知事定例会見録
平 成27年12月3日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
・伊勢志摩サミット開催前150日イベント(発表)
・ステップアップカフェ「Cotti菜(こっちな)」1周年祭の開催(発表)
・障がい者就労支援事業所の手作りブランド「M.I.E(ミー)」(発表)
質疑項目
・発表項目等に関する質疑
・ 伊勢志摩サミットの経済効果
・柴犬まるの「みえの国観光大使」委嘱
・三重県議会での教員採用に関する一般質問
・今後の太陽光発電の制度
・人事委員会勧告の実施
・平成28年度伊勢志摩サミット関連予算編成
発表項目
(知事)それでは発表事項をいきたいと思います。3つかな、3つあります。1つは、伊勢志摩サミットまで150日ということで、150日前の取組について発表します。伊勢志摩サミット三重県民会議では12月28日を中心とする150日前ウィーク周辺に、従来からの県内イベントに加え、首都圏をはじめとする県外を中心に様々な取組を実施します。主なイベントは3つあります。1つ目は、12月27日、28日に三重テラスで開催する150日前イベントです。27日には、三重県の誇りである食を体感していただくイベントとして、県産食材を使った振る舞いや県産品の販売などを行います。28日には、三重県出身タレントの大西敬子さんの司会の下、みえの国観光大使の堀口文宏さんなどをお招きし、私も参加してトークセッションを行います。首都圏の方に伊勢志摩サミットの開催地・三重が誇る食を肌で感じ、三重県のファンになっていただくとともに、伊勢志摩サミットへの関心を高めていただきたいと思っています。2つ目は、カウントダウンボードの設置です。県民会議として、外務省に1台、近鉄主要駅である難波駅、京都駅、名古屋駅の3つの駅構内にそれぞれ1台ずつ、伊勢市役所に1台、合わせて計5台を順次設置します。また応援事業として、今後新たに各企業・団体により設置いただくものが計45台あります。開催200日前の11月8日以降に設置いただいた106台と、既に設置済みの361台を合わせると県内外でのカウントダウンボード設置は総計で517台になります。150日前という節目に東京をはじめとする県外各地にカウントダウンボードを設置することで、各地の皆様にサミット開催が近づいてきたことをお知らせし、歓迎ムードを盛り上げていきたいと思います。3つ目は、懸垂幕・横断幕の設置です。12月28日に県内29全ての市町庁舎及び11の県庁舎で懸垂幕・横断幕を設置します。県内においてもさらなる盛り上がりを目指し、各地で伊勢志摩サミットへの興味喚起を促していきます。さらに県全体でサミットを盛り上げ成功させるため、150日前に広く全国の皆さんにサミットの開催をお知らせし、関心を持っていただくとともに、今後も節目節目での展開で開催機運を盛り上げていきたいと思います。これが1つ目です。
2つ目は、「Cotti菜」の1周年祭の開催です。障がい者雇用の関係で2つ発表があります。1つ目は、ステップアップカフェ「Cotti菜」の1周年祭の開催です。「Cotti菜」は昨年12月24日にオープンし、間もなく1周年を迎えます。これまでの感謝の気持ちを込めて、12月23日に1周年祭を県総合文化センターフレンテみえで開催します。1周年祭では、1周年記念の特別バイキングメニューを提供します。バイキングの内容は当日のお楽しみですが、スタッフが自ら考えた料理を提供し、食べていただいたお客様が気に入ったものに投票する「Cotti菜」料理コンテストを開催します。私もその場で試食し、一番得票の多かった料理を考えたスタッフを表彰することにしています。このほか、四日市市在住の書道家で難病による障がいを抱えながら活動を続ける稲葉恵秀さんによる「Cotti菜」1周年にちなんだ書道パフォーマンスを行います。また、後ほど詳しく説明しますが、障がい者就労支援事業所の手作りブランド「M.I.E」誕生イベント、ものづくり体験イベントなどを実施します。盛りだくさんの内容となっていますので、たくさんの皆さんに来ていただき「Cotti菜」スタッフの成長を感じ、楽しんでいただきたいと思います。「Cotti菜」は、オープンからの来店者数が11月末時点で2万8,000人を超え、リピーターの方も確実に増えてきています。スタッフもこの1年で大きく成長し、最近では自分から積極的に仕事を見つけて取り組み、来店いただいた方からは「親切な対応が嬉しい」と接客に対する評価をいただいています。今後も「Cotti菜」の運営により、障がい者の皆さんが働くことについて理解を深めてもらうことで、働きたいという思いを持った障がい者の皆さんが、より多くの企業でいきいきと働いていただけるように取り組んでいきます。
