知事定例会見録
平 成30年2月7日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
・四日市港臨港道路「霞4号幹線」の開通(発表)
・タイへのかんきつ輸出拡大に向けた提言活動(発表)
質疑項目
・発表項目等に関する質疑
・木曽岬干拓地の今後の見通し
・台湾東部を震源とする地震
・松阪市のスケートパークおよびさっぽろ雪まつりでの松浦武四郎の雪像
・秋篠宮家長女眞子さまのご結婚延期
・平昌オリンピック2018
・県職員によるSNSを活用したPR
発表項目
(知事)2つ発表します。1つは、四日市港臨港道路「霞4号幹線」の開通についてです。国土交通省が整備を進めてきました四日市港の臨港道路「霞4号幹線」が、4月1日に開通することとなり、本日、国土交通省から発表されますので、私からも三重県にもたらされる効果などを含め、発表させていただきます。まず、今回、開通する「霞4号幹線」の概要を説明します。道路の区間は、四日市港の霞ヶ浦地区から伊勢湾岸自動車道みえ川越インターチェンジ付近までを結ぶ、延長約4.1キロメートルの臨港道路で、平成16年度から国土交通省の直轄事業として整備が進められてきました。次に開通による効果ですが、「霞4号幹線」は三重県内の広域的な交流や連携を支える広域道路ネットワークと四日市港を円滑に接続する重要な役割を担う道路です。経済面では、四日市港からの物流の定時性・即時性の確保や輸送コスト削減が実現し、交通環境の面では、三重県を南北に結び、産業・観光の大動脈である国道23号の渋滞緩和に繋がります。また、「霞大橋」一本だけであった四日市港霞ケ浦地区へのアクセスが改善し、災害時の緊急物資輸送や川越町から要望があった津波の際に道路へ上がって避難するための階段も設置され、避難路としての効果も期待できます。私も毎年、国に対し、事業の推進について強く提言・提案を行ってきたところであり、今回の開通を大変うれしく思っています。なお、開通に先立ち、「霞4号幹線」の愛称を一般募集したところ、419件の応募があり、その中から、県内在住の安藤裕子さんの応募作をもとに、「四日市・いなばポートライン」に決定しました。この愛称は、明治時代に、現在の四日市港の基礎を築いた「稲葉三右衛門」にちなんだものであり、地域の皆さんに親しみや愛着を持っていただければと思います。開通式は、4月1日に四日市港ポートビルで式典を行い、区間の始点となる霞ヶ浦北埠頭に場所を移して、「テープカット」や「通り初め」のセレモニーを行う予定で、私も出席します。その後、一般の方を対象とした「ウォーキングイベント」を行います。「四日市・いなばポートライン」を歩くことができる貴重な機会でありますので、多くの皆さんのお越しをお待ちしています。昨年5月には、霞ケ浦地区に民間企業の物流センターが建設され、港の物流機能の強化に繋がっています。平成30年度には、新名神高速道路の県内区間全線や東海環状自動車道の東員インターチェンジから大安インターチェンジ間も開通するなど道路網整備が一層進み、関西や北陸方面の交通利便性も飛躍的に向上します。今回の開通を契機として、物流コストが削減されることで期待できる生産性の向上により、さらなる企業の競争力強化が進み、三重県の産業振興に繋がることを、大いに期待したいと思います。
次は、タイへのかんきつ輸出拡大に向けた提言活動についてです。タイへのかんきつの輸出拡大に向けた提言を、2月9日、斎藤農林水産大臣に行いますので、その概要について発表します。今回は、輸出検疫条件の緩和に向けた具体的な提言であり、主な内容を3点、簡単にご説明いたします。1点目は、現地検査についてです。現在はタイから検査官を招聘(しょうへい)して日本の検査官とともに検査を行うことになっていますが、これを日本のみの検査とするよう簡素化することです。2点目は、輸出に際しての殺菌・防カビ処理についてです。一定期間、病気の発生が確認されていない産地では、殺菌・防カビ処理を省略できようにすることです。3点目は、輸出を開始する時期についてです。主力産品の極早生品種が輸出可能となるよう、現在の11月からの輸出開始を10月からに前倒しすることです。これまで県では、松阪牛、伊賀牛、伊勢茶、カキ、ブリなどの県産農林水産物の輸出促進について米国やアジアを中心に取り組んできました。とりわけタイに向けたかんきつについては、国内の他の産地より先行的にマーケットを獲得する目的で、平成22年の早期から「南紀みかん」の輸出促進に取り組んでいます。