知事定例会見録
令和3年12月1日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
・「新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた『三重県指針』」の改定について
・無料PCR検査事業の申込期間の延長及び実施方法の変更(発表)
・新たな宿泊療養施設の確保(発表)
質疑項目
・発表項目等に関する質疑
・立憲民主党代表選
・コロナ対策大綱
・新型コロナウイルスワクチン追加接種
・忘・新年会シーズン
・G7サミット・関係閣僚会合
・新型コロナウイルス感染症対策
・新型コロナウイルス感染症対策協議会の開催日程
・国と地方との関係
・財政調整基金の積み立て漏れ
・芝参院議員の次期参院選不出馬表明
発表項目等
(知事)おはようございます。今日の会見では私のほうから発表させていただくものについては3件であります。
先ほどコロナウイルス感染症拡大防止に向けた三重県指針バージョン14を議論をいたします新型コロナウイルス感染症対策本部本部員会議を行ったところでございますけど、そこで、お手元に配布をしていますが、三重県指針のバージョン14、これを改訂をいたしました。11月の7日以降でありますけれども、幸いなことに三重県内のコロナウイルスの感染者は1人以下という日が続いておるところであります。国におきまして、11月19日でありますけれども、基本的対処方針が変更されました。これイベントの基準については前回発表させていただきまして、改定をさせていただいたところでありますけれども、今日はそれ以外のところにつきまして本部会合で議論をいたしまして、バージョン14を変更することとしたということであります。主な改定の内容でありますけれども、飲食店の利用について人数制限は現在行っていないところでありますけども、大人数とか長時間となる飲食を避けていただくようにお願いをしてきたところであります。これバージョン13まででありますけれども、今回14で改定しまして特に感染防止対策を徹底してくださいということに変更をしております。また「ワクチン・検査パッケージ」でありますけれども、これ国のほうでも11月19日の基本的対処方針のところで「ワクチン・検査パッケージ」に言及がありまして、これをバージョン14で三重県のほうでも取り込んでいるというものであります。「ワクチン・検査パッケージ」につきましては「あんしんみえリア」の認証を受けた上でコロナ「ワクチン・検査パッケージ」を利用する店舗として登録をしていただくということになりますけれども、今の予定では12月7日から登録をしていただく予定にしておるところでございます。ただこの「ワクチン・検査パッケージ」は、実際にワークをするのは、感染者が増えてきて、その時に「ワクチン・検査パッケージ」を使うお店については基準を緩和をするということで使いますので、感染者が増えて来なければこれはワークはしないというものであります。「ワクチン・検査パッケージ」につきましては、ワクチンを打たれた方はこれ証明書を持ってきていただくということになりますが、検査、これは対面で実は行うことになります。証明でありますので。今必要な体制整備をしているところである三重県におきましても国からも必要な体制整備をしてくださいという要請が来ているところでありまして、これは関係するところとの調整で12月下旬ぐらいに検査が整うということになります。それまでは仮にこのパッケージがワークをするという前提で、先ほど申し上げましたように感染がまん延してきた時にということでありますけれども、まずはワクチンを接種した人から行うということになろうかと思っておりますけれども、なるべく早いタイミングで検査が整うように、できるように進めていきます。それから先ほどの本部員会合ですが感染の分析、分類でありますけれども、今まではステージでやっていましたけども、レベルということで国から示されておりますので、私どもの三重県の指針バージョン13まではこれはステージでやっていましたが、レベルという形を取り入れてバージョン14改訂をしております。なおこの中身につきましては、皆さんのお手元に、あれですかね、本部員会合の資料がバージョン14が行っているかと思いますけれども、これのバージョン14資料2と右肩に書いてありますかね、それの9ページを見ていただきたいと思います。感染拡大防止アラート、これは「みえコロナガード」の中にありますアラートの部分でありますけれども、ここで感染拡大防止アラート、新規感染者数、これは以前と変わりません。2日連続17人以上だったらアラートを出すということであります。これ他の県にあまりないと思いますけど、三重県では前回お話し申し上げましたように第3波、第4波、第5波の経験に基づいて、このアラートは引き続き有効であると私どもは考えていますので、第6波が来たときもこのアラートを出します。さらに今回ステージからレベルに変更したことに伴いまして、②、③の書き方、9ページでありますけど、ここの書き方が変更になっています。②に関しては基準のところですが、一般医療および新型コロナウイルス感染症への医療の負荷が生じ始める状態、これを入れております。具体的なところこれを私どもで検討しましたけれども、新規感染者数と病床使用率、これは変更しなくていいだろうという結果でありまして、昨日ですかね、愛知県さんが人数出しておられますけれども、私どものこの指標を人数に置き換えますと、最初の10万人あたり8人以上、ここは変わりません。人数で常に出してますので。病床使用率30パーセント以上、これ137人という人数になります。先ほどの会議でも担当部のほうから報告をいたしましたけど。それから③のところですが、三重県緊急警戒宣言、これは時短をお願いをする基準となる宣言でありますけれども、そこの基準のところでありますが、ここも変更してまして、一般医療及び新型コロナウイルス感染症への医療の負荷が大きくなりつつある状態というのを記載を追加で行っております。