知事定例会見録
令和元年10月25日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
・令和元年台風第19号の豪雨災害(冒頭発言)
・令和元年台風第19号被災地へのボランティア支援(発表)
・三重とこわか国体・三重とこわか大会のボランティア募集(発表)
・三重県スポーツ特別奨励賞及び三重県スポーツ功労団体賞の授与(発表)
・ニュースアプリ「SmartNews」での三重県公式情報の掲載(発表)
質疑項目
・発表項目等に関する質疑
・豚コレラの防疫対策
・知事のスペイン訪問
・即位礼正殿の儀
・カジノを含む統合型リゾート(IR)の調査研究
・菅原経産相の辞任
・東京2020オリンピックの競技会場変更
発表項目
(知事)今日は、ちょっと分量が多いんですけれども順次発表していきます。まず、令和元年台風第19号に係る被害へのお見舞い等についてです。令和元年台風第19号については、昨日、10月24日時点で80名を越える全国での尊い命の犠牲や、住家、道路、河川などの甚大な被害が生じています。あらためて、亡くなられた方々に、深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。三重県でも、台風第19号によって負傷された方が3名、浸水による住家被害が60件、このほか県道法面崩壊などの被害が発生しています。また、10月18日から19日にかけての大雨によっても、浸水による住家被害が38件、このほか急傾斜地でのがけ崩れなどの被害が発生しています。そこで、被災状況や今後の復旧について確認するため、土砂災害特別警戒区域でがけ崩れの被害が生じた熊野市内の被災現場の現地視察を10月27日に行います。9月上旬の大雨による被害も含め、県内の被災者の皆様が一日も早く普段の生活を取り戻すことができるよう、公共土木施設や農林水産施設の災害復旧などに、市町、関係機関と緊密に連携をして、全力を挙げて取り組んでまいります。また、県外の被災地に関して、当県も積極的に支援を行う旨を、総務省や全国知事会に伝え、調整の結果、三重県は長野県中野市への対口支援を行いました。さらに長野県に土木技師、宮城県丸森町にも保健師を派遣していますし、県内市町においてもそれぞれ派遣が行われているところです。被災された方々や自治体の思い、また刻一刻と変わるニーズをとらまえ、寄り添いながら、県内市町とともに積極的に支援を行ってまいります。また、全国知事会の危機管理・防災特別委員長県、副委員長県が被災したことから、会長の命を受けて、前委員長県として全国知事会の緊急要望をとりまとめました。引き続き、関係機関と連携して、全国のニーズをしっかりととらまえ、早期の復旧・復興が行われるよう、積極的に支援していきたいと思います。
これに関連して被災地へのボランティア支援です。令和元年台風第19号により甚大な被害が発生したため、10月17日にボランティア活動が円滑に行われるよう、三重県を含む県内7つの団体で構成する、みえ災害ボランティア支援センターが設置され、ボランティア支援を実施することとしましたので、発表します。主な支援内容を3つ紹介します。1つ目は、これまでも大規模災害でやってきましたが、ボランティアバスの運行です。ボランティアバスは、長野県長野市に夜間発の日帰り平日便と、夜間発の現地1泊週末便を運行することとし、第1便を11月10日夜間発の日帰り平日便としました。その他の便を含め、現在、募集日時、内容、条件等の詳細を調整しており、内容が確定次第参加者の募集を始める予定です。2つ目は、ボランティア活動に役立つ情報の提供です。ボランティアバスではなく、ご自身で直接現地に行って活動することを希望される方もいらっしゃいますので、そうした方々に対して、現地ボランティアセンターへの行き方、活動の流れ、作業環境、準備物、その他必要となるきめ細かな情報を集約し、準備ができ次第、みえ災害ボランティア支援センターのホームページで提供する予定です。3つ目は、活動支援金の募集です。被災地などで活躍されるボランティアの皆さんを支えていただくための活動支援金を本日から募集します。活動支援金は、ボランティアバスの運行費のほか、それに伴う事務局運営費などに充てる予定で、700万円を目標としています。このほか、ボランティアや活動支援金の受付等、みえ災害ボランティア支援センターの運営をサポートする、事務局ボランティアも募集する予定です。長野市では、とにかく人手が必要とされていますので、雪が積もり始める前に、一人でも多くの方がボランティアバスにご参加いただく、あるいはご自身で現地へ行って活動いただく、もしくは活動支援金や裏方という形でサポートいただき、オール三重で一日も早い復旧、復興につながる支援をしていきたいと思います。
続いて3つ目です。三重とこわか国体・三重とこわか大会のボランティア募集です。三重とこわか国体・三重とこわか大会の開催まで、明日10月26日で700日となるこの機会に、両大会を盛り上げ、県民力を結集して全国から訪れる選手たちをおもてなしの心でお迎えするため、運営、情報支援、移動支援の3つのボランティアについて、本日から募集を開始します。3つのボランティアについて説明します。まず1つ目の運営ボランティアは、受付、会場整理、会場の美化などの活動をしていただくもので、約3,700人を募集します。2つ目の情報支援ボランティアは、手話・筆談、要約筆記による情報提供やコミュニケーション支援を行っていただくもので、手話と筆談で500人、要約筆記で100人を募集します。3つ目の移動支援ボランティアは、視覚障がい者や車いす使用者に対する介助・誘導をはじめ、観覧者一人ひとりに応じた配慮やサポートを行っていただくため、100人を募集します。この移動支援ボランティアは、全国障害者スポーツ大会で初めての試みとして募集し、誰もが参加しやすい大会に向けて万全な体制を整えたいと考えています。3つのボランティアに参加いただく総勢約4,400人の皆さんには、両大会の開会式と閉会式、三重とこわか大会の競技会で活躍していただきます。ボランティアの皆さんには、来年度から開始する研修において、それぞれのボランティアで必要となる知識や技術などについて学んでいただきます。