知事定例会見録
令和3年8月19日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
・新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に向けた呼びかけ
・三重県アストラゼネカ社ワクチン接種センターの開設について(発表)
質疑項目
・発表項目等に関する質疑
・人流抑制のための行動制限
・国民体育大会開催時の医療提供体制の確保
・国民体育大会における選手等が来県した際の検査頻度
・全国高等学校野球選手権大会や全国高等学校総合体育大会などが国民体育大会開催可否に与える影響
発表項目等
(知事)今日発表事項の前に、明日からまん延防止等重点措置の適用となりますので、今日午後に発表させていただく感染者数は、過去最多を更新する見込みということもありますので、改めて県も救える命を命を守っていくため、全力尽くして参りますけども、県民の皆さんにも何とか感染者数を減少させていくため、ご協力を賜りたいと思いまして、改めてお願いをさせていただきたいと思います。これまだ今日の分は今精査中なので入ってませんけども、現状は、こういう形で感染者数がデルタ株の影響もあって急増をしています。2週間前の3.6倍、3.6倍になっています。この1週間あたりです。そして、今申し上げました通り、こういう厳しい状況も受け、明日8月20日から、三重県全域に三重県全域にまん延防止等重点措置の適用となります。さらにその中で、その中で、より強い措置をお願いする9市8町では、酒類の提供禁止、提供自粛などお願いしていくことになります。前回のまん延防止等重点措置よりも5月の時よりも厳しい措置をお願いすることとなりますが、ぜひ医療も大変な状況になっております。感染された方々も本当に感染されて療養中も苦しい思いをされておられる方もいらっしゃいますし、その後、後遺症で悩まれてる方もお見えです。そういう状況、そして医療ひっ迫させていかない、そのためには、とにもかくにも感染を防止、感染者を減らしていく、それが最も重要なことでありますので、県民の皆さんおかれましては、明日から始まるまん延防止等重点措置に引き続き一層のご協力いただいて、一人ひとりがうつらない、うつさないということで、ご協力のほどお願いを申し上げたいというふうに思っております。ぜひご協力をお願いします。特に、特にこの県内でも、県内でも日中を含めて、外出や移動の自粛をお願いする。また、飲食店にみだりに出入りすることを避ける、そして、県境を超える移動の自粛、そして大人数長時間による飲食は避ける、そういうような状況です。そして、ここには書いてませんが、今までと違ってデルタ株は本当に感染力が強いです。だから改めて、マスク、手指消毒など徹底をしていただく。本当にいまだ頂上、天井の見えないかつてない厳しい大変深刻な感染状況にあります。通常医療にも救急医療にも影響があります。ぜひ、救える命を救っていく。そして一人ひとりの命・健康を守るために、県民皆さんのご協力改めて改めてお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いしたいと思います。
それでは、今日のワクチンの発表のことを一つさせていただきたいと思います。三重県アストラゼネカ社ワクチン接種センターの開設についてです。三重県アストラゼネカ社ワクチン接種センターを9月6日から、接種を開始しますので発表します。アストラゼネカ社ワクチンにつきましては、8月3日から臨時接種に位置づけられるとともに、厚生労働省の通知により、各都道府県内に少なくとも1か所のアストラゼネカ社ワクチン接種センターの設置が求められています。本県では、接種センターの開設場所について三重大学医学部附属病院にご相談させていただいたところ、当病院からご快諾をいただきまして、三重県アストラゼネカ社ワクチン接種センターを三重大学医学部附属病院に開設することとなりました。現在、県内では、ファイザー社または武田/モデルナ社のワクチンにより、住民接種や職域接種が行われているところですが、アストラゼネカ社ワクチンの接種が開始されることにより、県内にお住まいの18歳以上の方で、一つは他の新型コロナワクチンの含有成分(具体的にはポリエチレングリコールですけれども)に対するアレルギーなどで、ワクチンを接種できない方や、二つ目は海外でアストラゼネカ社ワクチンを1回接種済みの方などにも接種の機会を提供できることになります。