熊野精工株式会社⇔尾呂志「夢」アグリの取組紹介4
平成26年5月1日に、熊野精工株式会社、尾呂志「夢」アグリとの間(立会人;御浜町、三重県)で「農山村活性化の取り組みに関する協定書」を締結しました。
今後は、御浜町尾呂志地区において、酒米の田植え、稲刈りなどの農作業を行うほか、農山村活性化に向けた協働活動を行っていく予定です。
第4回目の活動の様子
第4回目の活動は、平成26年11月29日に、御浜町阪本のコミュニティーセンターにおいて、熊野精工株式会社の社員の方や尾呂志「夢」アグリのメンバーなど約20名が参加し、先日の稲刈りしたワラを使用したしめ縄作りを行いました。
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▲ 当日は、小雨混じるあいにくの空模様でしたが、コミュニティーセンター屋内での作業でしたので、問題はありませんでした。 第3回目の活動で、酒米の稲刈りをした際に、しめ縄用に保管してあったワラを使用しました。 |
▲ 地元の、しめ縄作り名人の指導のもと、作業がスタート。 まずは準備として、適量のワラを取り分け、根元を整えてからきつく縛ります。 |
▲ そして固いワラの根元付近を、霧吹きで湿らしながら木づちで叩き、柔らかくしていきます。 |
▲ 準備ができたら、しめ縄作りの本番。ワラで縄を作って(なって)いきます。 乾いたワラのいい匂いがしますね。この匂いは、秋の太陽の匂いです。 |
▲ 慣れないと、この縄を作るのが一苦労です。いい感じに締まった縄が出来上がりません。 この手の動かし方は、感覚で覚えてもらうしかありませんね。 |
▲ 名人にも助けていただきながら、徐々に形になってきました。 稲刈り後に田んぼに捨てられていたワラから、こんなに良いものが出来るとは。 |
▲ くるっと輪にして形を整えて飾りをつけたら・・・こんなに立派なしめ縄が完成しました。 我ながら良い出来です。これだったら、売れるかも? |
▲ 最後に、それぞれの完成品を持って記念撮影。正月に飾るのが楽しみですね。 |
正月にしめ縄を飾る家がほとんどだとは思いますが、自分で作ったしめ縄を飾っている家は、ほとんどないのではないでしょうか。お客さんが家に来た時に、「これ、自分でつくったしめ縄なんですよ」って、ちょっと自慢したくなりますよね。
農村の生活では、ワラはいろいろな用途に再利用されています。しめ縄の他には、縄、むしろ、わらじ、ミノ、炭かご、網、傘などなど。畑に敷いて、保温や保湿、雑草の防止のほか、ぶら下げてつるの補助。風呂の焚き付けにも。使用済みや余ったら、土にすき込んで肥料に。そうした知恵や、もったいないという気持ちを感じでいただけると嬉しいです。