活動の希望日については、皆さんにいつどこで活動していただくかをお尋ねすることとしており、可能な限りご希望にお応えしたいと考えています。運営ボランティアは、家族や友達などグループでご応募いただきましたら、一緒に活動ができるよう、できる限り配慮をさせていただきますので、たくさん仲間を誘ってお申込みください。先日開催された、いきいき茨城ゆめ国体では、さまざまな競技で三重県選手団が活躍し、天皇杯14位という成績を収め、三重県民に元気を与えてくれました。また、現在開催中であるラグビーワールドカップでは、次々と強豪を破りベスト8に輝いた日本代表の活躍に、日本中が盛り上がっています。台風19号によって被害にあった釜石市において、カナダ代表チームは土砂撤去などのボランティアで多くの人を助けました。試合が中止になり、予選リーグ敗退が決まって落胆したはずですが、多くの日本人から感謝されたことで、選手は試合に勝つ、という目的以外の達成感を得たといい、私自身、本当に感動しました。来年には、東京2020オリンピック・パラリンピックが開催され、体操、レスリング、アーティスティックスイミングのカナダ代表が事前キャンプを行う予定ですので、しっかりお礼のおもてなしをしたいと思います。今後さらに盛り上がるスポーツの熱とボランティアの輪を、三重とこわか国体・三重とこわか大会に繋げていきたいと思っています。三重県での国体開催は46年ぶりであり、全国障害者スポーツ大会は初めての開催となります。三重県スポーツ推進条例では、「スポーツは人生を豊かにし、私たちに幸福を実感させるものである。」としています。このような貴重な機会に両大会に関わっていただくことは、きっと人生を豊かにし、幸福を実感していただく機会となると考えていますので、たくさんの方のご参加をお待ちしています。
続きまして4点目です。ラグビーワールドカップ2019日本大会において、日本代表チームのメンバーとして、史上初のベスト8進出に貢献されました、ホンダヒート所属の具 智元(グ ジウォン)選手とレメキ ロマノ ラヴァ選手に、三重県スポーツ特別奨励賞を授与することを決定しました。また、両選手と所属するホンダヒートを支えられてきました本田技研工業株式会社鈴鹿製作所に、三重県スポーツ功労団体賞を授与することを決定しましたので発表します。三重県スポーツ特別奨励賞は、全国・国際スポーツ競技大会において優秀な成績を収め、県民に明るく元気な話題を提供し、今後もさらに活躍が期待でき、県民の範となり得た方のうち、特に顕著な功績を収めた方に授与するものです。また、三重県スポーツ功労団体賞は、全国・国際スポーツ競技大会において活躍したチーム・選手に対し支援を行った団体等に、本県競技スポーツへの貢献をたたえ授与するものです。両選手には、ワールドカップにおいて、魂のこもった熱いプレーを体現され、グループリーグでの全勝、決勝トーナメントへの進出に大きく貢献され、その活躍が三重県民のみならず、日本国民にたくさんの夢と希望や感動を届けてくれたことに、県として心から敬意と感謝を申し上げたいと思い、賞を授与させていただきます。また、本田技研工業株式会社鈴鹿製作所には、両選手の支援や、両選手が所属し、今月開催されました茨城国体のラグビー競技成年男子で見事優勝されたホンダヒートを支えられてきた功績を讃えるため、賞を授与させていただきます。来年の東京オリンピックや2021年の三重とこわか国体に向けても、引き続き両選手、ホンダヒートへの支援をお願いしたいと思います。なお、表彰式の日時等、詳細につきましては後日発表させていただきます。
最後です。スマートニュースでの三重県公式情報の掲載についてです。日本最大のスマートフォン・タブレット向けニュースアプリ「スマートニュース」の三重県チャンネルに三重県公式情報の枠を設け、本日から配信を始めましたので、その概要について発表します。スマートフォンやタブレット機器の普及に伴うインターネットなどの急速な進展によって、県民の皆さんが情報を入手する媒体は多様化しています。現在、三重県では、これらの変化を踏まえ、広報紙県政だよりみえや新聞、フリーペーパー、テレビ、ラジオなどの媒体において、それぞれの特性を生かしたメディアミックスによる広報展開を進めています。今年度は特に、若い年代への情報発信を強化するため、日米4,000万ダウンロードを越え、月間2,000万の読者を持つニュースアプリ「スマートニュース」を運用するスマートニュース株式会社と連携し、スマートフォン・タブレット向けニュースアプリにおいて、三重県情報の配信をスタートすることといたしました。この取組は、兵庫県、滋賀県に続き、全国で3番目となります。それでは、ニュースアプリ「スマートニュース」三重県公式情報について説明します。三重県公式の情報枠は、ニュースアプリ「スマートニュース」の三重県チャンネルのトップに配置されます。ここには、三重県からのお知らせ・イベント情報に加え、三重県の魅力を発信しているプロモーションサイト、「つづきは三重で」のウェブマガジン記事を配信します。更に三重県チャンネルの中段には、三重県公式SNSのコーナーを新設し、「防災みえ」などのツイッター配信や、都道府県観光振興団体の公式SNSで全国1位のフォロワー数の「kankomie」、訪日旅行者に人気の「visitmie」などのインスタグラムで、美しい三重の絶景ポイントがご覧いただけます。なお、この公式ツイッターを入れるのはうちが初めてとなります。三重県チャンネルは、県がお伝えしたい情報のほか、地域のニュース、スポーツなど、三重県の情報がギュッと詰まったページとなっています。ニュースアプリ「スマートニュース」を活用し、三重県公式情報をご覧いただくことによって、三重に住んでいる人、三重がふるさとの人、三重が好きな人などが、いつでもどこでも三重県の情報を手軽に入手し、三重県に愛着を持ち、身近に感じてもらえる情報チャンネルにしていきたいと考えていますので、ぜひダウンロードをお願いします。三重県では、今後も様々なメディアの特性を生かして、県民の皆さんと繋がる情報発信を目指して取り組んでまいります。
発表項目等に関する質疑