それから障がい者の関係でもう1つです。先ほど触れました障がい者就労支援事業の「M.I.E」について発表します。「M.I.E」は、三重県内の障がい者就労支援事業所で手作りした作品をひとつのブランドとして商品化し、販売するものです。ではスクリーンをご覧いただいて、と思います。スクリーンにこの「M.I.E」のロゴマークが出ていますけれども、コンセプトですけども「many identity emotion」ということです。ブランド名の「M.I.E」は、その頭文字のM、I、Eをとったものです。ロゴマークの「M」は、弾むようなシルエットで、この何か弾むような感じですね、作り手の喜びを示したり、作品ができ上がっていく高揚感を示しているそうです。それからこの三重県の「M」でもあるということとか、「三重県の山々や、あるいはこの海の波のようにも見えますね」というようなお話もいただいています。シンプルな分、様々なイメージを持っていただけるロゴマークだと思います。それでは、「M.I.E」の商品を紹介します。まず「M.I.E」の商品の特徴は何といっても手作りであることで、作者によって選ぶ糸、織るスピードや強さが違い、世界に1つだけ、オンリーワンの色合い、風合いができ上がっています。次、これはバッグですね。今回販売をお願いする東急ハンズ名古屋店に売れ筋のサイズや質感などをアドバイスいただいて、商品に磨きをかけました。ストールですね。織り目や糸の素材により、華やかな色合いからシックな物までバリエーションがあります。これももちろん、1点ものであります。このブランドを立ち上げるきっかけですけれども、「Cotti菜」で展示紹介していた織物の商品に、東急ハンズ名古屋店の関係者の方が目を留めていただいたことからスタートしました。商品の販路が限られているという現状に対して、付加価値をプラスして競争力のある商品を作ってブランド化して販売してはどうかという提案をいただいて、実現した取組です。12月23日には、先ほど発表した「Cotti菜」1周年祭でブランドの誕生イベントとして、私が製作者の皆さんと一緒に商品を紹介し、特別販売を行います。そして24日から、東急ハンズで販売を開始します。障がい者の皆さんにとって、自分の思いの詰まった商品が東急ハンズで販売されることは、きっと新しいチャレンジとなるに違いありません。今後はさらに商品に磨きをかけ、将来的には取扱商品や参加事業所の追加、販路拡大などにより、三重が誇る、皆さんに愛されるオリジナルブランドに育ってほしいと考えます。12月24日はクリスマスイブですので、多くの家族やカップルがきっと東急ハンズにも行かれることですから、ぜひお互いのクリスマスプレゼントにこの「M.I.E」を採用してほしいと思います。これ、それぞれクッションとかさっきのこれストールとかバッグとか、この辺バッグありますけども、これ何ていうんやったっけ、ジュエリー何とかボックス?(カルトナージュボックス)難しい名前やなこれ。これ何入れるの?(いろいろ)いろいろ?いろいろらしいです。その中には例えば真珠のアクセサリーとか入ってるやつとかね、あると思いますね、これも、これね。これ誰が作った、かなりええ上質な感じですよね。ふくさない?ふくさ。(ふくさはその籠のほうに)籠か、これか、これふくさ。僕らも結婚式とかお葬式とか行かせていただくこと多いんですけども、僕は41歳ですけども、もうちょっと何かおっさん臭いふくさとか結構あるんですけど、こういうのやと非常におしゃれで行けるから、僕このふくさ、かなり注目してるんですけど。いいですね。これもすごい暖かそうやし。そんな感じで。そういうことで、クリスマスに行きますからぜひ多くの皆さん、東急ハンズ名古屋店でぜひお買い求めいただければと思いますけど。はい、そんな感じです。はい、発表事項、以上です。
※( )内は雇用経済部の発言です。
発表項目等に関する質疑
〇障がい者就労支援事業所の手作りブランド「M.I.E(ミー)」(発表)
(質)発表項目について幹事社のほうから質問させてもらいます。この「M.I.E」なんですけど、このブランド運営団体は民間の業者の方だと思うんですけど、三重県としてはどういうふうに関わっているんでしょうか。
(答)どうですか。県の関与、はい。
(答:雇用経済部)ブランドとしては県のブランドという形で作らせていただいていまして、実際の運営のほうは参加いただく事業所さんのほうで資料にありますように運営協議会という形で作られまして、県のブランドを使って商品の磨き上げとか販売をしていただくという形にしております。県としてはブランドの立ち上げでご支援をさせていただいています。
(質)こうした障がい者の方の作った物をブランド化してるみたいな取組というのは三重県では初めて?
