知事定例会見録
平 成28年10月12日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
・知事のベトナム訪問(発表)
・働き女子のモチベーション向上支援シンポジウムの開催(発表)
質疑項目
・発表項目等に関する質疑
・鈴鹿市内での中学生暴行事件
・衆議院の解散と知事の後援会活動
・監査委員の選任
発表項目
(知事)それでは、今日は2つあります。1つは、ベトナム訪問についてであります。11月14日から17日にベトナムを訪問しますので、その概要を発表します。今回の目的は大きく2点であります。1点目は、ベトナム政府機関を訪問し、産業連携に関する新たな協力関係の構築を目指します。2点目は、観光誘客促進や食の販路開拓に係るトップセールスを行います。なお、今回は「ベトナム経済交流ミッション」として、県内企業の皆さん、そして松阪市の竹上市長も同行をいただくものであります。まず14日は、伊勢志摩サミットでアウトリーチ国として来県いただいたフック首相を、竹上市長とともに表敬訪問します。サミットでお目にかかった際、首相からは「三重県の得意とする分野でぜひ連携したい。知事がベトナムに来たらぜひ会いたい」とおっしゃっていただきました。また、サミットでは、ホイアン市と観光交流協定を締結している松阪市がベトナムの官房長官を招待するなど、親密な交流を続けています。サミットのお礼を申し上げるのはもちろんですが、首相からは「貿易や投資、観光などの分野で三重県の可能性を感じている」と具体的におっしゃっていただいたので、今回の訪問でベトナム政府との関係をさらに強くするとともに、サミット開催のレガシーとして将来に繋げていけるよう、しっかりとお力添えをお願いしたいと思います。15日は、三重県からベトナムに進出した事業展開の成功事例であるエバ工業株式会社ベトナム工場を訪問し、経済ミッション団とともに現地調査を行います。エバ工業は、世界経済のグローバル化に伴い、平成15年には県内の他社に先駆けて、設計から組立まで一貫して行う自社工場をハイフォン市に設立しました。また、ベトナムにおける機械技術発展への貢献が評価され、平成27年に経済産業省の「がんばる中小企業・小規模事業者300社」にも選ばれています。次に、ベトナムの投資政策の決定を行う計画投資省を訪問し、県内企業のビジネス拡大に向けた相互協力や今後の交流促進について意見交換を行います。今年8月、四日市市が計画投資省の外局である外国投資庁と経済交流に関する覚書を締結していますので、このような県内自治体との連携交流についてお礼を申し上げるとともに、しっかりと後押しをしてまいりたいと思います。16日は、ベトナム国内最大規模のソフトウェア開発会社で従業員9,000人を超えるFPTソフトウェア会社を訪問し、三重県の産業について情報発信するとともに、本県への社員旅行等の誘客促進に向けてトップセールスを行います。FPT社は、東京・大阪・名古屋・福岡をはじめ世界各所に営業拠点を持つほか、日本各地でも社員旅行や幹部会合を数多く実施していることから、サミット開催地・三重の魅力をPRする絶好のチャンスと捉えています。次に、昨年10月に首都ハノイでの1号店をグランドオープンした「イオンモールロンビエン」を訪問し、イオン株式会社の尾山長久ベトナム代表と面談します。尾山代表とは、三重県産品のPRや販路拡大に向けた取組について意見交換を行うとともに、フェアの開催など三重プロモーションについても協力をお願いすることにしています。私が知事としてベトナムを訪問するのは今回初めてでありますが、ベトナム、タイ、マレーシアなどのアセアン各国は「みえ国際展開に関する基本方針」において「重点的に取り組むべき国・地域」と定めています。近年、ベトナムはいわゆる「チャイナプラスワン」の1つとして注目され、日系企業の進出が進んでおり、今年5月に実施した県内事業所アンケートにおいて、ベトナムは「海外展開先として興味のある国」の1位となっています。県としましては、ベトナムを含め成長著しいアセアン各国と戦略的に連携・交流し、本県の強みを発揮した取組を推進していきたいと考えています。今回のミッションを通じて、三重県の認知度を高めるとともに、アセアン各国からのインバウンドの増加、県産品の販路拡大に繋がるよう、力強く発信してまいります。そして、サミットにより深まった三重県とベトナムとの縁をさらに大切なものにしていきたいと思います。