○令和元年台風第19号被災地へのボランティア支援(発表)
(質)まず、1つ目からいきます。台風19号の被災地のボランティアですけども、支援金は目標が700万円ということになってますけれども、そのボランティアの派遣自体は例えばどれぐらいの規模感とか目標等あるんでしょうか。
(答)長野市で、いつぐらいまでニーズが必要とかっていうことがありますので、そのボランティアの人数を目標にっていうのは掲げませんけれども、しっかり丁寧に支援できるような人員の確保に向けて努力をしていきたいと思います。えっと3日か4日前、あの即位礼の時も長野の阿部知事と話しましたが、長野市のやっぱり被害が特に大きい所があるので、いろんな面で手伝ってくれるとありがたいと。長野県の職員の方も、そのボランティアの関係のところに、職員を増強したりしておられるようですので、そういう中での、このボランティアセンターの皆さんの取り組みですから、非常にありがたいと思います。東日本大震災の時に、岩手県山田町にも長く結構、三重のボラパックの皆さん行っていただきましたから、人数の目標というのは、今のところ立ててませんけども、きめ細かく寄り添っていけるだけ続けていきたいというふうに思います。
(質)長野市にそのボランティアを派遣する都道府県は、三重以外に他にはあるんでしょうか。
(答)ボランティアは、分かりますか。
(答:環境生活部)北陸3県とか、あと京都など西日本のところは派遣しているところがございます。
(質)北陸3県、京都など。はい分かりました。
○三重とこわか国体・三重とこわか大会のボランティア募集(発表)
(質)次、国体のボランティアをお尋ねしますけども、これ、全てボランティア人数を合わせると4,000人、5,000人規模になってくると思うんですが、結構な人数だと思いますけれども、この前の監査でも周知がまだ十分とはいえないというふうに言われている中で、これ、どういうふうに確保に繋げていくかという点についてお尋ねします。
(答)おっしゃるとおりですね。こっからしっかり周知、PR、呼びかけしていきたいと思います。今は例えば、広報ボランティア、これ28年度から募集してるんですけども、266名の登録があって、延べ799名が活動してくれています。三重のスポーツ応援隊、これも25年から募集しているスポーツボランティアで、今618名で延べ888名が活動しています。あとスポーツ推進委員はえっと、県内総数が805名いらっしゃいますので、こういうところを中心に、今言ったやつだけで1,500、1,600あると思いますから、そっからさらに広げていくような周知をしていきたいというふうに思ってますし、情報支援のところも、そうか、手話通訳者が今、県と市町の合計で127名、要約筆記、手書き・パソコン併せて97名登録がありますので、さっき言いましたようなこういうところを中心にお願いしていくということになろうかと思います。
(質)伊勢志摩サミットの時のガイドボランティアですとか、総勢で何人ぐらいのボランティアを動員したんでしたっけ。
(答)伊勢志摩サミットの時ってあったっけ、これ。確認します。
(質)その成果っていうのは知事は、どんな手応えがあったんですか。
(答)ちょっとこの国体のボランティアとは、いやいや性質が違うものの、その後も三重県で行われた国際会議とかで、通訳をしていただいたりしまして、ボランティアで国際交流財団でバンクみたいなん作ってやっていますので、そういう意味では伊勢志摩サミットのボランティアきっかけに、国際会議などを支える人が増えたというレガシーができましたので、この国体もこういうボランティアをやっていただくことで、今後のスポーツ大会とかを支える、そういうレガシーが残ってくれればいいなというふうに思ってます。あとサミットはそうなんですけど、今回、全国障害者スポーツ大会で初めての移動支援ボランティアってやりますが、これ菓子博の時に、伊勢志摩バリアフリーツアーの皆さんとかが、本当によくやっていただいて、高い評価を得ましたので、そういうもののアドバイスをいただきながら今回やりますから、今後、三重県でいろんな障がい者の皆さんが、生き生きしていただく、交流していただくためのそういうレガシーになっていけばいいなというふうに思いますね。じゃあ伊勢志摩サミットのボランティアの数は、後で記者に言っといてください。
○三重県スポーツ特別奨励賞及び三重県スポーツ功労団体賞の授与(発表)
(質)具選手とかレメキ選手の活躍含めて、まず2人の活躍どうですか。
(答)本当に、今回、最後の南アフリカ戦は、少しやっぱり向こう強いなと思いましたけど、あの2つの特徴があったと思うんです。1つは押し負けない。1つはスピードが速い。で押し負けないとこの最前列に具選手がいたということと、スピードのとこでレメキ選手が活躍してたっていうのがありますので、やっぱりよくトライ決めた福岡選手とレメキが交代交代でいろいろやってましたけど、そういうこの今回の日本代表の特徴であった押し負けないということと、スピードっていうことの両方にその核となった人材が具選手とレメキ選手だと思いますので、非常にこの予選プールAの全勝に大活躍してくれたんじゃないかなというふうに思ってます。日本代表全体は本当に、最初アイルランドに勝った後かな、田村選手とか、田中選手とかがよく言ってましたけど、皆さんは誰も勝つと思ってなかったかもしれないけど、僕らは絶対勝つと信じてましたよという趣旨のことをおっしゃってた。そういうこう信じる気持ちが勝利に結び付くっていうこととか、僕ら端の人間は、何か奇跡の勝利とか言うかもしれませんけど、彼らにとっては4年間積み上げたことが奇跡じゃなくて、努力の結果なんだと思うんですよ。やっぱりそういうこう努力をしていくことの大切さみたいなことも、あらためて感じることができたので、様々な面でこの日本国民にいろんな気づきや思いを与えてくれたんじゃないかというふうに思います。この勢いで次、東京オリンピックの7人制では、良い成績を収めてほしいなと思います。
(質)ニュージーランドとか、もう国際化、相撲と同じように純日本人っていう概念でなくて国際化が進んでいて、ラグビーもそれに貢献によって強くなったと思うんですけど、その辺の国際化の観点は?