県としましては、国から供給されるワクチンの量に限りがありますので、まずは接種を受けたくても受けることができない方に接種いただけるよう、今申し上げた二つの対象の方々に、優先的に予約の受け付けを始めます。なお、アストラゼネカ社ワクチンにつきましては、40歳以上でアストラゼネカ社ワクチンを希望される方も接種の対象となっていますので、先ほどの二つのカテゴリーの優先的に接種を行う方の予約期間を設けた後、予約受け付けを開始いたします。接種日は、1回目の接種を9月6日から9月16日までの間で、毎週月曜日、木曜日に4日間設けます。2回目の接種は、アストラゼネカ社は8週間という間隔となってますので、11月1日から11月11日までの間で、毎週月曜日、木曜日の4日間となります。各接種日は15時30分から16時15分までを接種時間としており、接種人数は1日30人となっています。予約の開始の日時とか方法ですが、先ほど言いました一つ目の他の新型コロナワクチンの含有成分に対するアレルギー等でワクチンを接種できない方や、二つ目の海外でアストラゼネカ社ワクチンを1回接種済みの方の予約受け付けを8月26日木曜日午前9時から開始をします。そして、40歳以上でアストラゼネカ社ワクチンの接種を希望する方につきましては、8月29日日曜日午前9時から予約を受け付けます。予約は、県ホームページ「みえ新型コロナウイルスワクチン接種ポータルサイト」から直接入力いただく予約サイトをご利用いただくか、もしくはお電話により「みえ新型コロナウイルスワクチン接種ホットライン」で予約を受け付けます。予約サイトでの予約は24時間受け付けます。ホットラインでの電話による受け付けは、毎日9時から21時までとなります。アストラゼネカ社ワクチンの接種間隔につきましては、先ほど言いましたように、最大の効果を得るためには8週間以上の間隔をおいて接種することが望ましいとされていることから、県としましても、1回目と2回目の接種間隔を8週間としています。ファイザー社製ワクチンでは3週間、武田/モデルナ社製ワクチンでは4週間が接種間隔とされていますので、他のワクチンに比べ2回目接種完了までに時間がかかります。また、海外で稀ではありますけれども、血小板減少症を伴う血栓症などが起きることが報告されています。接種にあたっては、新型コロナワクチン予防接種についての説明書をご確認いただくなど、ワクチン接種による効果や副反応についてご理解いただき、納得した上で接種をお願いします。予約に関するお問い合わせは「みえ新型コロナウイルスワクチン接種ホットライン」に、お気軽にご相談いただければと思います。今申し上げました通り、こういう他のワクチンにアレルギーのある方、それから海外で1回目を受けた方、この方々を優先としつつ、40歳以上で希望する方、この方々に対して接種をするセンターを設置します。①②の方は26日から③の方は29日からとなります。予約の方法はこのポータルサイトで、ホットラインでお願いしたいと思います。ワクチンについて、今、接種を悩まれてる方もいらっしゃると思います。現在の状況についてお伝えします。これは、ファイザーやモデルナについてです。この8月1日から8月16日まで公表した感染者の方、1,423人(補足:「から接種歴不明の91人を除く1,332人」)のうち、感染者の88.5%はワクチン接種歴のない方です。ワクチン接種歴のない方です。ワクチン接種2回済みの後に感染した事例は、これ14日経ってないケースも含めて全体の5%の69名の方です。2回目接種した方で感染された5%お見えですけれども、重症の方、死亡の方はいません。1回目の方でも、この接種の時に少し症状があった。つまり、接種の前に既に感染する可能性がある方を除くと、1回接種した方でも重症や死者はいません。ですので、ワクチンを接種していてもこういう感染は一部あるものの、間違いなく重症や死亡を防いでいく、そういう効果がありますので、三重県の感染者の中でこういう事例がちゃんと出ておりますので、今、お悩みの方もいらっしゃるかもしれませんけれども、特に若い世代の方々ご心配の方もいらっしゃるかもしれませんが、今まさにこういう感染の厳しい状況ですので、こういう効果なども見極めていただきながら、ぜひワクチンを接種する、ご希望を持っていただいて接種をしていただけるとありがたいと思います。一方で、ワクチンを接種するのはご本人の希望でありますから、接種の強制とか接種しない方への差別ということについては、ぜひ避けていただきたいです。でも、実際にこういうデータが出ているということはご理解いただき、接種の選択の判断にぜひご活用いただければと思います。はい。私からは以上です。