それから2つ目です。働く女性のキャリア継続に対するモチベーションの向上を図るためのシンポジウムについてですが、11月23日に三重県男女共同参画センターで開催します。今回のシンポジウムは、株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長で、国の「産業競争力会議」民間議員であり、今年6月まで「霞が関の働き方改革を加速するための懇談会」座長を務められた小室淑恵さんをお招きし、まず基調講演をお願いした後、小室さんと私で対談を行います。働き方の選択肢がどんどん広がっている最近の環境変化や最新の状況、取組事例などについて、現在の働き方改革のキーマンとも言える、キーマンとなっている小室さんから多くのことを学び、自らのキャリアビジョンを長期的な視点で考えるきっかけとなるようなシンポジウムにしたいと思います。三重県では、すべての働く女性を応援するため、平成26年に女性の活躍推進にご賛同いただける企業等を会員とするネットワーク組織「女性の大活躍推進三重県会議」を立ち上げました。そして、平成27年度からは「みえの輝く女子プロジェクト」と称して、県内の企業など働く場における女性の活躍を支援する取組を行っており、今回のシンポジウムもその一環として実施するものです。先月には、鈴鹿サーキットにおいて「あらゆる分野における女性の活躍」をテーマに「ウィメン・イン・イノベーション・サミット2016」を開催し、自分の夢や希望に向かって前進する素晴らしい女性の皆さんにたくさんご参加いただきました。今回のシンポジウムでは、自身のキャリアに対するモチベーションを高め、勇気をもって次のステージにチャレンジしていただくきっかけになればと考えています。今年のG7伊勢志摩首脳宣言においても「女性の能力開花を支援し、活躍を推進する」と謳(うた)われたところであり、女性のキャリア促進は世界的な取組方向として認識されました。また、「女性が輝く社会の実現」は政府の最重要課題の1つでもあります。県としましても、このような状況をしっかりと捉え、女性が自分の夢や希望を実現できるよう支援してまいりますので、ぜひ多くの女性の皆さんにご参加いただきたいと思います。
発表項目等に関する質疑
○知事のベトナム訪問(発表)
(質)幹事社から質問させていただきます。まずベトナム訪問についてなんですけども、これ竹上市長が今回同行というところなんですけども、これ昨今というか最近、国会に竹上市長同行で松阪牛の陳情なんかもあったんですけども、そういった兼ね合いというと今回いかがなんでしょうか。
(答)竹上市長は少し先行してベトナムに入られて、ホイアン市という所を訪ねると、その観光交流している所、でありますので、そこを行っていただきます。ベトナムのその何ていうんですかね、トップセールスする場面の所は竹上市長いらっしゃいませんけれども、そういう松阪牛とか観光について、トップセールスは松阪の松阪牛含めてやっていきたいというふうに思います。
(質)併せてなんですけども、エバ工業はベトナム工場の視察というところで、ここの工場というのが製造過程の一貫っていうようなことを知事ちょっと言われたりもしたんですけども、主にこの工場の視察でどういったことを県として吸収していきたいのかなというところを伺いたいです。
(答)平成15年からという結構早い段階からベトナムに行っていて、そこでその事業を拡大していく時にいろんな苦労があったと思うんですね。その規制の問題とか、労働慣行の問題とか、行政との関わりとか、そういうものをどういうふうに克服していって、後に続いていくベトナムと取引をしたり、ベトナムでビジネスチャンスを拡大していこうと思っている人たちにその経験を伝えていく、その役割を私の目で見てあるいは経済ミッション団の皆さんと一緒に見て、その成功事例もあるいは苦労した失敗した事例も聞いて次に繋げていくという、そういう思いで行きたいと思います。