(答)つまり、イギリスが発祥し、イギリスのいわゆる、イギリスが宗主国であったような国に展開していったので、そもそもそういう国籍っていうのは関係ないというような、ラグビーがそういう成り立ちであるというようなことと、他のスポーツを同列には語ることは難しいと思うものの、いろんな選手が活躍できるチャンスがあるということは、良いことではないかと思いますし、それに負けないように、負けないようにっていうか切磋琢磨しながら、日本のアスリートたちがどんどん活躍していくような土壌づくりとか、応援していく環境とか、アスリートの育成とか、そういうのもやらなきゃいけないんじゃないかんと。なので、ダイバーシティ、多様性を認めていくということと、日本人アスリートたちの、さらに飛躍を応援していくと両方をやっていくということが大事かなと。やっぱり今回そういうチーム、リーチ マイケルなんかもそうですけど、めちゃめちゃ僕らも観戦したり、テレビ見て「リーチ!」とかって言ってましたけど、そういうこう何ていうかな、応援したくなる気持ち、一方で田村選手が最多得点取ったりというようなことで、そういうのが合わせもってのことなのかなというふうに思います。なので、全体としてはそう思いますし、ラグビーとそれ以外ちょっと同列に語るのは、成り立ち上難しいかなとは思いますけど。
(質)この2つの賞、過去にどれぐらい出てるんでしょうか。
(答)特別奨励賞は、リオの出場選手と、リオオリンピック出場に貢献した浅野拓磨、それから日本シリーズで優勝した谷本圭介、日本ハムですね当時。合計8名にこれまで授与しています。特別奨励賞ですね。スポーツ功労団体賞は、過去3年間に延べ16団体。パールズを応援した住友電装とか、陸上の衛藤選手を応援したAGF鈴鹿さんとか、あとは伊賀FCくノ一を応援していただいたエクセディさんとか、そういうところです。
○ニュースアプリ「SmartNews」での三重県公式情報の掲載(発表)
(質)スマートニュース、ちょっとお尋ねしますけれども、あまり知識がないけどスマートニュースっていうと基本的にはニュースを公表するアプリなのかなというふうなイメージがあるんですけども、このサイトでこのアプリを使って、その公式情報を掲載する意義とか効果っていうと、どういうところを狙っておられるのかっていうところを。
(答)スマートニュース、あの伊勢新聞さんもありますけども、ニュースだけじゃなくて幅広く雑誌の情報であるとか、例えば東京カレンダーっていうレストランの雑誌とか、そういうのとかもあるし、あとはそうですね、子育てのやつとかもありますし、なのでニュースに限らずいろんな情報が出ているということで、要は僕らとしては、このスマートフォンが普及してる中で、そのスマートフォンやタブレットを通じて情報が提供される機会を増やしたい。増やすなら、それをたくさんのユーザーが使っているアプリであるべきだろうということで、月間2,000万人の読者のスマートニュースにさせていただいたということがありますね。やるならさっきちょっと言いましたけど、兵庫と滋賀はやってるんですけども、いろんな、うちが情報発信している、例えばツイッターとか、インスタグラムとか、インスタは兵庫はやってなくて滋賀はやってるんですけど、あと兵庫県は報道発表とかで、滋賀県はお知らせ情報だけなんですけど、うちはその「つづきは三重で」みたいなプロモーション情報とか流したりするんで、要はいろんな人との接点をたくさん持ちたいという、そういうことを期待して、このスマートニュースに出すということですね。伊勢新聞のもぜひ見てください。
(質)これ、今検索したら出てくるんですね。
(答)出てきますよ。ちゃんと僕も登録してありますから。
(質)兵庫とか滋賀は手応えはどういうふうに?
(答)どうですかね。ていうかちょっと出す、先ほど言いましたように、中身の性質が本当に兵庫県は報道発表なんですよね。うちはプロモーションからSNSからやりますんで、同列には語れないのと、あとは兵庫がスタートしたのがこの4月で、滋賀がスタートしたのがこの9月なんで、まだ、どうですか何か聞いてますか、課長。
(答:戦略企画部)まだ聞いておりません。申し訳ございません。
(答)という感じです。
(質)その幅広く多くの人に見てもらうためには、公式情報の掲載の仕方、いわゆる例えばその文章の書き方であったりとか、写真載せ方みたいなところが、これまでもSNSをやっていらっしゃるんでしょうけれども、やっぱり現状でもやっぱりなかなか報道発表を見ても、なかなか一般に読み取りたりしてもらったり、私たちでも聞き直さないと。そこら辺工夫というのは、これからどうしていくんでしょうか。
(答)全くおっしゃるとおりですね。これ発表しまっせっていう時に、戦略企画部から僕がレクを受けた時に、これええけど箱だけ作っても意味ないぜと、中身はコンテンツがみんなが見てもらえるようなものにしなきゃ意味ないよということを言ったので、それはもう大きな課題です。で、例えば、今日もこれカラーのA3のこのチャンネルの追加方法配らしてもらいましたけど、もともともっとちっちゃい紙で出てきたんですけど、これね、とか、見やすく、分かりやすく、例えばツイッターなんかでもご覧なられてる方いらっしゃるか分かりませんけど、確か3万ぐらいフォロワーある長野県防災やつなんかは、凄い気合入った、絶対助けますからっていうようなこと書いて、本当にこれ見たいなって思う情報発信なんですよね。一方でうちの防災みえのツイッターは、まだまだ何かこう四角四面な情報ばかりになってるから、やっぱりそういう中身。これを機に、スマートフォン、タブレットで見ていただける中身作りをちゃんとみんなで研究して、良いものにしていきたいと思います。まあ一足飛びに直らないかもしれませんけど、そういうところは、今貴方が言っていただいたところは、もう極めて重要な最大の課題です。
(質)スマートニュースって、これ予算はどれぐらいですか。
(答)これホームページをそのスマートニュースに、何か飛ばしたりするやつの改修で196万かかってますけども、スマートニュースに払っているお金は0円です。なのでそれ以外に予算は不要です。
(答:戦略企画部)すいません。194万円です。
(答)194万円。はい。
その他の項目に関する質疑
○豚コレラの防疫対策
(質)発表以外の質問に移りますが、今日から豚コレラのワクチンの接種が始まったということで、全頭に接種する予定という10日以内をめどに終了させると、完了させてということですけれども、接種開始を受けてのあらためての受けとめと、これからをお願いします。