発表項目等に関する質疑
○三重県アストラゼネカ社ワクチン接種センターの開設について(発表)
(質)ワクチンの関係ですが、アストラゼネカ社を打たれる方の想定人数というのはありますか。
(答)まずは9月末までに供給される上限が1,000回分(500人分)ですので、それを逆算してさっきのような形にしてます。1日当たりの接種人数を30人というふうに設定した上で対象を決めているということですので、その後は10月以降の供給スケジュール、どれぐらいワクチンが供給されるかということによって変わってくるというふうに思ってます。
○新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に向けた呼びかけ
(質)本日も過去最多更新ということですけれども、現状多分そういった危機感というか、若干やっぱ自粛疲れなどで薄れているかなと思いますけれども、改めてこれらを踏まえて何が必要と思われますか。
(答)まずはとにかく接触を減らす、人流を抑制する、基本的な感染対策を徹底するということが大事なのと、体調が悪いと思ったら、すぐにお医者様にご連絡をいただいてご相談をしていただきたい。そして、体調不良だったら、その人との接触をさらに減らすとか、ぜひしていただきたいというふうに思ってますし、あとはご希望されてる方は、ぜひワクチンの接種を早期に予約など、今ちょっと少し予約も空きが出てきたりするような状況もあるようですので、ぜひ打っていただけるとありがたいと思います。それから、特に対策の中で、やはりこの夏で暑くて、冷房で今日もちょっと保健所長とかと話したんですけども、窓を締め切って換気が十分でないケースなどもこの季節あったのではないかというふうに思われますので、少し暑いですけれども、少し気温も下がってきたりしてますので、定期的な換気、換気とかそういうことをしっかり徹底していただきたいと思います。特にこの今はまだ夏休みですけども、学校とか会社の事業活動がスタートしてきた場合に、通勤通学で人が一つの場所に集まってる時には、より一層換気などに十分気をつけていただくとありがたいというふうに思います。リスクの高い行動、大人数長時間とかそういうことはぜひ避けていただくということです。
(質)感染者数過去最多を更新ということですけど、かなり危機感を持ったおっしゃり方だと思うんですけど、何人ぐらいになりそうと?
(答)今、少し精査をしてますけども、300人を超える可能性があります。
○三重県アストラゼネカ社ワクチン接種センターの開設について(発表)
(質)アストラゼネカのワクチンの関係なんですけども、先ほど国の方から9月末までに500人分、1,000回分ということなんですが、現状はとりあえず30人掛ける4なので、いわゆる120人分、残るは今後は何か対象者を増やしたりとか。
(答)予約の状況を見て増減させていきたいというふうに思ってますので、今はとりあえずこの30人打てる体制を、三重大病院とっていただいてますけれども、予約が入ってきて打てるということであれば、ワクチンが量がありますから、三重大病院さんと相談をさせていただきたいと思います。いずれにしても、まずこの体制で予約の状況とかをみたいと思います、はい。
(質)やっぱり、キャンセルとか出た場合の対応っていうのはもう決まってるんでしょうか。
(答)今、三重大病院さんとその最終的なことを詰めてますが、まず一方で、この対象がかなり限られていますので、そういう中でのキャンセル対応が、そのファイザーやモデルナと同じようにできるかっていうと、ちょっと難しい場面もあると思いますので、あとはアストラゼネカの方が、保存はやりやすいんだったかな、ワクチンの人いる?
