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令和元年10月16日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和元年10月11日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

知事のスペイン訪問(発表)

 質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・台風19号への対応
・豚コレラの防疫対策
・無電柱化の取組
・三重テラスの存在意義
・三重県議会日台友好議員連盟
・関西電力の不適切事案
・知事の全国知事会地方創生対策本部長就任

発表項目

(知事)それでは、今日は発表事項1つです。スペインの訪問についてです。11月5日から10日にかけてスペインを訪問しますので、その概要を、ちょっと少し長くなりますけれども、発表したいと思います。主な日程を説明する前に、今回の訪問の目的について申し上げたいと思います。県が主導して誘致をいたしました、スペインの自動車プレス部品世界最大手ゲスタンプ社の県内進出をきっかけに、同社の主力工場を持つバスク自治州の経済インフラ大臣が昨年10月に来県し、本県との間で産業連携に関する覚書を締結しました。今回、県内市町や企業と連携し、産業分野での交流の具体化を図るとともに、バスク自治州との交流を他の分野にも広げるため、3つの取組を行います。1つ目は産業交流です。自動車や航空関係の県内企業とともに現地企業を訪問し、企業誘致や県内企業との産業交流の促進に関するトップセールスを行います。2つ目は食の交流です。世界一の美食の街と称されるサン・セバスティアン市において、現地料理人と県内料理人、料理人を目指す若者の交流を行うとともに、県内の食関連事業者と、三重の食のPRを行います。3つ目は世界遺産の巡礼道の交流です。バスク自治州を通る世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路と熊野古道伊勢路の、巡礼道を生かした協力・連携に関する覚書を締結します。加えて、マドリードにも立ち寄り、本県の観光振興や県内のスポーツ交流の促進に関する意見交換を行うため、現地関係機関を訪問します。それでは主な日程について説明をいたします。活動初日の6日に訪問するマドリードでは、UNWTO、国連世界観光機関を訪問し、UNWTOが提唱している持続可能な観光振興の推進などについて意見交換を行います。また、その土地の食文化に触れることを目的とするガストロノミーツーリズムの推進などに関して世界的なネットワークを持つUNWTOに対し、県内における食の交流の促進について協力を求めます。次に、志摩市長とともに、スペイン・スポーツ庁とスペイン・トライアスロン連盟を訪問します。志摩市は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会において、スペインのトライアスロン代表チームの事前キャンプの受け入れが決まっており、その御礼と今後の交流促進について意見交換を行います。7日はバスク自治州に移動し、バスク自治州政府の行政トップであるイニーゴ・ウルクイル首相とともに、産業交流、食の交流、巡礼道の交流の3つの分野で、誘致や相互に往来するなどの具体的な協力事項について合意し、共同発表を行います。次に、世界遺産であるサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路と、熊野古道伊勢路の交流を図るための覚書を締結します。数百キロメートルにも及ぶ巡礼道が世界遺産に登録されているのは、世界でも熊野古道とサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路のみであり、本年は熊野古道が世界遺産登録15周年を、来年にはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路のうち、バスク自治州を通る北の道及び内陸の道が登録5周年を迎えます。こうした機会を捉えて、バスク自治州との交流のさらなる深化を図るため、世界遺産の巡礼道を生かした協力・連携に関する覚書を締結することとしました。続いて、サン・セバスティアン市において、現地料理人と県内料理人、料理人を目指す若者による交流の現場を視察し、交流によって創作したメニューを試食させていただきます。両国の一流料理人と若者がコラボして創り出される斬新なメニューの試食をとても楽しみにしています。なお、9月2日の定例会見で発表した料理人を目指す若者の募集の結果、三重調理専門学校1名と相可高校2名の計3名に決まりましたので、現地での交流を通じて世界を感じ、美食による地域づくりに繋がるような体験をしてほしいと思います。その後は、多気町長とともにサン・セバスティアン市長を訪問します。多気町とサン・セバスティアン市は、平成29年1月に、美食を通じた友好の証を締結しており、今後の食の交流に係る意見交換を行います。さらに、サン・セバスティアン市において、県内の食関連事業者と現地バイヤーなどが商談を行う交流会において、三重の食の魅力を紹介するプレゼンテーションを行います。本年2月に日EU・EPAが発効し、日本産農林水産物の欧州への輸出拡大が期待されていることから、ミシュランガイド星付きレストランの軒数が人口一人あたり世界一であり、食に関して国際的な発信力を有するサン・セバスティアン市をきっかけに、県産品の欧州への販路開拓に取り組みたいと考えています。翌8日は、地元の企業連合体であるモンドラゴン協同組合グループを訪問し、企業誘致に関するトップセールスを行います。グループ全体の投資戦略を担う役員に対し、本県の投資環境の魅力をPRします。次に、バスク自治州内の自動車関連企業間のオープンイノベーションを促進するために設立された自動車インテリジェンスセンターを県内企業とともに訪問し、現地の自動車産業の状況を視察します。同センターにはゲスタンプ社の研究開発センターもあることから、松阪市長とともに訪問します。続いて、芸術を核とした街づくりによって、重工業が衰退し不況に陥っていた炭鉱、造船の街、ビルバオ市を再生させた取組について視察します。ビルバオ市は、現代アート美術館として世界的に有名なニューヨークにあるグッゲンハイム美術館を造船所跡地に誘致するなど国際観光や文化振興を進め、重工業都市から文化芸術都市へと再生を遂げました。ユネスコには、芸術や文化の創造性を生かした都市再生の試みを、クリエイティブ・シティとして認定する仕組みがあり、ビルバオ市のこの事例はユネスコの認定を受け、最も成功した事例の一つとされています。地方創生のモデルとして、このように国際的に評価を受けているビルバオ市の事例を視察します。最後に、県内の航空宇宙関連企業とともに、ロールスロイスの子会社、ITPアエロ社を訪問します。同社は、ボーイング社と並ぶ世界的企業であるエアバス社に航空機エンジンを供給していることから、県内の航空宇宙産業との連携に関するトップセールスを行います。本年2月の日EU・EPAの発効など、国レベルでEUとの経済関係の強化が図られている中、私も知事として今回初めてスペインを訪問し、県内市町や企業等とともに、産業、食、巡礼道の各分野でスペイン・バスク自治州との連携促進に取り組みたいと考えています。
 