昨年11月には、タイのソムキット副首相を訪問し、日本からタイに最も多くのみかんを輸出しているのは三重県であり、さらに輸出量を増やすため規制の緩和を私からお願いしたところです。副首相からは、「日本のみかんはおいしい。もっと輸出を増やしてほしい」と言っていただいたこともあり、日・タイの2国間での協議を強化してほしいとの思いから提言を行うことにしました。タイにおいて「三重南紀みかん」のブランドが確立することで、さらに輸出が拡大し、産地の発展と生産者の経営安定に繋げたいと思います。今後も、海外への輸出による県産農林水産物の販路拡大に取り組むとともに、多くの食に関連する産業が、グローバルな展開に向けた競争力の強化を図るため必要となるGAPなどの認証取得の支援についても、積極的に行っていきたいと考えています。
発表項目等に関する質疑
○タイへのかんきつ輸出拡大に向けた提言活動(発表)
(質)幹事社から発表事項について聞かせていただきます。タイへのみかんの輸出のほうなんですけども、タイからも、もうちょっとみかんを輸出してほしいと言われているということなんですけど、どのあたりが三重のみかん、うけているんでしょうか。
(答)そもそも日本からみかん、かんきつをタイに輸出できているのは、三重県と静岡県だけなんですね。量的にも静岡県の、うちが10倍以上ですね。かなりの量をいってて、うちがトップシェアなわけですけども、みかん、かんきつ、日本のフルーツ自体がやっぱり繊細な、高級なイメージがあるので、それでうけているんだと思います。味的にはどういうところが評価されているというよりは、その日本のフルーツの高級な感じとか、そういうのが非常に人気があるんじゃないかというふうに思います。
(質)向こうではちょっと高級なデザートとか、そういうイメージなんですか。
(答)今のところ出しているやつは、高級品のところを出していて、今年度はもうちょっと下の中級品ぐらいのところも出し始めたんですけども、今時点としては、そういうちょっと高級な贈答品に使ったりとか、富裕層の方々がちょっと良い食事とかで食べるフルーツみたいな感じの位置付けじゃないですかね。これから我々もうちょっと中級品とかを含めて、もっと広く出していきたいですし、ここの規制緩和が成れば、価格ももうちょっと抑えられると思いますので、そうするともっと幅広い人たちに、いろんなみかんが届くようになるんじゃないかと思いますね。例えばこの1個目の現地検査ですけども、年間150万円ぐらい掛かるんです。それをこの事業者が負担しないといけないので、その分のお金をカットできれば、もっと価格も抑えたりすることができるので、今回の規制緩和により、より広い範囲の方々にみかんが届くことになるんじゃないかなと期待していますけどね。
○四日市港臨港道路「霞4号幹線」の開通(発表)
(質)四日市の道路のほうなんですけども、基本的なところで恐縮なんですけど、国の直轄事業ということは、この「霞4号幹線」という道路、今後も国道として管理されるですかね。
(答)これは通常のああいう道路と違って、国土交通省の道路局とかが整備する普通の道路じゃなくて、港湾局が港の活性化とか振興のために造る臨港道路という特別の道路なので、通常の道路局が整備する国道ではないですけどね。
(質)港湾道路ですか。
(答)臨港道路ですね。港湾局が対応する臨港道路っていうやつですね。
○タイへのかんきつ輸出拡大に向けた提言活動(発表)
(質)今もお話しあったんですけど、今現状このタイへの障壁で1つ検疫にお金が掛かるというのと、それから3番目の、これは今は11月からですかね。あとその2つ目のやつとかは、4つ目のやつは結構これも輸出の際に、具体的に特別な消毒をしたり、今現状したりしているということなんですか。
(答)そうなんです。まず、順番にもうちょっと詳しく言いますと、1個目の日本とタイの両方の検査官による合同検査っていうやつは、例えばアメリカももとはそうだったんですけども、もう今やアメリカは日本だけに簡素化してもらっているんで、この年3回タイの検査官を呼んで、さっきの費用とかを全部こっちで持ってやらなければならないということで、かなり費用負担も大きいし、手間も大きいということです。それからこのSOS、「かんきつそうか病」って、何かこう、みかんにカビみたいなんが付くやつ、病気なんですね。