なお数値につきましては10万人あたり、これは1週間ですけども、新規感染者15人以上、これは変わりません。変えなくていいだろうという私どもで検討した結果であります。病床使用率は先ほどと同様ですので137人が出た場合、この緊急警戒宣言でありますが、加えて重症者用の病床使用率20パーセント以上、これは10人であります。この2つ以上、③の場合は2つ以上に該当する場合に、緊急警戒宣言を出し時短をお願いすると、こういうことでございます。人数として明示をして申し上げると、紙に書いてなくて恐縮ですけれども、137人と10人ということですので、ご理解をいただければというふうに思います。それからこの関係で申し上げますと、今、日本にもオミクロン株は入っているという状態であります。昨日ナミビアの外交官の方が感染をしているということになっておりまして、同じ飛行機に乗っていた方が濃厚接触者として認定をされているということでございますけれど、先ほどの本部会合でも話をさせていただきましたけれども、三重県の方はおいでになられないということであります。ただこれはやはり最大限の注意をする必要があるというふうに考えておりますので、これは注視をしていって、必要であれば私ども対応をとっていくという準備をしているところであります。なお先ほどの会議でも申し上げましたけれども、「みえコロナガード」準備をしているところでありますけれども、一番危惧するところは、若い人のワクチン接種率を上げる必要があるということであります。今、コロナウイルスに感染された方を対象としたアンケートを行ったところでありますけど、10代、20代の方でも他の年代の方と同様3割以上の方、コロナウイルスに感染された方の3割以上の方が3カ月以上何らかの症状が続いたというふうにおっしゃっています。ずっと続いている方もおられると聞いております。したがって若い人には症状が出ない、出にくいという傾向は明確には言えないんじゃないかというふうに思っています。ぜひ若い人にもワクチンの接種機会の活用をお願いをしたいというふうに思っているところです。三重県では学校におきましてワクチンを接種すれば感染を防げますという資料を配らせていただいてワクチン接種を進めているところであります。1点目以上です。
2点目でありますけれども、これもコロナの関係でありますが無料PCR検査、これは10月の11日から三重県やっているんですけど、これの検査の期間の延長であります。当初は12月の半ばまでということでやっておったんでございます。12月10日までということで、12万人分ですが、やっていたんですけれども、コロナウイルスが落ち着いているということもあって、この検査については12月10日までで終えるということにはしない、まだ余裕がありますので、これを2月10日まで延長するということにしました。加えて申し込みの対象は今まで個人単位だったんですけど、それを、要望も多くて、事業所あるいは施設単位も可能にするということにしております。ちなみにこれは実際にこの検査を受けておられる方にアンケートをしていまして、どういう要望があったかというと事業所単位で申し込みたいという要望もありましたし、12月10日ということですけれど、年末年始なんかで人の往来が多いときに検査を受けたいという要望もありました。加えて検査キットこれ郵送で、申し込みをしていただいて、申し込みは人が集まる施設、そこで申し込みをしてもらって、後ほど郵送で検査キットを送ってたんですけども、その啓発ブースを設けているところで検査キットを配布してほしいという話も要望としてありました。そういった意見が寄せられていたものですから、申し込み対象も拡大しましたし、それから検査キットの配布につきましても啓発ブースでの受付時に配布をするということにしております。で、加えてですけれど、県外から三重県に帰ってくる人、年末年始帰ってこられる人がおられると思います。県外からの帰省の予定者も対象に追加をするということになります。これは申し込みをしていただいたら県外の場所にお送りをすると。例えば学生さんとか、あるいは働いており県外で働いておられる方でも、年末年始三重県に帰って来られる方がおられましたら、この検査を受けるということができるというものです。なお県内に就業・就学している県外の方は当初から対象でありましたけれども、出張とか研修で県内に1週間程度滞在をする方の申し込みも受け付けようということになっておりますので、時期を延長するということと、それから対象者を増やす。こういうことをやらせていただくというものであります。これが2点目であります。
3点目ですが、「みえコロナガード」の一環でありますが、医療体制の充実の中で新たな宿泊療養施設についてであります。第5波の時には宿泊療養施設については2施設、四日市とあと県内もう1カ所ということでありましたが、鈴鹿を追加するというふうに申し上げました。したがって鈴鹿については、第6波に対する備えということになりますけど、あわせまして津市内、施設名は非公表ということになっておりますけれども、これを追加するということになりましたので発表をさせていただきたいと思います。津の施設でありますが186室を確保しております。これによりまして、県内第6波への備えとしては4施設561室ということになるわけであります。今までは中勢地域でということで考えておりますので、中勢地域でも宿泊療養施設というのが稼働するということになりますけれども、さらに松阪市でも宿泊療養施設の確保に向けて準備をしているところであります。松阪市につきましても、また準備が整いましたらご報告をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。今後の感染状況に応じまして、受け入れを開始していくこととしております。私からは以上であります。
発表項目等に関する質疑
○「新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた『三重県指針』」の改定について