発表項目等に関する質疑
○知事のスペイン訪問(発表)
(質)知事はスペインを訪問するのは初めてということでいいんですか。
(答)初めてです。はい。
 
(質)これバスク自治州との覚書で、関係を強めていきたいということなんですけども、例えば姉妹提携とか、そういう協定とか何かそういった大きいものを、また将来的に結ぶという見通しがあったりするんでしょうか。
(答)現時点で、その何ていうか、可能性はゼロではないと思いますけど、むしろ、ゲスタンプ社が来て、去年向こうの大臣さんたちが来て、産業連携の覚書結んで交流がスタートしたばかりですので、まずは、県、市町、企業、そういう中での交流を具体的なものを積み重ねていくということが大事だと思いますので、そういう大きな協定に発展させていくということは、可能性はゼロではないものの現時点でそれを見通しているということはないです。
 
(質)巡礼道の覚書に関してあらためて知事の生コメントを。
(答)今年、熊野古道が世界遺産登録15周年になって、これからその熊野古道が世界遺産として歴史を積み重ねていく中で、保存と活用、これが両方大事です。で、保存についてのいろんな方々の協力、活用にあたっては情報発信、実際に訪れてくださる方々が増えていくっていうことが大事だというふうに思っています。そこで今回、世界で2つしかないこういう道の世界遺産ですから、そこで交流することで情報発信や、あるいは保全の何ていうか、手法とかの協力や意見交換、そういうことも含めて、今後熊野古道が世界遺産として歴史を積み重ねる中での保存と活用の発展、保存と活用をさらに進めていくために、協力関係を結びたい、そういうふうに思っています。
 
