現在位置:
  1. トップページ >
  2. 県政・お知らせ情報 >
  3. 知事のページ >
  4. 知事定例記者会見 >
  5.  知事会見 会見録 令和4年7月12日
担当所属:
  1.  県庁の組織一覧  >
  2.  総務部  >
  3. 広聴広報課  >
  4.  報道班 
  • facebook
  • facebook share
  • twitter
  • google plus
  • line
令和04年07月14日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和4年7月12日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

・「みえ得トラベルクーポン」の利用状況について(発表)
・新型コロナウイルスの感染状況等について(報告)

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・第26回参議院議員通常選挙
・安倍元総理大臣と知事の関わり
・広島県知事の来県
・リニア期成同盟会への静岡県加盟
・憲法改正についての知事の考え
・全国知事会における公用車の新規購入
・要人警護に対する知事の考え

発表項目等

(知事)おはようございます。会見に先立ちまして、去る7月の8日の日、奈良県内で選挙応援をされている途中の安倍元総理が、凶弾に倒れられるという痛ましい事件がありました。私からも心よりその死を悼むとともに、お悔やみを申し上げたいと思います。

私の方から今日の会見は2点であります。1つは「みえ得トラベルクーポン」の状況についてお話をさせていただきたいと思います。今年の4月以降、トラベルクーポン第1弾ということで開始をしております県民割の実施でありますけれども、4月ほぼ1カ月間、これは三重県民対象で実施をいたしました。予想4万人というところに7万5千人の利用実績ということであります。第2弾は5月ということでありまして、これは対象を近隣11県に拡大をいたしております。利用実績9万2千人、第3弾が6月ということですが13万3千人のご利用です。対象もちょっと増えていまして京都が追加になりました。また、平日の割引これを千円上乗せしております。第4弾ですけれども、7月1日から14日の予定でありますが、11日、昨日現在で4万8千人のご利用をいただいているところであります。これで合計4月以降、約35万人の皆さんにご利用いただいておるところであります。ここの数字をちょっと見ていただきますと、2019年6月、これはコロナ前です、それと、2022年の6月、これは今年でありますけれども、コロナの中での実績でありますが、これを比較しますと県内の宿泊数が約3割、コロナ前よりも6月に関して言うと伸びているということです。これは、クーポンの影響かどうかはっきりわかりませんけれども、クーポンを実施しておりますので、多くの方が三重県に6月は訪れていただいています。
これは通常は観光でいうとショルダーシーズンとか、あるいは閑散期と言われている時季でありますので、クーポンを使っていただいて三重県においでいただいているというふうに考えておるところです。県民割の効果が出ているということだと思っております。4月15日以降どうするかについては、国で全国に拡大するかどうか判断をされております。全国拡大がないにしても、恐らく県民割の維持というのはあるのであろうというふうには考えておりますので、それに応じた対応をしていくことになると思っております。以上がトラベルクーポンの関係です。

もう1点、私の方から感染状況についてお知らせをいたします。お手元の感染状況の資料を見ていただきたいと思います。病床使用率は29.8パーセント、重症用の病床使用率が2.1パーセント、これは昨日の時点であります。感染者数は、ほぼここ3週間ですね、皆さん御案内のとおりでありますけれども、前週の同じ曜日と比べまして増えてきておりますので、リバウンド状態が続いているということでありますけど、今日も午後発表しますが、今日は600人を超える予定です。604人ちょっと前後するかもしれません。ということでございますので、感染者数は依然として増えてきておりますので、引き続き感染防止の対策をお願いしたいと思っているところであります。なお、県営の集団接種会場ですが、7月16日の土曜日、23パーセントぐらいまで予約が入っているところでございます。まだ空きがありますので、予約をしていただいて打てる方はワクチンを打っていただきたいと思います。それから、明日の水曜日ですね、19時30分から三重県の医療関係者の方にも集まっていただきまして、コロナウイルスの対策協議会を開催する予定にしております。19時30分から県庁講堂で開催をいたします。これにつきましては、今、感染状況増えてきておりますので、医療関係者の方に主として病床の拡大についてもお話をさせていただく予定としております。今のところ7月20日を目指して、県内の病床確保461床に増やすということでお願いをしておりまして、昨日時点で457まで増えております。7月20日には461になると思いますが、それ以上に増えてくる可能性もあります。病床使用率が40パーセントを超えますと、461から548床に増やしていただくように、これも明日の夜の会議で私どもからお願いをする予定にしております。なお、明日の夜の会議はですね、それ以外にも医師会の方でも、高齢者施設、あるいはご家庭の訪問を既にやっていただいておりますけれども、これについて重ねてお願いをする予定としております。加えて今週末でありますけれども、3連休の前ということもありまして、東海3県の知事会議を開催する可能性があるということで、今、調整を進めているところであります。調整が整いましたら、また皆さんにもお知らせをしたいと思っております。私の方からは以上2点です。

