知事定例会見録
令和3年6月25日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
・三重県内における新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況について(発表)
・三重とこわか国体・三重とこわか大会について(発表)
・三重県産再エネ電力利用促進事業(事業者向け)の実施について(発表)
質疑項目
・発表項目等に関する質疑
・三重とこわか国体・三重とこわか大会の開催に向けて
・菅内閣総理大臣との会談
・三重とこわか国体・三重とこわか大会にかかる両陛下のご来県
・県公安委員会委員の選任
・静岡県知事選挙結果の受け止め
・塩崎恭久衆議院議員の政界引退
・知事の去就
発表項目等
(知事)はい。今日は3つですね。発表や報告などをしたいと思います。まずワクチンの関係です。本県の新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況について報告をします。6月15日火曜日には、先般も発表しましたけども、当初予定していました6万人の医療従事者等への2回の接種を完了しました。高齢者接種については、県全体の高齢者の1回目の接種率が50%を超え、6月23日水曜日までの実績では、56.4%となっています。また、2回目の接種率は19.6%となっておりまして、ちょっと割合だとわかりにくいかもしれませんので、本県の高齢者人口約53万人のうち、30万人弱の人が、1回の接種を受けたと。そのうち、10万人を超える方が、2回の接種を完了されたと、そういうふうなイメージで取り上げていただければと思います。接種率の全国順位でありますけども、1回目の接種率が、さっきの56.4%というのが13位、2回目のこの19.6%というのが18位というふうになっています。また。近々、希望する高齢者の方への2回の接種が完了する市町もあり、64歳以下の方への接種も順次開始される予定です。確認させていただいたところでは、志摩市が6月27日日曜日、鳥羽市と木曽岬町が7月4日日曜日に高齢者接種を完了する見込みとなっております。さらに、64歳以下の方への接種については、高齢者接種と並行して、6月19日開始予定の玉城町ほか6市町が、6月中に解消する予定と聞いております。県としましても、高齢者接種に引き続き、市町における住民接種が円滑に進むよう、緊密に連携し、ワクチンの配分の調整等も含め支援をしてまいります。ワクチンの接種を希望される県民の皆様におかれましては、お住まいの市町の市役所、役場からのご案内等を確認していただき、円滑な接種へのご協力をお願いいたします。また、職域接種の申請状況については、本日6月25日朝9時時点で57件となっており、延べ接種人数は12万4,930人と、大変多くのご申請をいただいております。これまで、申請いただいた企業・団体等について、一部公表してきましたが、今回ご了解がいただけた企業・団体等の一覧をまとめましたので、お知らせいたします。各企業・団体におかれましては、個別に国とワクチン、冷凍庫、針・シリンジの配送スケジュールの調整を行う一方で、企業・団体内での接種スケジュールを詰めていただいている状況と聞いています。配送スケジュールの関係で、申請時とは異なるスケジュールで接種を行うことになるという企業・団体もあるようですが、円滑な接種に向け、県でも国としっかり連携をとっていきたいと思います。なお、申請をいただいた企業・団体から、集団接種会場のレイアウト等を参考にしたいというご希望があった場合には、三重大学接種会場をご視察いただくなど、可能な限り対応をさせていただいております。一方、一昨日、河野大臣の会見で発表があったとおり、職域接種の申請が本日17時で一時停止されます。県としましては、相談窓口において、申請をご検討いただいている企業等に対して、丁寧に対応し、円滑な申請につなげていきたいと考えております。なお、本日、全国知事会から、今後のワクチン供給に係る緊急申し入れについて、国に対して緊急に申し入れを行う予定です。ワクチン供給については、現場で今後の行方を懸念する声も上がっており、このため緊急に申し入れることとしております。また、もともと実は準備していたんですけれども、県庁においてもですね、警察、児童相談所の職員、災害対応を行う職員向けなど向けのですね、職域接種を検討しておったところでありますけれども、今日が申請期限ということですので、申請できるように、現在、県庁内でも準備をしております。対象とするイメージは今申し上げたように、警察、児童相談所の職員、災害対応を行う職員など、あとは県民の皆さんと接する機会の多い業務とか危機管理的な業務を担当するメンバーというようなことであります。はい。それがワクチンの関係です。
