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平成30年05月14日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成30年5月10日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

「みえ国際ウィーク2018」における三重県日本中国友好協会との共催イベント及びサミエールでの企画展示「伊勢志摩サミットへのエール」の実施(発表)

 質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・柳瀬元秘書官の国会への参考人招致
・新潟の女児殺害事件
・知事の津の後援会の発足
・観光大使
・三重県クルーズ振興連携協議会
・海上風力発電
・G20来県
・農福連携全国都道府県ネットワークによる国への提言

発表項目

(知事)今日の発表項目1つですけども発表します。「みえ国際ウィーク2018」における三重県日本中国友好協会との共催イベントについてであります。伊勢志摩サミット開催の経験を生かし、県民の皆さんが継続的に世界へ目を向けるきっかけとしていただくため、国際的な取組を集中的に行う「みえ国際ウィーク2018」が、5月19日から始まります。この取組の一つとして、日中平和友好条約 締結40周年の記念講演会とトークセッション 「知事と話そう!私たちにできる次世代交流」を、6月30日、プラザ洞津で開催します。内容は2部構成となっています。1部は記念講演会で、公益社団法人 日本中国友好協会 常務理事 大薮二朗さんを講師にお招きし、文化・芸術・教育・スポーツなど、幅広い交流事業を行っている協会での経験を踏まえ、両国の交流の歴史や取組についてご講演いただきます。2部は、私もファシリテーターとして参加させていただく両国の学生とのトークセッションで、私たちにできる次世代交流について、会場の皆さんと一緒に考えたいと思います。今年は、日中平和友好条約締結40周年という節目の年であり、両国間の交流が活発になっています。そのような中、三重県と友好提携を結んでいる河南省の省長を務めた李克強首相が、現在、日中韓首脳会談のために初来日するなど、三重県と中国との交流を深める絶好の機会であることから、県が「三重県日本中国友好協会」に提案を行い、このイベントが実現することとなりました。中国は、古くから交流のある隣国であり、現在、日本にとって最大の貿易国でもあります。将来にわたって良好な関係を保つことが重要であり、若い世代の方を中心に、多くの皆さんにご参加いただきたいと思います。「みえ国際ウィーク2018」の取組としましては、このほかにも、伊勢志摩サミット開催2周年と、伊勢志摩サミット記念館「サミエール」オープン1周年を記念し、5月19日から6月15日まで、サミエールで県主催の企画展示「伊勢志摩サミットへのエール」を実施します。期間中は、サミット開催に向けて著名人からいただいたサインや、伊勢志摩サミット仕様パトカーのミニカーなどを展示するほか、サミット開催日の5月26日と27日にはプレゼント企画やクイズなど楽しいイベントを行いますので、是非この機会にサミエールにお越しいただき、伊勢志摩サミット開催時の感動を思い起こしていただきたいと思います。県としましては、県民の皆さんが世界への関心を高め、グローバルに一層活躍するきっかけにしていただけるよう、市町や企業、関係団体の皆さんをはじめ、多くの県民の皆さんに関わっていただき、県全体で「みえ国際ウィーク2018」を盛り上げていきたいと考えていますのでよろしくお願いします。
 