発表項目等に関する質疑

○「みえ得トラベルクーポン」の利用状況について(発表)
(質)「みえ得トラベルクーポン」なんですけれども、今の話ですと15日からは全くクーポンがなくなるということでよかったでしょうか。
(答)まだはっきりしませんけれども、国で検討しておられるところでありまして、県民割の延長が7月15日からある可能性はあると思いますので、それであればクーポンが延長されるということになります。

(質)県民もしくは利用者の関心としては、15日以降どうなるかということなんですけれども、今のお話ですと15日以降も何らかの割り引きがあるということですか。
(答)ある可能性があると思っています。以前、全国に拡大をしますという話を国は言っておられたと思いますが、感染者数がぐっと増えてきたので、全国拡大は検討中という形にちょっとトーンダウンをしました。そうすると、全国拡大はちょっと先に送られる可能性があるんですが、そのときでも同様の県民割は実施される可能性があるというふうに考えておりますので決定次第、なるべく早いタイミングで観光業界の皆さんにお知らせしたいと思っています。

(質)知事として、このクーポンについて今の段階での評価として、全国拡大するべきなのか、それとも従来の形、あるいは縮小した方がいいのか、そこはどのように考えていらっしゃいますか。
(答)感染状況が落ち着いている場合は、全国拡大してもらいたいと思っていますけれども、今の感染状況であれば、しばらくの間様子を見る期間をおくのはやむを得ないかなと思っております。特に三重県の場合ですけれども、南部あるいは中部の観光地で申し上げると、大体3割ぐらいが中京圏、それから3割ぐらいが近畿圏、残り3割が県内プラスアルファこんな感じでありますので、関東から来ていただいた方がいいことはいいんですけれども、直ちに関東から来ていただかないと相当困るという状況とまでは言えないものですから、感染状況の様子を見るというのはあり得る話であろうというふうには思っております。

(質)クーポンでもう1つだけ伺います。15日以降も続くということになれば前提が変わるかもしれませんけれども、このクーポンで作った需要がもし仮にクーポンが終わってしまうと一気に剥げてしまうことがあるかと思うんですけれども、クーポンが終わった後の反動を抑えるために、どのような取り組みが必要だというふうに考えていますでしょうか。
(答)これは恐らく少し先になると思いますので、その時点でどのぐらいの観光の入込数なのかというのを見ながら、対応していきたいとは思っておりますけれども、場合によると、県で独自の観光喚起策を考えていくというのはあるかなとは思っておりますけれども、今、これというものを考えているわけではありません。

(質)まずクーポンのことで何かあればお願いします。

(質)よろしいでしょうか。

○新型コロナウイルスの感染状況等について(報告)
(質)続けて伺います。感染状況のことで伺います。足元で三重県内でも感染者が急増していまして、新規感染者が今まで6日間で500人を超えるところが続いています。さらに、知事が先ほど今日は600人を超えるという話をおっしゃられていましたけれども、足元の感染の急拡大について、まずどのように見ていらっしゃるか評価について教えてください。
(答)リバウンドしているということは言えると思います。6日間続けて500人を超えていますし、今日で7日間連続で500人を超えるということになります。評価はBA.5ですね、感染力が非常に強いウイルスが蔓延し始めているということであろうと思います。また、そういう中で高齢者の方には、4回目のワクチンを打てる方は打っていただきたいというふうに思いますし、若い方でも副反応が心配な方はノババックスのワクチン接種もありますので、予防あるいは重症化防止の手だてをとっていただければというふうに考えているところです。