それから、国体ですね。はい。三重とこわか国体の開催70日前・三重とこわか大会の開催100日前イベントを7月17日に、両大会の開・閉会式会場となる三重県総合文化センター大ホールで開催しますので発表をします。イベント内容は、とこかわダンスコンテストをはじめ、野田愛実さんミニライブ、野口みずきさんと私が出演するトークショーなどとなっております。また、両大会開会式で披露し、開催県の魅力を全国に発信するプログラム式典演技の出演者のうち、物語の進行役となるストーリーテラーについて、明智小五郎役を演じていただくプロ俳優と、少年探偵団役を演じていただく子役5名を会場で発表します。明智小五郎役を演じていただくプロ俳優には、同時に、この三重とこわか国体・とこわか大会の広報活動にご協力いただくアンバサダーにも就任していただきますので、ご期待いただければと思います。このほか、三重とこわか大会から新しく正式競技となる「ボッチャ」や「ビームライフル」の体験コーナーなど盛りだくさんの内容となっています。また、ステージイベントはYouTubeで生配信を行いますので、より多くの皆さんにイベントを楽しんでいただきたいと思います。また、このたび、両大会を県民総参加で盛り上げ、三重の多彩な魅力を発信するために、文化プログラムのパンフレットを作成しました。今回、通年開催及び7月以降に実施されるものを掲載したパンフレットを各市町や施設等に配布しますので、皆さんにぜひご覧いただき、多くの方に参加していただきたいと思います。いよいよ、三重とこわか国体・三重とこわか大会の開催まで3ヶ月余りとなり、開催に向けた取組も最終段階に入りますが、新型コロナウイルス感染症等にも万全を期して取組を進め、両大会の成功につなげていきたいと考えています。
それからもう一つですね。はい。三重県産再エネ電力利用促進事業(事業者向け)の実施についてです。このたび、県域からの温室効果ガスの排出実質ゼロを目指す「ミッションゼロ2050みえ」の取組の一つとして、県内の太陽光、風力等の再生可能エネルギーによって発電された電力、三重県産再エネ電力といいますが、県内における利用拡大を図るため、「三重県産再エネ電力利用促進事業(事業者向け)を実施しますので、発表します。この事業は、三重県産再エネ電力を販売できる小売電気事業者の参加を募り、県と連携して県内事業者向けに販売を促進します。なお、小売電気事業者を公募し、三重県産に特化した再エネ電力の利用を促進するという点において、本事業は全国初の取組となります。この電力を利用する県内事業者には、県から認定書を贈呈するとともに、こうした取り組みへの思いや、顧客、取引先の反応などを報告いただき、県が公表、周知することで、三重県産再エネ電力のブランド価値の向上や再エネ電力の需要喚起を図ります。ついては、本日より三重県産再エネ電力の販売を促進する小売電気事業者を募集し、9月1日から本電力の販売を開始いたします。また、本電力を利用していただいた県内事業者には、後日、認定書を贈呈いたします。事業者のみなさまには、本事業の趣旨をご理解いただき、脱炭素社会の実現に向け、ともに取り組みを進めていただきますよう、ご協力をお願いします。今回、募集するのはここですね、ここ真ん中。要は、この三重県の中でいろいろ作られて、再生可能エネルギーで作られている電力をですね、県内の電力を使う事業者の方々に売っていただく事業者をですね、募集をするというようなことであります。これによってですね、より幅広い方々にですね、この三重県産の再エネをですね、利用していただけるようにしていきたいというようなことで取組を進めていきたいと思います。私からは以上です。
新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に向けた呼びかけに関する質疑
(質)ありがとうございました。それでは、まず呼びかけの内容についてお伺いします。明日もですね、出ればすぐに厳しい措置を講じるということですけれども、仮に明日出た場合の今後のスケジュール的なのを教えていただければと。
(答)そうですね。今、措置としてはですね、今の感染動向を見て、県内全域というよりは、一定ピンポイントの地域でですね、営業時間の短縮とか、飲食にかかるいろんなお願いとか、後は検査の徹底とかですね、そういうような措置を少し考えています。スケジュール的には、明日ですので明日は土曜日ですから、来週のどこかのタイミングで、なるべく早くということになると思いますが、その場合は営業時間短縮要請をした場合はですね、協力金については一定の猶予期間をもって、対応できるようにはしたいというふうに考えておりますが、まずは、とにかく明日ですね、今ここまでの感染状況との関係ですけれども、明日、そういう17人を超えるということがないようにと思っておりますけども、あと17人あるなしにかかわらずですね、今こういう状況であるということをとらまえて、県民の皆さん、事業者の皆さんには、今一度ですね、この感染が改善してきた傾向を、この確かな、より確かなものにするためにですね、感染防止体制の徹底を、もし明日措置に至らなくてもですね、徹底していきたいということで改めて、今日申し上げさせていただいているところであります。特に、さっきも言ましたように、このポイントが明らかなわけですよ。この、食事会とか飲食とか県外で増えてるというですね、あと事業所が変わってないっていう、先ほど申し上げたようにあと、外国人を雇用するこれまでも構造的に環境で課題のあった事業所とかですね、そういうところで、感染が出てますから課題が明らかなので、こういうところをですね、改めて県民の皆さん事業者の皆さんには、感染徹底をぜひお願いをしたいというふうに思っています。