(答:医療保健部)はい。冷蔵保存ということです。
(答)ということもありますので、キャンセル対応は、ファイザーとかモデルナのような感じまではやらないと思いますけど、いずれにしろ三重大病院さんとよく相談したいと思います。いずにしろ、この予約の状況、我々も県民の方々の中で、こういう①とか②の方々がどれぐらいお見えで、そういう方々がどれぐらいワクチンを接種することをご希望されるかっていうのが、まだ手探りの状況のところもありますので、予約の状況見ながら、ワクチンはそうやって確保しておりますので、対応したいというふうに思います。
○新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に向けた呼びかけ
(質)対策の1つとして、対策に全力を上げるっていうことなんですけども、対策の1つとして、他の県、福井県なんかですと、臨時病床を作ったっていうのが何かあるんですけども、本県としてはそれはやっぱお考えでしょうか。
(答)今日も医療保健部とか、保健所のメンバーと議論を、それについてもしましたけれども、まず我々としては、しっかり入院を確保するための病床をしっかり確保する、それから、宿泊療養をさらに充実していく、それから、自宅療養のところの健康観察、これは昨日も少し申し上げましたけれども、医師会とか看護協会の皆さんにご協力をいただいて、フォローアップの体制を、特に作っていくために今、少し議論してて、完成したらまたご報告したいと思いますけども、それから、そういうこの今も、その体制のできる前も、ちょうど昨日も担当課長が看護協会に行きまして、各保健所に、その自宅療養の方のフォローアップのために、看護師を派遣をしていただくことを決めていただいて、増員していただいてますので、そういうこの入院、宿泊、自宅のところで命をしっかり守っていくってことをまずやりたいと思ってます。で、ああいうこう福井県のような、ああいう形のやつも、一定意義はあるとは思うんですけども、かなりのスケールでやらないと、かなりの規模でやらないと、何ていうか実際に命を救うという観点での効果っていうのが、なかなか見い出しにくい部分もあるのではないかという議論もあるようなので、県内の医療界の中では。そうすると、そこにたくさんの医師や看護師を張り付けるのがいいのか、それともさっき言ったような、病院とか宿泊とか保健所で看護師の皆さん手伝ってもらうとかっていうところに、医療人材リソースを提供するのがいいのか、そういうところを、ちょっと今現場とも相談しながらやってますが、今は先ほど申し上げたような入院、宿泊、フォローアップのところに重点的に人を投じていくという形でやっていきたいというふうに考えています。いずれにしても、その福井県でやっているようなやつとか、あとは酸素ステーションとかについても議論はしているところです。あと、昨日あれそういえば、あなたから抗体カクテル療法の話もありましたので、もうちょっと詳しく申し上げたいと思いますけども、8月17日時点で、ちょっと医療機関名は非公表でっていうふうに言われてるんであれなんですけども、昨日申し上げた県立総合医療センター含めて10個の医療機関で抗体カクテル療法をやっています。それから、これ抗体カクテル療法っちゅうのは、要は重症化リスクがある人に、例えば基礎疾患とかある人とかに、その発症日7日以内で酸素投与を必要としない人にこうやるっていうのが、効果があるというふうに言われていますので、一定この範囲が限られてますけども、そういう方がお見えである可能性がある宿泊療養施設で、活用できないかっていうことも、今現在調整をしています。それから、この抗体カクテル療法に使う液薬、これの今までは在庫は認められなかったんですけれども、一定まん延防止等重点措置地域とかは、在庫も可能というようなことでありましたので、厚労省から通知が届き次第、この在庫もしながら活用の道も探っていくというような形にしていきたいと思います。ですので、この今申し上げたような形でやれる対策、とにかく命を守る対策の、やれることはもうすべてやるという形で現在進めているというような形になります。これもあれなんです、昨日も少し申し上げましけど、点滴でかつ投与後24時間は特に見守りが必要という形になりますので、そこにドクターを張り付けていくのがいいのか、他のところにドクターやってもらうのがいいのか、そういうことも考えながら、とにかく医療資源は有限ですから、その中で対応をさせていただいてます。一方で、看護協会の皆さんとかからも、そういうこうフォローアップとかであれば、看護師、今就いてない潜在看護師とかも含めて、対応可能というよなことも言っていただいてますので、どんどんご協力をお願いしながらやっていきたいと思います。
(質)若者、若者のワクチンの拒否状況ですけども、ワイドショーなんかで面白おかしくとかあるんでしょうけども、実態として、例えば三重県内で若者がどんだけ拒否するかっていうのを、割合を、例えば三重大なんかの職域接種はどうやったんでしょうか。
(答)すいません、ちょっと手元に数字ないんですけども、三重大学さんは、今回の職域接種で割合を調べてます。で、ちょっとそうか、数字間違えたらあれなんであれなんですけど、6割を超えるような数字だったと私、6割を超えるような数字だったと思います。ちょっと正確な数字、私1回目の時も2回目の時も医学部長からお話をお伺いしてましたので、ちょっと正確な数字忘れたんであれですけど、想定よりはちょっと、少なくとも三重大の職域接種は高かったようです。ちょっとまだわからないですけどね。全体的な数字ってのはちょっと取ってないですけど。
(質)にしても、6・4なんですか。
(答)6割をもうちょっと上だったような気もして、ちょっと正確な数字今ないんで。
(質)でも、3割以上がその拒否して、拒否っていうか打ってない?