(質)日本のほうが世界遺産としては、先輩なんですかね。
(答)コンポステーラ全体としては、えっといつやったかな。
(答:雇用経済部)1993年です。
(答)ねえ。に遺産になっているんですけど、バスク自治州の中の、さっきの北の道とか内陸の道っていうのは、2000?
(答:雇用経済部)15年。
(答)2015年に登録されているという感じですね。
 
(質)どんなことを取り入れたいですか。
(答)お互いに情報発信をしていくことで、やっぱりその何ていうんですかね、コンポステーラを歩いた人、それこそそうですね、皇太子殿下に馬越峠、今の天皇陛下ですけども、歩いていただいた時もコンポステーラの話になり、そっちも訪れていただいたことがあるということがありました。この前15周年のキックオフイベントで尾鷲の熊野古道センターでやった時も、外務省の地域連携室長の四方さんもコンポステーラも歩いて、こっちも歩いてっていうことなので、やはり、世界的にそういう両方に関心を持っていただく方がいらっしゃいますから、そういうお互いの情報発信とか、相互に訪問していただく方を増やしていく、そういうきっかけになればなというふうに思っています。あとは、先ほど言いましたように保全、保全をしていくために、どういうことを向こうのほうが、コンポステーラ全体で距離が熊野古道より大分長いので、そういうこの保全のやり方とか、そういうのもよく意見交換をしながら、やっていければなというふうに思いますね。
 
(質)料理人交流事業の若者ステージなんですけども、やっぱりアクアイグニスとか相可高校との親和性のことを考えると、やはり多気町を拠点とした県内での交流システムというか、育成を考えてらっしゃるんですか。
(答)うちとしては、そのアクアイグニスや多気町だけじゃなくて、今年度中に、みえ食の人材育成プラットフォームっていうのを作ることを考えてます。産官学の食に携わる人材、それは食の製造元とかもそうですし、料理人とか、それを今準備会合をずっとやってるんですけれども、そこを拠点に全県で展開をしていきたい。その1つのきっかけっていうか、プロジェクト的な捉え方なんですけどね。なので三重県の中で、何か地理的にここに限定してというよりは、そのプラットフォームを拠点にやっていくきっかけにしていきたいという感じですね。
 
(質)そうすると奈良との連携においても、そういうプラットフォーム活用ということで。
(答)そうなると思いますね。奈良との関係においては、例えば、向こうのバスク カリナリー インスティチュートの人たちが、奈良県に来ました。その時には、一緒に三重県に来てもらったり、うちの料理人にも一緒に交流してもらうっていうふうになれば、それはやっぱりプラットフォームを使っていくことになると思いますので、基本的には、うちはプラットフォームをベースにやっていくことになります。
 
(質)ビルバオ グッゲンハイム美術館視察は何か思うところがあるんですか。もしくは計画があるんですか。
(答)三重県でそのまんま、何かこう文化とか現代アートで何かこう街おこしをしていこうということがあるから見に行くというよりは、本当にビルバオ炭鉱の街として、造船の街として栄えていたのが本当に衰退したやつを、いろんなパワーを使っていろんな情報発信をしたり、いろんな人たちがコミットメントして、再生に繋げたっていうところを、三重県の知事としても勉強したいし、今回僕、知事会の地方創生対策本部長にもなってますから、日本における人口減少化、あるいは一定の日本にも企業城下町的な所ってたくさんあると思うんですよね。そういう所の再生とかに繋げる何かヒントがあればいいなというふうに思います。あと、うちの観光審議会の委員で、UNWTOの日本事務局の本保先生って事務局長?
(答:雇用経済部)所長です。
(答)所長か。日本の所長やってもらっている本保先生、元、初代観光庁長官からも、こういうの見に行ったら勉強になると思いますよってご推薦いただきましたので行きたいと思います。
 
(質)モンドラゴン協同組合グループというのはどんな産業なんでしょうか。
(答)どんな産業?
 