(質)ありがとうございます。呼びかけ内容について質問ありましたらお願いいたします。
(質)考えられてる措置の中の営業時間短縮というのは、飲食店のっていうこと?
(答)そうですね。
(質)ありがとうございます。
(答)まん延防止等重点措置をスタートする時にあった大規模集客施設とかのですね、営業時間の短縮については、メニューや可能性としては、我々のこのリバウンドアラートの時のメニューや可能性としては持っている選択肢を持っているもののですね、今の感染状況、直近の感染状況から見れば、そこは少し措置の対象という形じゃないのかなというふうに思っています。ので、そういう意味ではあなたが言ってもらったように飲食店が対象になるケースだと思います。それも、すべての飲食店にするかとか、そこについてはまだこれから明日なった場合にですね、感染動向再度検討して、やるという形にしたいと。
(質)後でわかることですが、今の時点でこの22件かなというところは、地域としてどこが多いんでしょうか。
(答)後で、今、最終調整してますのでまた3時半のところで、ご説明させていただきたいと思います。
(質)すいません、細かいことで。
(答)どうぞ。
(質)22人になりそうというのも、22人に固まりそう?
(答)22人で固まりそうでいいと思います、固まる、この時点なんで最後まだ調整がありますからね、22人となる見込みぐらいでいかがでしょうか。申し上げたとおり、再陽性が1名入っています。各社の中では再陽性を抜いて計上されるところもあると思いますので、再陽性が1名入ってるのは間違いありません。それから、今の見込みだと22人のうち、18人が接触者となると思われます。
(質)感覚的なとこで申し訳ないんすけど、波が終わって1桁台になってからですね、これまでのと比べると、やっぱその10人台になってからまたその20人台になるというのがぺースが非常に早いように感じますけれども、知事としてこれどのように捉えられて分析とか何か。
(答)そうですね、非常に警戒感を持っていて、それは、要は、家族のところが変わらないとかですね、家族のところも、今日多分後で詳細見ていただいたらわかると思うんすけど、結構、家族の中での感染の人数も多かったり、食事会のところでも、やっぱり数が1か所のところでばっと広がるっていうのがあって、これがまだわかりませんけれども、後で、2週間後とかにゲノム解析したら、デルタ株だったというようなことの可能性は否定できないというふうに思っておりますので、やはり、ワクチンを接種されてない世代の方々とかにおいてですね、この変異株の影響でガーッと広がる可能性が、海外とかでもあるような形で、可能性としては否定できないと思っておりますので、強い警戒感が必要だと思います。
(質)よろしいですかね。
発表項目等に関する質疑
○三重県内における新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況について
(質)ワクチン接種の関係で、先ほど全国知事会で緊急申し入れとありましたけれども、これは何か会議をされてやるのか、それともそれを経ないで事務方レベルでやったものを提言されるとか、どういったものになりますか。
(答)会議は開かずに、一応その文案を各県にちょっと照会をさしていただいた上で、全国知事会からプレスリリースをさせていただきたいというふうに思ってますけども、要は河野大臣から、自治体集団接種停止、職域接種停止、そういうことが出ていますので、じゃあ今決まってるやつはちゃんと、もうすでに申請して決めたやつは、ワクチン来るんでしょうねというようなこととか、今後どうなるんですかとか、いずれにしても、その市町の接種に影響が支障がないように、ちゃんとワクチン供給をしてくださいよということを、しっかり全国知事会としても声を上げるべきではないかと、各全国から声もありましたので、ワクチン対策特別チームとして対応さしていただくというようなものであります。内容としては今申し上げたような、すでに申請を受付けた自治体、企業、団体のところに、その対応方針を早く示して、責任を持ってワクチン供給してくれということとか、今後のスケジュールとかもしっかり示してくれっていうこととか、市町村の接種に支障がないように必要なワクチンをしっかり供給してくれとか、そういうようなワクチンの供給について万全を期せということ、先般の河野大臣のご発表を踏まえてということであります。
(質)職域接種についても県庁内での申請を行うということですが、これは大体1,000人ぐらいの規模で県庁職員が主に対象になる?