(質)ワクチン接種は多くの国民が接種していますし、マスクもしてますし、注意喚起や警戒も十分していると思うんですが、それでも広がってしまうという中で、知事としては病床使用率が40パーセントを超えるまでは特に制限を求めるとか、県民に何かを求めることはないという前提で、そこは変わらないということですか。
(答)感染防止策は今まで同様にお願いしたいというふうに思っています。例えば会合の場所でのマスク会食ですね、これはぜひお願いしたいと思っていますけど、あんまりやっておられないのじゃないかなという危惧があります。これは自分を守るためにも、あるいはご家庭におられる高齢の方を守るためにも、ぜひマスク会食をお願いしたいと思います。外で例えば一人で歩くとき、これをマスクする必要がありませんし、ランニングをしているときとか、あるいは学生さんが自転車に一人で乗っておられるとき、あるいは隣に人がいても2メートルより離れて歩くようなときは、これマスクいりませんけど、屋内に入って人が密になっていてしゃべるようなときとか、あるいは食事をされるとき、これはマスク会食をぜひお願いしたいというふうに思っています。加えて、ご家庭に高齢者、あるいは基礎疾患を持っておられる方がおられるご家族の方は、そういった方々に接するときは家庭の中で大変だと思いますけれども、マスクをつけていただくようにお願いをしたいと思います。特に高齢の方は重症化する可能性がありますので、若い人の症状は後遺症は別にしてですけど、症状はそんなに重篤化するというふうには聞いておりませんので、高齢者の方、あるいは基礎疾患を有する方は重症化されますから、そういう方にうつさないということをぜひお願いしたい、それが病床の逼迫化を避ける方策でもあると思いますのでお願いしたいと思います。

(質)最後にもう一つ伺います。東海3県の知事会議を近く開催予定だということですけど、もし教えていただけるなら具体的な日にちと、何を3県の知事でこのタイミングで話し合いたいと考えていらっしゃるか教えてください。
(答)具体的な日にちはまだこれからですね。今週末で調整をし始めていると聞いております。それから、具体的には3連休がまいりますので、その3連休の前にもう一度3県の県民の皆さんに感染防止策をお願いするということになると想定しています。

(質)各社さんいかがでしょうか。

(質)政府の有識者の会議の方でも第7波に入ったとの言い方がされましたけれども、今のところ40パーセントまではこれまで通りの感染対策の呼びかけを県民にお願いするということでよろしいでしょうか。
(答)そうですね。40パーセントになって直ちに何か規制をするということも考えているわけではありませんので、まずは感染対策をしっかりやってくださいということですね。第7波かどうかは、政府の方で決定をされると思いますので、その判断を待ちたいと思っております。

(質)明日の予定されています、医療関係者の対策協議会のことでお伺いしたいんですけれども、明日、病床を増やすことについてのお願いというのが主ということなんですが、特段そのほか、この感染が増えている中で、何か今直ちに規制ということを考えているわけではないとおっしゃっていましたけど、何か先生方にそういうとるべき新たな規制というか対策、もっと言ってしまえば行動制限みたいな、そういうか何か、今、専門家の皆さんがどうお考えになっているかみたいなところもご意見を伺ったりするということですか。
(答)そういう意味では、まず世界の状況とか、国内の感染状況も私どもなりに分析したことをお知らせをさせていただきます。それに対して先生方がどうお考えになっているかというのは、意見交換もさせていただきたいというふうに思っています。それから感染制御に関して言いますと、私ども感染制御チーム、高齢者施設を主として回らせていただいて、感染制御するチーム数を今は当初1チームしかなかったんですけど、2チーム今ありまして、3チームに今増やそうとしているところであります。そういった私どもの対応についてお知らせをして、それについてのご意見をいただくことも考えております。それから先ほど申し上げましたけど、軽症者に関しては入院ということではなくて、施設内療養を支援するということで、病床逼迫を避けるということも考えていきたいと思ってますので、そういった点について医師会のご協力をお願いするということも、議題の一つになってまいります。