(質)幹事社からいくつかお聞きします。指針のバージョン14についてなんですけれども、政府の基本的対処方針が11月19日に変更があって、それを受けてのことだと思うのですが、先ほどおっしゃいましたけどオミクロン株が国内でも確認されたということがあって、若干フェイズが変わったような受け止めをしているんですが、最大限注視していくということでしたけど、今後どのような対応を想定されているかというのをお聞かせください。
(答)オミクロン株ですね。感染力は強いというふうに言われておりますので、これらの対応をしっかりとやっていかなきゃいけないというふうに思っております。具体的には先ほども申し上げましたけれども、三重県の場合はみえコロナカードを発表しておりますので、感染者数が2日連続で17人を超えてきましたらアラートを出して、これから先ほどのパーセンテージ申し上げましたけれども、入院者数が137人を超えますと阻止宣言を出していくということになります。阻止宣言を出すのは1週間あたりで人口10万人あたり8人の感染者ということでも出してまいりますし、さらには警戒宣言を出すということ、その基準は先ほど申し上げました重症者数が10人、あるいは137人の入院者が出てきた場合、それから1週間あたり10万人あたり15人超えたこの3つのうちの2つを超えれば宣言を出していく。この対応をやっていくということについては、現在のところですけれども変わりはないというふうに考えているところであります。どのぐらいの影響が出てくるかというのも見極めながらやっていかなきゃいけないと思っています。それから政府としては、水際対策をしっかりやっていただいているところであります。この感染が拡大をしてくるようなことになりますと、場合によるとでありますけれども、県境を越える移動について他の注意喚起よりも先んじてお願いをすることが出てくるかもしれませんけれども、これは様子を見ながらということになります。先手先手で対応していきたいというふうに思っております。
○「新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた『三重県指針』」の改定について
(質)「ワクチン・検査パッケージ」についてなんですけど、店舗の登録を12月7日から受け付けるようなことをおっしゃっていましたが、これは形としては「あんしんみえリア」に組み込むようなイメージですか。それとも全く別枠でやられるのですか。
(答)「あんしんみえリア」の登録をしているお店ですね。このお店から「ワクチン・検査パッケージ」を利用したいというお店を登録しますので、そういう意味ではあんしんみえリアの上乗せということになりますね。そこの登録を準備行為として受け付けて、さらにはその店がどういうお店かということにつきましても、わかりやすいものを考えていきたいというふうに思っております。
(質)それは12月7日の前ぐらいに、なんというかこういうような形でやりますよというアナウンスがまたあるようなイメージですか。
(答)そうですね。12月7日にこういうふうにやりますという話を申し上げて、登録は連絡をいただければすぐにできますので、何らかの準備行為が必要なものというわけではありませんので、その登録をしていただいたところに場合によってはステッカーをお送りして貼っていただくということになると思います。それはちょっと時間がかかるかもしれません。手続きといいますか時間が少しかかりますけれども。ただ、第6波がいずれも来てから発動されるものでありますので、事前の準備をしていくというものであります。
(質)発表事項は幹事社以上です。何かありましたらどうぞ。
○無料PCR検査事業の申込期間の延長及び実施方法の変更(発表)
(質)PCR検査延長の関連なのですが、10月の11日から始められたということですが、これまでの利用実績というか、それを教えていただきたいと思います。
(答)ちょっと数字が最新のものがあれば後で追加で申し上げますが、今11月28日時点の申し込み件数が15,203件であります。それで12万件の中で15,203ということであります。当初一日2千件の申し込みを想定しておりましたので、これ11月末までの平均でいきますと一日当たり340件ということですから、大体2割、我々が想定していたものよりも2割弱ぐらいしか使ってもらってないということでありますので、期間を延長してアンケート結果に要望が多かった年末年始、要望があった年末年始なんかでも対応できるようにしていこうというふうにするというものであります。数は最新のものありますか。今私が申し上げたのが。ごめんなさい。そうですね。これが最新ですね。陽性が一人出たということです。
(質)発表項目よろしいですか。
その他項目に関する質疑
○立憲民主党代表選
(質)発表外で、昨日、立憲民主党の代表選があって、泉さんが新代表に決まりましたけれども受け止めを。
(答)立憲民主党で代表が新たに選ばれたということでありまして、私ども県政を実施していくのは、これについて何ら変わるということではありませんけれども、国の方で国政において様々な変化が出てくる可能性もあると思っています。そこは国でよくご議論をいただければというふうに思っています。また、地方の議員の方も立憲民主党に所属される方もおられると思いますので、中央で方針が決められたら、それに従って対応されるのだろうというふうに思っています。いずれにしても、我々は県民の安全安心を守るということで、各政党の方とも議論をさせていただいて県民のために行政を実施する、そこのところは変わらないということであります。
(質)発表外がありましたらどうぞ。
○コロナ対策大綱
(質)コロナの話に戻るのですが、先日来おっしゃってらっしゃるコロナ大綱についてなんですけども、年内にはということで、目途で作業を進めていらっしゃると思うのですが、オミクロン株が日本に入ってきたことも受けて、またちょっといろいろあれでしょうか、ちょっと考え直さないといけないこととか、その辺も盛り込みながらってことになるのでしょうか。また、12月の目途などありましたら教えていただけますか。