これって今まで日本で神奈川県と愛知県でしか、2回しか出てなくて、それなのに全ての産地、うちとか静岡県とかもこういう対策をしないといけなくて、これが結構、 防カビ剤とかを、薬剤処理、何かみかんを漬けたりしてカビが付かないように処理をしないといけないんですけど、それがさっき言ったタイの検査官が来ている時にやらなあかんということで、一気にたくさんの量、1個1個手間掛かるんで大体1回の防除作業で15人の人員を要しますし、それの防カビ剤の資材費とか、それの廃棄の費用の負担も大きいので、そういうのが無くなると産地の手間も減るし、費用負担も減るというやつですね。3つ目は時期は、今11月からでうちの極早生の品種は10月がメインですので、そこを出せるとうちの強みがより発揮できるというふうに思って、いろんなバリエーションをさっきも言いましたけど、いろんなバリエーションのものを出せるようになるので、そういうことですね。だから今僕らが11月から出している早生温州みかんっていうのは、JA三重南紀で年間700トンぐらい生産しているんですけど、極早生だと年間4,000トンぐらいとっていて早生の6倍ぐらいとれるんで、そうするとよりたくさん、より安い価格でも出せるようになるのでチャンスが広がると思っています。それから、みかんバエのモニタリング調査というのは、1平方キロメートル当たりに1個、このみかんバエのトラップみたいなのを設置しないといけなくて、例えばアメリカだと4平方キロメートル当たりに1個でいいので、1平方キロメートルに1個置いて、それをずっとモニタリングするのすごい手間掛かるんです。その手間が削減されるというのもありますし、あと絶対にみかんバエの成虫とか幼虫が発生しない時期までトラップを設置しないといけないというふうになっていて、アメリカとかそういうのも発生しそうな期間だけにしてくれているので、全体的な手間とか、費用の負担というのを削減できるので、今回こういう極めて具体的なやつですけども輸出しているうちだからこそ出せる提言だと思いますので、そういった産地の活性化に、特に熊野市とか御浜町とか三重県でかんきつを主にしている所は、若者の定着とかにも課題がありますので、そういう所で主力産業たるかんきつが儲かっていく、そこに従事する若者たちが所得が上がっていくというふうになれば、若者たちの定着にも繋がってくると思いますので、地方創生そのものだと思いますね。
(質)かなり早い時期からタイに三重県は注目されてみかんを出しておられたということなんですけど、みかんの輸出という面で見るとタイはかなり大きいのかというのと、それからもう1点ちょっと違う視点で、タイはかなり日本ブームだと言われていて、知事も昨年行かれたと思うんですけど、タイに向けたタイのマーケットというのが伸びているところに対して、三重県はみかん以外も含めてどういうふうな期待を持っていらっしゃいますか。
(答)まず1点目のそのタイの輸出の関係ですけども、タイが平成19年6月に日本産かんきつの輸入を解禁しました。これにいち早くJA三重南紀さんが目を付けていただいて、平成22年から試験輸出を取り組み始めたということで、さっき言ったようにいろんな規制が厳しいので、結局うちと静岡県しかまだ入れてないというような状況です。タイのマーケットに向けては、三重県では、今はこのみかん以外に果物の柿、パーシモンのほうの柿、それからオイスターのほうのカキとかを、今輸出をしているというようなとこであります。タイのマーケットはその経済成長は一定、鈍化してきている部分はあるにしても所得がみんな上がってきているので、そういう全般的な富裕層もそうですし、その中所得者層っていうんですかね、そういうところに向けても新しいマーケットとして魅力な場所でありますので、そういうところに向けての商品をいろいろ輸出していきたいなというふうに思いますけどね。
(質)先ほどの、知事、今タイ向けの輸出は静岡県と三重県だけだというふうにおっしゃったんで、規制が厳しいからだと思うんですけども、こういうふうに規制を緩和すると他都道府県との競争になってしまうんじゃないかなと思うんですけど、そのあたりはどういうふうにお考えですか。
(答)良いんじゃないんですか。全然良いと思いますね。むしろと言ったらあれですけど、結構海外の場合は先行して出て行っている所がやっぱり強いので、そこでイメージが作られているんで、うちはそういう先行的にマーケットに出ている日本のみかんといえば、三重というようなイメージに、三重というか南紀が覚えてられているのか、ちょっと分かりませんけども、なのでそれは先行者として販売ルートとかも先に持っているわけですから、そこは全く心配することなく、むしろもっと日本のかんきつに対する需要が全体的に増えれば、認知度が高まればもちろん、うちの需要量も増えてくるだろうし、そこはむしろ全然心配してないですけどね。
(質)負けない自信が?