(答)まずちょっと職域のことでさっきちょっと言い忘れたんですけども、要は、ああいう河野大臣からの職域一時停止というご発表がありましたんで、非常に企業の皆さんも、混乱とまではないですけども、不安とか懸念で、通常だと大体1日35件前後ぐらいの相談が多いですけど、6月24日、昨日は52件相談が来て、もうすでに申請したけどちゃんと大丈夫だろうかとか、あるいは今日申請しようと思うけど大丈夫だろうかとか、そういうようなご不安もあるようでありまして、三重県としてはこれまで相談を受けて、申請するとおっしゃってた企業や団体に、改めて昨日もう1回こっちから連絡して、大丈夫ですか、どうされますかっていう少し丁寧な対応などもさしていただいています。その上で、県庁のとこですけど、もともと警察、あるいは児童相談所の職員、災害対応を行う職員などでと考えてまして、まだちょっと精査必要ですけど1,200人ぐらい。7月下旬から打つというようなことを考えています。一般接種を行う医療機関等にご迷惑かけないように、県庁内の医療スタッフが対応できる人数などをちょっと絞込んで考えてというような形になります。ですので今の、とは言えでも今言った警察が児童相談所とか災害対応やる方々でも、希望に基づいてということなので強制ではありません。そのメンバーの中で希望するメンバーに接種をするということになりますね。
(質)接種の場所はどこか想定してるとか?職域接種。
(答)厚生棟大会議室。小会議室で受付とか予診とか待合をやって、大会議室で接種とか経過観察をやるイメージですね厚生棟で。
(質)接種に当たる職員は、例えばその県立病院の医療従事者の方であったりとか、保健所の職員であったりとか、どんな方になる想定?
(答)健康管理の医師とか、診療所の医師とか、診療所の看護師、もともとある診療所、そのメンバーを中心に、予診、接種、副反応とかの対応を見ていくという形になります。なお、今県庁でって、警察とか児相とか災害対応とか言いましたけども、モデルナの職域接種の停止が結構長引いてたりとか、そういうワクチン全体の供給が、国全体としてひっ迫している状況があれば、今の我々が仮にワクチン確保しても、いろんな、わかりませんけど例えば、市町の災害対応してる人とか、まずそれ接種されてると思いますけども、少し柔軟に県庁職員に限らず、地域とか職域とかいろいろそういうのも視野に考えていきたいと思ってますけど。まず、もともと考えていたのでそれを準備していたので、それは期限まで申請をしつつ、中身においては少しワクチンの状況を見て、柔軟に三重県内で、県民の皆さんとか事業者の皆さんとの関係でも、優先的に接種すべき人たちをしっかりやっていくということを旨にやってきたいと思います。
(質)1日何人ぐらい打ちます?
(答)1日300人やったっけ。
(答:総務部)はい。いえ、150人。
(答)150人か。そうやね。1週間で150、300人やんな。
(答:総務部)はい。
(答)150人を2日。それが4回で大体1,200人ぐらい。
(質)今回そのワクチンの職域接種の件で、今日で締め切られるということで、駆込みの応募みたいなのも増えてくるかと思うんですけども、そのあたりの対応ってどうされる?