(答)三重県では初めてですね。
(質)他の全国の自治体でやっている所はあるんでしょうか。
(答)全国でどうですか。
(答:雇用経済部)複数の事業所という商品をブランド化してという取組は他府県でも行われていますけども、今回の15品目をシリーズ化というか一斉に取り揃えて販売させていただくという取組は、三重県で調べた限りでは初めてです。
(質)改めてですけど知事としては、この「M.I.E」を今後、どういうふうな形で全国に展開していきたいみたいな、そういう所感は。
(答)これ僕、ステップアップカフェ「Cotti菜」作ったときもそうでしたし、元々から言っているんですけども、僕らがいろんな視察してきた所を見て感じたことですけど、障がい者が作ってるから買ってあげようというのではだめなんですよ。やっぱり障がい者の皆さんにも、しっかりとした賃金が回っていって、しっかりとした生活をしていってもらいたいからこそ、こういうふうにブランド化して、こう何ていうんですかね、このレベルを上げていってこの商品がいいから、この商品のレベルが高いし自分が気に入った物だから買う。で、結果として作っていたのが障がいを持った人たちでしたねっていう、そういう循環に僕はしていきたいと思っていますので、今回のブランドの立ち上げは正に東急ハンズ名古屋という非常に出口としては非常に重要な出口、レベルの高い出口の中にあってこういう障がい者の皆さんの作る物のレベルアップ、ひいては障がい者の皆さんに適正な賃金が回っていく、所得を確保していける、そういうきっかけになるというふうに思っていますので、いい大変重要な取組ですし、そういう流れに、いろんな作業所の皆さんとかもどんどんチャレンジしていってもらうようなコーディネーションをこれからもしていきたいと思います。やっぱりあの僕らが見に行った奈良の青葉仁会もそうだし、カフェの名前忘れちゃったけど奈良にある、そういう障がい者の皆さんがやっているカフェで置いている商品とかもそうですけども、やっぱりいい物だから売れるというふうにしていくことが長続きするこつだし、障がい者の皆さんへの支援のこつだということもおっしゃってましたんで僕はそう思いますね。
(質)最後1点だけ、この「M.I.E」には県内の何人ぐらいの障がい者の方が関わってるんでしょうか。
(答)どうですか。
(答:雇用経済部)事業所としては6なんですけども、人数はすいません、ちょっと正確には。
(質)幹事社からは以上です。発表項目についてお願いします。
(質)これ、そもそもロゴマークとかは、これはどこが作ったんですか。
(答)これは誰が作ったんですか。
(答:雇用経済部)県が作成しました。
(質)これは県が作ったやつ。このコンセプトのmany何とかというやつもそうですか。
(答:雇用経済部)はい、そうです。参加いただく事業所の方と一緒に考えて相談して決めさせていただきました。
(質)大体値段は、例えば知事が言われたふくさでどれぐらいの値段なんですか。
(答)幾ら付けますか。
(質)どうですかね。2,000円。
(答)正解。2,000円、正解。だから実際に使ってもらったらそれぐらいの価値があると思いますよ。2,000円お得でしょ、世界で1個ですよ。しかも上質ですよ。めっちゃくちゃええと思うよ、2,000円安い安い。もっともっとでもええと思うよ。
(質)テレビショッピングみたい。
(答)正解。今日は毎日ぶら下がりばかりでみんな聞くことないでしょうから、それぐらいちょっとやっとかなあかんと。よう当てましたねでも。下いかれたら悲しかったなと思ったんでね。
〇ステップアップカフェ「Cotti菜(こっちな)」1周年祭の開催(発表)
(質)「Cotti菜」1周年ということなんですけど、改めて1周年を迎えられるという、どういうふうな所感をいただけますか。
(答)先ほど言いましたように11月末時点で2万8,000人の方にお越しいただいて、非常に多くの皆さんにご利用いただいているということで大変嬉しく思います。また、スタッフの成長ですよね、僕も時々顔をのぞかせてもらって働いているスタッフのメンバーが自信を深めているというのは顔を見て分かりますよね。身のこなしとか見ても、やっぱり忙しい昼間のランチの忙しい時とか、すごい戸惑う顔とかしていたスタッフの子たちが今や自信持って対応している姿なんかを見ると非常に嬉しく思います。それから実践訓練の場としても特別支援学校からも生徒の子たちが来てくれて既に「Cotti菜」に2人の子が就職も決まっていますので、実際に就職にも繋がっているということとか、「M.I.E」のブランドが誕生したとか、あとは今こういう商品作りをしている事業所の人たちの商品がこれまで累計で98点こういう商品を紹介させてもらっていますので、そういうのが増加しているということも、障がい者の皆さんが全県でいろんな所でいろんな物を作っていただいている1つの出口として、披露の場として「Cotti菜」が機能してきているということはありがたいなというふうに思います。いずれにしても障がい者の皆さんの働いている様子や、やっていただいていることを理解してもらう、そういう理解の促進の場ですのでたくさんの人に引き続きこれからもご利用いただければなというふうに思っています。