(質)マスク会食とワクチンの呼びかけに関してなんですけど、昨日スーパーに久しぶりに行ったら、知事の声が聞こえてきて。
(答)私の声。
(質)呼びかけが、誹謗中傷を避けてくださいということだけの呼びかけの放送だったんです。
(答)そうですか。
(質)たぶん、去年就任されて間もなく録られたような感じのものなのかなという印象です。それが感染状況に応じずに、ずっとスーパーでそのまま流れ続けているのも、どうなのかなという気がしたんですけど、それから録り直したこととかってありますか。
(答)ビデオ撮りしたかということでね。スーパー用にはしてないと思います。

(質)そういう、先ほどおっしゃったマスク会食とか、あとは感染状況に応じたような呼びかけ、広報の仕方というのは、何かこれから検討されていく予定とかってあるんでしょうか。
(答)貴重なご意見ありがとうございます。確かにその通りでありますね。あれを撮ったのは、去年の冬場やったかもしれませんですね。ちょっと検討してみます。

(質)感染のことでよろしいですか。

(質)先ほどおっしゃっていました、感染制御チームなんですけど、以前からやっていた高齢者施設を巡回して対策が十分かみたいなところをチェックするチームのお話ですか。
(答)クラスター班のことですね。
(答:医療保健部)クラスターが発生するような施設に対して、それ以上感染を拡大させないために、そういうチームを高齢者施設に派遣するものです。

(質)それを三つに増やす。
(答)現在2チームありまして、近々3チームに増やせるように今やってると、こういうことですね。

(質)よろしいですか。

その他項目に関する質疑

○第26回参議院議員通常選挙
(質)発表項目以外で伺います。一つだけなんですが、参議院選挙の結果が出まして、三重県内では、選挙区で自民党が公認して公明党が推薦する山本佐知子さんの当選が決まりました。県内の参議院議員の議席、2議席ある2議席とも自民党さんがこれで押さえることになったわけですけれども、今後県政の進めていくにあたって政党との距離感が変わるとか、何か県政の進め方に変わりがあるかとか、そういったことについて教えていただけないでしょうか。
(答)参議院選挙の結果で県政と国政の距離感が変わってくるかと、それは変わらんと思いますね。引き続き今回、明日ですかね、当選証書を受けられる山本先生におかれては、三重県のためにご活躍をいただきたいというふうに思っておりまして、私ども、県議会の議員をしておいでになられましたので、対話は私ども執行部とはしっかりやっていただけるものというふうに考えております。三重県さまざまな課題があります。観光でありますとか、伊勢湾の再生、選挙期間中にも山本先生にはそういったものを掲げて選挙活動を展開されたと承知しておりますので、そういった点に加えまして、例えば人口減少問題などについても私どもと意見交換をしていただいて、国政に反映をしていただきたいというふうに考えております。