(質)併せてFPTソフトウェア会社へのトップセールスということなんですけれども、これっていうのが、先ほどのお話を伺ったんですけども、ここに伺うというのはどういう意図なのかなというところでして。
(答)ここはあれですよ。FPTがMICEでインセンティブ旅行で幹部とか社員を連れて日本によく旅行するので三重県に来てくれと、その一点というとあれですけど、一応ソフトウェアのICTも頑張っている会社なんで、いろんなそういうので連携できることがあればもちろんしたいですけども、第一義的には次の社員のご褒美旅行は三重県に来てほしいと、MICE誘致やってますんで、そういう意図です。
○働き女子のモチベーション向上支援シンポジウムの開催(発表)
(質)もう1つ、働き女子のモチベーション向上支援シンポジウムについてなんですけど、株式会社ワーク・ライフバランスということなんですけども、このワーク・ライフバランス、県内でこれまでどういった展開されているのかなというところでして。
(答)ワーク・ライフバランスの小室さんはむしろ三重県というよりも国のいろんな最近始まっている働き方改革実現何とか会議の委員やったりとか、一億総活躍のところでもいろいろ委員としてやったりとかされてますので、今の政府で動いている働き方改革のキーマンの一人なんですね。三重県においてはうちが地方創生交付金の先行型っていう一番最初の地方創生交付金を使って、長時間労働の是正っていうのをやって、中小企業のワークライフバランスという観点での長時間労働の是正っていうのをやって、そこの事業で中小企業へのコンサルティングとか、そういうのをやっていただいたと。あとセミナーとかをやっていただいたという関わりが1つと、もう1つは今県庁でやっている働き方改革の懇話会の座長がこのワーク・ライフバランスの会社の人であると、そんな感じですね、県との関わりは。結果その地方創生交付金の先行型を使った事業において、そのコンサルティングを受けた企業では、例えば採用面接に来る人が約3倍になったとか、そういうような中小企業が人材確保に悩んでいる中でワークライフバランスをやっていくことで、中小企業が人材確保のチャンスを得ることができたというような成果も出ているので、そういうことも含めて全国中のいろんな、例えば愛知県警本部の何かワークライフバランスのアドバイスをしたりしたことあるらしいので、いろんなノウハウを持っておられるんで、そういうのをいろいろ聞いて三重県内に適用していきたいと思いますね。
(質)今回定員100名ということなんですけど、三重県内の女性ということなんですけども、三重県としてもしくは知事の体感としてなんですけども、このいわゆる何といいますか、女性の社会進出、キャリアの継続ということについて現在県内でどういう状況なっているとお考えになりますか。
(答)少しずつ進んできてはいるものの、まだ何ていうんですかね、いわゆるロールモデルみたいなのがいろんな分野で不足しているなというのが1つと、それからこれは意識調査から出てるんですけども、出産する時とかに仕事を辞めずに継続して休暇をしてその後復帰するというような、これいわゆる継続型って言いますけど、それか辞めてこの育児をして、また別の仕事とかに、あるいは同じ仕事とかに復帰する、これ断絶型って言いますけども、それのどっちがいいですかっていうのについて国の男女共同参画とかの意識調査だと前者、継続型が多いんですけど三重県は断絶型、中断型のほうが多いということなんで、そこはまだまだ働く環境が整っていないということ、両立できる環境が整っていないということもそうでしょうし、意識的な部分もあるでしょうし、そういうような意識調査の結果から明らかに国と違う傾向が出ているので、そういうところを少し意識の変革、あるいは企業の皆さんの制度作りとか、そういうのに繋げてほしいなと思いますね。
○知事のベトナム訪問(発表)
(質)ベトナムミッションについてなんですけど、エバ工業さんってまず何を作っていらっしゃる会社なのかっていう部分と、あと三重県の県内企業で今のところベトナムに何社ぐらい進出されているのかと、観光面でもどのくらい今来ていて、まだまだなのか他の国に比べたら少ないのかとか、その辺の状況を聞かせてください。