(答)あるということですね。例えば福島県の桃とか、そういうのもやっぱりタイとかでもよく売れてますし、それは岡山県の桃と共に、大分早くから出していたというのがあると思いますので、やっぱりマーケットを先行して取っていくという、販路を先に開拓しておくというのは、かなり有利ですのであんまり心配していないです。
(質)また、みかんの輸出なんですが、他の外国に向けての輸出という状態は、今どうなっているんですか。
(答)みかんですか。みかんは、ちょっと待ってくださいよ。他は香港、台湾、カナダ、ごめんなさい、今のカナダは全国ですね。うちはタイと香港と台湾ですね。多い順番にタイ、香港、台湾ですけどね。
(質)タイはやっぱりメインの今、相手国になっていると。
(答)今、そうですね。輸出量でいくと平成28年はトータルで20.2トン出しているんですけど、タイに11.5トン、香港4.9トン、台湾3.8トンです。ちなみにタイ向けの静岡県は0.8トンなんで、大分うちのほうが多いということですね。
(質)長期的に見て、これぐらいまで、今の11.5トンをこれぐらいまで増やしたいみたいな目標ていうのはあるんでしょうか。
(答)どれぐらい規制緩和できるかと、さっき言いました10月の極早生が行けるようになると相当パイが広がるので、価格帯もいろいろできるようになってきますから、そこが行くか行かないかですね。なのでそういう規制が一定めどが立ってくれば、そういう計画を立てながらやっていくということが大事だと思いますね。
(質)あと関連してなんですが、例えばこういうアジア諸国に向けてアジアGAPの取得とかを、みかんで加速させるとかそういう動きはあるんですか。
(答)もちろんGAPの取得についても、みかんのところは積極的に取り組んでもらうように考えています。もう既にいろいろ議論し始めてるんやんな、GAPのとこな。
(答:農林水産部)はい。
○四日市港臨港道路「霞4号幹線」の開通(発表)
(質)この場でこれも聞いておいたほうがいいかなと思うので、安藤裕子さんもう少し情報ないですか。年齢とかもう少し細かい。
(答)安藤裕子さん、どう?
(答:雇用経済部)ご本人様の了解が得ておりませんので。
(質)じゃあこれ以上年齢とか、県内在住しか駄目ということですか。
(答:雇用経済部)はい。
(答)あとは会社員やな。
(質)ちょっとこちらの件なんですけども、「霞4号幹線」自体は、これ自体はやっぱりこの地区へ行くトラックとかそういうものがメインのユーザーということなんですか。こういうアクセスが良くなって、高速道路からアクセスが良くなって客船の時も「霞4号幹線」ができることについて知事はアピールしてらっしゃったと思うんですけど、この霞ヶ浦地区がどういうに変わっていくか、その客船を含めた部分でいかがでしょうか。
(答)まず1つは、コンビナートの霞ヶ浦地区に立地する企業の物流にかかる時間が短縮されますので、生産性の向上に繋がるということが1つですね。もう1つは、外国客船との関係でいくと、これができると23号線とか、1号線とか、東名阪とかの物流の車が、コンビナートから積んだ物流の車がこっちの「霞4号幹線」を使いますので、そっちの渋滞緩和ができますから、クルーズが着いた人たちが行ける観光地の範囲が広がるというような、あるいはそれぞれの観光地における滞在時間が長くなるというようなことで、消費額の増加とかにも繋がるというようなことを期待されると思います。あとはこのさっき言いました23号線の渋滞緩和に繋がるので、地域の皆さんの日々の生活のストレスや、あるいは交通事故の軽減ということにも繋がってくるということです。
(質)総事業費はいくら。
(答)総事業費457億円。
(質)着工完工の月までは言えますか。
(答)3月までに本体工事が完了ということです。
(質)着工の時期は?
(答)着工の時期は、事業期間が平成16年度からですね。
(質)何月かは?
(答)何月か分かる?