○安倍元総理大臣と知事の関わり
(質)先ほど安倍元首相へのお悔やみの言葉もおっしゃっておられましたけれども、個人的にこれまで何らか安倍さんと関わりですとか、接されたこととかっておありだったんでしょうか。
(答)海上保安庁の頃ですとか、自動車局長の頃は官邸にご説明にお伺いすることがありましたので、安倍総理、総理執務室で総理にご説明を申し上げることはありました。それ以外に海保の時に、平成27年の7月、安倍総理に横浜にあります海上防災基地、第3管区の海上防災基地ですね。最近、テレビドラマの舞台になったとこでありますけれども、そこをご視察いただいて職員、海上保安官、激励をいただいたこともありまして、これは東京湾から船で、巡視艇で横浜まで行っていただきました。その間、東京湾の状況見ていただいたりしながら、防災基地で特救隊の訓練も見ていただきまして、ご自身の言葉で激励をしていただいた。それに同行したっての覚えてますし、それから平成28年の3月、海上保安学校、舞鶴にありますけれども、そこの卒業式に、総理としては初めて海上保安学校の卒業式にお出になられました。海上保安庁長官は現地で待っておりましたので、私は当時総務部長でしたけれども、羽田から総理を海上保安庁の航空機で新神戸空港までお送りし、そっからヘリで舞鶴に飛ぶ予定だったんです、海上保安庁のヘリで飛ぶ予定だったんですけれども、悪天候で急きょ車に変更になりまして、それで総理を舞鶴の卒業式までお送りしたというのも私は記憶をしております。非常に気さくな方で、今申し上げた卒業式、急きょ予定が変わりまして、ヘリから車ということになったんですけども、いいよいいよ車だね、車で行こうよというふうにおっしゃいまして、周囲に対して安心感を与えながら物事を進められる方であったと思ってます。それから仕事でいうと、直接総理とというわけではないんですが、平和安全法制のときに海上保安庁の、私、課長として携わったわけでありますけれども、あの法案、法律は安倍総理でなければ恐らくできなかったものだと思います。その後、アメリカとの関係がスムーズに進んだのも、あの法律があったからというふうにも考えておりますし、また、海上保安庁の予算も増やしていただきました。このときも海上保安庁体制整備の関係閣僚会議というのを総理に主催もしていただきまして、それ以後、毎年今でもやってますけれども、年に一回そういった閣僚会議も開催をするということも決めていただきました。日本の安全保障に関しては非常に心を砕いていただいたというふうに感謝をしているところであります。

○広島県知事の来県
(質)この週末に、金曜日かな、広島県知事が来られて、お話をされて現地視察もということなんですけども、あれはG7の関係閣僚会合などの視察だと思いますけども、誘致に関わる視察だと思いますけども、どういったお話をされるか、あるいはどういう点を三重県知事としてはPRなさるお考えか教えていただければと思います。
(答)5月の19日から21日、来年、広島でG7の本体会合が開かれるということで、直近の本体会合を開いたのは三重県です。2016年開きましたんで、そのときの状況を確認に来られるということです。まずは広島サミットが成功するように私どもから2016年のサミットの開催の仕方についてご説明をして、広島県さんのご質問にお答えするというのがポイントであると思います。伊勢志摩サミットは安全、それから静かな環境での開催ができたということで評価をいただいておりますので、そういった施設をしっかりと見ていただくということ、それからご質問があればですが、そのときに提供させていただいた三重県の産物、お酒もそうですし、食べ物もそうですが、そういった話もさせていただきたいというふうに思っております。また、サミットの前からおいでになられた首脳もおられますんで、そういった首脳への対応、どういったところに泊まられたかと、非常にいい環境の中で時間を過ごされたというのもありますので、そういった話も申し上げたいと考えているところであります。

○第26回参議院議員通常選挙
(質)ちょっと参院選の話に戻って恐縮なんですが、投票率が前回3年前よりはおよそ1ポイント上がったものの、過去3番目の低さということで、選挙への関心とか、その辺りについて知事としてどのように評価されるのか教えていただけますでしょうか。
(答)参議院選投票率については、全国が52.05パーセントに対して、三重県では52.78ということで全国より上回っておりますけれども、前回の令和元年の選挙、この時の投票率が過去2番目に低かったということで、それに次ぐ低さであるという見方もあると思います。これは若い人を初めとして関心がという声もあるかもしれません。投票率の向上のために、学生さんにCMに参加していただいたりして、啓発活動は行ってきたつもりではありますけれども、投票率がかなり上がったということではないということで、これからも多くの方に行っていただけるようにやっていきたいと思っています。ただ、期日前投票は増えてまして、令和元年の時が1日前で17.5パーセントでありましたけど、今回は19.3パーセントということでありますので、期日前は今までで一番増えてるということであります。今後、期日前投票の活用もまた、今回もやってますけれども、お話もしながら密を避けるような形で、それから行っていただきやすい時に投票していただくということで、全体の投票率を上げていきたいというふうに思っています。