(答)拒否っていうか、今の段階で予約が入ってないっていうことなのかもしれませんけどね、その段階で。
(質)だから、その拒否具合の分析がどうなんか。
(答)そこはすいません、ちょっと三重大にそこまで私自身が詳細聞いてないんで、もしかしたら部はちょっと聞いてるかもしれませんけども、はい。
(質)三重大以外にもそういう、だから打った方がいいですよっていうアナウンスしたいいんでしょうけども、どんだけ三重県内で、この近場でもいいんですけども若者が拒否してるのかってのは把握はしようと?
(答)それの把握ももちろんですけれども、今日も、その若い人たちに対するワクチン接種をどう推進していくかという体制と啓発のところとか、アプローチについても議論してきました。んで例えば、30代以下の方々とかだと、かかりつけ医っていうのがいらっしゃらないケースもやっぱりあるので、じゃあそのかかりつけ医じゃないところで接種できるような場面がないかとか、それを何か明らかにする方法はないかとか、若い人たちに接種を希望していただけるような、そして希望した方が接種できるようなそのハードルをちょっと低めるような取り組みはないかということで、今庁内で、関係の団体の皆さんと一緒に議論させていただいてるとこです。
○三重県アストラゼネカ社ワクチン接種センターの開設について(発表)
(質)ちょっとこれは考え方的なお話なんですけど、多くの自治体で、その原則40歳以上対象でっていうところから入るところ、三重県の発表としては18歳以上っていうのを優先してっていうのは、若い世代にっていう狙いがやっぱりあるっていうことなんですか。
(答)これですか。
(質)はい。
(答)もちろんそのねらいもゼロではないですけども、このここの方々って本当に他に選択肢がないわけですよね。なので、この他に選択肢がない方々がワクチンを希望してるのに、打てないっていう状況はぜひ回避したいということもあって、ここは18歳というふうにしてるということであります。
○新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に向けた呼びかけ
(質)感染者数についてなんですが、お盆の人流の影響とかも出始めてこういうことにもつながってるかと思うんですけど、県として、この例えば週末であったりだとか、こう人流の状況であったり、どのように把握分析されてて、この先どの程度影響が出てくるか、どのようにされてますか。
(答)人流につきましてはデータで、この津、四日市、伊勢、松阪など、データで把握をしています。ちょっと直近の週末の状況、私、見てませんけれども、4月の第4波の時の緊急警戒宣言とか出す前の状況のよりも、8月の上旬、6日以降とか、緊急警戒宣言出した6日以降とかは若干減っているという状況でありますけれども、例えば四日市の夜とか大きく減ってるという状況ではその時はありませんでした。で、直近の状況を見ながら、直近も何ていうか、特に減ってるという、減少はしてるんですけれども、大きく減少してるという状況ではないというふうに思っていますので、さらに人流の抑制を、あるいは接触機会の低減、そしてさっきも言いましたように、この20日から、明日から、明日からこのまん延防止等重点措置あらためて始まりますので、ここでは時間短縮はもちろんですけれども、酒類の提供の自粛とか、カラオケの利用の自粛とか、そういうこと始めますので、さらに人流が下がっていくように我々も啓発をしていきたいと思いますし、ぜひ各メディアの皆さんもご協力いただいて、感染抑止のために情報発信をぜひお願いをしたいというように思います。
(質)まだこの週末とかの影響は、その行動歴とか見てて、感染者の行動歴とか見てて、まだ感染者の数には出てきてないという?