(答)やっとこの接種開始まで漕ぎつけることができたということに、良かったなという気持ちではありますけれども、一方で、これ新たな防疫対策がスタートしたというようなことですから、むしろ身の引き締まる思いと、引き続き感染拡大防止、そういうことに向けて全力で頑張っていかないといけないなと、そういう緊張感、そういうところのほうが強いと思います。今朝、今回は全体で10日以内、北勢地域では3日以内で全部終わらせる予定ですが、今日は1万8,930頭を接種しますけれども、現地朝から接種スタートして、養豚協会の会長さんも、やっとここまできたということ、北勢地域は特に陽性のいのししが出ているので安心しているということ、それから消費者の皆さんには安心して食べてもらいたいと、接種をしても豚に影響ないというようなことをおっしゃっておられましたので、こういう生産者の皆さんの気持ちに寄り添って、これからも、様々な対策をしていきたいというふうに思います。
○令和元年台風第19号被災地へのボランティア支援(発表)
(質)発表事項の中で、ボランティアのバスとか支援、これは過去、東日本大震災の時にあったと思うんですが、これ要望があったものか、それともやっぱりボランティアの要請に応えるために県側からやってったか、その辺りのバックグラウンドはどうなんでしょうか。
(答)災害ボランティア支援センターは、災害ボランティア支援センターの協議会っていうのが県庁とか、社会福祉協議会とか、青年会議所とかそういうのが、赤十字とかが入ってる団体があって、その団体で、幹事団体で協議をして、現地視察をして、要請がというよりは、こっち側が大規模な災害が発生した時に、幹事団体で協議をし、現地視察をし、向こうのニーズを聞いて、やるべきと判断した場合に出すというような仕組みになってますので、その運営のための予算なども年々確保しながらやってるという形です。ですので、そういう意味で、大規模災害が発生し、今回幹事団体で協議して、現地視察して判断したっていうことです。
(質)これ三重県だけじゃないかもしれませんけども、県内の中でやっぱりそういうボランティアをやりたいという相当な分母が、やっぱりもうあるもんだという前提で、そういう意識が高まってるという中でボランティアバスがあるということですね。
(答)貴方がおっしゃるとおり、完璧に全ての県民の皆さんがとまでは言いませんけれども、東日本大震災、このボランティア支援センターは、岩手県山田町を支援しました。紀伊半島大水害で、僕もちょうど受付スタートの場面に行きましたけど、紀宝町のボランティア支援センター、そういうような場面などを見ても、一定、支援したいなという気持ちをお持ちいただいている方は、県内たくさんおみえだと思いますので、それの、スムーズにいける仕組みを整えていくということは重要かなというように思ってます。なので、一定の割合で応援したいという方がおみえだという認識ですね。
(質)いろんな情報が、例えばスマートニュースで流すとかということも含めて、長野県のホームページ、防災のホームページか、繋がりにくくなったとか、いろんなやっぱりそのアクセスの方法の多様化という中での、新しい媒体を使うという意味でしょうか、これは。
(答)それもありますね。つまり、防災危機管理上は、特に、僕ら例えば、メール、電話FAX、防災無線、それから衛星携帯電話、そういうものを取り揃えているし、こういう媒体もいろいろ使ってっていうようなことで、様々な多重防護ですよね。そういう、あんまり好きな英語じゃないですけど、リダンダンシーていうそういう代替性ですね、そういうのを、いろんな面で確保しておくっていうのはすごい大事なことだというふうに思いますね。
○豚コレラの防疫対策
(質)豚コレラのワクチン接種の関係なんですけども、ワクチン費用等も含めて、今後、この12月補正、11月か12月の補正の方でどれだけを盛り込んでいくのか、あと、ワクチン費用自体が今国と県で2分の1ずつにされてるかと思うんですけども、その部分で国により多くの負担を求めていくとか、そういう要望等されていくのか、その部分を教えてください。
(答)予算については現在、精査していますけれども、一定、ワクチンのみならず、補正で検討していくべきものはあるのではないかというふうに思いますのと、ワクチン接種は手数料について、初回を全額免除するということにしましたので、2回目以降は230円、1頭当たりいただくことになりますけれども、そういうようなことをやってます。ワクチンの費用については、あとこれからどれぐらいの期間打たなければならないのかっていうこととかもあると思いますので、我々としては、負担が少ないようにということで、国に要望していったりするということもあろうかと思いますが、その要望がこのタイミングで良いのかなど、やっぱり予算の負担の問題もそうですけど、ワクチンについて言えば、例えば今回静岡でいのししが出たり、豚コレラ出ました。関東などでも、ワクチンを飼養豚にしたいという議論も出てきています。そもそも、数が足りないんじゃないかというようなことがあるので、まず費用のこともそうですけども、数をしっかり確保してもらうということは極めて重要なことなんじゃないかなと。そこはしっかり国に言っていかなければならない、確実に言っていかなければならないことだと思います。
(質)関連ですけれども、経口ワクチン、野生のいのししに向けた、そちらの方っていうのはパラで行っていくイメージですか。
(答)これからも、この冬もやりますし、経口ワクチンの摂取を引き続き続けていきますし、やっぱり野生いのししの対策、その経口ワクチンや、捕獲強化、それもしっかりやっていく。頭数を減らしていくっていうことがもう重要ですので、そこも引き続きやっていきたいと思います。
○知事のスペイン訪問
(質)よろしいですか。スペインのほうに今度、11月行かれますが、松阪市長、また多気久保町長も一緒に行かれるということで、期待されてることとか言っていただければと思うんですが、いかがでしょうか。