(答)コロナ大綱ですね。第5波までの検証とそれから第6波に向けた対策ということでありますけれども、これについては年内を目途にまとめるということで作業を進めているところであります。先ほどご指摘いただいたようにオミクロン株が入ってきましたので、これへの対応というのも追加していく必要があると考えております。まずは医療関係でいうと、先ほど申し上げましたように「みえコロナガード」の医療関係でなくて感染症への対策という意味では、「みえコロナガード」のアラートこれで対応していくということに変わりはないということを今の時点においては議論しているところでありますが、これからオミクロン株の実態が出てくると思います。それを見ながら、場合によるとアラートについて見直しをするとか出てくるかもしれませんし、医療提供体制につきましても宿泊療養施設を追加をしましたし、それから臨時応急処置施設いわゆる酸素ステーションですね、これについても追加をするということになっておりますけれども、これについても必要であればさらなる追加ということも考えていかなきゃいけないということも考えているところであります。
(質)他はよろしいでしょうか。
○新型コロナウイルスワクチン追加接種
(質)今日から12月になって、3回目接種が始まるかと思うんですけども、まず情報があれば、県内の自治体の実施予定などについて教えていただきたいのと、県内自治体に対する支援などについて考えていることあれば、あるいは懸念されていることがあれば教えていただけますでしょうか。
(答)まず実施の予定について、今集計をしているところであります。今日から始めるということで聞いております(注:会見後、12月1日接種開始はないことが確認されました)。まず医療関係者の方、8カ月を経過した人ということで聞いておりますので、医療関係者の方から今日始めているというふうに聞いています。これは集計でき次第、また情報をご提示をさせていただきたいというふうに思います。支援につきましては、ワクチンの数について、国との関係で、ワクチンを十分なものを交付してもらいたいということは言っておりますけど、今後市町に確認をしまして、県としてさらなる支援が必要な部分について、依頼がありましたら対応していきたいということで、現時点においては特段のものはないというふうに考えております。懸念につきましてでありますけれども、まず医療関係者から始めていくということでありまして、それから高齢者ということで進んでいきますけれども、特段の懸念というのがあるとは考えておりませんけれども、一つ我々から、これ全国同じなんですけれども、第1回目、第2回目、ファイザーを接種をされた方ですが、今回の接種数、ワクチン数でいくとモデルナの方が多くなっているので、1回目、2回目、ファイザーを接種した方、3回目、モデルナを接種される方が出てくると思います。そこについて丁寧に情報を、私どもはお渡ししていかなきゃいけない、これもあると、三重県だけの話ではないですけれども、そこの理解を得ていく必要があるだろうというふうに、懸念というよりは理解を得ていく必要があるだろうという、私どもの注意していかなきゃいけない点でありますけどと思っています。
○忘・新年会シーズン
(質)2点質問させていただきます。1点目なんですけども、忘年会新年会の関係なんですけれども、今後シーズンになってくるかとは思うんですが、一部の例えば宮城県の知事とかは、積極的に忘年会やっていってくださいよというような呼びかけのようなものもされていましたけども、三重県としてはどのような対応をされるのかと、また県職員の方々も、恐らくその部分は非常に気にされてる部分もあるかとは思うんですけれども、県庁内として忘年会への対応とかどのようにとられていくのか、その部分を教えてください。
(答)1点、2点目同じかもしれませんけど、まず忘年会・新年会につきましては自然体、オミクロンが出る前でしたら、経済を回すためにぜひというふうに申し上げていたと思いますけれども、今オミクロン株が出てきて日本でも感染者が、感染者が日本に入ってきているという、入ってきたということということですので、この様子をまず見極めなきゃいけないということですので、今は自然体ということですね。それからこれ県職員も同様でありますけれども、現段階においては、忘年会・新年会を積極的にやってくださいよと、どういう段階でも積極的にやってくださいよという立場に私はないとは思っていますけども、自然体で対応していくということだと思っております。
○G7サミット・関係閣僚会合
(質)もう1点なんですけども、次期G7サミットに関係する部分なんですが、一部の自治体さんではG7サミットそのものの誘致を表明するような自治体が出てきていたり、またその関係閣僚会合等も誘致を表明するような自治体も出てきていますけども、三重県としても当然前回の実績等もある流れで、そういったものの誘致を考えていたりはしますでしょうか。
(答)まず現段階において確定的ということはないんですけれども、まずサミットの本体会合、これについては恐らく、恐らくと言いますか、もう準備をしてないと手を挙げるということはないと思いますので、今は考えてないということですね。それから関係閣僚会議につきましては、ご指摘いただいたようにG7サミットをすでにやっておりますので、実施できる素地はあるというふうに考えております。これについては関係市町とも相談をしながら進めていきたいなというふうにも考えているというところであります。あとはアウトリーチにつきましては、本体会合との関係が出てきますので、これも特段今のところは考えているのではないということで、関係閣僚会議について実施できるものがないかどうか、相談よくしていきたいと思います。
(質)何かそういう希望する自治体さん、例えば志摩市さんとかそういったところから話っていうのはきてたりはするんですか。