(答)エバ工業さんの詳細はちょっと後で説明してもらって、現在三重県からベトナムに進出しているのは15社、我々が把握している範囲で15社進出しています。それから観光は平成27年で三重県に来ている宿泊は国・地域別でいけばベトナムは14位ですけども、2,330人で平成27年が過去最高になっています。平成25年が1,080人ですので2年で倍になっているということです。一方で国全体で見るとベトナムっていうのは15位なんですけども、平成27年は18万5,000人で対前年伸び率が49.2パーセントで、この対前年伸び率は中国、香港に次いで国・地域別でいけば世界で3位というような状況になっています。それから我々が極めて注目しているのは1人当たりの消費額です。アジア圏では中国に次いで多く、アセアンでは最高になっています。これは平成26年にはベトナムが1人当たりの消費額が23.8万円で中国が23.2万円ですので、平成26年はベトナムのほうが高い、平成27年には逆転しているんですけどね。というような形で観光においては非常に三重県も国全体も非常に伸びていると、どの国と比べても伸び率が高い。加えて消費額、私いろんな所で申し上げていますけど、三重県の観光の目標やあるいは課題は消費額、いかにお金を使ってもらうかなので消費額の高いベトナムに注目を当てて、今回旅行業協会のトップと会ってきますけども、そういうセールスをしたいと思っています。
(質)進出でいうと15社って、まだまだっていう感じですか。
(答)まだまだですけど、例えば住友電装って世界中で25万人従業員がいるんですけど、ベトナムだけで2万5,000人従業員いますから、社数では測れないベトナム経済に対して2万5,000人の従業員ってすごいインパクトだと思うんですね、住友電装さんが。そういうようなこともありますので、まだまだこれからもっと増えていけばいいなと思いますけども、一定の既にインパクトは与えてるのかなとは思いますけどね。なので住友電装さんなんかからも、ぜひベトナムに行ってほしいということもずっと言われてたんで、いいんじゃないかなと思いますね。
(質)今回の参加者リストを見るといろんな業界の方が参加する予定なんですけど、皆さんやっぱり投資にあたっての視察的な感じでいらっしゃるんですか。
(答)向こうに投資するだけじゃなくて、うちのその商品を買ってもらうとか、そういうようなこととかもあると思いますので、常に何らかビジネスチャンスを拡大していきたいというような方々が多いと思いますね。建設業の方々もいらっしゃいますけどそういうこの現地の建設業の状況とかも聞いたりとか、そういうので何か進出するケースもあったらいいと思ってるんじゃないかと思いますし、そんな感じですかね。あとはさっき言いましたこの5月にやった県内事業所へのアンケートで、ベトナムに期待しているというのが1番だったというのが、それはやっぱり大きいですよね。もちろん国際展開の基本方針にも重点地域として位置付けている上に県内事業所のやっぱりニーズが高い所に突破口を開いていくというのは、行政としてやっていくべきことだと思うので、そういうのも今回大きかったですね。なので期待度が高いということです。
その他の項目に関する質疑
○鈴鹿市内での中学生暴行事件
(質)昨日の知事ぶら下がり会見とちょっと重なるんですが、またちょっと鈴鹿の中学生の暴行事件ですけど、重体になった事件で、また各社いろいろ供述などが出てきていて、もう覚えてないぐらい殴ったみたいなこう深刻な事件だなと改めて思うんですけど、改めて知事の受け止めと、県として何か防止に向けて何か取組とかあれば教えてください。