(答)今回は、県も主導的に誘致を行った結果、世界最大手自動車部品メーカーゲスタンプが松阪市に立地したことをきっかけに、バスク自治州と産業連携の覚書を締結して、向こうは経済担当大臣に来ていただきましたけれども、こっちから行く最初の訪問になります。ですので、向こうの皆さんとしっかり顔が見える関係になって、今後の交流の第一歩を踏み出せればいいなというふうに思っています。特に自動車産業に関しては、向こうの研究機関とかゲスタンプを訪問することで、三重県の自動車に関わる中小企業を含めたところの技術的な向上や、場合によっては販路開拓にも繋がっていけばいいと思ってますし、2つ目は、多気町とサン・セバスティアン市が友好の証を出していただいてますので、そういう食、相可高校の子たちも行きますから、食の交流が進んでいくというようなことを期待したいというふうに思っています。また別途、世界遺産登録15周年の節目で、熊野古道と向こうのサンティアゴ・デ・コンポステーラとの連携もやりますから、そういうところも、今後の世界遺産の保全と活用に繋がっていくようなことを期待しています。
○令和元年台風第19号の豪雨災害(冒頭発言)
(質)台風19号の関係なんですけども、県内、全国含め大きな被害が出たかと思うんですが、その中でハザードマップであったり、治水対策だったり、そういうところの見直しっていうのは県として図っていく方針等あるんでしょうか。
(答)ハザードマップについては、まず策定できてない所、浸水区域のハザードマップについてしっかりまず作っていくっていうことと、僕実はこの前、朝日町の一対一対談でも、実は矢野町長がハザードマップ出してもらったんで、僕ちょっと壇上に上がってハザードマップの説明したんですけど、ハザードマップって、要は、ここが自分の住んでる所が何10センチ何メートル、浸水しますよ、ということを知ってもらうだけでは、まだ足りなくて、さらに、どっちに行けば色が薄くなるのかっていうのを知ってもらうことで、どっちに逃げるかをちゃんと把握してもらうということが大事なんですね。その色が薄いところに、そして避難所じゃなくても、避難所だったらもちろんいいですけど、避難所じゃなくても、どういう高い場所があるのか、逃げる場所があるのかっていうのを知ってもらうってすごい大事なので、ハザードマップは作ることに加えて、それを活用してもらうために、市町と連携してしっかり住民の皆さんに分かってもらう、あるいは自主防災組織の皆さん分かってもらう、そういう人材育成なども極めて重要だというふうに思ってます。そのために加えて、あとは危機管理型水位計とかも設置しましたけれども、それをまだご存知ない方もたくさんお見えですから、そういう皆さんに知ってもらってスマホから見て、自分の所の水位を知ってもらう、それを避難行動に繋げてもらう、一個人の皆さんもそうですし、むしろ自治会の皆さんとか自主防災組織のリーダーの皆さんに知ってもらって、お声掛けする人自身に、そういうのも知ってもらって活用してもらうということも、大事だと思ってますので、そういう治水面のソフト面のさらなる強化っていうのは絶対にやっていく必要があると思ってます。一方で、ハード、今回、台風19号で全国的な河川の決壊があったり、三重県でもその前の9月の雨の時に、菰野町、私も見に行きましたけど、杉谷川だったかな、護岸が倒れたりというのがありましたけど、気候変動に伴って、こういう水害が発生しているということを踏まえた、じゃあどういうハード対策が必要なのかっていうのは、これは県だけじゃなくて、国と共に議論していく必要がある重要なポイントだというふうに思っています。そういう、国の議論に積極的に関与をしていきたいというふうに思ってます。それは堤防などの護岸のハード的なこととか、河道掘削とか、河川の堆積土砂の撤去をしっかりやってれば水位の低下もあったりするだろうし、ダムの緊急放流のこととかもそうですけれども、トータルパッケージでハードのやつはなってると思いますから、それをよく考えたいと思います。ソフトとハード両方で、ちょっといよいよ、これ以上気候変動が緩和されていくということがあんまりないと思いますから、考えるべき時期に来てるんじゃないかなと。あとは、いろんな復旧についても、よく言われる話ですが、現状復旧じゃなくて改良復旧ができるような法的根拠をしっかり認めていくっていうようなこととかも大事だと思います。
(質)ちょっと状況把握してないんで、曖昧かもわかりませんけども、例えば防災危機管理部が発信する危機情報と、県土整備部が発する河川の危機情報がバラバラになってると思うんです。統一されてない、それはそうですよね。
(答)情報というと?
(質)危機管理部の災害情報では、県土整備部の河川情報が一括されてないような気がするんですけど。
(答)いや、そんなことないですよ。防災プラットフォームで全部一緒に見れるようになってますし、災害対策本部の。
(質)情報提供にも県土整備部の河川の氾濫情報載ってるんですか。
(答)載ってます。2時間おきのやつで、氾濫危険水位に達しているのはこれとか、全部載ってますよ。
(質)どっちにしても、市町村が発する携帯に到達するような警戒情報ありますよね、地域の。とか、県が発する警戒情報がいろいろバラバラで、どれがどうなんやもたいな、受け手としては、携帯の受け手は。それを統一するようなシステムってないんかなと思って。
(答)一応、うちが今作ってる防災プラットフォーム、「防災みえ.JP」は、それが全部見れるようにはなってるんですけども、例えば今貴方がおっしゃっていただいたように、例えばあの「防災みえ.JP」で登録してて、メールに例えば○○川が氾濫危険水位に到達しましたというメールだけが来て、その後、緊急速報メールで津市さんから○○川の周辺の人は避難してくださいと、大きい音でバラバラになったりというのは、確かに情報の発信上そうなっているのはありますが、そこはいかにどう分かりやすくするかは、議論しないといけないと思いますけど、一応は見れるようにはなっているんですけど、プッシュ型でいく時にどう分かりやすくするかというのは課題ではあると思いますけどね。
(質)台風19号の関連なんですけど、知事8月に全国知事会の危機管理・防災特別委員長として、災害時の死者、行方不明者氏名公表統一基準の作成を国に要望されましたけども、今回の台風19号でも死者の氏名を公表してる県、してない県、ばらつき出ています。あらためてこの統一基準の必要性とかっていうのをどう思いますか。