(質)どんなきっかけだと、三重県に誘致するとしたら。
(答)モンドラゴングループっていろんな業種の、160の関連企業が参加する連合組織なんですけども、海外の約30カ国に工場を持ってまして、自動車とか、そういう製造業とかで、この協同組合グループを核に工場の海外進出したりしてるので、我々としては今回は主に既にあれいつやったかな、10月、今月には、そのモンドラゴングループ、協同組合グループに所属する自動車部品の会社が、三重県を来県する予定になってますので、自動車などを中心に、三重県への投資を呼び込む、あるいは企業同士の交流、そういうのを進めていきたいなと思ってます。これ我々も何かそういうこう県内の投資に繋がるところ、企業の交流に繋がるところないかというふうに考えていたところ、これ大使館からの推薦やったかな?
(答:雇用経済部)そうですね。スペイン大使館から。
(答)スペイン大使館からのご推薦をいただきましたので行きたいと思います。
 
その他の項目に関する質疑
○台風19号への対応
(質)幹事社から質問します。週末の台風ですけれども、史上最大最強クラスなどと言われていますけれども、県としてどのように対応していくか、また最大クラスということですので何か特別な対応をされるのかというところをお願いします。
(答)もう既に県としましては、タイムラインを発動して、警戒体制をとっています。今日この定例記者会見の後に、緊急部長会議を開催させていただいて関係機関と情報共有し、あらためて警戒体制の強化、あるいは備えの確認をしていきたいというふうに思っています。今回、事前に特に、呼び掛けているのは、県民の皆さんに呼びかけさせていただいてるのは、停電への備え、携帯電話の充電、あるいは懐中電灯の確保、それから建物などの飛散防止対策、例えば鉢植えとか、看板とか、屋根とか、飛んでいって、それが停電の原因になったりすることもありますので飛散防止です。それからもう1つは建物の浸水防止、土のうなどを積んでもらったりっていうようなこととか、こういうようなことを今、できれば今日のうちに、11日のうちにやってほしいということ。現在も、防災みえ.JPで、24時間後には、暴風圏域に入りますよというような情報発信などもさせていただいております。3連休で、多くのイベントは中止になっているものの、観光などで訪れていただいてる方もいますから、我々としては、県民の皆さんはもちろんのこと、三重県の地理に不案内の方々に対しても、適切に情報提供できるようにしっかり関係機関が緊張感を持って取り組んでいきたいというふうに思っています。あとは一部、台風15号と似ているとかというような情報などもあったりしますが、仮に似ていたとしても、だから大丈夫ということにならないので、過去どうあったからこうだっていうことではなくて、空振りを恐れず、万全の体制を敷いていきたいと思います。あとは先般の9月4日、5日の記録的豪雨であった、被害を受けた東員町や菰野町などの施設、公共土木施設などの2次災害がないように、アンダーパスの所などでの点検なども、今関係機関で行っているところです。
 
(質)この前、県議会の常任委員会で、県職員向けの防災の指針も案が出ましたけれども、職員に呼びかけたいこと、意識してもらいたいことございますでしょうか。
(答)休みでありますので、まずしっかり連絡体制をきっちりとれるようにしてほしいということと、率先して備えを行うというような対応を取ってほしいというふうに思いますし、今申し上げたような県の安全を守っていく、いろんなこと想像力を働かせて、対応の備えをしてほしいと。空振りを恐れず、空振りは良いですけども、見逃しは駄目ですんで。正常性バイアス、自分は大丈夫だろう、ここは大丈夫だろう、うちの担当してるとこも大丈夫だろうというような正常性バイアスを決して持つことなく、緊張持って対応に当たってほしいと思います。
 
(質)例のスーパー伊勢湾台風並みという線はあるんですか。
(答)スーパー伊勢湾台風というか、どれと比べるか、経路で比べるのか、風で比べるのか、中心気圧で比べるのかにもよりますけど、いろんな説をおっしゃる方はいらっしゃいますけどね。僕らはあまりそれに惑わされず、過去すごい被害が大きかったやつと似てますと言うと、被害を受けた人はそれは大変だと思うけども、そこで被害を受けてない人たちは、あの時大丈夫だったから今回も大丈夫と思っちゃうといけないので、そこは僕らはあんまり変な方向に行かないようにしたいとは思ってます。
 