(質)じゃあ、第二さんお願いします。

○新型コロナウイルスの感染状況等について(報告)
(質)コロナの関係なんですけど、7月5日に愛知県の大村知事がリバウンドと言って、7月6日の日に第7波と言い換えて、その後、小池都知事も第7波と言って、昨日、尾身さんも第7波とおっしゃっているんですけど、いまだに一見知事と三重県というか、そこがリバウンドと言われているその根拠は何ですか。
(答)根拠。第7波というのは政府全体で第7波と認定をされたら、第7波でいいと思っていますけれども。それだけですね。

(質)ということは、政府がきっちり第7波と言ったら、その時、三重県も第7波と。
(答)そうですね。

(質)明日の感染症の対策協議会でしたっけ、あそこで第7波かどうか検証するとか、そういうこともないんですか。
(答)ないですね。第5波の時も第6波の時もそうですけど、各県でばらばらということはなかったと思いますので、全国で第5波、第6波ということになっていたと思いますので、それは国が決めたらいい話だと思います。いずれにしても、感染者数が増えとるのは事実なものですから、それに対して感染対策をしっかりやるということに尽きると思うんですね。

(質)今の段階で第7波と規定しなければ、感染者が増えているのはリバウンドと捉えるのが妥当なんですか。
(答)そこは捉え方なので、とにかく数が増えてきていますから、きっちり対策しましょうということですね。第7波と断定した時、あるいは決定した時に、何か新しい措置があるかというと、それはありませんので。

(質)今まで5波とか6波とか言った時に、ある程度、対策強化されて「まん延防止等措置」とか、そういうものが出てきているじゃないですか。だとすれば、今回、時短とかそういうのは多分ないと思いますけど、何らかの強化措置というのは取られる可能性があるので、先触れ的に第7波的な要素を出しといて、対応していくというのも一つの手だと思うんですけど、そういうふうな手法は取らないわけですね。
(答)そうですね、感染者は増えていますという話をさせていただいていますので、後は病床使用率が40パーセントを超えた時にアラートを出しますと、こういうふうに申し上げていますので、そこが一つのある意味の分水嶺になるかなというふうには思っています。

○第26回参議院議員通常選挙
(質)あと、その他事項なんですけど、参院選が終わって、国政選挙はそうなんですけど、6年前に立憲の芝さんが当選した時に、県は知事も含めて誰も来ないじゃないかと、万歳の時におっしゃって、ちょっと怒ってはったことがあったんですけど、あの時、鈴木さんは、鈴木知事は山本佐知子さんをやられたので、知事が来れないのはわかるけど、副知事も顔を見せないってどういうことになっているんだと言われて、鈴木知事は気を使われて副知事か誰かを、国政とかそういう選挙の時に出したりしていたんですけど、今回は全く県の人は当選者のところへ来ていないんですけど、これはもう知事の指示なんですか。
(答)まず、事実関係、副知事以下が当選者のところへ行くかというと、私役人をやっていた経験で言うと、当選した時に別に行かないかんわけではないので。それは国政に県の考え方を反映してもらうのは、その後でも説明できますから、公務員というのはそんなものやと思っています。で、私自身は今回当選をされた山本佐知子さんの事務所に、開票のあと出向きまして、お祝いを申し上げたということはございます。それから、その後、芳野候補の事務所にも顔を出させていただいてお話もさせていただきました。芳野候補はおいでになられなかったので、その時におられた方とお話をさせていただきました。

(質)だいたい投開票の万歳の時に県内の首長さんも来られていたので。町村長はほとんどそろっていたし、あと市長会会長の立場とか町村会会長の立場になりますけど、それなりに首長さんが揃っていたから、ある意味、そこの同じ県のトップである、ひとつ知事という政治家兼執行官も来られてもいいかなというふうにも思ったので。
(答)行きました。だから、山本さんの事務所へ行きました。