(答)今回のような、本当に浸水面積が西日本豪雨を回るような、過去に類を見ないそういう災害があった時に、「○○市は公表します、○○町は公表しません、○○県は公表します、○○県は公表しません」ということで、本当にこの広域災害で、不公平感なくみんなが安心感を持って復旧に当たれるか、その人命に対しての思いを持つことができるか、そういうことから考えれば、今回見ても本当に一部いろんな報道とかにもありましたけど、非公表した首長さんや、担当課の人たちは苦渋の決断であったっていうこともあったと思いますね。ですからなおさら今回のような広域災害あったのですから、国においてしっかり統一基準をみんなの、今例えば災害救助法で、同じような浸水やのに浸水戸数の1戸とか2戸とかの違いで隣の市は適用になって、隣の町は適用になりませんわっていうのか、あってそういうので不公平感を感じますよね。それが隣接する市や町によってこっちは公表していて、こっちは公表してません、じゃ自分たちのところは公表してくれなくて、その人命救助が遅れてしまうのかというようなことがあるので、こういう広域災害においての、被災された方々の不公平感、そういうことをとりわけなくしていくという観点からも見ても、またこういう広域災害が起こり得ると、去年西日本豪雨が起こったばっかりで、その翌年にこれ起こってるということから、なおさら国において統一的な基準を示しいただく、法律に載ってるので、あと自治体で勝手にやってくれということでは、今回の台風19号なんかを見ても、ないのではないか。それは、さっきも言いましたように自治体が、僕らがこの自治体の市や町や県が、何かこう楽したいからではなくて、被災をされた方々の広域的な不公平感をなくしていくということが大事なんだと思います。
○豚コレラの防疫対策
(質)ちょっと豚コレラに戻って恐縮なんですけども、今ワクチン打ってる農場で仮にその陽性になった豚がいたとしたら全頭処分になるという仕組みになってるらしいんですけど、それについて例えば県として何か国に要望したりとか、そこら辺の対策を今どのように考えていらっしゃいますか。
(答)今回ですね、実は防疫指針の意見を出す時に、既に養豚農家、生産者の皆さんから、今のような全頭処分にしなくてもいいのではないかというご要望いただいたので、県としても国に伝えました。要望しました。でもそこはまだ全頭処分ということですので、また今後も11月の定期、秋の定期要望において豚コレラについて要望しますので、その折にも要望していきたいというふうに思います。ワクチン接種していてなわけですから、国的にはそのワクチンが完璧に効くかどうか分かんないから全頭処分なんだっていうことはいうものの、打ってるほうからすれば打ってるわけですから、それで一定の打ってないのと打ってるのを比べればかなりのレベルが高まっているわけですので、それは全頭にしなくてもいいのではないか、何か検査して分かるもんだったらそうしたらいいんじゃないかとかいろんな知恵を出してみること、イチかゼロかじゃなくて知恵を出してみることも大事じゃないかなというふうに思いますけどね。
(質)第2さんお願いします。
○即位礼正殿の儀
(質)即位大礼の儀に出られたんですよね。率直なその感想というか初めてのご経験だったと思いますけど。
(答)本当に光栄な場面に立ち会わせていただいたことに感謝申し上げたいと思います。始まるまで雨が強く暗い曇り空だったんですけれども、報道などでもあったとおり虹が出たっていうこともありましたが、私は虹はちょっと見てませんけれども、実際雨が弱まり、強い光が差してきましたので、終わる頃には30分後には雨が止んでましたから、そういう空気感を感じて、なおさらお祝いの気持ちが高まったというのはあります。最初の何ていったらいいんかな、緞帳(どんちょう)っていうんかな、分からんけど、高御座のところで両陛下が最初にお顔をお見せになられた時のお二人のこう凛とした引き締まった表情、とりわけ皇后陛下の引き締まった表情を見るにつけ、新しい時代に責任を感じながら進めておられるのかなと。陛下のお言葉の中に統合の象徴としてという言葉が、私は一段高い声、強い声に聞こえましたので、そういう強い思いを持っておられるのじゃないか、前の平成の天皇陛下への尊敬の念を持っておられるんだなというふうにあらためて思いました。ああいう貴重な機会に知事だからああいう場面に参加させていただきましたので、ありがたく思ってますし、来月22日、23日、両陛下お見えになりますから、しっかりお迎えをしたいと思います。
(質)知事はどこでご覧になったんですか。
(答)僕は豊明殿っていう、何ていったらいいかな、両陛下が出てこられる所、こういうふうにこうなってて、こう中庭でこう両陛下がおられる所だとすると、こっち側全体に豊明殿っていうのがあって、その豊明殿のこの辺かなに、知事、議長、でこの前に大使とか国会議員がいて、こっち側に各省からの推薦で来た人、例えば王貞治さんとか澤穂希さんとか櫻井よしこさん、そういう人たちがいたその辺の所にいました。
(質)全国の知事が全部招待されたみたいですね。
(答)今回全員ですね。全員出席しました。今まで全員出席したの見たことないな。全員。
(質)さっき議長とおっしゃったのは都道府県議会の?
(答)都道府県議会議長です。あと政令市の市長もいたから、政令市の議長さんもいるのかもしれませんけど、ちょっと僕そこは分かんないです。
○カジノを含む統合型リゾート(IR)の調査研究
(質)あと21日に、桑名市長との1対1対談で珍しくタイムリーな話題がありましたので。
(答)珍しく?
(質)タイムリーじゃないですか。IRの議題が入ってますけど、そのリゾート施設か。この中で知事は、そのこの前倉本県議の一般質問にお答えになった時から踏み出されてはいなかったですけど、倉本さん目の前にして、なかなか踏み出せできないこととかいろいろあると思いますが、もともと桑名市長がその要望来られた時に、施設誘致がありきじゃないけど調査研究はすると。その調査研究の中身っていうのがどういう方向の検討課題とかもう上がってますかね。
(答)検討課題っていうか今研究しているのは、少なくともIR法とか、基本方針を踏まえたIRの制度の枠組みとか、諸外国のIR、特に今政府が日本型IRというふうに、参考だとシンガポールとか、あるいは都道府県レベルでの役割とか、あるいは体制としてどのようなのが必要なのかとか、そういうのを有識者からの聞き取り、あるいはIR関係のセミナーとかのイベントへの参加での情報収集などで観光局を窓口に、あとMICE推進監とかも入れて、あと雇用経済総務課かなも入れて、あとギャンブル依存症とかの社会的影響、そういうところなどを今研究してる感じですね。
(質)主管窓口は観光局?