(答:雇用経済部)4月で、16年度からでございます。
(質)非常にこう時間がかかっていたイメージを常に持ってたんですけど、これ計画どおりなんですかね、この事業は。
(答)やっぱり途中の公共事業予算に対する考え方とか、財源の確保ということで日本全体で苦労する部分があったので、何か三重県の特殊、全体的な公共事業予算ということと、あとは地域の皆さんとの協議というんですかね、干潟みたいな近くを通るということもありましたので、そういうことの協議に、それがあって何か工期が遅れたというのはあんまりありませんけども、時間がかかる要因の一つではあったと思いますけどね。それで何か、遅れたというのではなくて、時間を要する、もちろん環境変化もこういう海でもたらしますから、地域の皆さんに丁寧に説明するというのは、もう当たり前のことなので、やっぱり財源の確保が大きかったですね。なので、僕らも要望を重ねに重ねていきましたんでね。
(質)これでとりあえずこの事業は完了という、全て終わりということになるんですか。
(答)正確に言うと、作業ヤードの撤去とかちょっと開通してからちょびちょびありますけど、基本的には完了です。
(質)何かこの所要時間短縮、どれぐらいこう短縮されるか川越インターから、そんなの聞いてますか。
(答)コンテナターミナルから川越インターチェンジまで、今まで国道23号線で約14分かかっていたやつが9分になると。
(質)5分短縮。
(答)はい。
(質)交通量みたいなものはどうなんですか。
(答)交通量は計画交通量が1日約9,800台。
(質)今のおっしゃってた公共事業の予算っていうのは具体的に民主党政権の時でしたっけ。
(答)平成16年度から平成30年度の間ですね。それだけとは言いませんけど、そりゃ自民党政権時代も、例えばBbyC(ビーバイシー)みたいな高速道路に対する目っていうのはあったと思うんですよね、高速道路というか高規格道路とかそういう大きい道路の公共事業について、なので政権だけではないですけど。
(質)ちょっとこれ下衆な質問ですけど、この辺りで選挙されていた自民党の候補者の皆さん方みんな、この辺は民進党の国会議員が強いから公共事業が遅れるんや、というようなことをしきりにおっしゃっていましたが、そのあたりというのはどうなんでしょう。
(答)私の口からはなかなか、何ていうんですか、それに因果関係とか相関関係が見られるか分かりませんので、何ともちょっと私は申し上げられないです。
その他の項目に関する質疑
○木曽岬干拓地の今後の見通し
(質)木曽岬干拓地の開発の事なんですけれども、メガソーラーが稼働してから事実上開発という意味では、ストップしているかなと思うんですけれども、今後の開発の見通しについて知事はどのように考えてらっしゃるでしょうか。
(答)ストップしているというか、ルール上そうなっていまして、今回湾岸から北側のわんぱく原っぱという所を、この平成30年5月から都市的土地利用っていうのが可能になるということなので、これは契約上他を使えない状況になってますので、ですので、後日詳細発表しますけども、この5月から都市的土地利用が可能になりますので、そこに企業の誘致などできるように必要な予算を平成30年度予算で計上したいというふうに考えています。予算の詳細は、今日その場じゃありませんので、後日発表します。
(質)詳しくは後日ということで。
(答)そういうことですね。詳しく書いてありますので、予算の資料に。
○台湾東部を震源とする地震
(質)台湾の地震を受けての三重県関連の状況がどうなっているのかということ、議員の方も何人か行っておられるということで、今後何か三重県として支援などを行っていくことを考えられるのかどうかお願いできますか。
(答)まず発生がありましたので、関係各所に確認をしましたところ、台北にある日本の窓口機関の日本台湾交流協会は、日本人2人が、けがをしたという情報があるというふうに言っていましたが、私どもの関係では派遣している県職員、それから公務、私用で台湾に滞在している三重県職員、県立学校教職員はいませんでしたので、派遣している職員はちょうど帰国中でしたので、そこは大丈夫だったということです。三重県内から進出している企業につきましても、震源地に近い花蓮周辺に立地する企業はありませんので、今そういう情報収集をしているところです。それから、11名の県議会議員の方々が行っておられましたけれども、全員確認して、大きく揺れたけども無事であるというようなことでありました。今後につきましては、この被害の状況をもう少し見た上で何かできることがあるかどうか考えたいというふうに思います。
○松阪市のスケートパークおよびさっぽろ雪まつりでの松浦武四郎の雪像