○豚コレラの防疫対策
(質)豚コレラについてなんですけれども、昨日、防疫指針改定されましたが、あらためて現時点での県の今後の見通し、ワクチン接種の時期が最速でいつになるのかを含め教えていただけますでしょうか。
(答)一応、昨日の国のステイタスは有識者会議で改定案が了承されたということなので、国がここから正式な改定手続きに入ると思います。その改定手続きが終わり次第、我々は直ちに養豚業界の皆さんとかにこの前お示したような、連絡会議でお示ししたプログラム提出します。そのプログラムの確認を国にしてもらって、ワクチン接種の命令を私が告示して、ワクチンが届き次第、接種を開始したいというふうに思ってますので、我々は直ちにできる準備を今、必要な資機材など、接種体制の整備など準備を進めていますけども、後は国がどれぐらいでさっきの正式な改定をしてくれるか、あるいはワクチンを届けてくれるか、あるいはプログラムの我々の確認をしてもらえるか、ということですので、具体的な日付は今現時点ではちょっと申し上げられませんが、月内の体制、いろんな国の状況とかも整ったうえで、可能な限りに速やかにやりたいというふうに思います。
 
○無電柱化の取組
(質)台風の関係なんですけども、千葉県で電柱が倒れて停電が長期化していて、その中で国交省が自治体向けに、無電柱化に対するガイドラインを作成する方向っていう話が出てたんですが、県として無電柱化についてどう今後対応していくかとか取り組んでいくか、その旨教えていただけますか。
(答)これまで無電柱化は、景観の観点から街路事業としてやることが多かったです。ですので県としては、今街路事業という観点では、次の2033年の遷宮に向けて、伊勢を中心に街路事業の無電柱化っていうのをやる形で現在進めています。さらに、今おっしゃっていただいたように、災害っていう観点がありますので、そういう観点でどういうことができるのかということは、考えていかないといけないと思いますし、あとはこれまでの無電柱化のスキームからいけば、国が一定の財源を負担してもらうということもありますから、災害の観点で負担できるのかどうかとか、それの制度論の議論もあると思いますから、我々の考え方、それから国との議論、そういうのをしっかりやっていく必要はあるというふうに思っています。とはいえ、それが終わるまで何もせえへんというわけにはいけませんから、今回の、この今週末来る台風においても、必要な場所の点検や伐採、電気施設に当たらないような点検や対応は現在しているところです。我々としても重要な、無電柱化、重要なポイントだというふうに思っています。
 
○三重テラスの存在意義
(質)三重テラスが6周年迎えました。U35の子たちの意見交換とか、あと三重県として、三重の“宝”トークとか、2階のイベントスペースを使った三重の魅力発信で三重ファンを獲得するという取組をしているという中で、実際この三重ファン獲得って、なかなか目に見えにくいじゃないですか。その一方で三重テラスの運営には、賃貸料も含めて年間1億円ぐらい一般会計から出てっているということを含めて、あらためて三重テラスの存在意義について、知事の考えあらためてお聞かせください。
(答)物理的に我が国日本において、人、情報が集積している首都圏において、三重県の情報発信や三重県の良いモノ、サービスを見せていくということは、この三重県への人のいざない、あるいは三重県の物品などの販路開拓、ひいては三重県の地域活性化において、重要な取組だと思います。首都圏の人や情報が集積してる所にそういうものを流していくっていうのは重要なことなので、その拠点の1つとしての三重テラスっていうのは、開館6年経って、三百何十万人の人たちに来ていただいて、一定の成果があらわれていると思うし、とりわけこの2020年の東京オリンピック・パラリンピックっていう、さらに今まで以上に人や情報が東京に集積する、集中する可能性があるタイミングにおいては、より一層の役割が求められてくるんだろうというふうに思ってます。しかし、同じことを漫然と続けていくだけでは他との差別化も図れないし、競争力っていうのも持てないというふうに思ってますので、今回例えばU35の皆さんにお手伝いをいただいたりとかしてるような取組を、不断の改善の努力をしていくということが大事だろうというふうに思います。
 