(答)具体的にといいますか、正式にということではありませんけれども、可能性としてそういうことも考えていきたいなというような話は聞いておりますので、今後具体的に詰めていきたいと、詰めていきたいというか相談をしていきたいというふうに考えています。
○新型コロナウイルスワクチン追加接種
(質)ワクチンのこと、ちょっと戻るんですけども、3回目接種について、厚労省は8カ月間隔を空けて打ってくれというその指針は変えないってことなんですけども、いろんな首長さんとかだと、準備ができているなら早く打たしてほしいということを言ってる人も、首長さんとかいらっしゃるんですけど、その辺り知事としてはどうお考えでしょうか。
(答)これは科学的な分析に基づいて国で指針を示されるものだというふうに思っていますので、現段階8カ月ということであれば、8カ月なのであろうというふうには思っています。他方、オミクロン株がどのように動いてくるかはわかりませんので、状況は場合によると変わる可能性もあるだろうなというふうに考えております。従って早ければ早い方がいいという考え方もありますので、6カ月で効果がかなり落ちてしまうということも言われているかと思いますが、いずれにしても、これはいろんな声に右顧左眄することは避けるべきだと思っておりまして、国で決められた科学的な検証の結果に基づく方針に従っていくべきだろうというふうに考えているところであります。
○G7サミット・関係閣僚会合
(質)先ほどG7サミットの話が出ました。それでこの話の中で関連するんですが、愛知県とか名古屋市が11月22日ですか、誘致をしていくという方向を示しているわけなんですけれど、これについてはどう見られるのか。率直に言ってライバル見られているのか、それともできるところでは協力していきますよという立場なのか、その辺りを教えていただきたいんですが。
(答)私の認識に間違いがあればご指摘頂戴したいと思いますけど、愛知名古屋はG7の本体会合ですよね。先ほど申し上げましたように、三重県で次のG7に、本体会合に手を挙げるというのは今のところ考えていないので、愛知県とか名古屋市さんでG7の本体会合やられるってことであれば、これは当然積極的に、当然私どもとしは協力をしていくという立場であります。
(質)さっきのG7の関係で一つ確認させていただきたいのですが、関係閣僚会合については、じゃあ積極的に県として動き出したいという思いでいらっしゃるってことでいいんでしょうかというところなんですが。
(答)関係市町といっても、過去に開催をしたところというと志摩市なんですけど、そことよく相談をしていきたいというふうに思っているところであります。まだ確定的に正式に関係閣僚会議をというふうに言っておられるということでもないというふうに思っておりますので、そこをよく相談をしながら、三重県でも関係閣僚会議をということであれば、志摩市さんと一緒になって県も働きかけをしていきたいというふうに考えております。
(質)志摩市さんの意向をこれからじゃあじっくり聞きたいということですか。
(答)はい。
○新型コロナウイルス感染症対策
(質)コロナに関係して、県民へのメッセージという観点で教えていただきたいんですけども、今は感染状況が落ち着いていて、指針も一部規制を緩和されると。一方でオミクロンのこともあって、警戒は引き続き必要だという状況だと思うんですけど、知事がよく使われるアクセルとブレーキでいうと、県民としてはそのどっちを踏めばいいのかっていうのを明確に伝えてほしいという部分があるかと思うんですけど、あらためて今はアクセルとブレーキでいえばどういう状況なのかという点と、アクセルを踏むのであればどういった心づもりで踏んでほしいかということを端的に教えていただけますでしょうか。
(答)先ほどの本部員会合でも申し上げたのですけれども、まず県民の皆さんに対しては、今コロナウイルス感染症の新規感染者数も落ち着いておりますので、今はアクセルを踏んでいる状態だというふうに考えております。ただ、オミクロン株が出てきたということで、これについては状況を注視をしなきゃいけない。場合によるとアクセルを緩めてブレーキを踏まなきゃいけなくなるという事態が出てくる可能性もあるということ、これはもう私が申し上げるまでもなく県民の皆さんお一人お一人は感じておられるところではないかというふうに思っています。それから先ほどの本部員会合で県庁の職員の皆さんに申し上げたのは、県民の皆さんに対しては今アクセルを踏んでいる状態と、これでいいんですけれども、県庁職員の諸君は常在戦場の気持ち、いつブレーキが踏まれるか、これはそのそういう状況になる可能性があるという意識を持って職務にあたってほしいということを言ったところであります。県民の皆さんに対する呼びかけメッセージと、それから県庁の職員の皆さんに対する呼びかけは多少は変わってきますが、今難しい状況であるというころでご理解をいただきたいというふうに思います。それからアクセルを踏むにあたってどういうところを重点化するかということでありますけれど、第5波のときにかなり観光業界疲弊をしておりますので、観光地に行っていただくということは引き続きあるんだろうと思ってますし、それから私が聞いておりますのは、割と高級な宿泊施設は予約がかなり入っているというふうに聞いております。なかなかかつてのにぎわいが戻ってきていないのは飲食店というふうにも聞いてますので、飲食店についても県民の皆様にご利用していただければというふうに思っているところであります。
(質)では、第二さんお願いします。
○「新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた『三重県指針』」の改定について
(質)じゃあ振り出しに戻って発表項目から。この啓発ブースでPCR検査の無料検査のキットを渡すというのは、今まで個人でしたけど、個人はそのままイキなんですか。
(答)はい。個人はそのままイキですね。それに追加をして、事業所、施設単位、これを追加するということですね。