(答)観光局。海外誘客課です。松本課長です。
(質)ギャンブルの関係とかいうのは、例えばその教育委員会みたいなのは入らなくていいんですか。
(答)今誘致ありきではないので、その全庁挙げての研究体制みたいなのを取ってるわけではありませんけども、観光局が例えばギャンブル依存症だったら医療保健部に検討をお願いして、今取りまとめていくっていう形になってますけどね。
(質)誘致ありきじゃないけど場合によっては考えるっていうこともあるんですか。
(答)いやだから、それは誘致ありきじゃないから場合によって考えるっていうようなことも今はないわけですよね。
(質)今はないですよね。
(答)今も、今もないわけですね。
(質)この1回目の調査研究は終わって、それをまとめて出したら、それは上がったやつというのは桑名市へ返すんですか。それとも議会等で何かやるんですか。
(答)そこはまだどういうお返しの仕方をするかっていうのは、まだ議論してないですけどね。むしろそういうことも含めて、観光局で今整理をしてくれてるというふうに思ってますけど。
(質)全庁的なある程度調査研究のためにタスクフォース的な、そういう組織立ち上げるとか、組織というかチームというか、それは今はないわけですね。
(答)今はないですね。それはさっきも言いましたようにギャンブル依存症のことは例えば医療保健部に聞くとか、医療保健部はギャンブル依存症のことで国のいろんな制度とかも今勉強してますし、それのためのチームを作ったりっていうことが今は考えてないですね。
(質)医療保健部が、国のそのIR絡みのところのギャンブル依存症とかそういうやつの資料も集めたりしてるわけですか。
(答)IR絡みというかギャンブル依存症の法律ができて計画ができたんで、それの内容を勉強してるということですね。だからIRのみならず全般的なギャンブル依存症の法律、計画ができましたんでそれのことと。
(質)ここらで止めときます。
○菅原経産相の辞任
(質)あと今日菅原経産相お辞めになったんですけど、国のこととはいいながら同じ政治家として、一部週刊誌の報道にあるようなああいう物品が配られたっていう話を含めて、香典の件とか、よく香典の件は政治家が過ちっていうか何ていうか、そのやりがちなんですけど、そういうことも含めて何かご感想はありますか。
(答)政策などの面においては副大臣もやられてきたので、また今回大きな台風災害などで停電などもあったし、あるいは日米の貿易の話もあるし、いろんなことをやりたいと思っておられた中で、政治家としての基本的な活動の中で、こういう事案が出てきたということは、ご本人がしっかり説明される必要があると思いますけれども、どういう思いなのかなというふうには思いますけどね。一方でそれはもう菅原大臣がどうだったのかっていうことについて私存じ上げませんから、むしろ私たちもそういうこう法令にのっとってしっかり自分のみならず関係をしてくれる後援会の人たちとかそういう方々にもいろいろしっかり注意をしてもらうということを気を引き締めていくっていうことは大事じゃないかなあと思いますけどね。
(質)ご自身の後援会の活動も?
(答)やっぱり法律も複雑っていうか、こう知ってる人と知ってない人とやっぱりいると思いますが、やっぱりそういうのは皆で注意していかないといけないんじゃないかなと。だからといって後援会の人たち皆集めて研修会とかやるとかいうことではないですけども、主なスタッフのメンバーとかには、やっぱりちゃんと知っといてもらう必要があるなとはあらためて思いますけどね。
(質)あの法も実際ちょっと矛盾があって、本人出席ならいいけど代理ならだめ、もともと法が不備な面がありますが。まあ不備といっていいのか。
(答)不備とはちょっと我々その法の対象たるメンバーとしてちょっとそういうのは発言しにくいですね。
(質)まあさはさりながら、一応そこは順守したいと。
(答)もちろん、もちろんです。
○三重とこわか国体・三重とこわか大会のボランティア募集(発表)
(質)あと、とこわか国体で、とこわか国体と大会で発表事項なんですけど、この対象年齢がそれぞれちょっと違うじゃないですか。21年4月以前に生まれた方と平成14年4月1日以前に生まれた方。これは何でなんですか。
(答)何でなん?
(答:地域連携部)運営ボランティアの方は、中学生以上の方が活動をしていただけるような内容になってますので、そのような対象で募集をさせていただいています。
(答)ボランティアの内容によって違うってことですか。
(答:地域連携部)そうですね。情報支援ボランティアと移動支援ボランティアとで。情報支援と移動支援につきましても、一定の知識を有するということから年齢のほうを上げています。
(質)小学校高学年対象にするか、その高校生ぐらいを対象にするっていうのなら分かるけど、経験値からいったら同じその15年なら15年でいいし、あるいは平成21年4月1日でもいいと思うんだけど、そういう論議はなかったんですか。この区分けするということが最初からゴーなんですか。
(答:地域連携部)区分けといいますか、運営ボランティアは幅広く、例えば親子とかいろんな方に参加していただきたいということから、21年4月1日以前ということで中学生以上の方とさせていただいてるんですけど、情報支援と移動支援については、そのいろんなスキルっていうものも必要になってくる部分があるのと資格を取得するのに年齢要件があるものもありますので、そのような形で募集をさせていただいています。
○ニュースアプリ「SmartNews」での三重県公式情報の掲載(発表)
(質)あとスマートニュースですけど、このさっきのご説明によると伊勢新聞さんだけのニュースが今んとこ見れるという感じなんですか。
(答)全然全然。あのこの新聞各社もね。在京の。
(質)全社見れるんですか。
(答)テレビもあの通信社も、はい。
(質)例が伊勢新聞さんが出ているだけ。
(答)そうそう。記者さんからも質問あったし。
(質)了解しました。
○東京2020オリンピックの競技会場変更
(質)ちょっと柔らかい、東京オリンピックのマラソンの開催地が、東京から札幌になりましたけど、先般中村選手、知事この間、知事どういうふうに感じてみえますか。
(答)あれですね、確かにアスリートファーストでこう何ていうんですか、暑さをしのぐっていうのは大事なことなんで、皆でいろんな知恵出ししてもらったらいいですけども、準備する方はすごい大変なんだろうなっていうふうに思うことと、あとはこれまで準備してきた人たちの思いっていうのもどうなんだろうなっていうのと、あとは中村選手って暑さに強いので、何かその何か強さが減っちゃうとやだなあと思いますけどね。そういうこうなんか強みっていうか、そういうの減っちゃうと嫌ですね。だからといってアスリートの皆さんに過酷な状況でやれとは言いませんけれども、何かまたまあそれでも中村選手はいろんな強みを持ってる、引き出しを持ってるだろうから、頑張ってくれるとは思いますけどね。
(質)知事としては、まああの会場はどちらでも良いと?
(答)僕が言う立場やないのであれですけどね。中村選手の健闘を祈るってことですね。
了