(質)とりわけ他県のアンテナショップなんかと比べると、やっぱり2階のイベントスペースがあるっていうのが、公然のアンテナショップとの違いだと思うんですけども、その点の重要性についてはどうですか。
(答)他県の状況とか知ってはいるんですけど、あんまりこう他県のこと論評するのは、あまり私としてはできないと思いますけども、うちとしては、イベントスペースがあることで三重テラスを訪れていただくきっかけ、ひいては三重県を知っていただくきっかけに繋がっているというふうに思っていますので、あのイベントスペースがあるということは重要、三重テラスの存在意義の中でも重要なポイントの1つであろうというふうに思います。
 
(質)よろしいですか。じゃあお願いします、第二さん。
 
○知事のスペイン訪問(発表)
(質)スペイン訪問ですけど、この産業ミッション団は、こういうものをやりますと言って手上げたところの企業さんが入られてるんですね。
(答)ですね。
 
(質)県の場合の職員の方とか行かれるのは、これは例えば観光局長とか入ってないじゃないですか。この辺はなんでなんですか。
(答)どうですかね。僕が、職員誰来いっていうのは今までのミッションでも指示したことないので、それはもう担当部局の中で、こっちの国内、県内での仕事の状況や、向こう行っての、今回、伊藤局長はもうまさに、向こうともカウンターパートの関係で署名する本人ですから、彼女は来てもらわないといけないんですけれども、そこはそれぞれの部の中のやりくりで決めてもらってるので、なんで観光局長が来ないのかっていうのがちょっと、観光局の中のやりくりだと思いますけど。
 
(質)だから、観光の大きな目的で、産業もあるから雇用経済部も分かるけど、道の件はあるにしても、もともと熊野古道世界遺産15周年自身も、それほど10周年ほどの賑わいがなかったじゃないですか。それからいくと、そろそろ所管を本来のところの当時生活文化部か、今は環境生活、文化振興課がそこにあるわけだから、そこに移してやるほうが、振興が図れると思いますよ。
(答)今のところはその所管替えなどは考えてないですね。
 
(質)あくまでも知事部局でと。例えば教育委員会移すとかいう手もあるんですけど。
(答)熊野古道の?
 
(質)文化振興課はもともと教育委員会だから、そちらに移して、文化遺産とかその関係は全部やらすという手もあるじゃないですか。
(答)今のところは所管替えとか考えていないですけどね。でも、熊野古道、世界遺産の保全と活用とかにおいては、教育委員会の社会教育文化財課とも連携をしてやってもらわないといけないので、そこは連携しつつ、所管替えは今のところは考えていないです。
 
(質)ということは、職員に関しては部局おまかせで、まさか雇用経済部長と南部活性化局長の卒業旅行でもないと思いますけど。
(答)違うでしょうね。
 
(質)違うんですね。
(答)違うでしょうね。雇用経済部長は今回まさにゲスタンプのとか、企業の投資的なことがありますし、食の人材のプラットフォームのことは雇用経済部本体、中小企業・サービス産業振興課でやっていますから、雇用経済部長なり雇用経済部の本体の幹部が来ることは何ら違和感ないと思います。
 
(質)あと市町は、これは多気町とか分からんでもないけど、志摩市とかは、これも県内29に働きかけて手上げたところが行くということですか。
(答)この志摩市はさっきも言いましたけど、スペインのトライアスロンチームの誘致に成功していますので、そういう現にありますし、それこそスペイン村もありますし、今地中海村にココチャ、ココチャやったっけ、地中海村のレストランってサン・セバスティアンの1つ星のレストラン来てますんで。現にファクトがあるからです。
 
(質)地中海村のレストランがサン・セバスティアンから来ていると。
(答)そうですね。
 
(質)熊野市はその熊野古道の?
(答)そうですね。
 
(質)さっきのその知事のお答えによると、友好提携までは今のところというお話でしたけど、既にその結んでるバレンシア州との関係はどうなるんですか?
(答)バレンシア州との関係は、向こうのいろんな政権交代とかなどによって、少し関係が我々もいろんな働きかけとか情報交換とか意見交換しましたが、三重県との交流に具体的なものとかもあまりないっていうこととかもあって、スペイン大使館などとも相談させていただいて整理して、整理というか止めるわけじゃないんですけど、大使館とも相談させていただいた上で、バレンシア州とかの顔を潰すようなことにならないということと前提でこういうのを進めることに問題ないかといろいろ相談させてもらって、全然問題ないということでなんで、やらしてもらうことにしています。
 