(質)もう1つありまして、これに関連して農福連携だとか水福連携とか様々な連携の取組をされてきていらっしゃるんですけど、次の一手みたいなのを今のところ何か具体的に話せるようなものはあるんですか。
(答)次の一手というのはあれですけど、そもそも「Cotti菜」で扱っているサラダバーとかスムージーで扱っている野菜は、農福連携の中で出てきている障がい者の皆さんが水耕栽培とかをする中で出てきている商品を中心に扱っていますので、これから水福連携の部分とかの何か商品とかも扱えたらいいなと思いますが、まずはまだ1周年で緒に就いたばかりですので、さっき言ったいろんな県内で作っている事業所の商品をもっと紹介したいし、もっとこういう「M.I.E」とかができることでもっとレベルアップを図りたいし、全県の障がい者の皆さんに適正な賃金が払われて安定した生活が送られるような形に寄与するようにしていきたいというふうに思いますね。なので次なる新しい一手というよりは、さらに「Cotti菜」の機能向上によって全県の障がい者の皆さんに安定な働く場を安定した生活をお届けしたいと、そんな思いですかね。
〇障がい者就労支援事業所の手作りブランド「M.I.E(ミー)」(発表)
(質)また「M.I.E」の話に戻るんですけど、これまでも作っていたものをブランド化しているわけじゃないですか。商品って何かブラッシュアップしている点ってあるんですか。
(答)さっきもちょっと説明の中で言いましたけども、東急ハンズの人たちから何ていうんですか、東急ハンズ名古屋店で売っている時のこういう売れ筋のバッグのサイズとか質感とか、そういうアドバイスを受けて、今までだと要はそういう東急ハンズ名古屋店のようなところで売れているバッグのサイズの売れ筋が何かとかいう、いわゆるマーケティング的な要素なく作れる物をとにかく作るというような状況だったと思うんですが、それをマーケティングの観点から名古屋の人に東急ハンズの方に教えていただいて、バッグもこういうサイズが売れてるよとか、こういう質感のやつが売れてるよというアドバイスをいただいたことでブラッシュアップしているという、より出口、売れるような商品への、同じバッグでも売れるようなところへのブラッシュアップ、そういうことですね。
〇伊勢志摩サミット開催150日前の取組(発表)
(質)サミットのカウントダウンボードなんですが、新たに設置する50台というのは、12月28日に設置するというのか、それよりも前に設置するということなんですか。例えば近鉄の駅だったり、外務省だったりに設置するのは。
(答)28日でいいんですね?
(答:雇用経済部)設置についてはいろいろ調整を済み次第ということで、伊勢市役所には28日に設置される予定と聞いています。
(答)だから、新たな50台は必ずしも28日に一斉にいくんじゃなくて、調整ができたところから、その12月28日を中心とした150日前ウィークの中で設置されていく、そういうことですね。そういうことです。これ、だからもし絵的に何かそういう、例えば難波駅のやつ撮りたいんですよとか、それいつですかとかあったら聞いてもらったら、また言いますんで。
(質)時期的に年末ですけども、年末年始というか年始は初詣で伊勢神宮にたくさんの方来られますけども、伊勢神宮周辺とか駅とかその辺りはどんな感じなんですか、設置状況は。
(答)どうですか。
(答:雇用経済部)近鉄の宇治山田駅にはもう既に設置をしております。JRの伊勢市駅にもカウントダウンボードを既に設置していますので、年末年始にお越しいただいたお客様にもカウントダウンボードを目にしていただけるように設置しています。
(質)おかげ横丁には。
(答:雇用経済部)おかげ横丁には設置はできておりません。
(答)今の質問でおかげ横丁に付けてくれるかもしれませんけどね、おかげ横丁が。今の聞いてもらってね。
(質)神宮そのものには設置はしてないんでしょうか。
(答:雇用経済部)していません。
(質) 発表項目について他に何かないでしょうか。でしたら発表項目以外でお願いします。
その他の項目に関する質疑
〇伊勢志摩サミットの経済効果
(質)これ1つ、今日午後から百五のサミットの経済効果の試算の発表がありますが、知事これ何か聞いてらっしゃるんですか。
(答)聞いてますよ。聞いてますけど僕が発表したらあかんので。またコメントを。
(質)何か紙では出される?