(質)なるほど。あと、「あんしんみえリア」プラス各飲食店がPCR検査のキットを求めていたパッケージがあるわけですよね。
(答)ごめんなさい、無料検査の。
(質)さっき「あんしんみえリア」の上乗せだとおっしゃったじゃないですか。
(答)あ、はいはい、「ワクチン・検査パッケージ」ですね。
(質)それやると、結局はワクチンを打っていない人は、ほとんど飲食店、そういう店が増えれば、結果的にそういう店に行けない人が出るじゃないですか、要は、ワクチン打ってない人が。それと、ワクチン未接種の人、いろいろ持病があるとか、そういう形でそういう事情で打てない人たちがいて、そういう人たちへの差別云々というのは回避しましょうというのと、そこの政策のちょっと齟齬があると思うんですけれども、その辺はどのように対応されますか。
(質)「ワクチン・検査パッケージ」について、これは動き出すのが、感染が蔓延した時なので、まずそれまでに登録をやりましょうというのが今の現段階のステータス、状況ですね。それから、実際に12月末ぐらいには、検査の方も、これ先ほど申し上げた無料検査とは違って対面でやらなきゃいけないんで、対面の制度といいますか、体制を整えようとしているところなんですが、12月末には整いますので、そこであれば特段の問題はなくやれると思っています。その前の状況であっても、ワクチンを接種した人がこの「ワクチン・検査パッケージ」を使って規制の解除を享受するということができるというふうには考えておりますので、これについては国からも県独自のやり方を行っても構わないということを聞いておりますので、そういうやり方で対応しようというふうに考えているところであります。ただ、いずれにしても、なるべく早いタイミングで検査の体制を整えていくということで進めているところです。
(質)だから、そういうふうにワクチンを打ってない人にとっては飲食店等の敷居が高くなるわけじゃないですか。
(答)12月の末までは。それまでに感染があるかどうかにもよりますね。
(質)そこのとこの、例えば店で、ワクチン打たれていないのでご入店をお断りしますとか、そういう現実の問題ができてきた時に、県としてはどのような姿勢なんですか。
(答)だからそこは、12月の末に検査体制を整えるということですね。それを整えれば同じように対応できると。逆に、その時に自分はワクチンを打っているんだけれども、例えば人数制限解除できないのかと言われた時に、これは解除できるわけですよね。なので、そこはそのようにやっていきます。で、検査も追いついてくれば、その検査を受けた人も対応できるようにしていきますということなんです。どちらを優先するかということですね。
(質)ということは、ある程度、お店の方の裁量でワクチンを打っていないと、だけどその店では、うちはワクチン打っていない人の証明がなければちょっと入れませんよというふうなことを言われる店があれば、当然そういうワクチンを打っていない人は入れないじゃないですか。
(答)あの、入れないわけじゃないんです。人数の制限を緩めるか、緩めないかということですね。
(質)店に断る権利はないのですか。
(答)店に断る権利は、一般的な管理権としてはあるかもしれませんけれども、だけどまず、入らないというものではないです、この「ワクチン・検査パッケージ」は。4人までという基準を緩めるか、緩めないかということになります。5人以上にするかどうか。
(質)ワクチンパッケージの部分はちょっと外していただいて。
(答)はいはい。
(質)要は、店が「あんしんみえリア」等で徹底して、そういう店が、認証店が増えれば増えるほど、ワクチンを打っていない人というのは、店に全体に、入りにくくならないですか。
(答)それは、今ワクチンを打っていない人も店に入りますね。なので、入りにくくなるかどうかは、本人の考えかもしれませんけれども、そこはワクチンを打っていなくても、お店に入ることは全く問題ないということなんです。
(質)店として断る権利はないんですか。
(答)そこは、法的に断るかどうかということでありますけど、例えば、公共交通機関であれば、こういう事案について、事項については乗客を断ることができるという規定があるんですが、それ以外は断ってはいけないです。で、飲食店については、その基準はないと思うんですけれども、そこによってきますね。
(質)でも裁量はありますよね。
(答)裁量は当然ありますけど。
(質)ありますよね。
(答)その裁量がどういう法律によって羈束されているかどうかの今、議論をされておられると思いますので。
(質)今、だからアメリカとかで問題になっているのは、アジア人の蔑視も含めてですけど、そういう店の裁量で、ワクチン接種をしていない人とか、そこを断ってて、逆に州によっても対応違いますし、その辺で三重県としては、全国に先駆けて、どっちかというとこのコロナ関係では、差別的なことというのは慎みましょうという、ずっと知事がメッセージを出されてきているじゃないですか。その時に、その対応としてどういうメッセージがあるんですか。
(答)「ワクチン・検査パッケージ」と逆の、逆というかそこを離れた話として申し上げれば、やはり差別的な取り扱いは適切ではないと思いますので、法律に基づいてというよりは、ワクチンを打っていないからお店に入らないでくださいという言い方は適当ではないと思いますね。
(質)あと、このバージョン14のところ等で9ページとかは、これは例えば大綱を作られた時も入るような項目がある程度ここには散りばめられているんですか。