(質)あの提携は廃棄するんじゃなくて、首都機能移転の時と同じように棚にしまっておくと。
(答)首都機能移転と一緒かどうかは別としても、何かこっち側からもうよろしいわって言いに行くようなものではないというふうに思ってます。これあの僕が知事になって、今国際展開基本方針を定めていますけれども、何か包括的な具体的な取組の見えにくい友好提携みたいなんていうのを結ぶっていうのは、基本的にはあんまりないかなと思ってるんですけど、こういう産業とか具体的なことでの具体的な取組が見える連携を、関係だったらやってもいいかなっていうふうに思ってます。もう既にバレンシア含めて4つありますから、パラオ、河南省、サンパウロ。
 
(質)産業なり観光なり何らかのそういう産業中心にならいけると?
(答)具体的な何かがあるっていうことが大事かなと。
 
(質)鈴鹿市におけるイルクーツクとの反省とかって?
(答)そこはあまり僕自身は、その当ててないですけど、そこは。
 
○三重県議会日台友好議員連盟
(質)今日朝、その台湾の方たちみえましたけど、先月末だったかな、日台議員連盟で、ある程度主力メンバーというか、割と熱心にやられた議員の方が、8名プラス1、9名って行ってられるんですけど、今後のその日台県議連盟がどっちかっていうとリードした部分も、今は行政のほうがリードをしてますけど、その辺があるんですが、その先行きについて何か知事のお考えありますか。
(答)議員連盟のあり方や人事などについては、私は言及する立場にないのであれですけども、抜けられた先生方の中でも、台湾とのパイプを持っておられる方とかもたくさんおみえですので、変わらず交流を進めていただけるというふうに思いますし、さっきまさに貴方言ってもらったように、台湾との交流、最初は三重市、今、新北(しんぺい)市の中の三重(さんちょん)区、三重(みえ)区にありますけど、との関係があって三重県議会が結構最初やってたというのがあったのでそういう歴史を大切にしつつ、うちもだいぶ台湾との交流深まってきてますから、議員連盟のあり方いろいろあったとしても台湾との交流支障ないように、県議の皆さんにも協力を得て進めていければと思いますけどね。東先生なんかは、まさに前幹事長やられてて、極めて台湾通で人脈もたくさんありますから、そういう先生方のご協力いただきながら県全体として台湾との交流が深化していければなと思いますけどね。
 
○関西電力の不適切事案
(質)あとあの関西電力ですけど、八木会長とは面識あるんですか。
(答)八木会長面識ないです。
 
(質)ないですか。
(答)分かんない。こうたくさんの人たちがいるところではお会いしたことあるかもしれませんけども、個人的にとか、経済産業省時代にとかではないです。
 
(質)平成23年の紀伊半島大水害で、関電管轄のその県南部の電気の復旧とかちょっと遅れたりとか、中電と比べれば。しかもその年に値上げを要求してきたと。知事もちょっと気色ばんでおられましたが、そういう意味で関電と三重県てのはちょっと相性が悪いかなと個人的に思っているんですけど、今回のその原発絡みの金品の授与については何かお考えですか。
(答)関西電力にこの何か溝があるとかはないので、そこはちょっと置いといてですね、僕が何かそのいろいろ申し上げる立場にはないものの、企業やあるいは地域の賛否が分かれるような大規模事業と行政や政治との距離感というか、そういうこの賛否分かれるものだったり、大きいもので大規模なものであるからこそですね、やっぱり気を引き締めて透明性高く、説明責任を果たせる形でしっかりやらないといけないんじゃないかなとは思いますけどね。だから僕はあんまりひどい話やなと思いつつ中身詳しく見てないんであれなんですけど、そういう透明性とか説明責任とか緊張感とか、そこういう賛否分かれるものだからこそ大規模なものであるからこそ、きっちりするべきだなというふうには強く感じてますけどね。
 