(答)まず極めて痛ましい事件であります。まずは重体となられている生徒の快復を祈りたいというふうに思います。どういう事情があっても、暴力によって人を傷つけるということはあってはならないことだというふうに思っています。現在、捜査続いておりますけれども、まず県教育委員会に対しましては、市の教育委員会と連携をして情報収集をし、それから再発防止の取組をする、それから該当校の生徒の心のケア、そのために要請に応じてスクールカウンセラーの派遣など対応するというようなことを既に指示をしております。それから、今ちょっと事実関係とかを収集中ですけれども、今回の事案に関係する少年とかが児童相談所との関わりがあるということでありますので、これはどういう経緯でそうなっているのか、その対応は適切であるのか、そういうことも含めて現在情報収集をしているところでありますので、いずれにしましても今後の再発防止、それから今のケア、そしてもっと早期に対応する方策はなかったのか、そういうようなことも含めてこれから対応していきたいというふうに思っています。
(質)他、いかがでしょうか。第二も含めてよろしくお願いします。
○知事のベトナム訪問(発表)
(質)ベトナムですけど、就任されて平成25年ぐらい、3年ぐらい前に辻製油の辻社長と話された時に、ベトナム、インドっていうのはまだそこまでっていうわけじゃなくて、台湾とか中国、特に台湾というのをおっしゃって、最近ちょっとベトナムかなり意欲持たれてるじゃないですか。この方向転換というのはどの辺にあるんですか。
(答)方向転換というか、平成25年の時点でのベトナムからの観光客の数とか、あるいはベトナムの人たちの1人当たりの消費額とか、あるいは県内事業所のベトナムに対する関心というのがまだまだ醸成されてなかったというふうに認識していますので、今申し上げたような形で、今ベトナムからの観光客が増えたり、消費額が上がったり、県内事業者の関心が高まっているということ。それから先般サミットの時にベトナムのフック首相が初外遊、初来日でサミットに来て伊勢神宮をはじめ訪問をし、多くのベトナムメディアで取り上げられましたので、今がベトナムにプロモーションするチャンスということもあって、方向転換というかもともと重点地域であるアセアンの1つとしてのベトナムに今回チャレンジをしに行くと。あとは松阪市さんが2013年に観光協定を結びましたし、今回今年の8月に四日市市さんも結んだということもありますので、そういう県内市町、基礎自治体の取組も加わってきたと、そういう辺りを総合的に勘案してということですね。
(質)あの頃、自民党の一部県議でベトナムに頻繁に行っておられた県議がいたんですけど、で、結構かなりベトナムとの交流というのをおっしゃってましたけど、その段階でもそういう乗る判断材料というのが乏しかったということですか。
(答)やっぱり、行ったり交流を進めるからには、何らか成果を生むものでないといけないというふうに思ってますので、何か行って仲良くしましょう、どうもどうもという交流は、やっぱり税金投入するにはなかなか難しいと思ってましたので、当時その議員の方が交流していただいてましたけども、県として成果を生むには時期尚早かなというふうな判断でしたけど、今回は今申し上げたような観光、あとはMICEのご褒美旅行とかそういうこと、あと食の展開、去年イオンができましたし食の展開とか、幾つか成果が見出せそうなものも出てきてますので。そういう、今回観光の担当大臣とも会えるようでありますので。
(質)今後、ミャンマーへの展開とかもあるんですか。
(答)ミャンマーはさっきの平成25年時点のベトナムと同様に、ミャンマーも何か期待度は高いんですけど、ちょっと僕がいわゆる例えばジェトロとか経済産業省、古巣のとこから得ている情報だと、少し三重県の企業で海外展開にまだ不慣れのところとか、進出にはまだまだちょっとハードルが高いんじゃないかとか、インフラの整備が少しまだまだ整ってないんじゃないかとかというふうなのがありますので、ちょっとミャンマーはまだ、まだというか、今は視野に無いです。まずはここまでのやつを仕上げていくことになると思います。
○働き女子のモチベーション向上支援シンポジウムの開催(発表)
(質)ダイバーシティですけど、女性の多様で、これはどの辺り、トップランナー的な人たちをプラットホームに仕立ててやっていくのか、それとも主婦層のところまで下ろすのか、その辺で政策は違ってくると思うんですけど、知事はどの辺りまでお考えですか。