(答)出します。
(質)今コメントだけいただくっていうことはできるんですか。
(答)できないです。できないです。それはさすがに百五さんに悪いので。確かに絵的に撮っておきたいのは分からなくもないんですけども、今しゃべっている絵を音声なくして 紙のやつでテロップで入れてもらったらええじゃないですか。大体それで処理できるでしょ。
(質)やっぱり生の声がね。
(答)まあね、まあそうですね。でもちょっとさすがにね。さすがにすいません。聞いてますけどね。
(質)他いらっしゃらないようでしたら、第二県政の方も含めてお願いします。
〇ステップアップカフェ「Cotti菜(こっちな)」1周年祭の開催(発表)
(質)発表項目ですけど、「Cotti菜」の採算ラインっていうのは事業運営者の方含めてどの辺りに置かれていますか。
(答)どうですか。
(答:雇用経済部)すみません。ちょっと収支に関しては聞いてません。
(質)ざっと概算してみると約2万8,000人ならば多分一人当たり単価1,000円ぐらい払ったとして2,800万円ぐらいいきますよね。6人ぐらいか何か障がい者の方雇ってるんで、その方たちの12、3万円か14、5万円だとしても、多分、今ぎりぎりかちょっと黒が出るぐらいかもしれないですわね。ただそこでは障がい者の方を雇うことによって国の補助とかいうのがあるじゃないですか。そこをどこまで見込んで、要は奈良の障がい者カフェのようにそれを打ち切りになって赤字に転じたっていうのがあるじゃないですか、その辺をどう考えておられるのか。
(答)ちょっと僕今それ分かんないですね。
(質)そんなに熱心じゃない?
(答)いえいえそんなことはないです。元々あそこはうちが場を貸しているだけなんで、最初のハードを整備してあとはもう事業者がオウンリスクでしっかりやってくれっていうことですから、で、あとそれ以外のPRとかについてはしっかりやりましょうってことですので、収支をチェック、例えばしてるというか、そういうこう何ていうんですかね、熱心でないということではないです。
(質)家賃の賃料はあれ無かったですよね。光熱費はあるけど。
(答)どうですか。
(答:雇用経済部)賃料は払ってもらってます。
(質)払ってるんだ?
(答:雇用経済部)払ってもらってます。
(答)幾らですか。
(答:雇用経済部)すみません、ちょっと手元にないです。すみません。
(質)なるほど、担当課もあんまり関心がない?
(答)いえいえ。
〇伊勢志摩サミット開催150日前の取組(発表)
(質)サミット関連のやつで、関係閣僚会合それぞれの開催県のものを三重県内で表示するってあるじゃないですか。これはどんな効果を狙ってる?
(答)この資料の中にあるんですか。
(質)8かな。
(答)ああこれか。これはむしろあれですね、東京でアンテナショップなど相互間での相互ポスターの掲示とかスタンプラリー的なやつとかできるかどうか分かりませんけれども、そういうものとかいう感じのやつが多いと思いますね。
(質)この前の中部圏知事会議で富山とか石川とか、石川でしたっけ。
(答)長野。
(質)長野でしたか。関係県で関係閣僚会合をやると、で、三重が本体サミットをやる、そこの相互連携みたいなことをおっしゃったその表れのこれがその一部ですか。
(答)そうそう。で、例えば既にうちのようにポスターを作っているところは、それをこう相互に掲示をしたりとかいうのを調整したり、あと商品のことでいろんな企画をしてみたりというので今現在調整してるとこですけどね。あとは結構まだ分かんないですけど、関係閣僚会合の関係では、この前全国知事会行った時も結構関係閣僚会合やる県の知事から警備のことどうなってんのとか、予算のことどうなってんのとか、ドローン条例やったみたいですけどうちどうしようかと思ってんねんけどとか、いろんなそういうこう実務的質問もたくさん受けたので、そういうのの共有は一定の段階で実務者レベルではやらせてもらったほうがいいのかなっていう、国から縦で下りてくるだけじゃなくて、こう横でやったほうがいいのかなっていうのは結構あってそういうリクエストが多かったんで、こういうPR以外も実務的な繋がりのやつはちょっとどっかでやった方がいいのかなと思ってますけどね。
(質)逆に県主導で関係閣僚が本体サミットよりも早めにやられることが多いんで、逆に言ったらそこで情報がとれる分があると思うんで、そういう連絡調整会議みたいなのを県主導で作られはしないんですか。
(答)そういうのも含めて今僕がさっき申し上げた実務者レベルのこっちからの提供だけじゃなくて、半年間に及びますからその間のいろんな連絡調整みたいなのはあった方がいいのかなと思ってるんで、そういうのは視野には入れてます。
(質)じゃあ作るかもしれない?