発表項目等に関する質疑
○「みえ国際ウィーク2018」における三重県日本中国友好協会との共催イベント及びサミエールでの企画展示「伊勢志摩サミットへのエール」の実施(発表)
(質)まず幹事社から伺います。まさに今おっしゃったように李克強首相来られて、ちょっと日中も厳しかったのが雪解けムードかなと思うんですけども、以前に関していうと台湾とかタイと比べるとあんまりこれまでリリースで中国との交流って我々は聞いてないかなと思うんですけど、今どんなことを中国との交流の中で力を入れられておるのかというのと、特にこういうことをきっかけに今後中国との関係をどう深めていきたいというふうに思われますでしょうか。
(答)河南省がうち友好提携で、僕が知事になった年にも向こうを訪問し、また2年前ぐらいでしたかね、向こうの代表団の皆さんも来ていただいたりということで、一番頻繁な交流というのは河南省の方々との自治体や民間の交流というのが一番多いです。一方で現在中国からの観光客、三重県のインバウンドで一番多いのは中国の方々でありますので、そういう観光に関するPR、そういうこともいろいろやらせていただいています。それから三重県直ではないですけども、四日市港においては中国との航路が一番多いと思います。確か一番多いですので、そういう物流面での交流を行っています。それからあと三重県だけじゃなくて、四日市市と天津市が友好提携を結んでいることもあり、私は2016年、サミット直後、天津市と北京市を訪れて、そういう観光やあるいは食の発信のPRなども行っています。ただ今回、今年からは予算にも計上しておりますけれども、県産木材、ヒノキとかの輸出に向けてマーケティング調査なども行っていきたいというようなことであります。あとはごめんなさい、留学生ね、三重大学などへの留学生で一番多いのは中国の方ですので、そういう次世代交流というようなことです。こういう確かに安全保障上の様々な懸念とかはあるにしても、大変大きな経済大国でありますし、また隣国でありますので、両国の友好関係が、あるいは三重県も含めてそういうのが深まっていくことは、両国、両地域に恩恵のあることだと思いますから、そういうことを進めていきたいと思います。
 
(質)昨日、別の件で取材をしていて、海外からの宿泊客数がちょっと減っている要因として中国の団体客が減っていることが大きいんだというようなことを担当課から伺ったんですが、このあたりどのように、今も観光PRとおっしゃっていましたけども、どうですか。
(答)まさに今貴方がおっしゃったようなところの狙いはやっぱりありますね。つまり僕たちは、台湾とか、タイとか、香港、フランス、マレーシアという観光における重点国の所は伸びているんですけども、インバウンドの減少が中国の団体がガって減ったということで、あと加えて中国のFIT、個人旅行向けの対策というのがやっぱり、ちょっと遅れていた面があると思いますので、こういう友好関係が深まっていくことで中国の関係者の皆さんが、その個人旅行をする方々とかに母国語とかでいろんな発信とかをしてくれると、非常にいいのかなというふうに思っているので、友好関係が深まることで三重県への来訪客、ちょっと遅れている中国の個人旅行対策なんかにも繋げていければなと、そういうふうに思います。
 
(質)県が提案した理由は何ですか。何ていうか全方位で撃ってたまたま当たったのか、40周年やから熱心に提案したのか。
(答)後者ですね。何か全方位で全部撃ってて、何かどっちかといえば後者で日中平和友好条約締結40周年ですので、そういう節目を捉えて、あと私が年末に中国へ行かせていただいた時の感覚で見ても非常に向こうの経済界の皆さんとか、あるいはこちらの三重県内の経済人の方とかもそうですけど、さらに日中の距離感が縮まっていくというか、友好関係がスムーズになっていくことを望んでおられる、そういうような空気感を感じたり、そういうご発言などもありましたので、こういう何かきっかけが無いとなかなかそういうのできませんので、こういう形で40周年という節目なんで、少し、大規模なものはできないですけども、何かできないかなということで提案させていただきました。
 
(質)幹事社からもう1回すいません。サミエールなんですけれども、かなり早い時期に何か洞爺湖の記念館の入館者を超えたような記憶があるんですけども、その後どう1年間の推移を見ておられますか。
(答)この5月8日現在で20万5,776人ということでありますので、5月初めに20万人を突破しましたから、洞爺湖サミット記念館が年間で2万2,000人でしたので、それと比べれば大変多くの方々に来ていただいているというふうに思っていますので、比較的順調に、賢島駅の2階ということでのアクセスの良さというのもあって順調に推移しているのではないかと。平日で大体1日300人から400人程度、休日で多いときは1,000人になる日もありますので、いろんな志摩市のみならず、県内の市町の企画展示みたいなのもやっていただいておりますので、比較的に順調に進んでいるのではないかと思います。
 