(答)今のところは、先ほどちょっと申し上げましたけれども、オミクロン株がどういうものかというのを検証しないといけないので、そこで変更する部分はあるかもしれませんが、現時点においては、ここの部分は変更するところはないと思っています。ただし、9ページで申し上げると、先ほど口頭で申し上げましたけれども、これは本部員会合でも口頭で担当部から報告がありましたけど、5ポツのカッコ1の②と③のところで、病床使用率30パーセント以上というふうに書いています。この基準は変わらないというふうに思っていますけど、ここに人数が書いてなかったので、137人という人数を追加して、大綱を作る場合にはこれを記載していくということになると思いますし、同様に③のところも、病床使用率30パーセント以上、これ基準になる病床があって、30パーセントというのは137人ですということなんですけれども、ここも137人です。さらに③では重症者用病床使用率20パーセント以上、これは10人。50という病床数がありますので10人と。これは付け加えていくことになろうと思っています。それをやられたのが昨日の愛知県の発表でありますので、私どももそれを受けまして、人数はちょっと明確に言った方がいいなというので、口頭で付け加えさせていただいたところであります。
(質)だから、ここから乖離して大綱が作られるんじゃなくて、検討中とは言いながら一部骨組みのいくつかは、こういう形で示されていると解釈していいんですか。
(答)そうですね、はい。先行的に「みえコロナガード」で示しております対応策でございますので、そういうことであります。
○新型コロナウイルス感染症対策協議会の開催日程
(答)あと、コロナ関連ですけど、感染症対策協議会が29日、月曜日に開かれていますけど、今回の。今まで感染症対策協議会というのは、コロナが2年前の1月に出てから、だいたいクリニックとかが木曜日が休みなので、木曜日の夜にやっていることが多かったんですけど、今回、一見さんが知事になられてから、割とそこが木曜日外のところの日にちになっているんですけど、これはある程度、医師会とか調整されてそれなのか、それとも県の日程を優先でこういう形で決められているのか、その辺はいかがなんですか。
(答)私は木曜日にやっていたのはそういう理由だったというのは聞いていなかったんですけど、今回もこの日にやるというふうに聞いて出席をしたところでございますが、何かありますかね、曜日が変わった理由とか。あるんですかね。担当部は来ていますか、来ていない。
(答:医療保健部)基本的には。
(答)どうぞ、お答えしてください。
(答:医療保健部)基本的には、参加される方々の予定を聞いた上での一番最大限で調整させてもらっておると思います。
(答)だから別に、曜日に以前からこだわっているわけじゃないってことなのかな。
(答:医療保健部)と、思いますけど。
(質)いや、それは全然違うでしょう。もともと医師会に聞いて木曜日が休みが多いから木曜日の夜にやってくれということでずっと木曜日の夜にやっていたんです。だから、今回の件だって、医師会そのものは本来月曜日にやってほしくないんです。木曜日にやってほしい。それだったら29日までの22日とか、あ、この前の木曜日の1週間前とか、18日に厚労通達が来てるわけだから、そういう日程は取れたはずなんだ。要は、県が後決めで、先にこの日でないと無理ですという形でやっているから、向こうさんもある程度従っているだけなんじゃないですか。
(答)まあ、事実関係を確認をしてみます。今後、どういう日にちがいいのか、またそれを確認をしながら。
(質)曜日ですね。
(答)曜日ですね。
○国と地方との関係
(質)あと、この前、北川議員の地方分権、代表質問その中で地方分権についてのご質問があって、知事が答えられた部分で、国もそんなに地方の事情が分かっていなくて作っている法令とかいろいろなものを作っているわけじゃないと。北川さんは、そこのところで結構そういうのが地方をがんじがらめにしているので、そこを変えていきたいみたいなことをおっしゃっていたんですけど、これについて知事自身も国交省にいらっしゃった時に、そういう国のいろいろな法令関係を携わられたと思うんですけど、その時に地方のことをある程度勘案しながら作られているという、そこのところをもう少し詳しくお聞かせいただけますか。
(答)地方のことは、当然、国で制度をつくる時に、各地域に各ブロック機関、各役所はブロック機関を持っていますので、そこから情報を集めたり、あるいは直接、例えば事業者の団体の各ブロックの方からお話を聞いたりとかして、状況を見ながら制度を作っていくわけなんですけれども、ただ私の経験でも実はあるんですが、地域交通の関係の制度を平成30年だったかな、ごめんなさい、令和2年の法改正の時ですかね、道路運送法などの改正をしたことがあるんですけれども、そこでやはり地域の実情が完璧に把握をされているというふうには思わなかったものですから、当時、私は自動車局長でしたけれども、その修正を加えて法律を改正したという経験がありましたものですから、県議会の答弁で北川議員の質問に対して、ああいうお答え方をしたというものであります。ただ、法制度ががんじがらめで、国から地方ががんじがらめで何も動けないじゃないかというと、これは私、国と地方の両方を経験した人間として、必ずしもそういうことではないんじゃないでしょうかということもお答えをしたところでありまして、制度を変えるのであれば法律にしても政令にしても省令にしても、変えていけばいいというふうに思っていますし、国に対してそれを意見を述べて法改正あるいは法令改正をやっていくということは、これは国の役人も誰もそんなことしないというふうに言っている人間はいないと思います。やっていけばいいと思いますということを申し上げたものであります。ただ、先ほど申し上げたように、地方の実情が必ずしも分からないところはあるので、国にいますと。そうなると、例えば条例で足らざる部分を補っていくということはやっていかなきゃいけないし、そういう意味で条例をきちんとつくっていくというのもあるということを答弁したということであります。
(質)だから、それもそれぞれ省庁によって、ある程度、地方の事情がわかっている、わかっていないというのは違うじゃないですか。全部の省庁が等しくわかっているわけじゃなくて、例えば総務省は、地方自治体をある程度面倒を見ているから、それなりにそこの情報というのはわかっているだろうし、国交省においても建設関係と旧運輸省系はそこの情報も多分違うと思うので、そういう全省庁同じじゃないですよね。