(答)県としてはもうとにかく、申請されたいというところはもうしっかり丁寧に対応させていただいて、サポートしていきたいと思ってます。県は申請があれば、国が示した期限の間ですから、一定の、なんていうか条件が整ってれば承認をして、あと国に判断委ねるという形にしたいと思います。実際、23日は1日3件申請があったんですね、24日は8件ありましたんで、今日もいくつか駆込み的に出てくる可能性ありますけども、そこをしっかり状況把握して対応したいと思います。
その他項目に関する質疑
○三重とこわか国体・三重とこわか大会の開催に向けて
(質)そうしましたら発表項目外で、ちょっと関連した部分で、国体が今日で開幕から3カ月ちょうどなるわけですけれども、あらためて感染防止対策などとられると思いますが、どのような大会にされていきたいとか、ありましたらお願いいたします。
(答)まず1つは競技者、選手の皆さんが、これまで培ってきた実力を存分に発揮をしていただけるような、選手にとって安全・安心な大会にしていくということ。それから、多くの方が、まあ人数かなり絞りますけれども、多くの方が、それでも多くの方がお見えになりますので、三重県民の皆さんにとっても安全・安心な大会にしていくこと。3つ目は今回、選手の育成とか様々な場面でレガシーもできてくるでしょうから、しっかりこの国体後につなげていくということ。そういう仕込みをそろそろ。それから3カ月前ということでいけば機運の醸成を、安全・安心な大会が開かれるということを県民の皆さんにしっかりご認識いただくためのことをやっていきたいと思ってます。一方で、これから感染状況とかが変わってくれば、様々な対応を柔軟に機動的に、安全・安心ということを最優先しながらやっていくという姿勢は大前提で置いていきたいというふうに思ってます。
○菅内閣総理大臣との会談
(質)昨日、まあ総理とお話しされたと思います。オリパラの関係とか、お話をされてどういうふうな印象を持たれたか教えていただきたい。
(答)我々今度、もともと応援村っていう実行委員会を有志首長とか民間の皆さんと作っていて、今回は、何ちゅうんすかね、みんながそのパブリックビューイングとかに集まってっていうのではなくて、子どもたちから選手を応援してもらうような絵を描いてもらったり、それを事前に送ったり、あるいは選手が競技してる姿を家でテレビで見ながら絵を描いてまた送るとか、そういうこう選手を遠い距離から子どもたちとかが応援をするという仕組みを今考えています。詳細は、官邸のエントランスのぶら下がりでは結構言ってしまったんですけども、JOCとかとの関係であまりまだ言ってはいけないことが結構あるらしく、スキームというか、大まかは今言うたようなことを、要は選手を遠い距離から、感染防止対策をしながら、応援をするという仕組みをみんなでやっていこうということを考えてまして、それを総理にご報告しました。総理からも、こういう感染状況とかに配慮しないといけない時なので、こういう形で選手を応援してくれる取組は大変ありがたいということをおっしゃっていただいたのと、あとは、10分ぐらいいましたけど、4分ぐらいはワクチンの話しましたかね。ワクチンもよろしくお願いしますということを総理おっしゃってましたね。
(質)自信はありそうでしたか。まあその対策ってのは、知事が見られて総理の自信のほどってのは何か。
(答)ワクチンの?