(質)企画展示は、この普段の通常の展示と何か大きく異なることっていうのは展示自体にあるんですか。
(答)通常の展示と別に企画展示するスペースがあって、そこにどんなもの展示するんでしたっけ。
(答:雇用経済部)今回はサミットへのエールということで著名人のサインと、それからミニカー等を県のほうが展示させていただきます。通常は市町が入れ替わりで市町のPRをしていただいています。
(答)何かサミット決まった後の外務省の飯倉公館のレセプションで、お世話になった元F1レーサーの片山右京さん、鈴木亜久里さん、あるいは花いっぱい運動とかでお世話になったバドミントンの小椋久美子さんとかのサインとか、また意外なタレントさんのサインとか、そういうのであとパトカーとか、別途普段の展示と別に展示をさせてもらうということですね。
 
(質)呼び物は、サインということですか。
(答)呼び物は、サインなのか分かりませんけど、どうですか。あとプレゼント企画ですか。
(答:雇用経済部)そうですね。
 
(質)意外なタレントってどなたですか。
(答)意外なタレント、僕も教えてもらってないんですよ。
(質)あ、そうなんですか。
 
その他の項目に関する質疑
○柳瀬元秘書官の国会への参考人招致
(質)発表事項以外で幹事社から、今まさに参考人招致で国会で柳瀬元首相秘書官が答弁に立たれていまして、加計学園の関係者とは4月2日、それからその前にも何か会っていたということで、それからその場に愛媛県の今治市の人がいたかどうかは大勢だったのでよく分からなかったというような話だったんですが、県のトップとしてそういう所に県の関係者がいたという、柳瀬さんははっきりとそうおっしゃいませんでしたが、そういうことがあったとしたら、それは異例のことだと感じられるでしょうか。それともどんなもんでしょうか。
(答)かなり仮定の話なんで、どうですかね。それはあれですか、県の担当者が官邸に行くのは異例かどうかということですか。
 
(質)そこで首相秘書官に会うという。
(答)どうですかね、分からないな。それは案件とか、県の置かれている状況とか、そういうのによるんじゃないですかね。僕ちょっと参考人招致の詳細、柳瀬元秘書官がどうおっしゃったか分からないので、ちょっとさすがにあまりに仮定の話なので何とも言い難いですけどね。どうだろうな、その例えば、どうかな、どうやろな、分かんないですね。案件とか、県が置かれている状況とか、あるいはその総理がどういう所のご出身かとか、そういうのもいろいろあるんじゃないですか。一概にちょっと分かんないですね。
 
(質)例えばサミットの準備の頃に県の職員の方が首相官邸に行って秘書官とか、そういう事務方の方と会うようなことというのはあったんですか。
(答)どうですかね。ちょっと僕は事務方が行ってたかどうかは聞いてないので分かんないですけども、まあ官邸とは当然やり取りをしていましたよね。
 
○新潟の女児殺害事件
(質)新潟の女児の殺害の件なんですけど、事件が登下校中にあったということで県として何か対策とかを考えていらっしゃいますか。
(答)今回ああいう形で幼い少女の命が奪われたということは大変、他県のことであったとしても残念ですし、心からお悔やみ申し上げたいと思います。私も小さい子の親でもありますので、きっと突然命を奪われたご両親、ご遺族の気持ちを察するに大変お辛い気持ちなんだろうと思います。その事件を踏まえて即座に今何か県のほうで、各市町教育委員会や学校に登下校のことで注意するようにという徹底をしたということはありませんけれども、今不審者情報などについて新潟市さんとかが、いろいろ精査を行っておられるようですので、そういう状況を見ながら我が県においてもしっかり対応すべきということであれば、教育委員会のほうとも相談したいと思いますが、現在においては特段の対応ということには至っていません。
 
○知事の津の後援会の発足
(質)漏れ聞くところによると、昨日知事の津の後援会が発足したらしいんですけど、その意図と、「今頃津の後援会?」というその辺りを、話せる範囲でお願いします。
(答)意図ですか。政治家ですのでね、ご支援いただく基盤は強く広くある方がいいと思っておりますので、それで津の皆さんが改めて作っていこうということでやっていただきました。久居とかですね、そういうところにはあったんですけども、衆議院の区割りに伴い津が衆議院が一本になったこともあるので、津一本で後援会を作った方がいいのではないかと後援会の皆様がおっしゃっていただいて、それで発足に至ったということです。
 