(答)そうですね。ちょっと、もうちょい詰めないといけないですけどね。他の知事とかからそういう僕がこう要請受けているだけなんで、こっちのメリットどう発揮するかというのも考えないといけませんから。
〇柴犬まるの「みえの国観光大使」委嘱
(質)発表以外で、前回ちょっと聞けばよかったんですが、まるですが、このまるを他県のインターネット上で人気犬というのを決めたっていうのは、そこにある程度の知名度があるからそこに乗っかりたいという話ですか。
(答)三重県の犬にまつわるいろんなエピソードと、あとは彼、彼自身がさっき、以前もちょっと申し上げたと思うんですけども、台湾とかタイとかうちがインバウンド重点国としているところで、よりフォロワーが多いというような状況に鑑みて力を借りたいと、そういうことですね。
(質)いや、だから、例えば合併してほとんどもう町の痕跡が無くなってしまった紀和町が紀州犬の里という打ち出しをしていまだにその地域おこしとかやっているじゃないですか。それからいけば、県独自の紀州犬を押し立てて、逆にそりゃ初期はそれなりに力を入れなきゃいけないかもしれないけど、逆にそれがまるを上回る可能性だってあるじゃないですか。少なくとも三重県知事であるならばまずそこへ思い立つというのが本来のあり方じゃないかという話もありますが、その辺はいかがですか。
(答)そういう方法もあると思いますし、今回まるをきっかけにそういうことがいけばいいなと思いますけども、今のインバウンドの状況とか見ていただいても分かりますとおり、相当な激戦になってるわけですね。この短期間でのインバウンドのこの奪い合いというか超激戦になっている中で、一から仕立ててそれで海外に訴求するようなあるいは国内の旅行客に訴求するような仕立てができるかどうかということですね。そういうことを考えれば、今既に情報発信力や訴求力のあるところを三重県のこの犬にまつわる紀州犬も含めた犬にまつわるエピソードとこうリンクさせていくことで訴求力を高めたほうが、これはコストパフォーマンスも含めて高いんじゃないかと、そういう判断ですけどね。
(質)いわば即戦対応したと。
(答)はい。
(質)これやる時に古田知事なりに何か電話されたりとか挨拶はされた?
(答)全然やってないです。もうそれはもう全然やってないです。もうそんなん手の内ばらしたら意味が無いので。それはもう全然やってないです。それはうちがもう抜き打ちで。実はもうこのまるについてはあまり詳しく明かせませんけども、うち以外からもすごいたくさんいろんな企業とか地域からオファーがめちゃくちゃたくさんあった中で、いろんな交渉を積み重ねて、ほんでうちのストーリーに飼い主さんが感銘を受けてくれてうちになったので、もう全然そんな他に情報一切漏らさず。
(質)ストーリーに感銘っていうのは、伊勢参りの犬であるとかそういう話ですか。
(答)とかでね。あとはこのそういうこととか、あとは今のサミットの状況やインバウンドの状況などを踏まえたこの必要性っていうんですかね、そういうことも含めてですね。古田知事全然やってないです。
(質)密約めいたものもない?
(答)全然ないです。えっ、全然ないです。
〇三重県議会での教員採用に関する一般質問
(質)あとあの一般質問にちょっと出た教員採用なんですけど、知事自身は今総合教育会議もやられてて、ある程度教員の配置とかもあまり教育委員会任せではなくて首長がある程度関心持つ部分もあると思うんですけど、教員の充足のために、ある程度赴任地を限定して出身地に置くというそういう質問に対して、質問というか考えに対してはどう思われますか。
(答)地元の皆さんがおっしゃるのもよく理解はできますね。私も例えば鈴鹿に住んでる時とかもそういう話とかも聞いたりしましたしね。そういう気持ちは分かりますけど、やっぱりトータルとして教員の資質向上にどういうふうにすることが繋がっていくのかということが一番大事だと思うんですよね。もちろんそれは地域のことよく知っててみんなが言いやすい顔が見える関係になっているほうが、それは当然いいとは思うんですけども、僕ら人事権や給料を出す権限を持っている県としては、やっぱりその一人ひとりの教員の資質がどうやったら上がっていくかということに主眼を置いた人事配置であるべきだというのが僕は一般論だと思うので、そことのバランスをどう制度上取っていくかということだと思いますけどね。あと、先生によっても個々ね、やっぱりこの先生だけはどうしてもというのがあるかもしれないし、そういうのを制度上許容できるかどうかとか、そういうバランスがどう取れるかとか、そういうことだと思いますけどね。
(質)基本市町のそれが教職員であっても、ある程度県がそこのところっていうのに注文付けることできるんですか。
(答)実際の人事配置においても市町の教育委員会の皆さんと相当程度議論した中で人事配置してますんで、こっちが注文というよりは、よく協議しながらやっていくということだと思いますけどね。