(質)ワクチン。
(答)総理は、10月、11月とおっしゃったことについては、今のペースで、そしてワクチンをしっかり確保して、やっていけるのではないかと、そういうようなことをおっしゃっておられましたけれども、当然、多くの関係者の協力が前提であるということは総理もおっしゃっておられましたけどね。でも、自信というか、強い意欲というか、そういうことを、あれ、あの場で鈴木康友市長は自信と、こうおっしゃいましたけど、私も自信というものはさることながら、意欲、強い意欲をね、しっかり早く希望する人にワクチンを接種していきたいんだという強い意欲を感じたという感じですかね。
(質)分かりました。
(質)他いかがでしょう。よろしいですか。第二さんお願いします。
○三重県産再エネ電力利用促進事業(事業者向け)の実施について(発表)
(質)再エネのやつですけど、発表項目。小売電気事業者っていうのは、要は商社的な機能をすると考えたらいいんですか。
(答)そうですね。今、イメージしやすいのは、今、普通で言う中部電力さんとか、東邦ガスさんとか、ああいうエネルギーを売ってる方々、あの方々をちょっとイメージしていただくと思います。あとは、例えば携帯電話だと、3つのキャリアがあると思いますけれども、NTTドコモとかソフトバンクとか。ああいう電気を受けて、料金体系とかを考えて、事業者の人に販売をしてくれる人。電気自体は、発電したとこから電線通ってその事業者に届くので、要は料金プランとか、どこから調達するかとか、そういうのを考えてもらう事業者ですね。
(質)この中に、県企業庁は入っているんですか、それとも最初から除外している。
(答)入っているのかというと。やりたいって言ったらやれるんやったっけ。
(答:環境生活部)県企業庁は、もう電気事業をお渡ししましたので。
(答)電気事業者の免許がない、事業許可がないってこと。
(答:環境生活部)そうです。
(質)全然ないの。
(答:環境生活部)全然ありません。
(質)そうなんですか。なるほど。
(質)再エネ電力の総量というのはあるんですか。量。
(答)総量?
(質)どれくらい。
(答)どうですか。
(答:環境生活部)なるべく多くの方に使っていただきたいということで、特に上限というのは設けてはございません。総量ですか。県内の、例えば、再エネの発電量といいますと、大体年間19億kWh。三重県全体で発電する量の、だいたい10%ぐらいを占めます。
(答)発電する量というか、電力需要ですね。電力需要の約10%ぐらいです。年間の約47万世帯分。
(答:環境生活部)そうです。はい。
(質)これ、今どうなっているんですか。中電に売っているんですか。19億kWh。
(答)これはだから、中部電力さんに行ってるところもあれば、事業者向けの小売りなんで、東邦ガスさんとか、参入してるところとかもあると思いますので、そういうところに。あとは、再エネやってるかわかりませんけど。例えば、県庁とかでも、何回かはダイヤモンドパワーという商社みたいところから買ったりしていますので、そういうところとかが経由で販売していると思います。
(質)その流れを変えるわけですね。
(答)そうですね、追加して、より普及していくと。
○菅内閣総理大臣との会談
(質)オリパラも一応、政府はやる方針ですけど、三重県も国体ととこわかをやるよっていうような、ぜひやりますというような話ってのは、総理との中では出なかったんですか。
(答)総理との話で国体ですか。はないですないです。全然そんな話しなかったです。
(質)今、知事としては当然、やる方向なんですよね。
(答)そうですね。これは、何回も申し上げますけども、開催可否基準に則って、順番に、予選会とか感染状況とかでやっていきますので、現時点、6月末がまた近づいてきておりますけども、そこでまた判断しますが、現時点、今日6月25日時点においては、開催可能というふうに考えています。一方で、観客のところは、オリンピックで一定方向が出ましたので、じゃあ国体でどう考えるかっていうことは、また近いうちに、さらにこういう形で感染防止していこうということで、お示しをしたいと思いますけどね。
○三重とこわか国体・三重とこわか大会にかかる両陛下のご来県
(質)両陛下のご来県はどうなんですか。植樹とか、今リモートがあって、宮内庁長官の判断だとか加藤官房長官がおっしゃったけど、東京五輪にしても、ある程度の感染拡大にならないようにというようなことを言われたりとかしているんですけど、国体に関しての両陛下のご来県というのは、今のところは大丈夫なんですか。