(質)従来は、久居とか全部入れて一つの支部だったんだけど、今回は津市内だけで分けたということですか。
(答)いえ逆で、逆というか、久居後援会というのがあって、久居とか一志郡的なところはあって、津の真ん中のところあたりの明確な後援会みたいなのが無かったので、ちょうど衆議院の選挙区も1個になったので、久居の後援会だけじゃなくて津全体を巻き込んだ後援会に拡大した方がいいのではないかということを言っていただいて、それでその準備をしていただいて昨日発足に至ったということです。
 
(質)ちなみに津1区で後援会いくつあるんですか。
(答)津?
 
(質)衆議院1区内でいくつ後援会が。
(答)津と松阪です。
 
(質)津と松阪。2つ。
(答)はい。
 
(質)津の方は竹林さんの息子さんでしたっけ。
(答)今回後援会長に就任していただいたのは、三重トヨタの竹林社長ですね。
 
(質)田村さんのところが川喜田さん。
(答)いや、それは存じ上げないです。
 
(質)トヨタ系で固めたなと思って。
(答)田村先生の後援会なので、私は存じ上げないです。
 
(質)これは知事選の準備なんですか。
(答)それは先ほども言いましたように、政治家ですから。それを言うたらうち、全県にも他にもいろいろありますので、政治家として、ご支持いただく基盤は強く広い方がいいので、ということですね。特段何か私の去就に関わることでどうこうということはないです。
 
(質)政治家なら普通考えるじゃないですか。
(答)それは貴方が普通と思っているだけでありまして。私は別に今どうこうということはないです。
 
(質)たまたまこの時期。
(答)たまたまこの時期。はい。
 
○観光大使
(質)    観光大使を指名されていると思いますが、観光大使は、基本的によっぽどのことがない限り交通費を含めて報酬がないので、ある程度著名な方で力のある方が、ご自分で三重県のことをPRしていただくという形になると思うんですけども、三重県出身で観光大使になって、今東京で暮らしているからそれなりに名前もあって、例えば東京都の観光大使等を受けたときに、まあ可能ですよね、あちらは例えばある程度報酬出たりとかしたら、だんだん三重県から遠ざかる部分もあるじゃないですか。その辺をどういうふうにお考えられますか。
(答)うちは観光大使の方にご協力いただくことは無報酬ということにしていて、他県で私達が調べてご回答いただいた30くらいの県でも無報酬でやられているというふうに聞いてまして。まあどうでしょうか、分からないですけど、報酬の有無で心が遠ざかってしまうということがあれば、それは残念ですけども、やはりそういうこところを、ちょっと甘えているかもしれませんけども、そういうところを越えて、出身やゆかりのあるところの三重県を応援するという気持ちを大切にしてほしいと思っているので、もし仮に万が一、仮定の話ですけど、そういうことで心が遠くなってしまうということがあるなら、残念ですけどそれは観光大使の趣旨からしてやむを得ないのかなと思いますけどね。
 
(質)やむを得ない?
(答)    それでお金を高くして報酬の、何か事業で、例えば後援をいただくといったらもしかして別かもしれませんけども、観光大使のお仕事でいけば、それは無報酬ということでお願いしていますから。そこで観光大使の報酬を高めて…。そう言えば、交通費は実費を出してるんやっけか。
(答:雇用経済部)はい。
(答)そう思いますけどね。
 
(質)交通費を出してない場合もあります。
(答)交通費の実費を出してない場合もあるんですか?僕は全ての観光大使の交通費をチェックしているわけではないので。
 
(質)それは観光局で予算を持っててやっているわけではなくて、例えばそれが農産物等のPRなら、農水部の方の予算でやってるから。要は、それぞれの部局で把握してるだけで、観光で把握してるわけじゃないみたいなんですね。そこはまあバラバラみたいですけど。その辺は、できれば最低限交通費くらいとか何か手当てはした方がいいかなと。
(答)まあそうですね。どういうようになっているのか聞いてみないと分からないですけども、そういう事業とかにご協力いただく範囲でご迷惑にならないような対応というのは大事だと思いますけどね。
 
○三重県クルーズ振興連携協議会
(質)四港協議会ですけども。
(答)四港協議会?
 
