期間の短縮、有症状の方は10日から7日で、無症状だと7日から5日ですかね、という方針を発表されましたけど、この件の受け止めについてはどのように何らか考えてらしゃいますか。
(答)経済を回していくということの大きな流れの中でのお話だと思います。医療関係者の方の意見も聞きながら療養期間を短くするというのはあるのではないかと思います。特に医療機関で感染した人がなかなか復帰できないと、体調はそんなに悪くない、今回の第7波の場合、オミクロンBA.5の場合は2日、3日熱は出るという話を聞いてますけど、4日目、5日目になってくると通常に戻る人もおられるようでありますので、そういったことも考えながら、これは我々プロではないので、プロフェッショナルの方の意見を聞きながら短縮をしていくというのはコロナへの対応を考えていく中で、大きな流れの中でそういったこともあると思っております。
(質)発生届の限定に関してですけど、ここには患者に関する課題というところで書いていただいて、患者以外に関する課題というのは知事としては何かお持ちですかね。直接患者の方だけではなくてと。
(答)患者に関する課題以外の課題というのはそんなにはないと思いますけどね。これが課題かなということで、大きくいうと三つですね。
(質)結局、発生届が限定されてしまうと、患者情報プロジェクトチームがそうですけれども、十分にこれまでと同様の情報は手に入らないということは、私らに毎日発表していただいてあるデータも、やっぱり若干絞り込まれていくと聞いているんですが。
(答)そうですね。ただ、数は把握し続けますし、それから年代も把握し続けるので、若干情報が少なくなるかもしれませんけど、お渡しできる情報そんなに大きくは変わらないんじゃないかと思いますんで、あとは病院関係の情報ですので、これは独自にこれとは別に続けられますので。
(質)例えば、自宅療養者数とかも把握しにくくはなるという。
(答)これは入らなくなるのかな。自宅療養者数は入らなくなりますね。
(答:医療保健部)性別とか、それから自宅療養者の数というのは、今後は把握が難しくなるというふうに考えております。
(質)これについてはもう把握できなくても仕方がないかなという感じ。
(答)そうですね。負担を減らすという意味では、そこは性別関係なくやっぱり対応していかなきゃいけないのは事実ですので、男性、女性、その特性によってはどんなふうに感染するかっていうのは、もう最初の辺りで、我々が把握する必要もないかもしれませんし、自宅療養者数も一時期4万に近い数字になって、今1万台に下がってますけれども、ここも必ずしも把握せないかん数字ではないのではないかっちゅう感じがいたしますね。特に重症化した方の数ってのは把握しとかなきゃいけないと思います。それから、容態が急変した方への対応ってのもしっかりやっていかなきゃいけないと思いますから、そこさえ手当てをしておけばいいのではないかなと思ってます。
(質)あとはコロナに関してよろしいでしょうか。
○第44回(令和7年)全国豊かな海づくり大会の三重県開催の決定について(発表)
(質)海のことで、私聞き漏らしてたらすみません。これ三重県では2回目ということなんですけれども、これはもう順番が決まってて回ってくるものなのか、やっぱり2回目、今度は2巡目で手を挙げてっていう形で決まってくるものなのかっていうのは。
(答)これはある程度打診があって、三重県でお受けするかどうかを決めるということとは聞いてますけど。
(答:農林水産部)本年度に入ってから打診がありまして、担当部で検討した結果、7月に申し入れをしまして、決定ということになりました。
(質)それは三重を2回目そろそろどうですかと選んでもらったのは何か理由があってのことなんでしょうか。
(答:農林水産部)第1回は4回目、比較的早い開催県となっておりますので、そういう打診があったものだと考えております。
(質)海づくり大会のことで他にお尋ねある方いらっしゃいますか。大丈夫ですかね。
○令和4年夏休み期間中の観光入込客数(23施設)について(発表)
(質)次に入込客数なんですけれども、うちは大丈夫です。どなたか入込客数のことでお尋ねなりたい方いらっしゃいますか。よろしいでしょうか。大丈夫ですか。発表事項はこれで。
その他項目に関する質疑
○安倍元内閣総理大臣の国葬