(質)1つは、例えば知事部局の職員って採用した時に、じゃあ桑名出身だからって桑名に配置しないじゃないですか。
(答)そうですね。
(質)基本的に紀南へ送って、そこのケースワーカー中心で、今幹部になっておられる方の8割、9割はそういう経験を持って、そこで公務員の本筋は何かと、そういうのを身に付けて来られてますやん。教育においても、ある程度山間部のその過疎学級含めてでそういうことをやったほうが一生涯教師としての礎はできるじゃないですか。そこを全く排除したような論理で逆になってるようなとこもあるので、逆に言ったら中南勢の住民に対しても失礼な話なんで、ていうふうにいう意見もあるんですけど、その辺は与(くみ)しないんですか。
(答)そこは僕がさっきアバウトに教員の資質向上って言いましたけれども、そういう県全体に置かれている教育環境に思いを馳(は)せるとか、いろんな環境の子どもたちがいるんだとか、いろんな教育環境の場所があるんだっていうことに、やっぱり思いを致して実際のそこでの経験を積むことがその教員の資質向上に当然繋がると思っていますので、今おっしゃった主旨とそんな外れない思いであると思いますけどね。
(質)そういうことも加味しながらある程度、その今後の職員採用等は考えるって話ですか。
(答)そうですね。さっきも言いましたように、ただある重度の障がいを持った子との関係とか、あるいは非常に複雑な家庭環境で不登校でもうその先生にしか心を開かなくて、このここを今離れた絶対あかんというようなこととかがあって、本当特殊事情があったらまたそういう当然原則論から外してその子どものためにどうできるかっていうのを大事にしたいと思いますが、一般論としては今言ったような感じじゃないですかね。
(質)あと、被採用者で親の介護しなきゃいけないとか、そういう人があればある程度あり得るということですね。
(答)そうです、はい。今の県庁の人事でもやっぱりこう親の介護とかで年齢行って、やっぱりちょっと勤務地を近くにしてほしいっていうようなケースは十分配慮はしてるとこもありますから、そういうのは当然配慮していきたいと思いますね。
〇今後の太陽光発電の制度
(質)あとあの懸案である木曽岬干拓地を知事が太陽光パネルを持って来るっていう、事業を持って来るいうことである程度解決された部分があるんで、太陽光パネルについて割と切り込みが今まで議会に無かったですけど、昨日それについての質問が出ましたが、率直な感想、今後の対策含めて、特に15年で廃棄うんぬんとか今県内もかなりその太陽光パネルのその施設もできてますけど、その辺はどういうふうにお考えですか。
(答)やっぱり僕らが国に対しても、そういうこう地元の同意とか、あるいは今後の廃棄の制度化っていうんですか、そういうのをしっかり議論してほしいという、その制度設計をしてほしいということを言っていかなあかんなというふうに改めて思いましたし、今設置している分については、木曽岬についてはその景観上っていうこととか、そういうことではないんだと思うんですけども、そういう今後の太陽光発電としての機能を果たした後のパネルのあり方とか、そういうのも制度設計として言っていかなあかんなと改めて思ってますけど。大事な視点だと思いますね。
(質)昨日、田中議員が出された松阪のほうのその浮かんでる浮体式のやつ、どうもう話を聞いていると、業者さんのほうが知恵優れてて、ある程度その建設許可であるとかその辺の網目をくぐった形で作っているんですよね。その辺とかを今後、何らかの県は規制かけるとか、そういうことも検討はあるんですか。
(答)県独自で行くか、あの時、吉仲部長も答弁したように、ちょっと環環省とも相談をしながらっていうことだと思いますけどね。そういう何ていうんですかね、僕は三重県知事なんで三重県が守られれば当然いいけども、その三重県だけ仮に何か規制かけてまた他行ってっていたちごっこやっても国も仕方がないと思いますし、我々もそういう1つの何か商業行為に何か制約をかけるという時には、一定の大義があったほうがいいと思いますので、個別事例でどうというよりも国との関係でもこうですというふうに言えたほうがいいと思うので、環境省の方とよく相談して今後対応を検討したいと思いますけどね。やっぱり特に太陽光は、本当に新しい分野、制度上何かガッて開いていった分野にはやっぱりそういうこうビジネスに長けた人がこういろんな、当初廃物処理業ができた時とかもそうでしたけども、そういうこう入って来やすいケース多いんじゃないですか。そういう面もやっぱり無きにしもあらずだと思いますので、よく国と相談しながらどういう規制のあり方がいいのかっていうのは議論したいですね。やっぱああやって、野鳥を全国から見に来てくれている状況があるっていうのは地域にとっても大事なことだし、今の地方創生の中などにおいてもそういう景観が残されるっていうことは大事だと思うので、非常に田中議員からは大事な質問をいただいたなというふうに思っています。
(質)担当は吉仲農水部長なんですか。環境じゃなくて?