(答)まだ、今日19、昨日とか一昨日発表してるようなものとかだと、発症日が8月15日とか16日とかていうものがありますので、16日発症で、翌日検査を受けて、で18日に発表みたいなとかそういうケースがありますから、15、16とかが、まだ発症ということであるとすると、その数日前の行動が影響してるということでありまして、一方で、その感染されてる方の感染可能期間、例えば2日前とかに、それがお盆とかに当たるわけですけれども、そこでいろんな方と食事をされたりバーベキューされてる方々とかもいらっしゃいますから、そういう意味ではまだこの頂上が見えない、この影響が一定、私たちはとにかく短くしたいと思ってますけれども、そういう可能性はあるというふうに思います。
(質)さっきの、今日の感染者数なんですけれども、過去最多を更新するのはほぼ確実。
(答)過去最多を更新するのは間違いないです。
(質)間違いない。300を超える可能性がある。
(答)可能性もある。
(質)感染者数の関連で第3波とか第4波に比べて1日の伸びっていうか、感染者数の伸びが大きいようなイメージがあるんですけれども、その辺は県としてどのように分析されているんですか。
(答)それはもうおっしゃる通り1日あたりのこの伸びと、前週との伸びと、含めても極めて今までと違う、かつてない伸びの状況だと思っています。それは最も大きく影響しているのはデルタ株の影響だと思います。昨日も6日から18日の分で89.5%ということを申し上げさせていただきましたけれども、確実に置き換わりが進み、極めて感染力の強いデルタ株の影響というのが最も大きいというふうに思います。一方で、自粛疲れとか、コロナ、もう1年8ヶ月やっていますので、それの慣れとかもあって少し一部の方にはリスクの高い場面で行動されている方も散見されるので、そういう意識の低下とか、行動変容にまだ繋がっていないケースなどもあるんじゃないかと思います。一方で、一番大きいのは、やはりデルタ株の影響です。でも、それを止めていく対策を我々もそうですし、県民の皆さんと一緒にやっていかなければならないと思っていますので、分析としては、今言ってもらったような極めて1日の伸びが高いことに、脅威を感じているというか、極めて高い危機感、非常に深刻だと思っています。こういう300に到達するような時が、この三重県において来るっていうようなことも、本当にこれは第4波の時とかには想像できないことだったわけですから、非常に脅威に感じ、大きな危機感を持っています。だからこそ、今日も、もう何度も申し上げさせていただいている次第であります。
(質)今のところ、自宅で療養している方々の中で、症状が重い方の割合っていうのは、どこまで把握されているのかというの。
(答)定量的に、事務方がもしかしたら持っているかもしれませんけど、僕は、その数字、割合、千人分のなんぼっていうのは持っていません。でも、今日朝も確認しましたけれども、大半は落ち着いた状態の方々が多く、パルスオキシメーターを持って健康観察をし、また、保健所がフォローアップしているということですけれども、やっぱり、中には、容態が急変されて、救急に行って、そこで救急外来で酸素投与される方、あるいはその後、入院に行かれる方、そういう方もやっぱりいくらかはおみえです。一方で、それを、うちとしては、そういうのが発生した時に、ちゃんとフォローアップできる体制というか、救急につなげる体制というか、そういうのは今、確保しながらやれているので、それがなんちゅうか、放置されて死亡に繋がるとか、症状の悪化、重症化に繋がるというようなケースはないです。でも、繰り返しますけど、救急で搬送されるケースがあるってのは、当然あります。
(質)今構築中ということなんですが、フォローアップの体制ですけれども、出来上がったら、私たちにお示しいただけるんでしょうけれど、これまでと違うところで一番大きなところはどこなんでしょうか。
(答)今までは保健所で、基本的に保健師とか保健所が、あと外部委託とかも活用しながら、自宅で療養されている方々の健康状況を確認するフォローアップをするという形をしていたんですが、今回は、関係団体、医師会とか、看護協会とか、あるいは薬剤師会とか、そういう方々のリソースもお借りして、自宅療養の方々に、このアプローチ、フォローアップをよりきめ細かく専門的にできるような体制を整えていきたいと。それによって、保健所の職員が、今、健康観察している分を、そこの負担を軽減し、彼らがさらに疫学調査の方とかにリソースをまわしたりして、感染拡大を止めていくっていうようなこととか、また、保健所職員も相当厳しい中で頑張ってくれているので、そこの、少し、ローテーションしながら、保健所職員の健康状態も維持していくというようなことも考えています。いずれにしても、今までと一番大きな違いは、関係団体を巻き込んで、保健所だけじゃなく関係団体巻き込んだ形でやっていくということですね。