(質)行政機関で仮にその職員等がああいう形であった場合は完全アウトですよね。
(答)アウトでしょう。
 
(質)アウトですね?
(答)アウトですね。それであとだから、貰うのもそうですし、そのさらに何かを利益供与みたいなのをしてたら余計アウトですよね。関西電力さんの全ての職員がっていうことではないとは思いますけれども、やはり今回あらためて関西電力さん自身が、大きな今回をきっかけに組織の中の体制とかあり方とかよく議論していただくことが大事なんじゃないかなと思いますね。例えば今、日産でゴーンさんのことであって、西川さんのことがあって、関電よりも関係した人が極めて少ないけれども、組織挙げて今、議論なされているわけですから、関西電力さん、特に総括原価方式というコストを全部上乗せできるそういう料金体系を持っている電力会社として、そういうことから考えれば極めて責任は大きいと思いますんで、しっかり再生に向けた取組をされることを期待したいですね。
 
○知事の全国知事会地方創生対策本部長就任
(質)あとあの知事会の地方創生本部長になられたじゃないですか。これの位置付けとそれと前の危機管理防災委員長でしたっけ、これの役割等の関係ってどうなんですか。
(答)知事会の中に常任委員会と特別委員会というのがあって、それと別に本部が3つあります。東日本復興支援本部と東京オリパラ本部と地方創生本部。東京オリパラ本部は知事会長自身が会長で、東日本は川勝さん、これの副本部長が僕ですけども、地方創生は僕。なので知事会全体として常任委員会や特別委員会、横断的に取り組むべき課題というものに焦点を当てて、本部というのは設置をされているので、ですから常任委員会や特別委員会を横断する形で議論する位置付けということですね。今回ちょうどタイミングがこの年内で地方創生の次の5年間の、5年間やったけな?
(答:戦略企画部)そうですね。
(答)次の5年間の第2期の地方創生がスタートするので、今まさに政府に対して地方の意見を、ものを言わなければならないタイミングなので、そこで飯泉知事会長のほうからは僕のそういうこの発信力とか行動力を生かして地方の意見がしっかり反映されるようにしてほしいというご意見を、ご意見というか、ので内示というかいただきましたけど。危機管理防災特別委員会との関係も委員長じゃないんですけども、僕が引き続き防災とか復興とかに携わりたいということを飯泉知事に申し上げたところ、東日本の復興支援本部の副本部長というのは危機管理防災特別委員長の当て職だったんですけども、単独で副本部長という形で残していただいてますので、引き続き防災や危機管理、復興支援、こういうことに取り組んでいきたいです。これはさら飯泉さんからも福島の復興なくして地方創生なしと政府も言っているし自分たちもそう思うから、復興と地方創生は繋がっているので、それにちょうど復興庁のあり方を言っていかないといけないタイミングです。そういう意味でも連動性があるからしっかりやってくれとは言われてますけど。
 
(質)平たく言えば役が上がったということですか。
(答)どうなんやろな。役が上がったか分かりませんけども。まあ委員会ではない本部ではあるということですけど。なかなかそういうその人事、自分の人事でなかなかちょっと言いにくいですよね。
 
(質)要は権限とかそういうこと含めて、前よりも重くなったということで責任も重くなったということですね。
(答)防災も重いですけどね。防災も重いですけども違う形で広い分野を見なければならなくなったということだと思いますけど。
 
(質)じゃあ会長の目も近いじゃないですか。
(答)会長?そもそもそういうの全く考えてないですから。全国知事会長1回も考えたことないです。
 
(質)そういうのは意欲を持ったことがない?
(答)全然ないです。全然ないです。与えられた場でしっかり花を咲かせるというのが僕の基本理念です。
 
(質)もし推挙されればやりますか。
(答)やらないと思いますけどね。推挙されないと思いますけど。推挙されないと思います。
 
(質)その前に居なくなるとか?
(答)いやいやいや。推挙されないです。
 
 
                                       了

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