(質)じゃあ発表外の話に移らせていただきます。1点お尋ねなんですけども、先週国葬の話題でお出になるかどうかっていうことに対して、先週の知事のご回答っていうのは、参加の可否の問い合わせがあった場合には、恐らく参加することになるのではないかというあれでしたけど、結局問い合わせもあって正式にご回答されたり、もう決まったきたものになってる。
(答)案内は来てました。
(答:総務部)いえ、まだです。
(答)まだですね。
(質)今のことまだ。
(答)はい。
(質)ただお気持ちとしては、来れば出ることになるというのは。
(答)国葬ということで国が決めるっということであれば、出るということだと思ってます。
(質)あとは、県として何らか、半旗を掲げるとか弔意を示すみたいな対応の仕方はまだあれでしょうか、今のところまだ。
(答)そうですね。今他県の様子も見ながら、担当部局で情報集めてくれてますんで、どうするかは最終的に判断をするということになりますけど、まだ今情報収集の段階ですね。
(質)発表外でお尋ねがある方お願いします。
(質)先ほど案内状はまだ来ていないということですけれども、打診自体もまだ来ていないという、そういう理解で。
(答)打診まだですか。
(答:総務部)はい。
(答)はい、まだです。
○近鉄の運賃改定の認可
(質)先般、近鉄の値上げに関して国交省が認可しましたという発表をされています。昨日奇しくも荒井知事ともお目にかかったと思いますけど、荒井知事は一定の評価をしたいというコメントをしておられるようですけども、一見知事としての受け止めはいかがでしょうか。
(答)昨日、リニアの関係で荒井知事とお会いしまして、この近鉄の話は出ませんでしたけど、近鉄の値上げを認可して、来年の値上げを国交省として認可をしたと、来年4月から適用ということであります。そこは議論が尽くされて、この結果になったということだと思います。私としては、以前から申し入れもしてまして、結果において、通学定期が9.2パーセント上がるということと、それから通勤は18.3パーセントということでありますけど、できるだけこの通学手当、父兄の負担を減らしてほしいということでお願いをしてましたんですが、数字は申請時点と変わってないということでありまして、この辺り、よくこれから運賃またさらに上げていくようなことも出てくるかもしれませんけど、通学手当についてはよく考えていただければというふうに思っています。鉄道会社は今運賃値上げをするところも出てきておりますが、逆に値下げをする会社もあるということです。値下げしてほしいということは申し上げませんけれども、少なくともやっぱり通勤定期と通学定期、で通学定期については直接やっぱり家計の負担になるということで、これからもよくその辺は目配りをしていただければありがたいというふうには思います。
○静岡県の幼稚園送迎バス園児死亡
(質)先日、静岡県のこども園で通園バスに子どもが取り残されて亡くなるという事案があったと思うんですが、厚労省とかから対策について通知も来ていると思うんですが、三重県さんとして、その対策、防止のための対応というのはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
(答)これは、9月5日の日に厚労省から通知が来ていまして(6日付で再通知)、これを県としても各自治体に渡したんかな、はい。市町に通知をしているということであります。非常に痛ましい事故であります。幼い子どもが亡くなるということで、大人がきちんと注意をせないかんということですので。去年の今頃でしたかね、福岡でも事故が起こって、1年のうちに、こういう事故が2回目起こってしまうということですので、よく注意をしなきゃいかんということですね。国としては、児童福祉施設の基準、これを改正しようということと、安全計画をきちんとつくるということでありますが、令和5年4月に施行するということで、その前にできることはしっかりとやっておかなければいけないということで通知が来ていますので、県としても自治体に対して通知をしているというところです。
(質)三重県、今年も非常に熱中症警戒アラート連日出たりして、暑い県だと思うんですが、その辺の危機感といいますか、対策の必要性みたいなの、知事としてはどのようにお考えでしょうか。