(質)自宅療養の関係なんですけれども、他県の事例ではあるんですが、コロナに感染した妊婦さんが、自宅で療養している時に、お家で、搬送先がなくて、自宅で赤ちゃんを出産して亡くなったという事例があったということなんですが、こういうふうに妊婦さんという、より救急搬送しないといけない方々に対する、搬送、別ルートで確保していった方がいいんじゃないかという気もするんですけれども、そのあたりの検討というのはされているんですか。
(答)別ルートで確保するというよりは、そういうリスクがある方であるというのを、感染者として認識した時に、医療調整本部とか保健所とかが皆、関係者が認識をしていますので、よりきめ細かなフォローアップをすることで容態急変の時にすぐ対応できるような手はずを整えながら進めているということです。ですので、たくさんの方が皆、もちろん、命に差はないので、皆さんのフォローアップをきめ細かくちゃんとやるんですけれども、そのリスクがある方については、よりしっかり注視しながら、連絡も頻繁に取らせていただいたりしながらやっているということです。なので、別ルートというところまではいきませんけれども、我々としては、認識されている方も含め、そういうリスクの高い方々をしっかり同定しながらやっているという形です。でも本当に、それは今朝、我々、その医療のメンバーと話した中でも、今言ってくれた事例について、皆でも話をし、大変痛ましい事案で、そういうことを絶対起こさないためにも、我々しっかり踏ん張っていかないといけないし、医療界の皆さんにもご協力いただいて、消防のメンバーにもご協力いただいてやっていこうということを改めて、皆で共有したところであります。
(質)では、とりあえず発表項目はいいですね。
その他項目に関する質疑
○人流抑制のための行動制限
(質)では、発表外ですけれども、ちょっとこれもコロナ関連というか、行動制限の話で、私見というか、お伺いしますけれども、2日前の首相と尾身会長の会見で、尾身会長が今まで行政がお願いベースだけれども、個人を縛るものがなくて、法的な整備がある程度必要なんじゃないかというご発言をされました。なかなか厳しいとは思うんですけれども、人流抑制のためには、ある程度もっていう声もある中で、現状、知事としては、これに対してのお考えといいますか、なかなか難しいと思うんですけれどもお聞かせ願えればと思います。
(答)私権を制限するというようなことでありますし、これまで、法体系上も非常に難しいということもありますので、なかなか議論としては難しいのかなというふうに思いますけれども、我々としては、ロックダウンかそうじゃないかじゃなくて、ロックダウンのやつが法律的に難しいんだったら、でもそれでも感染防げる方法は何なのか、あるいはロックダウンという方法じゃなくても、特措法をもっと改正して、今は、例えば31条の6で、飲食の人たちに命令とか公表というだけだけれども、もう少し強い、抑止力のある条文を作ったり、他の行動についてですね、できないのかとか、いろいろあると思うんですよね。例えば、ちょっと例えがいいかわかりませんけど、以前、知事会で議論、私がというよりは、以前、知事会で議論があったのは、例えば食品衛生法上、ノロウイルスが出たところは、もう一発営業停止で、1週間とか、もうずっと停止になるわけですよね。そういうことで、コロナが発生したらあかんということではないものの、いろんな、その他法令に照らして、ロックダウンとか行かずとも、何か他に抑止力を発揮できるものがあったりするんなら、そういう議論ももっと広範にやっていくってことも大事なんじゃないか。なので、より厳しい措置とか、効果が出る措置を議論する必要はあると思います。でも、ロックダウンか否かっていうことだけじゃなくて、他の法律とか含めてもっと広範に、積極的な議論をしていく必要は十分あると、私は思います。
(質)ありがとうございます。幹事社からは以上です。各社さんお願いします。
○国民体育大会開催時の医療提供体制の確保
(質)国体の関係でお伺いするんですけれども、この前、国体の無観客の方針を示されましたけれども、その中で、いわゆる感染者が出た場合の対応ということで、県庁内に国体対応に特化したチームを作られるという話だったと思うんですが、医療資源が、先ほど、非常に厳しいという部分があった中で、国体時の医療の人員ですね、そういった人たちをどのように確保していくのか、そういったか何か考えがありましたら教えてください。