(質)四日市港の協議会。
(答)クルーズ船?
 
(質)はい。4月27日に発足したじゃないですか。あれ、メンバーを見ると、前知事に伺ったときに、確かF1の協議会があって、そこが開催地の鈴鹿市であるとか、市町個別で入ってて、12市町でしたっけ、伊勢まで巻き込んでやってましたよね。
(答)もうちょっと少ないんじゃないですか?
 
(質)もうちょっと少なかったですか。まあとにかく、市町を直で入れてるじゃないですか。
(答)周辺市町ですね。
 
(質)クルーズのやつは、例えば市長会と町村会という区割りじゃないですか。これはなんでなんですか。
(答)メンバーを選定するときに、いろいろ議論や、いろんな方にご意見を伺っている中で、協議会本体は、首長とかに入っていただくので、あまりご負担があったりしてもいけないなということと、一方で、今も2つの部会を設置しようとしてるんですけども、その部会については、全ての市町の観光部局とかにお話をして、入ってもらえるところには入ってもらうという体制にしているので。そこは実務担当者の会議なんですけども、実務でオール三重の体制で関心持ってやっていただけるところから、順にご協力をいただこうという形にしているということで、発足時においては首長の皆さんにご参加いただくところは、まず市長会・町村会からということで良いのではないかということからスタートしてますけど。あとは、リニアのときもそうでしたけど、最初のメンバーは仮に少なくても、途中で議論の状況あるいはクルーズ船の就航の状況などを見てメンバーを拡大していくケースもありますので。スタートは実務の方を重視しながらやっていこう、あと協議会自体の負担、首長さんのご負担をということでスタートしておりますね。
 
(質)形骸化でスタートして、とりあえず中身を詰めて実のあるものにしていくということですか。
(答)形骸化でスタートというのはいかがなものかと思いますが、しっかり実務で、既にいろいろ打診している中では、港のない市町でもご参加の意向を示していただいている市町もあるようですので、そういうところでより広く、オール三重でできるようにしていけたらなとは思いますね。
 
(質)担当課で聞いたら、具体的なところってのはまだ決まっていない、これから練るって言ってたんですけど、それはさっき知事がおっしゃった2つの部会を作るというふうなことなんですね。
(答)そうですね。2つ、「おもてなし部会」と「誘客促進部会」ですね。
 
(質)それどう違うんですか。
(答)おもてなしは来ていただいた方々に外国人向けの観光案内をどうするかとか、タクシーレンタカー窓口での外国人対応をどうするかとか、物産飲食ブースでの外国人対応をどうするかとか、歓迎見送り行事をどうするかとか、そういうCIQ対応をどうするか、来てもらったときの対応をどうするかということと、一方で誘客促進部会は、オプショナルツアーをどういうものに多様なものにしていくかとか、自由行動客にどういう体験プログラムを企画実施していくかとかそういうことです。だから来た人にどうおもてなすかと、県内のどういうところにお客さんとして行っていただくかというその2つの視点ですね。
 
(質)それは県内全体、例えば東紀州まで含めて誘客するということですかね。
(答)まずは県内全部の観光担当課の皆さんにはお話させていただくようにしていますので、実際に、今だと「ダイヤモンド・プリンセス」でも「コスタ ネオロマンチカ」でも、朝着いて夕方には出航してしまいますから、実際に行ける範囲というのはありますからね。鳥羽港に着くケースもあるんで、そういう状況下であっても、「よし、うちもやってみよう。」というふうに各市町の皆さんに思っていただけるかどうかというのはありますから。我々としては、全市町にお話しして、「こういう部会やりますんで、もし良かったらどうですか。」というふうにはさせていただいてます。
 