(質)2つ教えてください。1つは松阪市が来年の4月に公共スケートパークをオープンさせるんですが、とても大きな全国的な規模の大会も開けるよというようなものにしたいということで、それで知事のご期待の声というか一言いただければと思います。もう1点が松浦武四郎なんですが、さっぽろ雪まつりのメーン会場に武四郎さん雪像が有志の方が設けたということで、結構注目されてるようで現地のマスコミなどにも取り上げられているようなんですが、それで知事からの一言いただければと思います。お願いします。
(答)まずスケートボードの競技場については、私その種目やりませんけれども、若い世代の人たちとかも楽しめるスポーツでしょうし、他近隣であんまりそういう大きい、大規模なそういう同種の競技場があるとも聞かないので、そう意味では交流人口を増やす、そういう取組みとして期待が持てるんじゃないかと思います。併せて、こういうスポーツイヤーということで、スポーツの振興に取り組んでいる時に、松阪市さんが独自に、そういう取組を先進的な取組をしていただくということは、県としても大変ありがたいというふうに思います。それから2点目の松浦武四郎さんのことについては、雪まつりでそういうふうに出され大変有り難く思います。また特に今月は武四郎さんの武四郎まつりも行われますので、これから松阪市さん、北海道と連携して引き続きPRをしっかりしていきたいと思います。今日は実は北方領土の日というものなんですけれども、武四郎さんも北方領土行っていますので、そういうのも折に触れ武四郎さんの名前をいろんな所で出していきたいと、近々私がちょっと書くコラムなんかでも武四郎さんのことを書く予定でいます。
○秋篠宮家長女眞子さまのご結婚延期
(質)秋篠宮の眞子さまが婚約された後で結婚の儀式を延期されるということが発表がありましたけども、知事の受け止めをお願いします。
(答)急なニュースで、あまりそういう例も無いと思いますので、非常に驚いたというのが第一印象でありますけれども、お二人もまだまだお若いですし、何ていうか周りもゆっくり見守らさせていただくということが大事なのかなというふうに思います。報道などによれば、結婚のご意志は変わっていないということでありますので、国民みんなで温かく見守っていくということが大事なのかなというふうに思いますけどね。なので、晴れてお二人がにこやかにツーショットで現れる日を期待したいですし、またその後は伊勢神宮などにもご報告に来ていただければいいかなというふうに思いますけどね。温かく見守らせていただくということだと思います。
○平昌オリンピック2018
(質)平昌のオリンピックが始まって、あんまりウインタースポーツなかなか三重県と繋がるのかなとも思うんですけど、一方でいろいろオリンピックのキャンプ地誘致とかされたり、スポーツイヤーと言ってらっしゃるんだけど、何かしら三重県として関わっていけるところっていうのは。
(答)平昌は特段何かそれに併せて何かやるというのはあまり無いですけどね。今ちょっと前、今年の福井国体の冬季種目のやつがあって、何個かうちも入賞したようでありますので、むしろそっちの感じで。個人的にはうちの妻も聖火ランナーで走りに行きましたんで、今家に聖火があるんですけど、なのでそういうあれですけど、県として何か平昌オリンピックのっていうのは今考えてないですけど。
(質)家に聖火が、火があるんですか。
(答)聖火っていうかトーチ、これが。あれ買い取りなんですよ。くれたらいいのにね。買い取らないという選択肢なかなか無かったですけど。
○県職員によるSNSを活用したPR
(質)ちょっと緩い、若干緩い話題ですけど、県職員の清田卓也さんがYouTubeで県産食材のPRとかもされてて、ちょうどもうすぐで1年に入る状況で、知事としてはどう見てらっしゃいますか。
(答)例えば、うちの県のホームページでも職員が食べ物について紹介してたページ、あれ何ていうページ名前やったかな忘れたけど、そことかもうちのホームページのアクセスの中で人気上位に当たっていますし、そういう職員自身がSNSやインターネットを活用して情報発信するというのは、すごい僕は良いことだと思いますので、また清田主幹自身の個性もあって、非常に良いPRをしてくれてるんじゃないかなと思いますけどね。僕が、あれはいつやったかな、石破代議士が地方創生担当大臣やってる時か何かにジビエの説明を、石破大臣ジビエ好きなんで、ジビエの説明に行った時に、何かその雑誌でうちのジビエの取組みとフードイノベーション課の清田っていうのの人の何かコメントの載ってるやつを線引いて見せられてということがありましたんで、そういう彼の個性を生かして情報発信をどんどんしてくれるのはいいことじゃないかと思います。引き続き頑張ってほしいと思います。若干っていうか大分緩い感じ。
(質)ちょうど記事を書こうとしてたんで。
了