(答)国体における、それぞれに必要な医師、ドクターとか、それの確保というのはもう一定、調整が進んでいるところですので、それを今後、感染状況の中でどう振り向けていくかとか、あるいはそれ以上に、どうしていくかということですけれど、まずは、とにかく万が一っていうことも考えて対策はとるんですが、一番はとにかくそこまで感染を減少させて、感染者数が減少して、医療に負荷がかからない状況を作るっていうのが、一番大事なことなので、まずそれに全力を挙げると。その上で、万が一、その時も、感染状況が厳しくて、それでも国体をやっているという状況になった場合には、医療資源の適切な配分というのは、随時、昨日か一昨日も、医師会長とかもいろんな議論させていただきましたけれども、考えていくということになります。なので、とにもかくにも医療機関に負荷をかけない。それで、さっきも言いましたように、専用チームというのは、三重県庁の医療保健部とか、国体局のメンバーが、一定の知見を持って、疫学調査とか聞き取りとか、濃厚接触者の特定とか、あとはフォローアップとかそういうのをやって、保健所のところに負担をかけない。それで、もちろん入院が必要な方には入院していただきますけれども、入院が必要でない方々には、そのホテルにそのまま止まっていただけないケースも、ホテルのご意向であるので、それに特化した宿泊施設みたいなのを確保して、そこで隔離をさせていただくというようなことを考えています。あとは、それに、検査の充実っていうのをかけ合わせることで、早めにスクリーニングをしていくというような形になります。なので、もうすでに張り付けは大体終わっていますけれども、その時の医療状況を見て、柔軟に機動的に考えていくのは当然だと思います。一方で、張り付いているお医者さんたちは、要は、コロナ対応だけの方じゃなくてむしろ、怪我をされた時の整形外科の方とか、そういう方々とかも入っていますから、すべてがコロナ対応にまわっていただけるわけではないので、そこはその状況を見ながら対応していくということになります。
○国民体育大会における選手等が来県した際の検査頻度
(質)先ほど、検査の充実という部分があったかと思うんですが、来県後の選手とかにも、当然検査を今後されていくっていうのは示されていたかと思うんですか、それは、ほぼ毎日のようにその選手にしていくのか、ある程度、何日間か滞在するような選手にやっていくのか、その部分。
(答)ちょっとどういうタイミングで、どういう頻度でっていうのは、今考えていますけれども、基本は72時間前にPCR検査を受ける対象である選手、それから、どうしてもマスクとかを外さないといけないような審判とか、対象を限ってPCR72時間前やる人と同じ対象の人を考えています。それで頻度を、いつっていうのは、体制のこともありますので今現在、詳細を詰めているところであります。まず、会期前競技の4つの競技ですので、そこでどれぐらいどういうふうにできるかっていうことも含めて、今考えているところです。
(質)他はいかがでしょうか。
○全国高等学校野球選手権大会や全国高等学校総合体育大会などが国民体育大会開催可否に与える影響
(質)国体のコロナに絡む話ではありますけど、甲子園やインターハイなどで、コロナの感染者が相次いでいるような状況がありますが、それが国体の判断に与える影響というのは、現時点でどのように考えておられますか。
(答)我々が設けている開催可否の基準とか、観客のあり方はもう全部無観客にしましたんでないですけれども、開催可否基準の中に、直接は、その大規模大会における感染が起こったことについて考慮するという基準はないものの、現にそういうふうに起こっているということもあり、私、この前の記者会見でも、9月4日時点の判断においては、そういうインターハイとか、高校野球とかの大規模大会の実施状況を、それについても含めて考えていくということを申し上げましたので、当然、考える材料にはしていきたいというふうに思っています。一方で、全体でどうかっていうこともあると思いますから、本当に、なんていうか、今回も、宮崎とかはたくさんのメンバーが感染したってのもありましたけど、東北学院とかは、お1人の子だったというふうに聞いていますので、本当に、本当辛いと思うんですよね、生徒の子たちも。だから、何かそういう子たちの心情にも配慮した説明ぶりとか、情報発信とか、そういうことは十分気をつけていってあげないといけないと思っています。誰がいつどこで感染するかわからない感染症なんで、その子たちを責めるようなことにならないような説明ぶりとか判断というのは、私は大事にしたいと思います。子どもたちの人生、これからもいっぱいありますからね。それは国体に参加する青年たちも同じです。
(質)他いかがでしょうか。よろしいでしょうか。第二さんはいらっしゃらないですね。それじゃ、ありがとうございました。
(答)ありがとうございました。
了