(答)今は、理想的にはあらゆる分野のそういう主婦層というか、今鈴鹿でマザーズライフサポーターのみんながやってもらってるような、短時間で農業やりながら子育ても主婦業もというようなやってる人たちもいるので、理想的には裾野が広くなっていくということが理想だと思います。でも、そこまで行くにはまだそういうロールモデルであるとか、環境が整ってないとかっていう課題があると思いますので、まずはもう少しアプローチがしやすいような企業での、企業も取組をやっていて企業で働いている女性の方とか、アプローチがしやすい、取組が前へ進みやすい所から少しずつ進めていくということかなと思いますけどね。理想的には裾野が広がるほうがいいと思います。
(質)ただプロセスはいろんな方法あるじゃないですか。その中で、例えばこの前鈴鹿でやられたような形でやると、一般の家庭の主婦とかが割と行きにくい雰囲気とか、そういうものも醸し出されるのもあるじゃないですか、あまりにも高級感過ぎて。で、県として広がり求める時に、その辺、当初はしょうがないと、いずれそこをだんだん水平展開して下ろしてくんだという形なんですか。
(答)基本的には、例えばさっきのマザーズライフサポーターもそうですし、今回WITで「STARSHOW」というところでプレゼンしてくれた女性とかも、本当に地域の身近で農業とかやってる人たちのもありましたので、最終的には裾野を広げていろんなパターンの女性の活躍を応援していくという形にしたいとは思いますけどね。
○衆議院の解散と知事の後援会活動
(質)この前、石井国交大臣、亀山とか新名神の所の工事現場とか行かれたと思いますけど、お話しされてて衆議院の1月解散とか、何かそういうきな臭い話は無かったですか。
(答)全然無かったですね。夜、僕、夜飯もご一緒させていただきましたけども、比較的、F1の表彰台の前の待つ時間とかも長い時間一緒におらせていただきましたけども、そういう話は全くしませんでした。
(質)知事の今得られてる情報として、1月解散説というのはかなりあるんですか。それともこんなものは所詮(せん)マスコミが作り上げた?
(答)分からないですけど、僕はあまり情報を得てませんが、どうですかね、総理がお決めになることなんで分かりませんけども、有利なタイミングとしての1つではないかと思っている人がいるのは事実でしょうね。
(質)知事は思っていない?
(答)僕は、分かんないですけど、僕はあんまりそういうのを言及する立場にありませんので、そういう有利なタイミングではないかと見ている人がいるのは政権与党幹部とかに、それは事実だと思いますね。
(質)知事の英敬後援会っていうのは、各支部、今全市町にあるんですかね。確か知事選の時に作られましたよね。
(答)いなべは無いですけどね。
(質)いなべは無いんですか。
(答)町は無い所のほうが多いですけどね。
(質)市はあるんですか。いなべ除いて。
(答)市は大体あります。いなべ除いて、大体ありますね。
(質)鈴鹿の英敬後援会が11月17日に美保さんと行く三河満喫の旅っていうバスツアーの案内を出してるじゃないですか。参加費8,000円で定員70名で。これはこの時期含めて今まで無かったじゃないですか。これはなぜやられてるのかってことと、17日、ベトナムに知事行かれててるんで、夫人が、美保夫人がある程度の内助の功で支えられるっていうのは分からんでもないですが、その辺の経緯は何なんですか。
(答)元々、各後援会で1年に1回は何か行事をやって皆にちゃんと集まってもらって、会費を納めていただいている方々と交流していこうみたいな、そういうふうにしてて、それが鈴鹿がたまたまその時に前々から計画しててそこに当たったというだけでありまして、あなた流の推測のところにあるようなものは全然無いですよ。たまたまです、たまたま。昨日は伊勢の後援会で県政報告会というか食事会やってましたからね。それもたまたまですし。全部何か、月1回は、月1回ちゃうわ、年に1回はそういうちゃんと計画的に行事を組んでいこうとしてるだけですので、全然たまたまです。
(質)でもきな臭いじゃないですか。
(答)きな臭くないです。全然。
(質)鈴鹿だって今まで一度もやったことなかった。