(質)両部会の発足時期はいつぐらいですか。
(答)発足時期はいつぐらいですか、っておらんのか。いつくらいなんやろ。ちょっと今手元にないので分からないんですけどね、はい。
 
(質)後で分かれば。
(答)はい。後で分かれば。
 
○海上風力発電
(質)思い出したんで後からすみません。風力発電のことでお伺いしますが、今、国会に出てる法案の中で、海上での風力発電の促進をするっていう話、法案が出てまして、そのうち何か4県ぐらいに今絞り込まれつつあって、もちろん三重は入ってないんですが、三重はあんまり可能性としてないというふうにお考えなのか、どんな感じなんでしょうか。
(答)あの再生可能エネルギーの促進で、それにおいて海上風力というのは1つの武器だと思ってますけれども、風力はとりわけ風向きとかの要素、そういう潜在可能性がどうかっていうこともありますし、加えて漁業関係者の皆さんのご理解を得るということが必要であると思ってますので、まあ今、県内において、過去にはいろいろ、そういう模索された時期もあったようですけれども、まあ今、こういう所で海上風力発電やりたいなあというお話とか、まあ、私は承知してないので。まあ、また話が出てきたら当然、地元の漁協の皆さんとのご理解とかが進んでいるかどうかというのを前提に、いろんな情報収集するをっていうことになると思いますけど。まあ今のところは、県のほうから積極的に海上風力発電の何か手を挙げていこうということは考えてないです。
 
○G20来県
(質)もう1つですけど、連休中ぐらいに、一部報道でG20の各国に来県を要請するという話が出てましたけども、その真偽の程と、国を絞り込むっていう話が、実際どの国に絞り込むのかというあたりを、もしよかったら。
(答)はい。あの1回、過去この定例会見か何かでも申し上げたことあるとは思うんですけども、G20の大阪に来られる首脳や、G20外相会議で愛知に来られる外務大臣の関係の方々とかに、この三重県、まあそのG7で首脳が訪れた伊勢神宮やその他三重県の場所に来ていただくようなプランを提案をしていくと、働きかけをしていくということは事実です。で、そういう動きを実際、例えば、直近も、そうですね、在大阪のオーストラリアの総領事とか、在名古屋のカナダの領事が来られた時も、この場の歓談でお話し申し上げていますので、そういうふうにしていこうと思ってます。で、G20という形で、国が非常に多いので、働きかけを20カ国全てやるんじゃなくて、一定の考え方を基に絞り込んで進めていこうと思っています。まあ6カ国か7カ国か分かりませんけど、それぐらいになると思いますが、まあ例えば、今年が四日市港とオーストラリアのシドニー港の、姉妹港提携やったかな、が50周年を迎えるので、そういうオーストラリアであるとか、あるいは、今年がサンパウロ州と三重県の提携45周年かな、45周年ですので、ブラジルとかですね、あとは、今年日本酒の売り込みをやることにしているフランスとか、そういうこういくつか絞って、5から7ぐらいかな、で絞って、働きかけをして。今、プラン作りをしていますので、プランができ次第、あとその外相会議のまだ日程が確定してませんので、大使館などを通じて働きかけをしていきたいと思ってます。
 
(質)認識不足ですいませんでした。
(答)いえいえ、すいませんでした。いえいえ。だいぶ前、貴方が来られる前に話したと思いますんで。
 
(質)関連ですけど、あれあのG7の結果からいくと、ドイツのメルケルさんが一番何か来そうな感じがするんだけど、もうドイツはもうバツなんですか。
(答)バツっていうか、まあ1回来てもらってるんで、まあそうですね、対象国はこれからまたいろいろ動くのありますけど、まあ何か、もう1回来てくれっていうのもいいと思いますし、あるいは愛知に来た外務大臣の人に言ってもいいと思いますし、まあ少し、まだ「これで」って確定したわけじゃないんで。今言ったような、オーストラリアとかブラジルとかフランスはやりますけど、あとはもう少し状況を見ながら考えたいと思いますけどね。いろいろ説明しに行って、全くこの、何か、箸にも棒にも掛からない国もあるかもしれないんで。そしたらまた違う国にっていうのもあるかもしれません。まあこれから考えたい。ドイツもそういう意味では、特に評価高かったメルケルさんですからね、まああの、そりゃあ重要な国の1つです。
 
