明智工業株式会社⇔尾崎営農組合の取組紹介(その1)
平成26年3月17日に、明智工業株式会社、尾崎営農組合との間で「農山村活性化の取り組みに関する協定書」を締結しました。
今後は、いなべ市藤原町篠立地区において、農道の清掃や獣害防止柵の補修、改良などの作業支援を行うほか、餅米を作付して餅つきを開催するなどして、相互の交流を図りながら農山村活性化に向けた協働活動を行ってく予定です。
第1回目の活動の様子
第1回活動は平成26年7月5日(土)に、明智工業株式会社の社員の方と尾崎営農組合の組合員、併せて25人が参加して、水田の獣害防止柵の手入れを行いました。
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▲ 奥に見える白い帯が、獣害防止柵です。山沿いの水田のため、周囲をぐるりと柵で囲まないと、(囲ってあっても)鹿などによる食害被害が出てしまいます。延長距離はなかりのもの。 |
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▲ その獣害防止柵や柵に張った電気線に草やつるが巻き付いていて、そのままでは電気がショートしてしまうのだそうです。伸びた草を一本一本、除去していきます。 |
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▲ つる草は針金やネットにからみついているので、切って引っ張るだけでは取れてきません。グルグル巻いているのを丁寧に外して、やっと取れます。これが結構、手間がかかる作業。 |
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▲ その他、緩んでしまったり、切れてしまった電線も一本一本繋いで、張った状態に直していきます。 山際の水田では、ヒルにも注意しつつ(←結構多い)、作業を進めていきます。 |
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▲ 当日は曇り空で、時折小雨が降ってきたりもしましたが、暑くもなく作業には程よい天気でした。 防止柵の延長が長いうえに、高低差が大きい場所のため、普段の作業も大変なんだと思います。 |
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▲ 会社の方に手伝ってもらうことで、少しでも地元の方の負担軽減に繋がればと思います。 この後も、会社の空いている時期を踏まえつつ、いろいろな作業を手伝ってもらう予定にしているとか。 |
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▲ 地元会社と地元組織との協働活動は、この事業としては県内で初の取組です。 今後、各地でも展開していければと思います。 |
当日参加いただいた社員の中には、外国の方も何人かいました。日本に来て、15~20年くらいの方でしたが、このような農作業に参加したのは初めてで、面白いと話していました。地元住民の方も、初めて会う社員の方もいたのではないかと思います。会社の社員と地元の方との交流が進むことで、今回のように住民だけでは大変な作業の支援をしてもらえたり、また災害などいざという時にも安心な関係づくりに繋がっていけばと思います。
このような地元の会社との新しい関係づくりは大切にしていきたいですね。