(答)当然ですけど、車中、温度は上がりますので、子どもを残さないということ、これは当然のことではあるんですけど、やっぱりそういうことが起きてしまうということですから、やり方については関係者の間での情報共有と、それから乗車降車の時のダブルチェックですね、それをしっかりやって、ヒューマンエラーがないようにしていくということだと思いますね。
○三重県総合図上訓練
(質)先日、1日に防災訓練ありましたけれども、就任時から重要課題の一つとして防災を挙げていらっしゃって、この1年間、三重県の防災についてご覧になってきた上での訓練だったかと思うんですけれども、今回、知事にとっても含めて位置づけがどういうものだったのかということと、その意味、意味合い、意義についてお伺いできますでしょうか。
(答)答えは一緒になってしまうかもしれませんけど、三重県は昭和34年に伊勢湾台風に見舞われましたけど、それ以来、大きな災害は11年前ですかね、紀伊半島の大水害がありましたけれども、それを除けば大きな災害がないということで、災害への対応の敏感さというんですかね、ちょっと鈍っている可能性があるのではないかということを、知事に就任して思っておりまして、担当部局とはずっと話をしてきて、今回、実践的な訓練をやりましょうということで、あらかじめもう設定されていて、それで皆さんが机について話をするような、そういうのではなくて、オペレーションルームにしても、それからシチュエーションルームにしても、実践的に、構築を最初からやり始めて、問題点を把握しようということでやらせていただいたというところです。いくつかの課題が出てまいりました。昨日も担当部局とも話をしましたが、もう少し時間をかけてしっかりと議論し、問題点を摘出して、それを課題として捉えて変えていきましょうと、こういうことを言っているところであります。そういう意味では、位置づけというのは、三重県が災害によって亡くなる命を少しでも減らしていく、そのための訓練をしました、こういうことでありまして、意義については、実践的な訓練をすることによって課題が浮き彫りになってきたというふうに思っています。どういうことかというと、一例を挙げますと、例えば本部会議、皆さん見ていただいたかもしれませんけれども、人命救助という話と、それから被災された方の避難所の運営という話であるとか、あるいは社会的な施設の復旧、こういったことは、実はごちゃごちゃになっているんですよね。まず、人命救助から議論をし始めて、そこで県民の命をどうやって守るか。そこをやって、そこができたら次に移っていくということをやらなきゃいけないんですけど、報告事項も聞いていただいたかもしれませんけど、各部報告も、これがもうどんどん一緒に入ってきているということですが、そういう整理はこれからきちんとやっていかないかんというふうに思います。ただ、うまくいけたというところで言いますと、国との関係ですけれども、国に対して救援要請を早目に出せたということですが、その辺りは上手にできたかなということであります。これからも課題を摘出しながら進めていきたいと思います。
(質)課題のところでおっしゃったんですけど、実際に訓練を始める前に、私はここが課題かもしれないなというふうに予想していらっしゃった部分というのはどこかありますか。
(答)人命救助のところがまだ弱いところはあるかもしれないというふうに思っておりましたが、関係機関への要請についてはある程度できたということですね。それから、リエゾンの派遣ですね。今回からリエゾンを強化して派遣するということですけれども、訓練の時間の中では、リエゾンがきちんと到達したのかとか、その辺がまだチェックしきれていないので、そこはちゃんとチェックしていかないかんかなというところです。
(質)そういう意味では、想定していた課題というところについても、改めてこの訓練を受けて、もう一度ちょっと見直していくと。
(答)そうですね。そこはそういう感じです。
○知事公舎のあり方有識者会議
(質)知事公舎のあり方検討会議の件でお伺いしたいんですけど、一部報道で9月中にも検討会議を開催されるということがありまして、現在の状況と、あと、この検討会議については何回くらいやってどういうところを目標にしていくのかというのをちょっと教えていただければと思います。