(質)その後でですね。
(答)そうです、そうです。

○リニア期成同盟会への静岡県加盟
(質)あと、リニアの期成同盟の静岡県の加盟ですけど、これはもう正式に加盟を認めると、何か総会か何かとか、あるいは回し会議で、持ち回り会議で、そういうふうにもう決まったんですか。
(答)最終的な判断をするのは、愛知県知事が事務局を預かられる会長として、同盟会の会長として判断をされるというふうに聞いていまして、その判断をされたというふうに伺っておりますので、加盟ということになっているものだと思っております。

(質)その結果というのは、期成同盟の参加県に公式に何か来ているんですか。
(答)連絡が来たというふうに聞いていますね。

(質)それいつ頃ですか。
(答)1週間ぐらい前だったような記憶でありますけど。

(質)担当課で確認していいですか。
(答)担当課に確認をしていただければと思います。

(質)もともと6月2日の中部圏知事会議で、大村さんが取り扱いは6月中旬ぐらいまでに決めたいとおっしゃって、ちょっと延びて6月末ぐらいの定例会見で、満額回答なのでこれは入れたいとおっしゃって、入るんだろうと思っていたけど、あと実際入ったかどうかというのは公式には何も聞いていなかったので。
(答)入れるっておっしゃったような気がしていますけどね。

(質)会見では言われましたけど。
(答)そうですよね。

○第26回参議院議員通常選挙
(質)あと、参院選の絡みで聞けばよかった、自公政権は存続するんですけど、今回の選挙結果を踏まえて、岸田政権が今後やることについての県としての期待とかあるいは何か要望は特にありますか。
(答)安定的な数を参議院選挙で取られたというふうに思いますので、安定政権ということだと思います。まずは、やっぱり今の経済状況ですね。円安が進行しています。物価高という現下の課題がありますので、これにしっかりと対応していただくということが一番かなと思います。それから継続していますけど、コロナの対応、これもしっかりとやっていただくということであろうと思いますし、地方が元気なるような施策をぜひ打っていただきたいというふうに思っております。あとは安全保障、今、非常に重要な時期に差しかかっておりますので、それは直接、三重県と、県政と関係があるということではないかもしれませんけど、そこも着実に進められるんだろうと思います。

○憲法改正についての知事の考え
(質)一応、改憲論議がある程度、本格化するという形になってきているんですけど、そもそも一見知事は改憲論議に関しては、どのようなお立場でどういうお考えですか。
(答)憲法については、これはすぐれてと言いますか、国においてご判断をされることかと思います。両議院において憲法についての調査会を設けられておりますので、そこでご議論をしていただいて決めていただければいいのかなというふうに思っています。公務員として憲法遵守をして仕事、そんなのは当たり前ですので、私自身としては今申し上げたような考え方であります。

(質)それぞれお考えはあると思いますが、さはさりながら鈴木前知事はもちろん両院でやるんだけれども、ただし官邸スタッフで働いた経験とかを踏まえて、一応、今の憲法では、例えば環境権とかが保障されていないとか、地方自治体の明文化がないと。これについては知事をやっていて、そこの部分というのはやっぱりある程度明文化するという方向の方が、部分改憲ですけど、その方がいいというようなことを表明されているんですが、一見知事として何かそういうところは、何かお考えはないですか。
(答)私自身仕事をしている中で、憲法のここが足りないとか、ここを変えるべきだというふうに考えていることはないですね。

(質)国に任せると。
(答)そうですね。今は国で議論していただいているので。

(質)知事会等では改憲論議が始まる段階でこういうところを入れてほしいとか要望も出したことがありましたよね。
(答)あ、そうですか、ちょっとそこは承知しておりませんので、また確認をしてみたいと思います。

○全国知事会における公用車の新規購入
(質)知事会絡みなんですけど、この前、全国知事会で一応、都道府県公用車の新規購入は電気自動車にすると。というかそれを推進すると、導入すると明言されているんですけど、三重県の場合はその対応を受けて何か今後、今までと違う形で、導入の時に電気自動車優先で行くとか、何かそういう話はあるんですか。
(答)電気自動車などでしたかね、にするということで決まりましたので、今までも確か新しく導入する時はハイブリッドでありますとか、従来のガソリン車ではない形のものを導入していますから、引き続き環境に優しい車を導入していくということだと承知しております。