(答)我々としては、お執成書を出したり、いろいろ手続きは後になるにしても、これまでの国体や大会同様に、皇室の方々にお出ましいただくという前提で準備はしています。しかしながら、それは最後、宮内庁でご判断されるところでありますので、また、急遽、急遽というか、協議の結果、オンラインになった国民文化祭、宮崎とか、島根の植樹祭ですか、とかの状況なんかも聞いて、どういう準備が必要かっていうようなことなども、自分たちとしては、一応、精査はしておりますけども、我々としては、お出ましいただくということを、先催県と同様、お出ましいただくということを前提に準備は進めているということです。
○県公安委員会委員の選任
(質)話は飛びますけど、県公安委員のやつが、今日、一部報道で出てましたけど、直接、それは県警マターが中心になると思うんですけど、多分、知事当局としても、事前にそのリストを出したりとかされたと思うんですけど、経済界出身である程度固まるということは、知事としては、どういうお考えですか。歓迎すべきとかしないとか。
(答)まず、そもそも上程を今後していく案件ですので、個別のことについては、誰が再任、退任とか、申し上げられません。一方で、一部報道にあったような、3人すべてが経済界ということについては、その職種、分野にこだわらず、識見などを有する方々で、幅広く適任者を検討するというのが一般論です。ちなみに、3人すべてが経済界ということは、平成11年8月から平成12年7月の間、土井八郎兵衛さん、サンジルシの佐藤信義さん、
三重トヨタの竹林武一さんという例もあったりしています。ですので、いずれにしても、今後上程していく。後は、法曹関係者とかも、むしろ、平成12年7月から平成15年7月の間に浜口雄さんが弁護士でいらっしゃいましたが、それ以降は、実は現在の方以外では法曹関係の方いらっしゃらないというような状況ですので、いずれにしても、職種、分野にかかわらず幅広く、選任をしていくということだと思います。いずれしても、現段階で、一部報道にあったようなことが、適なのか否なのかも含めて、これから議会に上程していくことですので、個別案件としては、お答えできないという形になります。
(質)意図的にこうなったんじゃなくて、偶発的というか、今回はこういう人選になったという感じなんですか。
(答)なったかどうかも含めて申し上げられないです。これから上程していきますから。今、申し上げたのは、前例を申し上げたので。
(質)なるほど。
(質)上程で申し上げるっていうのは、各委員会で担当部局長が話すといいますか、知事自身が直接何か言われることあるんですか。
(答)だって、同意案件僕がいつも説明しているじゃないすか。
(質)その中で説明する?
(答)いや、別にそれは説明しないです。いつも、人事案件の内示とかさせていただきますけども、議場では僕が説明することはないですが、同意人事の時に配っている資料に候補者の何か意欲みたいな書いてあるので。
(質)略歴とかある。要は、それが知事部局側の、後押しというか、選定理由だということですね。
(答)選定理由?
(質)というか、選任同意を出す理由だってことですね。
(答)意欲がですか。
(質)例えばこれで、仮に県会議員の方で、前、共産党さんがいらっしゃった時はこういう人事も、質疑されたりしたんですけど、それとった場合は知事が一応答弁される?本部長なり。
(答)それを誰に対して質問されるかによりますけども、仮に私に質問されたら私は答えますし、私の所掌する、あるいはこの同意案件の提出している人間として答えますし、それはどういうご質問を、どういう人間にいただくかによります。
○静岡県知事選挙結果の受け止め
(質)あと、川勝静岡県知事が、4選でしたか、されましたけど、率直なご感想はどうですか。
(答)前もちょっと申し上げたんですけれども、川勝知事におかれましては、今回も4選を果たされたということで、心からお祝いを申し上げたいと思います。直近も、コロナの対応とかで、あるいはお茶の振興とかで、川勝さんと個別に連絡を取ったりもしておりますけれども、連携関係で、引き続き頑張っていければというように思っております。
(質)「嘘は泥棒の始まり」発言のもう遺恨は消えたわけですか。
(答)遺恨は消えたというか、悔恨があったかどうかわかりませんけども、いろんな立場同士、いろんな話とか意見交換をするのを、なんか、あなたはそういうのを根に持つタイプですか。
(質)割と。
(答)僕は、あんまりそういうのを、県知事と県知事ですからね。それはいろいろ、組織や立場で、いろんな意見交換を、時に違う意見を交し合ったとしても、今回4選をされたということですから、しっかり頑張っていただきたいと思いますし、連携関係をしっかり深めていきたいと思いますけどね。
(質)そこは、私と違って心が大きいということですね。