(答)今、検討会議については日程の調整中というふうに聞いておりまして、9月の下旬から10月には1回目の会議を開催をする予定と聞いています。年内には意見を取りまとめたいということでありまして、有識者会議の構成、就任の依頼手続きなどをしているというふうに聞いておりますので、これがある程度決まりましたら、私の方からも発表させていただきたいというふうに思っております。
○新型コロナウイルスの感染状況等について(発表)
(質)ちょっと質問が戻るんですけども、発生届なんですけど、9日から開始ということは、国からは通常のシステムであると、金曜に申請して翌週の水曜からスタートじゃないですか。国から三重県の場合だと9日なので金曜日からスタートになると思うんですけど、国から今9日から始めていいよというのはもう受けているということですか。
(答)私が受けて、いましたかね。
(答:医療保健部)本日、告示の予定というふうに聞いておりますけれども。官報の何か特別号外という形になるそうで、まだ早ければお昼前後ぐらい、遅くとも今日中には官報の方に載るというふうには聞いておりますので、正式にはその官報に掲載された時点から有効ということで、適用日は9日になる予定というふうに聞いております。
(答)適用は9日ということで。
(答:医療保健部)9日で結構です。
(答)確かうちと長崎も9日じゃなかったかなと思いますね。当初は金曜日に届け出て水曜日ということですけど、周知期間とかを考えると、うちは金曜日に届け出て金曜日に実施という、それでも構わないということに、国との関係では特に問題ないということになったと聞いています。
(質)よろしいでしょうか。私もコロナで1点すいません、付け足しで確認させてください。宣言を、もう恐らくこのままいけば、11日に解除であろうということなんですけど、手続的なお話で、例えば9日とかに本部員会議をやって、解除をするにしても、知事が何か解除はするけど、今後どうしてくださいみたいなことを呼びかけか何かをなさるのか、何かご予定ってあるんでしょうか。
(答)今は、それは考えていないですね。宣言の解除ですので。ですから、今の形でうまく行けるのなら、9日に資料を皆さんにご提供して宣言終了ということになると思います。
(質)皆さんよろしいでしょうか。じゃあ、第二さんも含めてお願いします。
(質)発表項目ですけど、ちょっと初歩的な確認なんですけど、これ、HER-SYS対象の方というのは、かかりつけ医の方からいくのか、あるいは保健所に連絡があった時に、ちょっと熱があるんだけど、65歳以上だとか、私は妊婦ですとか、そういう申請で、じゃあこの人はHER-SYSにまわすとか、そういう判断なんですか。
(答)医者、医療機関ですよね。
(質)基本は医療機関。
(答)はい。いいですか。
(質)かからない前に保健所へという相談とかいうのは、あり得るでしょう。
(答)ケースとしてゼロではないとは思います。年齢65歳以上で連絡をしますと。キットで例えば陽性が判明したので言いますというのは、なくはないと思う。でも、その方は恐らく、必ず医療機関にかかると思いますので。
(答:医療保健部)そうですね、保健所にご相談いただいて、ご相談の結果、また、かかりつけ医とか、診療機関、医療機関への受診をお願いするという形で医師の診断を受けていただくということになると思います。
(質)どっちにしても、その時、ある程度保健所が振るということですか。割り振る。
(答)ケースもあるでしょうし、逆に、最初から医療機関へ行かれる方もおられるでしょうし。
(質)それはもう当然、医療機関から入ってきますよね。というか、そこの指示もあると思うし。
(答)そうですね。HER-SYSの場合は、医療機関で記入をするということになっていますね。
(答:医療保健部)そうですね。医療機関の方で。
(答)なっていますので、医療機関を必ず経ていただくということになります。
○第44回(令和7年)全国豊かな海づくり大会の三重県開催の決定について(発表)
(質)あと、豊かな海づくりですけど、これ、開催決定だけなんですけど、日時等が決まるのは、過去例というか先進例では、大体どのくらいに決まるんでしょうか。
(答)まだ決まっていないということですけれども、いつ頃かというのはわかりますか。
(質)場所もですね。
(答:農林水産部)開催場所は2年前、来年の秋頃。開催日時は1年前、再来年の秋頃に決定。これまでの大会の例ですと、そういうスケジュールで決定しております。