(答)いやいや、妻と行く的なのは鈴鹿はやったことないですけど、亀山は過去にやったことありますし、四日市もありますし。あと鈴鹿はゴルフコンペとか、あと青年部のバーベキューとかそういうのは結構よくやってますけどね。だから全然、全くきな臭くないですね。
(質)中川正春さんは毎年やられてて、今年も10月23日だったかな、日間賀島へバスツアーに行って、これは毎年やってるから珍しくも何ともないですよね。でも、鈴鹿でいきなり、たまたまにしろですよ、やるとそれなりに何となくきな臭く見えるじゃないですか。
(答)ですかね。きな臭くないのであれなんですけど、楽しんでいただこうということですけどね。
(質)昨日5区、上島さん、後援会長伊勢は上島さんでしたよね、確か。伊勢商工会議所会頭の。上島さんとかと話された時に、次じゃないか分からんけど、とくにかくいずれもし国政に行くなら5区から出てくれとかいう、きな臭い話は無かったですか。
(答)全然無いです。むしろ僕が県政報告でサミット後の伊勢の話とか、あるいは学力向上の話をしましたので、上島さんがその日、監査、監査委員やってもらってますので、監査でこういうことがあったけどこれはもっとPDCA回してこういうふうにやらなあかんぞっていうふうなアドバイスをいただいたりしましたので、全然その政治的にきな臭い話は全然無かったです。きな臭いっていうのかな、何かそういう話は特段無かったです。僕の県政についていろいろご意見をいただいたということです。
○監査委員の選任
(質)ひっかかりますけど、監査委員やってて後援会長やってていいんですか。
(答)それは後援会長のほうが先でしたけど、どうですかね、監査、そこは監査委員事務局において監査の人間として適切な人として選ばれましたんで、僕が上島さんというふうに選んだわけじゃなりませんから、それは適正なプロセスで選ばれているので特段問題ないと思いますけどね。後援会に関わる人が全て何も駄目っていうのだとそれはちょっとその人に適性があってということで、適正に業務を遂行されるんであれば問題ないと思いますけどね。
(質)本人の自覚の問題ですけど、本来受けないですよね。常識のある人なら。
(答)かもしれないですけどね。
(質)いち知事とはいえ政治家ですから、そこの後援団体の、伊勢だけど、そこの会長をやってて、なおかつ県の監査委員という形でやると、そこに何らかの県民にある程度説明付かない部分出てくると思いますけどね。
(答)説明つかない部分出てこないと思いますけどね。特段、監査委員のところで選んで適正なプロセスで選ばれてということですから、それがご本人が受ける受けないの判断のところはいろいろあるにしても、適正に業務執行していただいていますので。何か、思いますけどな。
(質)監査委員のほうが先ですか。
(答)どっちが先かな。僕が2期目の選挙に出る時に後援会長になってもらっているので、後援会長のほうが先だと思いますけどね。
(質)ですね。監査委員事務局が上島さんに白羽の矢立てた時に、知事の後援会長っていうのを知らない可能性は無いですか。
(答)知らない可能性あるかもしれませんけどね。知らない可能性あると思いますけど。でも上島さんもそういう何か公私混同されるようなことはないと思いますけどね。今適正にやっていただいてますんで。そう、どうかなあ。
(質)鈴鹿はたまたま?
(答)鈴鹿はたまたまですね。全くそんなきな臭い意図みたいなんは全然無いですよ。通常の後援会行事の計画の中でたまたまその時期にあったということですね。
○知事のベトナム訪問(発表)
(質)ベトナムミッションで何かMOUを結んだりとか、その手のアクションは特に無いですよね。
(答)今回は県としてMOUを結んだりっていう、今回のミッションでは特に無いです。
(質)重点取組の地域として先ほど捉えてる国があって、そのうちの1つがベトナムだとおっしゃってて、もうこれで完結する形になるんでしょうか。他に同じように重点取組に挙げてる国で行ってない国とかあるんですか。
(答)は、無いと思いますけどね、多分。
(質)マレーシア、タイはもう行かれているということですか。
(答)そうですね。
了