(答)自然環境保全条例は、農林水産部のみどり共生課なんで。
〇人事委員会勧告の実施
(質)全然話変わりますけど、報道ベースですけど、人勧。一応政府は引き上げ勧告を、人事院勧告を完全実施するっていうような報道があって、明日の関係閣僚会議で決めるらしいんですけど。三重県の人事委員会勧告のこの取り扱い方針決まりましたか。
(答)元々国の動向も見極めてっていうことでしたので、国の最終的な状況を見て、明日ちょっと僕その報道まだ見てませんけれども、明日そうやって決められるんであれば、そのスケジュール感とかなどを見た上で、三重県の置かれている状況などを勘案して考えたいと思いますけどね。まだそういう意味では最終案は、最終決定は全然まだしてません。
(質)知事ご自身が、特別職の報酬等審議会の答申がありましたよね。で、この人事委員会勧告の取り扱いも1つの判断材料の1つだったと思いますけど、そちらについてはどうですか。
(答)これ、だから連動しているので、こっちが決まってなかったらこっちも決まっていないと、そういうことですね。
(質)いつ頃までに。
(答)当初申し上げているとおり、年度内当初予算の編成を明らかにする頃には、明らかにしたいと思います、までには。
(質)年内ということですか。
(答)ううん、編成って言いましたんで。
(質)編成だから。
(答)今、だって要求でしょ。
(質)年内にはある程度のその出すじゃないですか。
(答)いや、僕編成って言ってますんで。年内かもしれないし、年内じゃないかもしれないと。
(質)通常なら年明け?
(答)はい、編成ですからね、編成ですから。査定とかも終わった頃までが1つの期限じゃないですか、僕の言っている日本語からすると。
(質)ということは2月?
(答)だから年内もあるかもしれないし、年内じゃないかもしれない。そこまでにということですから。
〇伊勢志摩サミット開催150日前の取組(発表)
(質)先ほど出たサミットの関係閣僚会合の開催地との連携の話なんですけど、これって何かその連絡調整機関みたいなのを立ち上げるっていうような構想なんですか。
(答)いやそこまでないか分かんないですけど、ちょっと取りあえず今は首長ベースで分かんないことがいっぱいあってみたいな、国との折衝とかどうしてんのとか結構聞かれるんですよね。なので、それをどう解決するかなってちょっと今考えてるんで。PRのことも含めて4月10日の広島を皮切りに進んでいきますから、うちより1カ月半ぐらい早いわけですので、そういうことも含めそういう連携できる組織があったほうがいいなというのは僕の今の個人的見解なんで、立ち上げっていうことを正式に決めたということではないです。うちが何か情報を提供するだけでは、さっき質問からもありましたけども、と思うんでこっちのメリットもやっぱり考えないと、何か提供するだけでは意味がないのでこれから詰めたいという検討したいということですね。
(質)何か洞爺湖サミットの時はそういう情報共有の何か場みたいなのはあったんですか。
(答)僕は調べてないですけどね。今回、元々洞爺湖サミットも過去のすべての国で行われたサミットの中で過去最多の8つの関係閣僚会合が行われましたけど、今回伊勢志摩サミットはそれを更新する過去最多の10、今までうちが42回目のサミットになるんですけれども過去最多の関係閣僚会合ですので、そういうのは活かしていったほうがいいと思いますね。
〇平成28年度伊勢志摩サミット関連予算編成
(質)また話さっきに戻るんですけど、予算の編成段階で明らかにするという、年明けに?
(答)何をですか。
(質)予算の今、事業とか、そういうどんな事業が上がっているとかいう。
(答)何の。
(質)来年度予算、当初予算。
(答)えっ、どういう意味ですか。
(質)つまり要求段階で、今の予算の要求段階でどんな要求が出てきているかとかという中間発表的なものは。
(答)それはこの12月7日の予算要求状況の公表の全協か予算決算常任委員会を聞いてもらったらいいんじゃないですか。
(質)ですよね。分かりました。それが無いと思ったもんで。それってそうすると今ちょっと聞いちゃうんですけど、サミット関連っていうのは幾つぐらいのが上がってるんですか。
(答)それはその要求の時に要求のものをお示しすると思いますよ、各部が。それが本当にサミット関連と呼べるかどうか知りませんけど。要求、各部がしているものは、それの概ねの要求の全体像も含めて、その12月7日やったっけ、あの時に出ると思いますよ。
(質)今上がってきたそのサミット関連の各部局から上がってきたと思うんですけど、それに対して知事は。
(答)僕見てないです、まだ。いつもうちの仕組みなんですけど、要求は勝手に要求されるだけですので、これから査定していきますから僕は見ていないです。だから要求状況の公表も各部局長のオウンリスクでやってもらっていますんで、僕は全然タッチしてません。
(質)その要求段階で今上がってきている、今度7日に発表する分を何かこう取捨選択したりとかして発表は?
(答)もちろん当初予算の発表記者会見を2月に当然やりますので、その時にはサミット関連こんなんですよね、って当然申し上げることになると思いますね。
(質)今の段階で各部局からの要求を例えば削った上で7日に発表するとかっていうことはないんですか。
(答)要求の時に総務部が査定してはないんじゃないですか。だから要求状況の公表ですから、うちの仕組み上。
(質)全部局がサミット関連で出してきたものはそのまま7日に発表するということでよろしいですか。
(答)そういうことですね。
了