(質)日時が1年前で、場所が2年前。
(答)そうです、はい。
○知事公舎のあり方有識者会議
(質)あと、知事公舎の検討の委員会か何か分からんけど、そういうあれなんですけど、これ、有識者の方の名簿は出ないんですか、今段階では。
(答)今段階、調整中ですので、就任のご了解が得られればお出しすることになると思います。
(質)見通しはいつぐらい。
(答)1、2週間の間という感じですかね。はい、そんな感じですね。
(質)決まれば、それは出していただける。
(答)そうですね。
○旧統一教会との関わり
(質)あと、旧統一協会の関係なんですけど、これ、知事は国の職員でいらっしゃった時とか、そういう時に、例えば岡田さんみたいに関係プロパガンダ紙に、何か海上保安庁の関係で、そういう国の国防みたいなことで対談に載られたりとか、あるいは何かそういうことで、団体の何か催すものにメッセージなりとか、祝電とかそういうご経験は全然ないんですか。
(答)ないですね。旧統一協会は、どちらかというと政治の方に働きかけているようですので、行政機関に働きかけているというのはあんまり聞いたことがないですし、私自身もそんな記憶はないですね。
(質)今は知事でいらっしゃるんですけど、今後、仮にそういう働きかけ等があった場合に、どういう姿勢で臨まれるということですか。
(答)反社会的な活動をしているような団体に対して、その活動を承認するような形での関与というようなことは、私は望ましくないというふうに思っておりますので、そういう話があればお断りするということになると思います。
(質)一方で、県の部署によっては、そういう団体がやっている催し等に、知らないうちに協力しているとかいうこともあるみたいなんですけど、これについては知事の方から何か指示を出されて、ここはちゃんとチェックするようにとか、何かそういうことはされているんですか。
(答)知らないうちに協力というか、どういう団体かはっきり分からないけれども、ボランティア活動のようなことをしている時に、登録とかいうような制度なしに掲載をするということがどうもあったようでありますけれども、今後はどういう団体かしっかりと確認をする。確認の仕方がなかなか難しいところはあるんですけれども、県で担当部局を置きましたので、そこから国に確認をして、この団体というのはそういう反社会的な活動をしている団体そのものか、あるいはその下部組織ではないですかというのを問い合わせし、そこでそれははっきりしないというのが出てくるかもしれませんけれども、そういう団体だということであれば、そちらには協力をしないということがよいのではないかということ関係部局に言っているところです。
(質)担当部局というのは、どこですか。
(答)総務部総務課ですね。
(質)総務部総務課。基本的にでも、はっきりしない団体の場合は、できるだけそういうことは協力しないというのが大体行政の姿勢なんですけど、そうもいかないですか。
(答)はっきりしないというのは、なかなか難しいですね。そこは国で。情報収集能力、分析能力を持っているのは国しかないので、国に問い合わせをするということだと思います。
(質)それは危機管理統括チームじゃなくて、総務部総務課が国なりに問い合わせしてそういう対応をされる。
(答)そうですね。
(質)そういう手順ですか。
(答)危機管理統括チームというのは、別に情報収集能力、公安能力を持っているわけではないので。それは国が持っていますから、国に対して問い合わせするということですね。
(質)あと、この前9月2日に県議会の各派代表者会議があって、今の前野議長が、2年前の話ですけど、四日市での大会等に関わったと。参加なんですけど。参加というか祝電かな。そういうふうな状況で、そこはお認めになって、今後について信教の自由もあるとかいう形で、それと今後について議長としては調査しないというふうなことを言われているんですけど、これは知事としては何かお感じになるところがありますか。
(答)議会のことは議会でお決めになっていただくということであろうと思っています。
(質)予定通りのお答え。はい、どうも。
(質)ありがとうございます。じゃあ皆さんよろしいでしょうか。では、これで今日はありがとうございました。
(答)どうもありがとうございました。
了