(答)心が大きいかどうかは別として、知事という職にある者はそうあるべきだとも思いますしね。
(質)実際問題、リニア中央なんですけど、これによって、もともとの東京名古屋の開業予定ってというのは、ほぼもう見込みがなさそうじゃないですか。それとも、まだこれについては、JR東海さんが言われるような形で、期待が持てるんですか。
(答)ちょっとアバウトなご質問なんであんまりあれですけど、要は、まず静岡県が懸念していることを、国、JR東海でしっかり解決をするということ。それから、スケジュールがこうこうこういうふうに遅れますということを、JR東海が関係県に伝えたことはないということ。三重県は、引き続き、早期開業に向けて進んでいって欲しいという姿勢に変わりはないということ。以上だと思います。
(質)言い方は悪いけど、でもそれ結局、川勝さんの言いたい放題で、結局引き延ばしたまま、みんなそれで見守ってるっていうだけじゃないですか。
(答)三重県は交渉当事者じゃないですからね。静岡県が交渉しているのは、JR東海であり国交省ですから。
(質)そこは、結果を待つしかないと。
(答)それはそういうことになりますね。交渉当事者じゃないから。それは、うちもそうだし、愛知県もそうだし、岐阜県も皆そういうスタンスですね。
(質)でもここの首長のリーダーが愛知県の大村さんでやられてて、当初は大村さんが、ちょっと川勝さんと話されたりしたけど、今回についてはもうそういう動きはないんですよね、今のところ。
(答)今、大村知事がどうお考えなられているかちょっと私わかりませんけども、今のところは、そういうことは聞いてないです。
○塩崎恭久衆議院議員の政界引退
(質)塩崎さんが、今期限りでの政界引退を表明されましたけど、官邸で第1次安倍内閣の時の官邸スタッフとしてもお知り合いだったと思うんですけど、率直なご感想は。
(答)正直、ご自身はまだまだ、お体もお元気でしたし、政策とかにも、いろんなご意見を述べられていたので、引き続きやっていただけるのかなあと思っていたので、正直、驚きました。発表直前に、周辺の方からちょっと教えていただいたんですけども。なので、国会議員という形でいらっしゃらなくなるのは、大変残念ではある一方で、塩崎先生も仰っておられましたけれども、引き続き、様々な政策分野でリードしていただけるといいんじゃないかなと思っています。特に、例えば、昨日私が田村大臣に要望に、日本財団の皆さんと行った子どもの家庭養育推進官民協議会の関係なんかも、里親委託とか、特別養子縁組とか、そういうのに厚生労働大臣時代に塩崎先生にかなりやっていただいたんで、そういうところとかでも、引き続き連携しながら、ご指導いただければと思います。
(質)どっかの国会議員と違って、ちゃんと引退会見しているんで、それはそれでいいと思うんですけど。もともとは、官邸スタッフなられた時にお知り合いになったんですか。その前から。
(答)塩崎先生の長男が、僕のテニスサークルの後輩で1個下なんです。長男の奥さんも、そのテニスサークルの、長男と同級生で、その2人の結婚披露宴の司会を僕がやってるというようなこともあって、もともと通産省時代から、家族ぐるみのというか、お付き合いという形の中で、第1次安倍政権でも一緒に仕事させていただいたという感じですかね。
○知事の去就
(質)加えて、知事の去就ですが。
(答)加えて。どうぞ。
(質)三谷県議のようにあえて言質取って、そら見たことかと、後でそういうことは、決してしようとはするわけじゃないですけど。一応、議場で、一般質問等で任期云々という、やるとおっしゃっていますが、ただ、現状はとかいう、いろいろそういう部分も付いたりするんですけど、実際問題、9月議会も知事は知事でいらっしゃるんですか。
(答)あそこで述べた通りですよね。現段階では、代表質問で述べた答弁と変わることなく、引き続き、県政の諸課題に全力で当たっていくということであります。
(質)とこわかイベントで、野口さんとのトークショーがあるじゃないですか。
(答)ありますね。
(質)鈴木知事によるとは書いてなくて、知事によるトークショーって書いてある。別に深い意味はないですよ。
(答)深い意味は全然ないと思いますよ。さすが欄外ですね。いやあれ、俺さっき口述は野口みずきさんと私が出演するトークショーと言ってますんで。
(質)チラシには写真は行っていますね。知事の写真。
(答)すごい議論が、この定例会見で。
(質)別に、知事が急遽出れなくなって、副知事が代わるとかいうこともありますかね。
(答)事情はどうあれね。一般的にはね。口述上は、今申し上げた通りですね。野口みずきさんと私が出演するトークショー。
(質)どうも。
(質)そうしましたら、ありがとうございました。
了