(質)実質的に、何て言うのか、導入、結局、県の技術吏員の運転手さんたちの意見を聞いて、三重県だけじゃないですけど、大体車種を決めていたようなところが各県あって、運転手さんたちに人気の高いのはトヨタなんだけど、でも価格的には日産が割と評判がいいというのがあって、そういう区分けしていたりとか、あるいは三重県の場合はホンダさんもあるので、ホンダさんも一応公用車の対象に入れようみたいなことが、ホンダさんがちょっと経営的に苦しかった時にあって、初めてホンダ車の査定が入ったりしたんですけど、そういうのからいくと、ある意味、県が主導して電気自動車云々をやる時に、既に平成28年のサミットの時にトヨタからMIRAIという車が、これ知事公用車として使ってほしいと。各国首脳の送り迎えにもこれを使って、できたら宣伝してほしいといって無償で貸与されたわけですけど。
(答)MIRAIですか。

(質)はい。それを今、雇用経済が使っていて、時々、職員の方が乗ったりしているんですけど、これの差し替えとか、そういうことも含めて何かお考えはないんですか。
(答)差し替えというのは。

(質)知事公用車にするとか。
(答)MIRAI、私も乗っていましたけど、自動車局長の時、MIRAIでしたけど、今の知事公用車と比べると、今の知事公用車はワンボックスでハイブリッドですけど(注:正しくは「ガソリン車」)、こちらの方が三重県長距離が多いので、南の方へ行くとか北ですね、かなり長い距離移動しますので、MIRAIよりは今の方が移動環境はいいと思いますね。

(質)あの時、MIRAIの例えば充電する場所とかあれが少なかったし。
(答)それもそうですね。

(質)ただ、あの時から比べて随分、環境も変わってきているので。
(答)それでもまだ水素ステーションは少ないとは思いますしね。長距離移動であれば、ワンボックスの方が非常に楽は楽ですね。

(質)いずれにしても、知事会の取り決めた方針をある程度、今後進めていくということには変わりないんですね。
(答)それはそうですね。

(質)はい、どうも。

○要人警護に対する知事の考え
(質)聞き忘れがあってごめんなさい。
(答)はい、どうぞ。
(質)失礼しました。さっきの安倍さんの襲撃の件なんですけども、三重県には必ず毎年、総理がやってくる。なおかつ、皇族の方とか、要人が来る頻度が非常に、他の県に比べても非常に高いとは思うんですけれども、それは国なり県が決めることでは、あ、県じゃない県警が決めることではあるとは思うんですけども、要人警護というんですかね、それに対する県としての要望なり、国とかも関係機関に対する要望なり、あるいは個別にこういうことをした方がいいんではなかろうかということで、お考えのことがあったら教えていただければと思います。
(答)これは餅は餅屋で、警備は警察、警視庁を中心に県警でもやってくれておりますので、今回非常に残念な事態になりましたけれども、その反省。今、検証を公安委員会でやっていただいているようでありますので、その反省を踏まえて、さらにですね。警衛、そして警護の世界で対応を十分にしていただけるというふうに考えています。特におっしゃるように皇室の方がおいでになられますので、皇室の警備は警衛課の方で、警護課以上にしっかりやっていただいていると思いますけれども、さらに今回の反省を踏まえて対応していただきたいというふうに思っております。

(質)ありがとうございます。

○安倍元総理大臣と知事の関わり
(質)あと、安倍さんとのかかわりですけど、これ知事選、去年出られる前とか、あるいは知事になられてから、鈴木知事の紹介等で安倍さんに会われたことはないんですか。
(答)ないですね。ありません。

(質)じゃあよろしいですね。ありがとうございました。

(答)どうもありがとうございました。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 総務部 広聴広報課 報道班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2028 
ファクス番号:059-224-2032 
メールアドレス:koho@pref.mie.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

ページID:000264412