(質)カナダは結構有力なんですか。
(答)カナダは、有力というか来てくれるかどうかは別として、今年、尾鷲市とプリンスルパートの友好都市提携50周年ですし、オリンピックのキャンプで、四日市、鈴鹿、決まっているということもありますし、G7の時に最も長く滞在したのはトルドー首相ですし、今年、カナダでG7のシャルルボワでサミットがありますから、そういう意味ではきっかけが多いのはカナダが多いのは事実です。
 
(質)イケメンコンビで引っ張れる。
(答)コンビかどうかは分かりませんけど、まあ、トルドー首相は、そういうこう、ハンサムなお顔をされてますんでね。それは別に関係ないですけど。
 
(答)2人で盛り上がっていたじゃないですか。サミットの時。
(質)まあまあ、お話しさせていただきましたけども。そういうきっかけが、来ていただくね、きっかけ、その提案の何ていうか、きっかけみたいなんが多いのはカナダだと思います。カナダは提案していきたいと思っています。
 
○海上風力発電
(質)あとその、さっき、海上風力発電ですけど、あれあの鳥羽磯部が3年ぐらい前、計画されて、中で組合内でも反対派と賛成派があって、まあ最終的にまだ至ってないですけど、あの件はご存じなんですよね。
(答)もちろんです。これはもう、そうですね、3年とかは前ですよね。もうちょい前かもしれません。で、今、その後、進展もないので。まさに、貴方おっしゃったように、地元の漁業関係者の中でも、意見いろいろあったというふうに承知してますんで。
 
(質)あれはあの段階を含めて、まあ静観してたってことですか。
(答)まずはやっぱり、やろうと思う人と、その地域、まあこの今、太陽光とかでもいろいろ議論ありますけども、やっぱりその地元の皆さんのご理解というのが無い中で、何か県が前に出ていくというのはないと思いますけどね。やりたい人と、その地元との関係というのがやっぱりまず大事だと思いますね。
 
(質)投資額1千億ぐらいのプロジェクトでも。
(答)うん、まあ、あのそれはもちろん大きい投資というのはありがたいことではあるとは思いますけど、漁業、現にやられている方々もいらっしゃいますし、地域の皆さんがどう思うかっていうのは、大事なポイントだと思いますけどね。なんで、何か実際の、もちろんプロジェクトを見てみないと分からない部分がありますけども、やはりまあ、地元の皆さんの思いっていうのは大事ですね。
 
○三重県クルーズ振興連携協議会
(答)ああ、第1回部会は5月24日に開催するそうです。
(質)四日市港の。
(答)そう、クルーズ船。これ両方の部会を両方とも5月24日にやんの。
(答:広報広聴課長)はい。
 
○農福連携全国都道府県ネットワークによる国への提言 
(質)明日、農福連携のネットワークで国への提言がありますけれども、あらためてあのそちらの意図というか内容について、知事からお言葉をいただけますでしょうか。
(答)今、45の都道府県にご参加をいただいている農福連携都道府県ネットワークの会長として、そのネットワークの活動の1つとして、国への提言を行ってきます。中身としては、やはり1つはこの農福連携というものの普及啓発、こういうものに、特に国においても力を入れてほしいということ、それからやはり、人材を育成するということが大事ですので、そういう人材を育成するということに関する国の支援っていうのも、ぜひお願いしたいというようなことなどを提言していきたいというふうに思っています。いずれにしても障がい者の皆さんが能力を発揮していただく大変重要な取組の1つですので、成功裏、成功っていうか、より動きが拡大していくようにしたいと思います。
 
 
                              了

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電話番号:059-224-2028 
ファクス番号:059-224-2032 
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