(答)それは、役所によって違いはあると思いますね。例えば、環境省だとブロック機関というのはなくて、事務所を置いているだけですから、地方の状況というのはなかなかわかりにくいところがあるかもしれませんが、ただ他方、環境行政は自治体と密接にやっていますので、そこから情報が入ってくるということで、各役所一律ではないと思います。それぞれの情報の収集の仕方はあるというふうに思いますが、ただ完璧に地方の状況をわかっているか、総務省だってわかっているかどうかというのはあると思いますので、自治体からの情報が収集できているか。それぞれ注意しながら制度は作っていると思いますが、それでもやはり適切でない制度というのはあり得ると思います。その時には、地方から意見を言っていけばいいということを、先ほどの議会の答弁で申し上げたということであります。
(質)変えていく時に、それを受け入れる柔軟性というのは今の国の組織ってあるんですか。
(答)あると思いますけどね。
(質)そうですか。
(答)そんな硬直的な国ではないと思いますよ、日本は。
(質)なんかずっと県政を見ていて30年ぐらいになりますけど、いつもそこで苦労していて、議会もそうなんですけど、喧々諤々やりながら何とか変わっていくという感じで、すごく国のスピード感というのはないなという感じがあるんですけど。
(答)やり方じゃないですかね。どこのボタンを押すかということだと思いますよ。大臣に直接言った方がいいのもあるし、局長に話をした方がいいのもあるし、やっぱり県だけでこうですね、ああですねと言っていてもダメですね。国に言ってかなきゃいけない。
(質)今まで、国に全部言ってきているじゃないですか。
(答)どこに言っているかってことじゃないですかね。例えばランクもあると思いますけれども。どういうランクの人間がどういうランクの人間に言っているかってこともあると思います。これは、個々具体的な話をしないとわからないと思いますけどね。
(質)いやだから、鈴木さんは、その辺のどこのボタンを押したらいいかというのはよくわかっていたと思うんですけどね。
(答)まあそうでしょうね。国の役人の経験をしていますから、わかっていると思いますね。
(質)そこは、一見知事も、条例等である程度、でも条例も国の法令、省令を突き破るわけにはいかないので。
(答)憲法でね。
(質)その範囲内じゃないですか。
(答)そうです。
(質)それだったらもう、国の方とかをある程度変えるような、そういうことは全国知事会を通してとか、あり得るということですよね。
(答)それは、そうですね。全国知事会を通してだけじゃなくて、直接、大臣にお話をするということもあると思いますし、それから事務方、局長以下に話をするということもあると思いますね。
○財政調整基金の積み立て漏れ
(質)あと、41.5億円の積み残しで、職員に対してある程度の処分が、それが懲戒か口頭とかそういう軽いもの等含めて、知事の方にはご報告は上がっているんですか。
(答)これは先ほど話を聞いていましたので、聞きましたので、先ほどまでは報告を受けていなかったということです。
(質)で、どういう処分を聞かれていますか。
(答)説諭処分というふうに聞いております。懲戒には至らない処分ですね。
(質)何人ですか。
(答)1人というふうに聞いております。
(質)1人だけ。
(答)はい。
(質)担当部は、説諭で懲戒じゃないので、これは慣例的に記者クラブに資料も出さないし、発表もしないという話なんですけど、ただこのことに関しては、知事自身が会見で明らかにされ謝罪されて、なおかつ本会議場でも自ら謝罪されたわけですから、案件が通常のものと違うと思うんですよね。通常の説諭処分の時と。だとすれば、本来それは公表すべきだと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。
(答)これは、ご指摘いただいたように、事案としては大きな事案だというふうに私も考えておりますので、公表する必要性があるかないか検討していきたいと思っております。その結果、公表することが適当であるということでありましたら、ちょっと遅くにはなりますけれども、公表をするというふうにさせていただきたいと思っております。
(質)説諭というのは、知事は納得されたんですか。
(答)説諭処分に関して言うと、そうですね、懲戒処分ではないと思います。ご承知のように処分については、前例が当然基準になりますので、話を聞きまして懲戒処分の前例ということではなくて、説諭処分の前例があるということですので、納得はしたところであります。
(質)納得はされたんですね。
(答)そうです。
○芝参院議員の次期参院選不出馬表明
(質)あと、聞いていなかったと思うんですけど、参議院議員の芝さんが、今期限りの引退を表明されていますけど、これについては何かご感想はありますか。
(答)芝先生は、三重県のために今まで働いていただいて非常にありがたいというふうに考えておるところでございます。私も、直接お伺いしたわけではないんですけれども、今期限りというふうに新聞報道で見させていただきまして、これからも引き続き、今までの経験を三重県のためにお役立ていただければありがたいなというふうに考えております。
(質)国にいらっしゃった時は、芝さんとかと接触されたことはあるんですか。
(答)いや、ないですね。私の故郷の近くと言いますか、近いところにおられるんですけど、ご説明に行ったりすることはなかったですね。国交委員会にはおられなかったと思いますので、直接お話をした経験はありません。
(質)道路だからちょっと分野が違うかもしれないけど、そういう要望等でついていかれたりした時も、別に会われてはいないんですよね。
(答)ないですね、そこはないですね。
(質)わかりました。どうも。
(質)他は、よろしいでしょうか。ありがとうございました。
(答)どうもありがとうございました。
了